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理科っぽい視点で身の回りのことを見てみませんか?
そんない理科の時間B 第570回
そんない理科の時間Bをお送りいたしますのは、よしやすと
かおりです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
えーとですね、間違いの指摘がありまして、
前回のこの番組で、569回じゃないですか、当たり前ですけど。
569回ですね。
そうなんですが、番組の最後で359回って言ってましたよって指摘があって。
まじで?
聞き直すのもちょっとめんどくさいと思ったんで、
リッスンっていうサイトがあるんですよ。
文字起こししてくれるサイト?
そうそう、リッスン.スタイルっていうところで、文字起こしをしたのを見たら369回って書いてありました。
明瞭に369回って発音してたわけね。
なんじゃないかなと思います。
そういうふうに聞こえただけじゃねーっていう言い逃れができない程度には発音してたと。
そう、もごもご言ってたわけではないらしい。
あれ?
はい、ということで。
ちゃんと最後の何回っていうのって起きてれば、一応自分のメモを確認するんだけどね。
はい。
だから多分、1桁目っていうか3桁目?
最後の桁とかね。
2桁は間違える可能性があるから意識したけど、1番初めはスルーしたんだね。
ということで、訂正というかお詫びはしますが、修正はいたしません。
ということで今日はですね、7月の天文現象で第570回でございます。
570回ね。
570回ですね。
この収録の前の週末で、名古屋のクリエイターズマーケットのところに価格Tシャツを売るっていう出展をしました。
入ってらっしゃいじゃなくて、お帰りなさい。
はい。リスナーさん4組?5組?来ていただいて、Tシャツもお買い上げいただきました。ありがとうございます。
ありがとうございます。
正直、デザインフェスタっていう東京でやってるものに比べると、来場するお客さんの数が少ないのもあって、Tシャツの売り上げは少なめなんですよ。
そこに貢献していただいたということで、メンバー一同喜んでおります。
ワッホーって?
という感じがご報告で、お知らせを忘れないうちに、そんな理科の時間オフ会 at 松本というのを7月15日に開催いたします。
そういう名前になったんですね。
かな?
理科の時間オフ会 at 松本。
7月15日の昼間に松本市長野県ですね、教育文化センターに私とかおりさんがいます。
います。
11時15分から12時のプロネタリウムを見て、そのあと2時半ぐらいまでかな、科学展示室にいるという予定になっております。
で、行きますという意思表明をしていただいている方もいらっしゃいますし、
あとですね、近くに住んでいて、足になる車を出してもいいっていうようなことを書いていただいている方もいらっしゃるんですが、
どう誘い合わせをするかちょっとわからないんで、とりあえず来週ぐらいに何かしらご案内できるかもしれませんが、
何とも言いませんが、そんな感じで、何をともあれ7月15日松本でお会いしましょう。
はい、松本でお会いしましょう。
ということで。
僕と握手?
僕と握手、まぁ握手してもいいですけど。
素晴らしい。
ということで、お知らせでした。
はい、でした。
七夕の季節感
7月の天文元書なんですけれども、本編ではね、もちろん天文元書の話をするんですが、7月といえば七夕が有名です。
有名ですよね、はい。
これね、天文元書と言っていいのかまた難しいんですけど。
天体元書?
いや、ただ単にカレンダーの上に七夕って書いてあるだけなんじゃないかって話と、
いやいや、織姫と彦星がっていう話があるじゃないですか。
そうね、もう何年も会ってない気がするけどね。
7月の7日っていうのが、いろんな由来はあるらしいんですよ。
うん。
なんですが、由来いくつかあるみたいですよ。
七夕が7月7日になった、七七の日の由来。
7月7日にお祝いをするっていうのは、中国から伝わってきた風習や、日本でももともとあった風習が混じってたりするとかね。
よくある土着の風習とのあれですね。
何にはともあれ、お話としてはね、天の川のこっち側とあっち側の古藤座のベガと和紙座のアルタイルが、
空が晴れてれば会えるみたいな話があるんですが、
だいたいね、本州の7月7日はだいたい曇ってるわけですよ。
まあね。
なんですが、明治時代になる前は、7月7日はずれてました。旧暦だから。
はい。
まず、日付か月の運行次第だったりっていうところがあるのと、時期的なものもだいたい半月ぐらい後ろなんだよね。
うん。
下手すると一月半ぐらい後ろなんですよ。
そうすると、例えば今年、2024年の伝統的七夕。
旧暦の7月7日は、今のカレンダーで8月10日なんです。
つまり、
もう1ヶ月後ってことね。
そうすると梅雨も明けまして、本州でも晴れる日が多くて。
もう一個ね、ここでポイントなのは、
7月7日、普通のカレンダーで7月7日だと、
天の川がまだ東の空で低いんですよね。
言ってみればわかります?
天の川が、ほうほうほう。
今日は。
何時の話?
夜8時ぐらいだと。
なるほどね。
みなさんが夜空を見上げる時間ね。
8月の中旬になると、夜8時ぐらいで、
琴座の部が、つまり織姫星かな、が、
ほぼ真南に見えるっていうのがありまして、
ということでですね、やっぱりこう、
伝統的七夕って、今のタイミングよりも情緒があるんじゃないかっていう。
情緒。
そうそうそう。
あとは、
伝統的七夕の日の夕方は、
必ず半月が西に沈んでいきます。
日が暮れた後ね。
ほぼ、7日なので上限の月でしょうね。
が、西に沈んでいくっていうので、
西の空に船のような形の月が見えて、
東の空に天の川が見えて、
あの月のお船で渡っていくのかもね、みたいな話ができるのも、
旧暦の七夕の7日だからこそできる話なんで。
そういうのがね、小読みが変わってしまったおかげで、
カレンダーには7月7日七夕って書いてあるけど、
なんか雨が多いし、むしむししてるし、月の形は毎年違うし、
早めの時間帯だと天の川はあんまり高いところにないし、
という状況なので、ぜひ、
7月7日と、
伝統的七夕8月とか両方でお祝いをしてくださいというお話ですね。
小読みの変更
2回やるって感じ?
というか、まあいいんじゃないですか、七夕は。
旧暦の七夕にとっても情緒があるので。
そうなんですよ。
明治になって、小読みが変わるっていうふうになりましたと。
そうすると、同じ日付を使っていると、
季節感が変わっちゃうんだよね。
1ヶ月ぐらいずれるから。
7月7日っていうのが、
もともとは夏真っ盛りだったのが、
梅雨時期に変わってしまうわけじゃないですか。
それをどうしたかっていうので、
これ前も話したかもしれないですけど、
いやいや、7月7日は7×7が大事だから7月7日でしょって言って、
新しいカレンダーの7月7日に七夕にしたっていう地域と、
季節感考えたら、
1月遅れぐらいのほうがいいんじゃないのって言って、
月遅れにするっていうのをやって、
8月7日ぐらいを七夕にするっていう地域。
お盆はね、月遅れのお盆が多いじゃないですか、
7月の15日にしてるところが。
地域によっては、
今のカレンダーの7月15日、
もともとのお盆を、
お盆のね、
セレモニーをやってるところもあるんですけど、
あとは旧暦のままやってるところもあったりして、
そんな感じで、小読みがずれると、
いろんなね、イベントがずれてくるのが、
季節感が変わってしまったりするけれども、
逆にそれはそれでしょうがないなっていう感じもあって、
ぜひね、この辺を忘れないでいただけるといいんじゃないかと思っています。
はーい、けっこう、
7月7日の七夕はまあでもいいとして、
お盆の時期が、
けっこう夏休みを一緒に重ねたりとかするじゃないですか、
そうすると地域によって、
どのお盆を採用してるかっていうのかな、
そういうのが比較的実感として感じることがある、
いわゆる現在の現歴の8月か、
15日前後ってやってるところもあれば、
ちょっと前でやる時もあれば、1ヶ月前でやるところもあるし、
っていう話が大抵出る気がするんですよね。
うちはね、いついつやるんだよ、
うちはいついつで、っていうのが出ると思うんですけど、
あと一つは何だろう、あこうろうしの打ち入りかな。
あこうろうしの打ち入りは12月14日ですけど、
今のカレンダーに直すと年明け1月後半ですからね。
それで24だから、
14日。
14だからだいたい満月近く?
そうです。
っていうのが当たり前のように昔の人は思っていたけど、
あと12月14日だと雪が降ってもおかしくないなって思うわけですけど、
今東京都内で雪が降るといえば、
センター試験の頃?
1月2月。
1月後半じゃないですか。
なんか嫌なこと言ったね。
だいたいあの辺に降るんですけど、
そうすると旧歴の12月14日は雪が降ってもおかしくなくて、
なおかつ昼間降っていたが雪が止むんだよね、
夕方にね。
ちょっと積もるんですよ。
夜になると地面が白くてまんまるな月が昇ってくるわけ。
っていうのが思い浮かんだところで、
平小助之助の足跡が物置に続いているっていうのが発見できるわけですよ。
不明確なシーン背景
よくね、
国語の授業の読解で、
よく何気なく書かれているバックグラウンドの描写が、
例えば主人公の感情を表していたとか、
そういうのが読解しなきゃいけないのってあったじゃないですか。
あったかもね。
本当かなとか思いながらね。
本当に作者こんなこと考えながらこれ書いたかなとか思いながらあるけど、
結局だから14日って書いた時点で、
当時の人にしてみれば、
そこら辺の情景がぶわっと浮かんできたわけですよね。
当たり前の状況として。
何も言わなくても、その背景の中での出来事っていう風に話が進んだのが、
今はそこを説明しないと、
単に14日ねっていう月の真ん中ぐらいかっていうことでしかないわけですから。
年末迫ってる頃かなみたいな、12月14日って。
だいぶだから雰囲気が違ってきちゃいますよね。
違うと思います。
ラップ語とかも難しい。
言霊の本を読んだ時にそういうことが書いてあって、
当たり前だったこと。
当たり前だったことはわざわざ文字として残さない。
多分だから、昔の人が書いた赤尾郎史のもし小説があったら、
12月14日っていう一言でしか書かれてないわけですよね。
場面描写では月明かりにっていうのは書くと思いますけどね。
ただ月明かりって書いた時に、昔だったら月明かりしか書かないけど、
今だと満月に近い丸い月が空に昇っていったって書かなきゃいけないってことだよね。
そうそうそうそう。月明かりっていったっていろんな月明かりがあるからっていう、
それが当たり前ではなくなってるけど、
昔の人にとっては当たり前だから書かれてないっていうのを、
そこは読解しなきゃいけない、そこが勉強なのかなと思うんだけどね。
あと昔かどうかはあれですけど、ヨーロッパの絵画で、
麦を買ってるとか、落ち葉拾いとかそういうのあるじゃないですか。
はいはいはい。
季節感が秋っぽいじゃないですか。
でも麦って春に収穫するやつ結構多いんですよね。
爆秋っていう言葉があるぐらいで、麦の秋ね。
だから、季節的には春だけど、麦の刈り取りをしてるとかっていうのはあるんで、
なんか秋の雰囲気だなって思っても実は春かもしれないっていうのを気をつけなきゃいけなかったりとか、
なかなかね、そういう、いつなのとか、
そういうところのバックグラウンドって分からないと誤解するなって思いました。
うーん、そうね。
今日ね、オープニングっていうか収録の前に話してましたけど、
つばきはいつの季節の花かっていう話ですよ。
いや、あの、なんか吉安さんがすごい力説してたよね。
そう、お正月に咲いてるのは寒つばきで、
通常のつばきは1月末から2月以降だって話と、
もっと早く咲いてる11月から12月はだいたいサザンカじゃねえのみたいな話。
ね、いまいちなんか、うーん、そうなんだぐらいのしか分かんないけど、きっとそうなんだろう。
そう、あとクリスマスローズはクリスマス時期に咲いてない問題とかね。
咲いてないし、むしろあれ長いって。
そう、大変なんですよ。
結構1年中とまでは言わないけど、
結構咲いてますよね、長い期間。
そう、お正月に実家に帰って、
うちのおふくろからクリスマスローズの写真を入れた年賀状作りたいんだけど、
もう1月2日だけどどうすんの?みたいな。
クリスマスローズはそれじゃ咲いてんの?って言ったら、
実は咲いてないのよって。
えー、みたいなことがあったんで。
なるほど、でもなぜクリスマスローズの写真が欲しいんだと。
気に入っていて、で、ネットとかであるでしょって言ったけど、
ネットのやつやったらだめでしょって言って、
何年か前に私がたまたま撮っていた実家の庭のクリスマスローズの写真が見つかりまして、
グーグルフォトさんありがとう。
それを貼ってことなきを得たんですけど、
クリスマスローズはクリスマスに咲かないって話を。
クリスマスには咲かないけど結構息が長い。
という感じで、ちょっと季節間の話をしてみました。
本編では7月の天文現象をお話しするんですが、
なぜか恒例になったヨシアス出かけてきましたのコーナーをお話しします。
お、行ってきましたのコーナー。
前回の収録、前回の天文現象の回から今回までで行ってきたところを紹介していきます。
NHKの技研公開、木鈴田にある放送技術研究所というところの公開がありました。
新しい技術も面白かったんですけど、古いビデオ機器とかね、そんなのも面白かったです。
あとですね、2121デザインサイトっていう六本木のミッドタウン東京の横にあるのかな、
東京ミッドタウンか、の横にあるところで未来のかけら展っていうのを見てきました。
あとが、ヤンマー米ギャラリーね。
お、私が説明、説明じゃない、紹介したところだね。
そうです。
ヤンマー、何だっけ、ヤンポーとマーボー?
いました、いました。
あれ、歴代のヤンポー、マーボーはいるの?
パネルではいなかったですね。
あれ、結構何代目かだよね。
そうそう、で、思ったよりちっちゃいです。
じゃあパッと、ちょっとした時間つぶしに。
ギャラリーっていう感じなんで、はい。
あと、黒猫大和の卓球部員の大和グループ歴史館っていうところに来ました。
あら、黒猫いた?
黒猫で、えーと、黒猫グッズがいろいろあんのかと思ったらあんまりなくて。
あら、残念、虎猫グッズだった?
おすすめの焼き犬が押してあるドーナツみたいのを買って帰りました。
へー、黒猫ドーナツ?
黒くないんですけどね、黒猫の形の焼き犬ね。
へー。
あとですね、日本科学未来館でミトコンドリアの先生の講演を少し聞いたのと、
ミトコンドリアって言うのかと思って、ちょっとドキドキしちゃった。
クローズしてしまう川崎の東芝未来科学館のクローズ直前に行ってきたというのと、
あ、今週で終わりか。
そうですね、終わりです。
かおりさんも行ったんですよね?
行きました、東芝。
どうでしたか?
あのー、私すごく楽しかった。
いわゆる歴史的なところの2つに分かれてて、なんだっけ、
初代の田中さん?
田中久重さんかな?
田中さんがいろいろこういうからくりを作ったよって部屋と、
東芝としていろんな技術でいろんなものを作ったよって部屋があって、
歴史の部屋があって、
現在の技術だったりとか、いろんな環境とかに影響というか、
そういうところのパネルがあって、
すごく、そんなに時間をとってなかったので、ばーっとしか見なかったんだけど、
じっくり勉強になるかなと思ったし、
実際に私が行った日は、小学校の何年生ぐらいかな、
5年生ぐらいの子が、
中学旅行じゃないっていうのかな、
郊外学習で来ていて、
これは確かにそれにいいなって思いましたよね。
しかも無料でしょ?
無料。多分なんですけど、
一般公開はやめちゃうんですけど、
団体向けにオープンしたりとか、
そういうのは続けるみたいですよ。
すごくいいと思って、
私はカラクリがすごい楽しかった。
田中さん自体は多分早熟ではあったと思うんだけど、
でも、ちっちゃい、10歳ぐらい、8歳ぐらい、
一番初めに作ったカラクリ自体が、
そのくらいらしいんだけど、
初めのうちはそんなに難しくないんだよね、
そのカラクリ自体が。
多分、見よう見まねとか、誰かが作ってるやつをちょっと考えてとか、
できなくはない、早熟な子であれば。
だけど、そこからどんどんどんどん、
いろいろ難しくなるっていうか、複雑になっていって、
最終的には万年時計になって、
万年時計の復刻版が展示してあって、
っていうのがあった時とか。
私、質問しました。
万年時計って、全枚はどのくらい持つんですかって。
1年ぐらい持つって言ってました。
すごい。
1回全部巻くと。
そういうのがあって、
その歴史がすごく、
いきなりポッと出で万年時計作ってるわけじゃ当然ないけど、
もちろん、全然違うんですけどね。
それなりの過程を経てっていう、
その過程が実物としてあって、
私は感動したのと、
あと、ステージ4のカーグルマの仕組みが、
やっぱりちょっとそこが肝的な感じなのか。
まあまあ、そうね、工夫のひとつね。
それがピックアップされて展示してあったのを見て、
やっと理解できた。
あ、これか。
すごいな。
本当に一本の軸の同じ方向の向きが、
だけど、
ここの歯車の形と場所を変えることによって、
逆方向への動きに変えてるそのギミックがすごいなと。
で、それを回す歯車は1年に回転するんだよね。
すごいね。
結局歯車は2個あるんだけど、
でも時計としてのギミックは1つの歯車だよね。
まあまあ、そうそう。
でも、逆へば、だから全ての時計がずれないわけだよね。
ずれません。
なんか、やっぱ歯車いいね。
というのを改めて。
残念ですね、クローズね。
あの部屋もっと公開してほしい。
あとはですね、
江戸城にある三ノ丸肖像館。
ここはね、ジャックチューもそうなんですけど、
唐磁市屏風っていうのを見たくて行きました。
結構でかいんですよ。
2メーター以上あるのかな、高さが。
あら、吉井さんにもでかいじゃないですか。
でかいでかい。
で、絶滅メディア博物館、
あと府中市美術館っていうところに行って、
吉田初三郎の聴観図の展覧会をやっているので、
そちらを見てきました。
あと、クリエイターズマーケット名古屋、
日曜日には名古屋市科学館と
東京でやった産業技術記念館に行きましたと。
はい、ということで、私の行ったところでした。
はい、お疲れ様でした。
ということで、本編では7月の天文現象をお話していきたいと思います。
よろしくお願いします。
ということで、7月の天文現象をお話していきたいと思います。
7月、月は7月6日に新月です。
満月は7月の21日。
惑星観測
でですね、惑星ですが、
彗星は7月22日に東方最大離角、
つまり彗星とか金星はね、
太陽のそばをぐるぐる回っているように見えるんですね、地球からは。
で、太陽が南中するときに、
彗星が東方最大離角、
東側に一番離れて見えるのが7月22日なので、
太陽に近いとはいえ、
彗星としては夕方に見ごろです。
どっちかっていうと上旬から見ごろで、
東方最大離角の後はすぐに太陽に近くなるという感じですね。
何をともあれ、この7月は彗星が日没直後に西の空に見えるので確認してみてください。
金星は先月お話しした外号というので、
地球から見て太陽の向こう側を通り過ぎました。
なのでそれまでは、
夜明け前に見えていたんですけど、これからはだんだん
日暮れ後の西の空に見えますが、
まだまだ太陽の方向と近いので、
実際には見えない感じが金星の場所です。
だんだんね、年というか今年も後半になると、
余裕の明星として見えるようになります。
火星と土星
火星は明け方、日の出前に東の空に見えています。
まあ見ごろと言っていいんじゃないかと思いますが、
深夜過ぎなので、夜更かししないと、または早朝に起きないと見えません。
ただね、朝日が昇るのが早いのでなかなか難しいんじゃないかと思います。
木星はですね、だんだんいい感じになってまいりました。
木星は深夜過ぎに東の空から見えてきて、
明け方まで見えているんですが、
だんだん観測シーズンになってくると思います。
まだ見えるっていうほどじゃないんですけど、
見えるのは見えるんですけど、
早朝、日の出前しか見えないんで。
土星は、夜明け前の南の空で見ごろです。
土星はね、深夜の前に東の空から出てくるので、
そこそこ見ごろになっています。
惑星と月の関係ですが、
水星と金星はいつでも太陽に近いんで、
新月の前後に見えてという感じなので、
金星と月が近づくのは7月7日、
水星が太陽に近いのは7月の8日、
火星は7月の2日に、
細い月と火星が近く見えます。
明け方とかに見えるんじゃないかな。
木星は7月の3日、
ここもね、そこそこ近いです。
4度ぐらいかな。
結構近いですね。
土星、こちらがですね、
7月の25日にとっても近づきます。
実はですね、7月の25日は、
土星が月に隠れます。
近づきすぎちゃうね。
そう、なので土星触というのが起こるんですが、
このもったいぶった言い方でお分かりの通り、
日本では見えない。
早朝ですね。
どっちかというと昼間ですかね。
朝6時台なんで、もう明るいです。
この月間星ナビによると、
土星の明るさは0.9等星ね。
なので、空の透明度が高ければ、
合計10センチ以上の望遠鏡で見ることができるでしょうと書いてあります。
なので、普通の肉眼や双眼鏡ぐらいだと、
多分薄くて見えない。
合計の大きい望遠鏡を持っている方、
またはどこか天文台が観測してくれるよというのがあるんだったら、
見に行ったらいいんじゃないかと思います。
7月25日の早朝です。
確かこれは日本中一通り見られる感じですね。
那覇から札幌まで見られます。
時間帯は朝の6時20分ぐらいが入ってくところで、
出てくのは一番遅いところで7時27分とかかなという感じです。
ただね、月が西の空に沈む直前なので、
早朝でなかなか観測自体は難しいんじゃないかと思います。
あと、プレアデス星団、スバル星かなとかが、
7月3日の朝方に月と接近して、
細い月とプレアデス星団が近くに見えるというようなところで、
2度ぐらいまで近づきますというので、
そんなに実は目防しい天文現象はないんですよ。
七夕があるじゃないですか。
七夕と天文現象
七夕はね、オープニングで紹介したんですが、
7月7日が七夕です。
伝統的七夕という言い方をするんですけれども、
旧暦の七夕は8月10日になっています。
という感じですね。
7月7日が駄目だったら8月10日で気を取り直してみましょう。
そうですね。
2回チャンスがあると考えればいいのか。
7月7日は曇っていることが多いので。
このご案内のためにも、毎月買っている月刊星ナビという本があるんですけど、
7月号の付録が、星空未来チェックノートというやつで、
チェックノート?
2024年から2100年までの天文現象が載っていて、
これ持ってたらもう買わなくていいんじゃないの?
来月から。
みたいな話を置いておいて、
これに100年後まで書いてあるやつと書いてない現象があるんですけど、
日食とか月食の話とかも書いてあって、
日本で見られる一番近い日食は2030年の6月1日が金関食で、
2035年の9月2日が回帰日食です。
未来の回帰日食や月食
この回帰日食、2035年の9月2日は人口密度が高いところを回帰体が通るので、
ここは見ごろだそうです。
11年後ね。
11年後、いけるいける。まだまだ26歳。
毎年26歳だから計算簡単だよね。
そう、簡単簡単。
近いところだけど、日本で見られないレアな日食の案内は、
2027年の8月2日に回帰日食で、
エジプトで最大継続時間6分23秒というふうに計算されてるんですけど、
21世紀最長の日食が予想されています。
6分で最長。
回帰が6分23秒。
でもあんまり長くない方が観察し続けられるね。
回帰はこれなんですけど、
2028年の1月26日には、
ブラジルで最大継続時間10分27秒の金関食が予想されています。
みたいな感じで、日食があるんですけど、
回帰月食、日本で見られる回帰月食、
要は月食でも回帰ね、ちゃんと全部隠れるやつですけど、
2025年9月8日、
2026年3月3日、
一応ここで珍しいというのは、
2029年1月1日、
日本で初めての元日回帰月食。
初めてっていうのは、もう有史的に?
流れとして有史的に初めてです。
ちょっと今回は旧歴の話とかもしてますけど、
日本のカレンダーでは、
1968年じゃないや、
1970…あ、ごめんなさい。
1870年ぐらいまでは、
旧歴でずっとカレンダーがあったよね。
そのときに、月食っていうのは必ず満月の日に起きるんで、
1日に起きることはありえないわけですよ。
明治の開暦以降、初めて元日1月1日に回帰月食が起こるんで、
日本の有史以来初めての元日回帰月食になるということが。
確かにそうね。
暦の方が後からついたからね。
そう、2029年1月1日に回帰月食があります。
といっても、4年半後とかですね。
まだ26歳だね。
で、日食も月食もね、
大体1年に1回か2回はどっかで、世界のどっかであるんで、
見に行こうと思えば見に行けるんじゃないかと思いますけれども、
やっぱり日食は回数がある程度あっても、
世界中のどこでも見られないわけではありません。
回帰日食、金関食っていうのは、
すごく狭い範囲でしか見られないんですけど、
月食の方は、月食が起きているときに月が見えていれば、
地球上のどこからでも同じように見えるんで、
月食の方が見る確率は高いんじゃないかと思っています。
未来の天文現象
地球全体で考えると、日食の方が多いぐらいなんじゃないかな、
ほんのちょっとだけ。
でも、目にすることは月食。
でね、この2024から2100年の未来、
こちら未来チェックノートというやつなんですけど、
いいんですが、
この日食と月食の後の項目が、
だんだんマニアックなものが増えてきます。
次の項目は流星雨、
要は流れ星がすごいたくさん出る、
流星群の中でもたくさん流れるんじゃないかというふうに
予想されているのが、
シシザ流星群2033年とかね、
みたいな話で、先までいくと、
2033年から37年ぐらいまでは、
シシザ流星群が多いんじゃないかと予想されていたりします。
そりゃ楽しみだ。
あとは、一等星が月に隠れる現象とか、
二重星とか星団が月に隠されるのとか、
小惑星による一等星の星が見えなくなる。
わかります?
小惑星が飛んでますよね。
それが夜空の光ってる星を隠すっていうのが予想されていたりして、
日本で見えそうなところは今のところ予想はない。
あとは惑星食。
月に惑星が隠される。
日本で見られる主な惑星食は2030年6月1日火星、
次が2037年2月2日の土星とか、
という感じで、なかなかないです。
あとは放棄星、彗星、
帰ってくるやつが予想されたりするのは、
とりあえず今年2024年の10月13日前後に、
放棄星が見えるんじゃないかと。
帰ってくるやつね。
帰りなさい。
あとは太陽面通過。
水星とか金星が太陽の面を通過するっていうのが見えるっていうのが、
これも滅多にないんですけど、
2032年、2039年、2052年。
で、面白いのは惑星の太陽面通過。
これはですね、2084年の11月10日に、
火星で地球が太陽の前を通過することが見られるはずです。
って書いてあるんですけど。
火星?火星にも人がいる前提ってことね。
火星から見えるでしょうと。
星並みちょっと頑張ったね。
ね。
という感じでですね。
なかなかレアなものがあったりします。
あと2025年になると、
土星の輪っかが真横からになるので、
消えて見えなくなります。
そうですね、そんな感じですかね。
ということで、
星の動きはね、ある程度先まで予想ができるので、
天文現象、いついつにこんなことが起こりそうですよというのが、
計算でわかるものと、
放気星でも見つかってないものが急に見つかったりね、
そういったものとか、流れ星、流星群は予想はつくんだけど、
本当に当たるかどうかっていうのがまだまだわからないものなので、
もう先までわかってるんだったら楽しみはないなではなくて、
どんだけ当たるかどうか、
またどんだけ見ていて楽しいかどうかというので、
こちらの情報もチェックしてみていただけるといいんじゃないかと思っています。
はい。
ということで、今日はこの辺にしたいと思います。
おまけでは、たぶん次回のプチオフ会のご案内もするんじゃないかな。
はい。
ということで、この番組では皆様からのメッセージを募集しております。
宛先はrika.jp、rika.jpです。
私たちソンラインプロジェクトというグループでは、
ウェブサイトを運営しておりまして、
URLはsonnai.comです。
こちらのウェブサイトからは、
この番組の昔のリリース、100回よりも前の配信だとか、
そんなことないでしょ、そんなにザカデなどの番組も聞けるようになっておりますので、
遊びに来てみてください。
またですね、メールのフォームもありますので、
そちらからこちらの番組にメールを送っていただくこともできます。
はい。
ということで、そんなエリカの時間、第570回、
570回、はい。
この辺にしたいと思います。
お送りいたしましたのは、よしやすと、
かおりでした。
それでは皆さん、次回の配信でまたお会いしましょう。
さようなら。
ごきげんよう。