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2023-07-28 35:26

第523回 夏の科学館と8月の天文現象 byそんない理科の時間B

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■オープニング・夏、科学館に行ってみませんか・近くの科学館を探してみよう・月の満ち欠けの観測は1か月かかります ■8月の天文現象・満月8/2,31 新月8/16・ペルセウス座流星群 8/12~13と13~14の深夜 観測...

サマリー

8月には満月が2回あり、そのうち8月31日の満月は地球に近くてスーパームーンと呼ばれるほど見える。また、8月13日未明には最も多くの流れ星が見えるピークとなるペルセウス座流星群があります。このトピックでは、8月の天文現象について話されています。具体的には、流星群の観測時期や土星の見え方の紹介、そして夏の星空を楽しむ方法について語られています。また、雨量計はほとんどが獅子落としの動きで雨量を測っており、降雨量を測るためには2回の往復が必要です。さらに、雲の量を測るためには気象庁の職員が屋上に出て確認する必要があります。

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よしやす
理科っぽい視点で、身の回りのことを見てみませんか? そんない理科の時間B、第523回、
そんない理科の時間B、お送りいたしますのは、よしやすと、 かおりです。よろしくお願いします。
かおり
よろしくお願いします。 まさとさんは、おやすみです。おやすみです。
世の中は、なんとなく夏休み感が、ね。 マジで?まだ電車の中、混んでるよ。
大人はね、あんま関係ないんですけど。 いや、やっぱね、夏休みになるとね、学生が減るのよ。確実に。
あ、それはそうですよね。 うん。だから、あー、休みか。
よしやす
休みですよ。 と思うんだけど、あんまりまだそれを感じない。 うん。
で、今回は、8月の天文現象のお話なんですが、 はい。
かおり
やっぱり、天文現象の回は、 短いことが多いんで、
よしやす
いいんじゃないですか?よしやすさん、まだ美声が美声だから。 まあ、ちょっと鼻声ではあるんですけど、
かおり
えーと、夏休みに、はい。
夏休みの科学館と博物館
まあ、星の観察だけでなく、うん。 科学館とかも行ってみたらどうですか?っていう話を少しだけしたいなと思っています。
かおり
はい。 で、
よしやす
全国の科学館とか博物館のご案内はできないんですけれども、 ぜひ近くのね、科学館、博物館で夏休みどんなことやってるか。
かおり
もし行ったことがないんだったら、常設展も面白いかもしれません。 結構、あの、イベントやってますよね。
うん。夏休みだとね、子ども向けイベントとか結構多いんで。 そうそうそうそうそう。あのー、すごくたくさんやってる。
よしやす
うん。 面白そうなのがいっぱいあって、いいなーって感じ。 そうですね。あとね、宇宙っぽいのもちらほらあって。
うん。 えーと、
かおり
お台場にある日本科学未来館。 あ、はいはい。月の無重力体験みたいなビヨンビヨンの、
えっと、えっと、トランポリンじゃなくて滑り台じゃなくてブランコみたいなのがあるんですね。
よしやす
ネオ月で暮らす展っていうので、宇宙開発は月面移住の新時代へっていうのをやっています。 月で暮らすってどんなことだろうっていう展示になっています。
かおり
はい。 うん。
よしやす
で、月の砂に覆われた月面などが再現されています。 えー。
もしかしたら前回お話しした、 えー、光が来た方向に反射しやすいみたいな特徴が再現されてるんでしょうかね。
かおり
おーすごい。 うん。
よしやす
えっと、普段火曜日が休館日なんですが、
かおり
はい。 7月25から8月29日の火曜日は開館ということで夏休みをとってやっているそうです。 おー、それは開館ですね。
よしやす
あと、大きいところだと、科学博物館、上野にある国立科学博物館は恐竜ではないです。夏の企画展。
おー、珍しいわけじゃないか。恐竜は2、3年に1回くらいやってるのかな。 今年は春にちょっとやったのかな。
海展と関東大震災展
かおり
夏は海展です。 海?海?
よしやす
生命の源、海。 海。
かおり
シー。 シー。
よしやす
ということで、7月15日から10月9日まで、 国立科学博物館の特別展として、
かおり
海っていうのがあります。
よしやす
ちょっとね、詳しく見てないんですけど、 ウェブサイトによると、
かおり
どうして地球には水があるの? っていう海が誕生した話と、
よしやす
日本の海は世界の海の祝図。多様な生物に富む日本の海を解き明かすっていう海の生物の話。
あとは、人間と海との関係。人類はいかにして海からの恵みを得てきたのか。 そして、今、人類が海に与えている影響とは、という感じで4つのパートになって展示がしてあるようです。
国立科学博物館の特別展は、今日、気合が入っていることが多いので、 一度行ってみようかななんて思っています。
あとね、今年は関東大震災から100年にあたるので、 関東では関東大震災系の企画展もちらほらあるかもしれません。
ちなみに、国立科学博物館では9月1日からの企画展が関東大震災ですね。
他にもですね、気象庁港科学館っていうのがあって、普段もタダで空いてるんですけど、
かおり
夏休み子ども見学デーっていうのがあるらしく、 8月の2日、3日が子ども見学デーらしいです。
よしやす
いつもやってないツアーとかやってるんじゃないかな。 あとは南極中継イベント。
南極ってどんなところ?南極観測隊にお話を聞いてみよう。 事前予約制とかっていうのがあったりします。
クレバスの中に入ってみようとか。 たぶんそれはないと思います。
基地からだと思います。 なんたって、今一番寒い時期なので。
一番寒い? 南極は。
そうなんですよ。南極の観測隊は大体現地の夏に行ってることが多いんで。
あとですね、かおりさんと以前行った極地研。 どこに?
あー、極地研究所。今年の夏なんかやる?ちょっと調べてないな。 極地研は夏にあったんですけど、今年は極地研50周年らしく、
秋にちょっとしたものがあるのかな? もちろん普段からね、
かおり
無料の中、博物館みたいなちっちゃいところがありますよね。 立川からちょっと歩いたとこだっけか。
よしやす
モノレールで1駅、2駅ってからかな。立川から歩けなくもないけど結構しんどいと思う。
国立極地研究所創立50周年記念特別公開は、2023年は9月30日ですね。
9月30日。 夏休み中ではないんですけれども、そんなのもやっていたりして。
ただ普段から極地研の展示会場はありますので、
極地研南極北極科学館っていう名前のところがあって、
かおり
そこはイベントじゃなくて、普段から行けば比較的入れんの?
よしやす
入館料は無料なんですが、トラップがありまして、土曜日はやってるけど日曜日はやってないっていうね。
なので平日から土曜日まで。 日曜日はやってない。
オープンは10時から17時までです。
ということで、夏休みに特別公開ではないですけれども、皆さんぜひ自分の地元とか近くの、または旅行先、
帰省した実家の近くみたいなところに、科学館や博物館、プラネタリウムみたいなところがあれば、行ってみるといいんじゃないかと思います。
あとね、多分本編でお話をすることになるんですが、ペルセウス座流星群
ペルセウス座流星群の観測
かおり
っていうのが、8月13日の未明、だから8月12日の夜かな。
よしやす
に流れ星が多くなります。
多分ね、13日の夜も行けるんじゃないかと思うんですけど、
12日の夜から13日の未明、13日の夜から14日の未明、
なんですけど、それの観測会とかをやっているところも結構あるんじゃないかと思うんですね。
私が行ったことがあるのは、群馬天文台のペルセウス座流星群観測会っていうのを行ったことがあって、
何をしてくれるっていうよりも、この辺で見ましょうっていうのがあって、みんなで寝っ転がって空を見るっていうね。
そんな感じのものでした。なので、
案内があってもなくても見えたりはするんで、ペルセウス座流星群の観測会とかが近くだったら、
解説が聞けると思うので、見てみてください。はい、ということでご案内でございました。
で、8月はですね、そうそうそう、で、
どのくらいの方がこの番組を聞いて、夏休みの自由研究のことを考えるかわかりませんが、
いつも言っている、夏休みに月の満ち欠けの観察をするんだったら、
一周するのに29.5日、いわゆる30日かかるんで、7月中から観測を始めてください。
そうしないと、一周しないんで、夏休み中にね。 遅れて始めると間に合いません。
はい、それだけ言っておきます。
月の観察で、新月から満月までとか、満月から満月までとか、こう、
観測するとなると、
8月は、8月2日が満月なんですよ。
で、8月31日も満月。1ヶ月に2回満月があるんで、
8月2日から始めれば8月31日にもう1回満月が来るっていう、一周分観測ができるんですけど、
これを、夏休みの自由研究どうしようかなって言って、8月の5日ぐらいに、
そうだ、月の観測をしようと思うと、一周分の観測ができないうちに夏休みが明けますと。
なので気をつけてくださいね。
かおり
はい。
よしやす
はい。では本編の方で、8月の天文現象のお話をしたいと思います。
はい。
では、8月の天文現象をご説明していきます。
8月はですね、満月が2回あります。
1回目の満月は8月2日、2回目の満月は8月31日。
で、8月31日の満月は、今年で一番地球に近いや大きく見える満月。
スーパームーンと呼ばれることもあります。
で、新月は8月の16日です。
で、ペルーセウス・ザ・流星群という、最も見やすい流星群の1つね、流れ星が多い日。
っていうのが、8月の13日の未明っていうのがピーク。
未明っていうのはあれね、その日が始まって、夜が明ける前が未明ですけど、
ペルーセウス・ザ・流星群は多少幅があるので、12日の夜から13日、13日の夜から14日。
多分両方の日付で、そこそこ見えるんじゃないかと思います。
新月が8月16日ですので、ほぼ月は出ていないという状況です。
なので、なるべく街明かりがないところに行けば、月明かりもないので、暗めな流れ星も見えるんじゃないかと思います。
流れ星の観察はですね、望遠鏡とか双眼鏡はいりません。
ボケと空を眺めるというのが、流れ星の観察方法になります。
かおり
はい、ボケ。
ボケの花。なんでボケの花ってボケって名前なんですかね。
よしやす
それはわかりません。
かおり
ペルーセウス・ザ・流星群っていうのは、ペルーセウス・ザの方から放射状に流れ星が見えるっていうので、ペルーセウス・ザ・流星群って言うんですけれども、
よしやす
放射状ってことは、ペルーセウス・ザから少し離れていても、流れ星が見えるっていうことです。
なので、もしちょっとでも曇っていたら、雲がないところを見ましょう。
で、あと自分が見えやすい方向を見てるのが楽ちんだと思います。
結構ね、毎分毎分飛ぶほどたくさんは流れ星出ないと思うんで、使われちゃうんですよね、ずっと見てると。
なので、なるべく使われない方向をだらっと見るっていうのがいいんじゃないかと思います。
はい。空が暗いところ、待ち明かりがないところだと、たくさん見えるので、暗いやつまで見えるので、なるべくね、待ち明かりがないところに行っていただきたいんですけども、
今日どっかで予報を見たような気がするんだよな。
ペルーセウス・ザ・流星群2023、これは国立天文台です。
普段より目立って多くの流星を見ることができるのは、11日の夜から14日の夜までの4夜程度でしょうと書いてあります。
いずれの夜も21時頃から流れ星が出現し始め、夜半0時を過ぎて白明に近づくにつれ、朝明るくなりに近づくにつれ、流れ星の数が多くなると予想されます。
最も多く流れ星が見られるのは、14日の夜明け近く、東京では午前3時頃と考えられ、この時に空の暗い場所で観察した場合の流れ星の数は、1時間あたり30個程度と予想されます。
その前日の13日の夜明け前にも多めの流星、流れ星が期待され、空の暗い場所で1時間あたり25個程度の流れ星が見えそうですというふうに予想されています。
なので、13日の夜、14日の未明が一番の見頃だというふうに予想されています。
毎年ね、同じ時期に流れ星が増えるのは、ほうき星、彗星が残していったダストトレイルっていう塵ですね。
ほうき星って、ポッポーが出てるやつの中の塵が、彗星が通過した軌道を漂ってるんですよ。
なので、地球が、彗星が置いていった塵があるダストトレイル、塵の尻尾にぶち当たると、細かい塵が地球の空気とぶつかって、たくさん流れ星が見えるっていうのがあって、
今回というか、8月に見えるペルセウス座流星群は母天体と言うんですけれども、スイフトタトル彗星という彗星が母天体だというふうに考えられています。
なので、地球がね、こういうダストトレイルが濃いところを通り抜けるときに、毎年同じ時期に流れ星が多い日があって、それを流星群の活動が活発な日とかっていう言い方をします。
地球の軌道とか、この辺のダストトレイルっていうのは微妙な位置関係があって、
流星群の観測時期と見どころ
よしやす
地球もね、同じ平面をそのままじゃなくて、ちょっと上に行ったり下に行ったりすることがあったりっていうのもあって、
ある年のぺけぺけ流星群はたくさん飛ぶはずだとか、そうでもないんじゃないかとかっていうのが、だんだん予想が正確になってきて、
さっきみたいに、何時ごろ何個ぐらい飛ぶでしょうみたいなのが当たりが良くなっていると思っています。
なので、ぜひ14日の午前0時から3時ごろっていうのが一番の見ごろで、13日の未明や13日の深夜なども見てみるといいんじゃないかと思います。
お盆休みで夜更かしできる方はぜひ見てみてください。
かおり
はい。
よしやす
はい。
で、それがフェルセウス座流星群でした。
かおり
はい。ありがとうございました。
よしやす
で、惑星ですけれども、彗星が東方最大離角になるのが8月の10日なので、彗星は8月の上旬ある程度、夕方日が沈んだ直後に西の空に見えます。
一方で、金星は8月12日内合っていって、太陽、金星、地球というふうに並んじゃいます。
つまりその時には金星を見ると太陽の方向と同じなので全く見えません。
で、今までね、7月ぐらいまでは金星がよいの明星といって、夕方、西の空に明るく見えていたんですが、今どんどんどんどん見かけの位置が太陽に近づいていて、
8月の12日に太陽と見かけて重なります。
この後、地球から見て金星は太陽の右側というか西側になるので、だんだんだんだん明けの明星として見えるようになります。
とはいえ、8月いっぱいは無理かな。
8月も終わりになってくると、夜明け前に東の空に見えることもあるんじゃないかと思います。
火星はですね、地球から見て太陽の向こう側、反対側に近いのでなかなかよく見えません。
夕方、西の空に見えて太陽を追っかけて沈んでいってしまいます。
一方で木星は夜10時ごろ出て、朝まで見える。
なので、夜明けぐらいに南中するんじゃないかな。
で、土星がちょっと見ごろうです。
土星は地球から見て太陽と全く反対方向に近いので、夕方から東の空に出て、夜中に南中して朝方沈むということになっています。
土星が8月28日に小という位置、太陽からと地球があってその反対側に土星があるというふうに一直線に並ぶので、一番見やすいタイミングになっています。
はい、で、月と惑星が近づくのは、8月3日に月と土星、8月8日に月と木星、水星とか金星はとっても太陽に近いので、
8月16日、金星と月が近くて、8月18日に水星と月が近くて、8月19日に火星と月が近いということになっています。
なので、8月18日とか19日はお日様が沈んだ後、細い月がそれを追っかけるようにして沈んでいくところに水星だとか火星が近く見えるんじゃないかと思います。
かおり
なんか、ふわふわしてる感じですかね。やっぱり惑星ですから。
よしやす
うん、結構動きもあるので、うまく見つけるのが大変かもしれませんが。
かおり
あー、なんていうかな。虫かごみたいなのが必要?
よしやす
えっと、逃げてはいきません。
かおり
あ、そうですか。わかりました。
よしやす
餌が必要。
惑星は予定どおり動くので、餌で軌道を外れたりしないので安心してください。
かおり
安心してください。
はい、言ってますよ。
よしやす
えーと、土星がちょっと見やすいって話をしたんで、ちょっとだけ土星の話をすると、
土星の輪っかっていうのは斜めに見えてるんで、地球からの方向によってすごく開いて見えるタイミングと、真横からでほとんど見えないタイミングがありますけれども、
今年はやや一番開いてるときと真横からの間ぐらいなんで。
かおり
まあ悪くもなく、そうそうって感じ?
よしやす
そうそうって感じですね。
かおり
そうっすか。
よしやす
はい、なので天文台とかで望遠鏡を覗かせてもらうと、結構土星を見せてくれることが多いんじゃないかと思います。
かおり
はい。
よしやす
はい、で、えーとね、2025年になるとこの輪っかが見えなくなって、その。
かおり
なくなるんですか?
よしやす
真横から見るので見えなくなっちゃうんですよね。
かおり
へー。
よしやす
で、今はね、たぶん土星の北半球側、要は北側の面が見えるんですけど、あの輪っかのね。
2025年を過ぎると南極側、輪っかの南側が見えるようになると思っています。
かおり
へー。
よしやす
はい。
なので、えー。
かおり
実はあなたが見ている土星と、この先私が見る土星は違うんですよって感じね。
よしやす
そう、輪っかの開き方は随分違います。
かおり
同じような点だけど、確認するとだいぶ違う。
よしやす
土星はね、あの、ちっちゃい望遠鏡だと輪っかがあるって言っても、そう言われてみるとそうかなっていうぐらいにしか見えないんですが、
ぜひ天文台とかで見せてもらうときには、大きい望遠鏡で、土星のは、えーと、がんばれば肉眼でも、えーと、隙間ね、が見えるようになる。
かおり
カシーニの感激ってやつね。
よしやす
そうです。カシーニの感激、またカシーニの空撃というのがあるので、それが見えるとちょっと嬉しい感じになります。
かおり
昔、ガリレオ・ガリレーが土星を見たときは、望遠鏡の性能もあんまり良くなかったから、
よしやす
うん。
かおり
なんだっけ、星が三連に連なっているように見えたとか、なんか図がありましたよね。
よしやす
そうですね。あの、丸いのに丸い耳がついてるっていう感じのスケッチが残ってます。
かおり
だから、ある程度、角度がついてたのかな?
よしやす
その時には角度がついてたんじゃないかと思うのと、
かおり
角度がついてて幅を持っていたから、余計にちっこい、あの、団子三兄弟になっていたわけだよね。
よしやす
うん。あとはやっぱり、性能の問題もあって、ガリレオ・ガリレーが使っていたのは4センチぐらいの口径の望遠鏡なので、
見えたとしてもカシーニの感激が見えるほどの解像度はなかったと思いますし、
かおり
あまり感激はしなかったですね。
よしやす
そうで、我々はね、そもそも土星に輪っかがあるって知ってるから、ぼんやり見えてても、えーと、あれは輪っかだなって思うんですけど、
全然知らないで見た人がどう見えるかは、なかなか難しいなと思います。
かおり
うーん。まあ、そうねー。どう見えるんですかね?
よしやす
えーと、私が自分で作った、えー、5センチの口径の、えー、手作りって言ったら変ですけど、キットの望遠鏡ね。
かおり
あれ?なんか、大人の科学だっけ?
よしやす
私が作ったのは、コルキットっていう、あの、キットで売ってるやつです。
大人の科学とか、あと国立専門大監修のやつとかで、えー、パチパチってはめると天体望遠鏡ができる、えー、できるものもあります。
かおり
はい。
よしやす
そういうのでも、土星は、ちょっと他の星とは違って、えー、なんていうのかな、えー、串が通ってる感じには見えました。
かおり
うーん。
よしやす
うん。あとはね、木製の模様とかも、えー、ちっちゃい望遠鏡だと、模様は見えるかな、見えないかな、あるような感じもするけどな、っていう感じですけど、
かおり
だんだん口径が、えー、直径が大きくなるとね、えーと、そのシマシマがよく見えたりするっていうのがあります。
はい。
よしやす
はい。なので、えー、ぜひね、夏休みとか、いいタイミングなので、土星の観察とかするといいんじゃないかと思います。
はい。
伝統的七夕と夏の星座の観察
よしやす
はい。あと、えー、天文現象的には、天文現象ではないですね、えー、8月の22日。
かおり
はい。
よしやす
が、えー、伝統的七夕、旧暦の七夕ですね。
かおり
うん。
よしやす
さっき言った、えー、8月の16日が新月で、この日が旧暦の7月1日なので、えー、伝統的七夕は8月の22日になります。
かおり
うん。
よしやす
で、上限の月よりもちょっとだけ前の、えー、半分ぐらいの月、えーと、それでも少し欠けてる感じかな、の月が、えー、夕方、太陽を追っかけるように、えー、西の空に沈んでいくというのが見られるはずです。
必ずね、えー、伝統的七夕は、えーと、旧暦で言うと7日なので、半分ぐらいの月が太陽を追っかけて沈んでいくということになるし、えー、今のね、えーと、7月の7日っていうのは、関東地方だとだいたい梅雨時期じゃないですか。
かおり
うん。
よしやす
それに比べて8月の後半の伝統的七夕の時には、えー、梅雨時期に比べれば晴れてる日が多いので、うまく見えるといいんじゃないかななんて思います。
かおり
はい。
よしやす
はい。ということで、えー、夏の、えー、星空ですけれども、伝統的七夕、ということで、えー、こ、
かおり
伝統的七夕は夏の星空ですか。
よしやす
うん。旧暦の7月は夏の星空ですね。
かおり
そうですか。
よしやす
うん。じゃないと、ベガとアルタイルは見えないですからね。
かおり
ちょっと、お、散歩に行ってるかもしれない。
よしやす
なに?
かおり
だから見えなくなってるとか。
ちょっとそこまでお出かけ。
よしやす
なので、えーと、8月の、えー、星空だと、
かおり
はい。
よしやす
空が暗ければ、えー、天の川が見えます。
かおり
はーい。
よしやす
天の川の両側に、えー、琴座のベガ、えー、和紗のアルタイル、えー、織姫星と彦星ですね。
かおり
はい。
よしやす
があって、えー、白鳥座の北方のところのデネブと合わせて、夏の大三角と呼ばれています。
かおり
はい。
よしやす
で、えー、冬の星座はほとんど見えなくなってしまって、
えーと、西の空には、えー、春に見えていた、えーとね、
乙女座のスピーカ、牛カイ座のアルクトゥールスなどが見えるんじゃないかと思います。
えー、北の方はですね、えーと、北斗七星とカシオペアが両方見えるタイミングかな。
はい。そんな感じになっています。
えーと、南にはですね、えーと、サソリ座が見えるので、
アンタレスという赤い星を探してみてください。
かおり
サソリの心臓だっけ?
よしやす
そうですね。サソリの心臓と呼ばれています。
かおり
はい。
よしやす
はい。その辺が見やすいところで、えー、あと、えーと、なに、
十二星座でいくと、サソリ座、イテ座、ヤギ座みたいなものが、
えー、ある程度見えるというのがこの時期かなと思います。
かおり
ほい。
よしやす
はい。ということで、夏は、夜の時間短いですが、あの。
かおり
でもね、あのー、ちょっと涼しくなる感じがあるから、
よしやす
うん。
かおり
外出ると気持ちいいですよね。
よしやす
そうですね。あのー、梅雨明け、最近、時期的に暑いんですけど。
かおり
あれ?梅雨明け?関東はまだ明けたって言ってないけど、
一応なんか東海とか近畿は明けたらしい?
よしやす
はい。この配信の時には関東も明けてるでしょう。
かおり
マジで?
よしやす
と思います。
かおり
本当に?
よしやす
はい。
かおり
本当に?
よしやす
本当です。
かおり
よかった、じゃあ信じてほい。
よしやす
もうちょっと前にね、明けるのかと思ったら、やっぱり一度、
えー、梅雨前線が南下して、南の方に行ってしまったので。
かおり
なんかねー、読めないねー。
よしやす
読めないですね。
あとね、えー、もし、流れ星とか、流星群を見て、夜遅くまで、あのー、星空を見てると、
星の位置が変わっていくのはわかると思うので、見てみてください。
さっきもちょっとお話しした、木星が出てきたりするので、
木星、夜10時過ぎないと出てこなくて、
かおり
深夜になると東の空に見えると思うので、木星とかが確認できたりするんじゃないかと思います。
はい。
よしやす
あとはだんだんね、秋、冬の星座も、
夜明け前までに、少しずつ出てくるので、その辺も確認できるといいんじゃないかと思います。
はい。ということで、今日は8月の天文現象をお話ししてきました。
はい。
かおり
はい。あなたは?
よしやす
話し忘れたことないかな?
あ、そうだ。一つ。
えーと、ちょっと前に、雨量計の話をしたことがあるんですけれども、
20センチぐらいの弁当のところで水を集めて、それを、
ジョーゴみたいなもので、獅子落としみたいなものに、
かおり
運ん。
雨量計の動き
よしやす
そうそう。流し込んで、雨量を測るという話をしたと思うんですけれども、
コメントいただきまして、
私が1回カタってなると1ミリの雨が溜まったっていうのと同じだっけなってお話をしたんですけれども、
0.5ミリで1回カタっていうのが、獅子落としの動きでした。
かおり
ほう。決まってんの?
よしやす
この、ほとんどのやつがそうなってるんじゃないかな?
今、獅子落としって、竹でできた獅子落としは、
いっぱいになると、水がジャバーって出て、カタンってなるっていうタイプですけれども、
雨量計で使ってる獅子落としはちょっと違っていて、
かおり
竹でできてないの?
よしやす
竹ではできてないんですけど、
かおり
あ、もうプラスチック。
よしやす
金属の、多分ステンレスのマスがくっついてる感じで、
ダンっていう大きさ、説明するのがいいのかな。
三角定規あるじゃないですか。
かおり
はい。
60°、30°の。
よしやす
直角二等辺。
かおり
直角三角形のほうね。
よしやす
直角三角形で60°、30°になってるほうね。
かおり
はい。
よしやす
あれを2枚用意して、
机に並べて、一番短いものがくっつくように並べると、
かおり
すごい長っぽそい三角形になるってこと?
よしやす
長っぽいそい三角形になりますよね。
かおり
はい。
よしやす
で、それの右側、左側、それぞれのところがマスになってるような、
なんて言ったらいいんだろうな、
チリトリを背中合わせに2つくっつけたようなマスが使われています。
かおり
うん、うん、うん、うん、うん。
へぇー。
よしやす
なので、少し溜まるとカタンってなって、
反対側のチリトリに水が溜まって、
そこに溜まるともう1回反対にカタンってなるって感じなので、
2回分、1往復すると1ミリ分の雨が降ったってことになります。
えっと、ちょっと待ってね。
直径が20センチぐらいで、
面積は10×10×3.14で、
だいたい300平方センチに1ミリ溜まるから30ミリリットルかな。
かおり
結構な雨。
よしやす
そう、だから15ミリリットル、
大さじ1杯分の雨が溜まると、
その四肢落としが片方にカタンってなって、
もう1回大さじ1杯分の水が入ると反対側に行って、
合わせて30ミリリットルで、
降雨量、雨の降った量にすると1ミリの雨。
1ミリメートルの雨ということになると思います。
さっき紹介したというか、オープニングで紹介した気象科学館には、
雨量計の多分モデルとかもあると思うので。
かおり
カッコーンカッコーンは耳で数えるの?
よしやす
いや、そこは中にスイッチが入ってるんで電気的に数えます。
かおり
さすがに。
1個数え忘れたーとか。
え、俺、俺30だけど。
よしやす
そういうのがないように。
かおり
28なんだけど。
え?
よしやす
ちゃんと電気的に数えられるようになってるはずです。
雲の量の測定
よしやす
ただね、雲の量、
かおり
前天をどれだけ雲が覆ってるかは、
よしやす
一応気象庁の屋上で職員が見るっていうのをずっと繰り返してるようですよ。
かおり
一番初めにそれでやってたから、
条件変えちゃうとまた難しくなっちゃうわけね、その条件を合わせたりするのが。
よしやす
カメラレンズで撮るっていうのもできるらしいんですけど、
どこまでが雲でどこまでが晴れかっていうか、晴れてるかっていう感じは、
やっぱりまだ機械化はしにくいらしくて、ざっくりとは出るらしいんですが、
昼も夜も同じ感じで雲の量を測るっていうのは、
かおり
気象庁の職員さんが屋上に出てやるというのをやってるようです。
そこで酒盛りとかもするのかな?
よしやす
どうなんですかね?花火大会の時とかお酒飲んだりするんですかね?
かおり
やっぱりそこ開放するの?
よしやす
知りません。以前の気象庁の屋上は開放されてないです。
今も多分されてないです。
ということで、今日はこの辺にしたいと思います。
そんな理科の時間では皆様からのメッセージをお待ちしております。
メッセージの宛先は、メールアドレス
【理科】0438.jp
【rika】0438.jp
また、「そんないプロジェクト」というグループで、
この番組のほかに、そんなことないっしょ!そんない雑貨店などの番組を配信しております。
【そんない.com】sonnai.comのサイトからは、
今配信している番組のほかに、
過去に配信していた番組も聞けるようになっておりますので、遊びに来てみてください。
また、そちらのサイトからメールフォームでメッセージを送っていただくこともできます。
【そんないプロジェクト】のメンバーは、ラジオトークやスタンドFMで音声配信を行っているのもありますので、
かおり
そちらもチェックしてみてください。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ということで、次からも8月ですが、皆さん暑さに負けないように健康に過ごしましょう。
よしやす
ということで、「そんないりかの時間 第523回」をお送りいたしましたのは、
ヨシアスと
かおり
カオリでした。
よしやす
それでは皆さん、次回の配信でまたお会いしましょう。
さようなら。
35:26

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