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よしやす
理科っぽい視点で身の回りのことを見てみませんか? そんない理科の時間 第670回 そんない理科の時間をお送り致しますのは、よしやすと。
かおり
かおりです。
よしやす
よろしくお願いします。
かおり
よろしくお願いします。
よしやす
今日はですね、まだタイトル決めきってないんですが、
フォークの葉はなぜ4本になったかっていう本がありまして、実用品の進化論って書いてあるんですけど、
なのでちょっとね、道具というかフォークって誰がいつ頃使い始めたのかみたいな話をしたいんですが、
フォークって西洋ではずっと昔から使われている漢字がしませんか?
かおり
まあそうね、少なくとも日本のものではないものね。
よしやす
で、たとえばね、日本では箸が使われるようになったのは、聖徳太子の時代らしいんですよ。
でも中国から伝わってきた文化ですよね、そもそもが。
よしやす
そうそう。だから古墳時代ぐらい。
かおり
中国ではもっと前から。
よしやす
中国でもっとずっと前らしいんですけど、古墳からこういろんなものが服装品として出土したりするじゃないですか。
ああいうところに、たぶん最初は神事というか、何ていうの?儀式用に使われたっていうのがあったんじゃないかと思うんだけど、
それが日本に伝わってっていう、ある意味千何百年使われてるらしいんですけど、
フォークは千年とかじゃ全然なくて、実際にはね、ヨーロッパでも、一般的なヨーロッパだと1533年。
1533年だから、500年ぐらい前にフランスに伝わって、その前は実はイタリアで、その前は中東で、みたいな漢字があったようで、
フランスへ伝わったのは1533年なんですけど、実際には。
かおり
これはなんかすごい年代がピンポイントですけど、なんか大きなイベントがあったってこと?
よしやす
だからイタリアのメディッチ家からフランスに突入だ。
かおり
カトリールだけ?
よしやす
カトリーヌ・ド・メディシスさんが。
かおり
メディシス。
よしやす
フォークをフランス宮廷に持ち込んだらしくなんですけど、実は流行らなくて。
かおり
あれ、この人って、あれもともとフランスって手づかみだったんだっけ?
当時はイタリアの方が、そういう貴族文化的なものがあって、いろんなものを持ち込んだんだっけ?
よしやす
1700年代になってやっと、ちゃんと使われるようになるっていう。一般の人が使うようになったのは19世紀らしいんですよ。
かおり
それまで手づかみってこと?
よしやす
手づかみだったり、ナイフだったりっていうのが使われてきたっていうのがありまして、
あとフォークって言うと、今私たちが見てるのは、だいたい職人出てくるの4本の先っぽ割れてるやつだよね。
かおり
ねって言われてもね、あんま数えたことないけどね。
よしやす
書籍になっているフォークの刃はなぜ4本になったか、ヘンリーペトロスキーさんって人が書いた本なんですけど、
まさにこのフォークの刃はなぜ4本になったかっていうタイトルなんですよ、本の名前がね。
で、3本とか4本とか2本とかっていう時代も実はあって、鉄板焼き屋さんとかで料理してるおじさんが肉を抑えんどして、
かおり
おじさん?
よしやす
2本の先が二股になっているフォークのようなもので抑えたりしませんか。
かおり
そうね、はい。
よしやす
なんとなくわかります?
かおり
うん、わかる。
よしやす
我々がパクパク食べるやつはもっと本数はあって、一般的に4本なんですよね。
かおり
そういうようではなくて、本当に抑えるための櫛?
そう、櫛1本だと、
長い、回っちゃうから2本なのかな?
よしやす
そう。で、日本人のフォークさんだったら、なんだったら左手に箸持って抑えてもいいぐらいのやつね。
かおり
あー。
よしやす
ここポイントなのは、道具っていうのは使用目的によって形を変えるわけじゃないですか。
かおり
そうですね。
よしやす
私たちがパクパク食べるフォークは刺したら口に持ってくまで落ちないほうがいいですよね。
かおり
もちろん。
よしやす
でも鉄板焼きでコックさんが使うやつはプスって刺してもすぐに抜けたほうがいいんだよね。
持ち上げてなんかほとんどしないわけだから。
たまに持ち上げてもほんのちょっとしか持ち上げなくて。
かおり
口には運ばないな。
よしやす
口には運ばないっていうのがあって、目的に応じて物の形が決まっているっていう話の中で、
フォークの刃は多ければ多いほど落ちにくいよね、食材が。
かおり
そうですね、刺すからね。
よしやす
でも加工の問題とか刺すものの先っぽの形状とかを考えると、
多くしすぎると並びが多くなって口に入らなくなるわけじゃないですか、横幅が。
かおり
だいたい横幅は決まりそうですね。2センチぐらいかね。
よしやす
もう少し広いんじゃないかな。
かおり
私の口はそんなに大きくないから。
よしやす
みなさまのお口に合う横幅と、加工技術と、刺したときに落ちにくさとかを考えると、
4本で均等のやつっていうのが流行るようになって、
逆に言うと幅が狭ければ4本じゃないのもあったりするわけですよね。
かおり
フルーツ用のが2本っていうのはある気がするな。
よしやす
そうそうそうそう。
で、私が小さい頃は家に特殊用途用食器とかカトラリーがあって、
グレープフルーツスプーンっていうのと、
かおり
周りがギザギザしてるやつ?
よしやす
そうですね。
グレープフルーツを輪切りにすると半分の上と下に分かれますよね。
それをグレープフルーツスプーンでその半分にしたやつの一ふさを、
皮のところに取ってスコップみたいにズボって刺して掘り出すってやるのに向いているやつなんで、
ちょっと細長めの二等辺三角形の両端が少しギザギザになっているっていう。
かおり
それはフォークっていうの?ナイフ的なイメージだよね。
よしやす
それはグレープフルーツスプーンっていう道具で。
かおり
スプーンなんだ。ナイフっていい感覚だけど。
よしやす
あとイチゴスプーンっていうのもあって。
かおり
何故かちゃんと種の跡がついてるやつだよね。
よしやす
イチゴスプーンっていうのは皆さん知らない人は全く知らないと思うんですけど、
スプーンってへこんでるじゃないですか。
当たり前ですけどね。
皆さんスプーンを思い出すと思い浮かべると絵があって、
先の方がお椀型になってるわけですよね。
でもイチゴスプーンは、へこんでるお椀型になっているところが、
真ん中の半分以上のところが逆に出っ張りになってる。
へこんでる途中のやつが折り返してあって、出っ張りになっててっていうやつで、
何でそんな形になってるかっていうと、
私が小さい頃イチゴは酸っぱかったのよね。
とっても酸っぱかった。
で、イチゴの食べ方の典型的なものの一つが、
砂糖、牛乳、イチゴにすることだったんですよ。
だからイチゴミルクにするっていうのが標準的な食べ方なんですよね。
かおり
イチゴだけではなくて、
え、え、え、え、え、ちょっと待って。
イチゴ、砂糖、イチゴミルクで、
よしやす
砂糖の量は置いておいて、
牛乳にイチゴを入れて潰して食べるんですけど、
かおり
あー、なるほどね。
イチゴミルクにする、ほんとに飲み物的な感覚でね。
よしやす
すくって飲む感じなんですけど、
そのイチゴを容器の内側に押し付けて潰すっていうのをやりたいときに、
そのイチゴスプーンっていうのが活躍するわけ。
かおり
へー。
よしやす
普通のスプーンで押し付けようと思ったら、つるってなるじゃないですか。
イチゴは出っ張ってるし、容器の内側は多少へこんでいても、
スプーンの出っ張ってる側で押すとつるってなるし、
へこんでる側で押しても途中までしか潰れないですよね。
なので、スプーンのやや浅めのスプーンの底を反対側に一個曲げて、
押し付けるのを便利にして、
潰して終わった後は普通のスプーンとして使えるっていうイチゴスプーンっていうのがあって、
その押し付ける部分のところには、なんと点々というイチゴの種模様が入ってるっていうね。
かおり
なぜ?
よしやす
それはあれでしょ、食器屋さんがオシャレで入れたんでしょ。
イチゴ用だっていうのを明示するために。
かおり
うちにね、あったんだけど、潰した記憶はない。
よしやす
そうですか。
あとね、グレープフルーツもなんでそうやって食べるかっていうのが謎じゃないですか。
かおり
あのー、でかいから剥きづらいんじゃないの?
よしやす
だって、他の柑橘類はでかくても剥いて、ふさのところピュルって出して食べたりしません?
夏みかんとか。
かおり
確かにそうね。
よしやす
なんでかって言うと、半分に切って、グレープフルーツもすげー酸っぱかったんで、半分に切って平らな面が出ますよね。
当たり前ですけど。
そこにある程度砂糖をかけて、自分のところでグレープフルーツスプーンでズボってやって、砂糖と一緒に食べるっていうのが行われていたので、グレープフルーツスプーンっていうのが有用だったんですよ。
かおり
ていうか、でもグレープフルーツって甘さよりもちょっと酸っぱさ的なのがおいしいんじゃない?
よしやす
そりゃそうなんですけど、それにしても酸っぱいばっかりで甘みがなかった。
かおり
へー、体験者。
よしやす
体験者ですね。
ちなみにコーンもあんなに甘くなかったですよ、私が小さい頃は。
かおり
コーン、とうもろこし?
よしやす
とうもろこし。
スイートコーンっていうのが出てきて、あ、甘いコーンがあるんだっていうね。
で、コーンはね、あんまりスプーンとかフォークの道具とは違うんですけど、そんな感じでですね。
道具、ちょっとした実用品っていうのも必要に迫られて出てくる。
一方で、こっちのほうが便利なのにってものがあっても、なかなか普及しないというかっていうのもあって、何か言いたいかというと、
人の習慣っていうのは急には改善しないというか、変わっていかないところがあって。
日本人ずっと箸じゃないですか。
かおり
箸ですね。
よしやす
あ、そうそう。箸も、日本のお箸って軽めで先が細いよね。
かおり
軽いか重いかって実感はないけど、先は細くなってるね。
よしやす
韓国料理屋さん行くとさ、金属製だよね。
かおり
あー、確かにね。
よしやす
ちょっと重いよね。
かおり
重いかもしれない。
よしやす
で、食事の右に縦に置いてあるよね。
で、中国料理屋さん行くと、ちょっと先がそんなに細くない。
持つと四角、先が丸みたいな箸出てくるよね。
かおり
えー、そんなあんま記憶にないな。
よしやす
あら、そうですか。
かおり
よくわかんない。
よしやす
なんかね、この習慣はなかなか変わらない話と、道具は必要に迫られて形が変わっていくっていうところのバランスが結構面白いんで。
この辺の話をちょっとしていこうと思っています。
かおり
はい。
よしやす
はい、ということで本編に続きます。
かおり
はい、よろしくお願いします。
よしやす
ということでですね、フォークの話を遡りますと。
かおり
遡ると?
よしやす
ヨーロッパでフォークの人がフォークを使うようになったのは19世紀らしいです。
かおり
はい。
よしやす
で、要はたくさんフォークが作られるようになって、庶民でもスプーンだけじゃなくてフォークも家用に買おうかしらっていう風になった時代なんですが。
かおり
一般庶民家っていうのかな?
よしやす
そうです、大衆家ですね。
かおり
大衆家。
よしやす
で、ちょっと遡ると18世紀、つまり1700年代にやっとテーブルマナーの中にフォークが入ってきます。
かおり
それまでは入ってなかったってこと?
っていうかそのまでにテーブルマナー的なものがあったの?
よしやす
テーブルマナーは17世紀、ルイ14世も手づかみで物を食べていましたという記録があって。
18世紀にやっと衛生観念の変化、人が触ったものを食べたくない問題とかね、っていうのでフォークがテーブルマナーが必要な人たちに給食に普及したという記録が入っています。
で、この頃のフォークは2本の爪、爪っていうのかな?歯っていうのかな?2本爪からだんだん3本爪や4本爪になっていくと。
かおり
広がっていったのはやっぱりお金持ちのところから?それとも庶民のところ?
よしやす
お金持ちとか、で、さっきもね。
かおり
やっぱりそのマナー的なのがうるさそうな人たちのところからそういうのが出てきたわけね?
よしやす
まずね、さっきオープニングでしゃべった、1533年、カトリーヌ・ド・メディシスが料理人やマナーとともにフォークをフランス宮廷に持ち込みましたが、
当時はうまく使えなかったっていうのと、さっきもちょっとだけ話した、急に新しい道具がやってきたわけですよ。
それをヒョクジュのときにどう使っていいかわかんないんで、落としちゃうとかね、うまく使えないっていうので全然普及しなかったらしいんです。
1533年っていうことは16世紀か。
なんですけど、18世紀ぐらいになってやっと、だから1500年代から1700年代までの200年間ぐらいは、気取った人たちがとか変わった人が使う変な道具として扱われてきたらしいです。
で、フォークってみなさん食べるときに使うと思うんですけど、
お肉を刺したりして口に持ってくっていうのもあるけど、豆とかだとすくって食べたりしません?
かおり
もう一回言って。
よしやす
お肉とかを押さえて切って口に運ぶときには刺して使いますけど、豆とかだとすくう感じで使いません?
かおり
そうね、その液体ではないからスプーンじゃなくてもすくえるよね。
ちょっと湾曲してるからね。
よしやす
そう、なので湾曲と爪の数が2本だけだったのが3本爪や4本爪っていう風に形が変わっていくんですよ。
かおり
じゃあ初めは本当に直線の爪だけだったわけね、今の焼肉屋さんとかであるような。
よしやす
そうそうそう、っていうときには焼肉の料理人が使って、焼肉っていうか肉の塊の料理人が使っている先が細くて湾曲してなくて、
焼いてるときに押さえるには便利だけど、口に持ってこうと思うとするって落ちやすい、先がピュッて細くなって。
で、すくうこともできないっていうフォークだったのが、この17世紀から18世紀に爪の数が今の4本に進化するというか、
道具が変わっていくっていうのがあって、なので16世紀、1500年代のフォークっていうのは、
私たちが今思い浮かべる湾曲していて刃が4本、爪が4本ではなくて、2本の大きい塊肉を料理するときに使うようなフォークっていうのが元々のデザインだった。
で、やっぱりね、大きいお皿から物を取って食べるっていうのが、その頃の宮廷ではよく行われていた風習というか食べ方だったんで、
よしやす
今もさ、宴会というか飲み会とかに行くと、取り箸と自分の箸を変えて、大きいお皿から取るときには取り箸、
自分のお皿から食べるときには自分の箸とかっていうように、大きいお皿から自分の分だけ取るみたいなことをやるのに、手掴みはなんか嫌だよねとか。
そこからして手掴みだったわけよ。
かおり
うんうん、まあそうか、そういう、あれ?スプーンもなかったの?
よしやす
で、スプーンとナイフ、実はずっと昔からあって、テーブルの大きい肉から自分の分を取ってくるには、右手も左手もナイフで、それも先の尖ったナイフね。
それで、プスって刺して、左手の先の尖ったナイフでプスって刺して、右手のナイフで切り取って自分のとこに持ってきて、
で、食べるときもナイフで切るけど、手掴みだったり、その先の尖ったナイフでプスって刺して食べるという食べ方で、それ落としやすいよね。
1本しかないし、先が。先も尖ってるんで。
あ、だからナイフの先で刺して食べるのね。
だからそこは手掴みにしてとかっていうので、持ち替えが出たりとかっていうので、結局ね、手はベタベタになるしっていうのが結構続いていたんだけど、
その、衛生概念とかテーブルマナーみたいなものが旧帝で18世紀、19世紀に進んでくるにつれて、
手で食材を直接持つのは良くないことだっていう話とか、
いろんなものを手掴みじゃなくて食べる工夫っていうのがあると、
肉は刺して落ちないようにして食べたいとか、
あと、ナイフとフォークでいろんなものが食べられるようにとかっていう風に変わっていくっていうのが、
17世紀、18世紀に発生したということなんですよ。
で、さっきもちょっと話した、ナイフの先は尖っていたんですね、ずっと。
何でかっていうと、抑えるのにも使っていたし、たまに刺すのにも使っていたから。
かおり
なるほど、そっかそっか。よく考えてみると最近のナイフは、
気取ったところに行かなければちょっと先端丸いもんね。
ナイフはナイフでしかないのか。
よしやす
ステーキ屋さんとかで、ワイルドに切りたいっていうときに先の尖ったナイフが出てきますけど、
かおり
そういうところは来るけど、普通のレストランのナイフは先端丸いか。
よしやす
そうなんです。
かおり
確かに確かに。
よしやす
なので、1600年代、17世紀にこの日本の刃のフォークが普及するにつれ、
ナイフが先が尖ってなくても良くなったんで、先が丸いナイフっていうのが流行り始めるんです。
刺すのはフォーク。
かおり
昔は刺してたけど、
よしやす
切るだけでいいからね。
フォークが出現して、ナイフの先が丸くなる現象っていうのが起きております。
で、本にあったのはどこかの貴族の人は、
食事が終わった後、爪楊枝の代わりに刃の間のシーシーするのに、
ナイフでやるやつが多かったので、
それをやめるようにっていう風に言ったけど、みんな直んないんで、
自分家の食事で提供するナイフの先を全部丸くして、
フォークとナイフにしたとかっていう逸話もあるみたい。
かおり
今では考えられないようなことが許容されていた食事マナーだったわけね。
よしやす
そういう言い方もあるし、今でも手で食べるのが標準的な地域とかもあるし、
さすがにね、あちこちフォーク、ナイフ、スプーンが使えるようになっているところが多いけど、
普段の食事には手で食べるっていうところが、インドとかね、
私が20年前、30年前に行ったマレーシアとかは、気軽な食事は手で食べてましたよ。
かおり
インドとかでも、右手で食べるってどうたらとか、逆に手で食べるマナーがあるよね。
よしやす
マレーシアは右手で必ず食べて、
だからテーブルにフィンガーボールっていう、手を軽く洗う、
軽く柑橘類が入っているようなお皿があって、
さっきも言ったけど、日本はさ、フォークもナイフもない時代がずっと続くわけじゃないですか。
中国は長めの箸とレンゲが出てくるよね。
かおり
レンゲ、確かに。
よしやす
韓国料理屋さんは金属の箸と金属のスプーンが出てくるよね。
日本は箸だけで、だから日本は汁物はお椀に口をつけて飲んでもいいんだよね。
かおり
あ、そっかそっか。スプーンが出てくるところは、
よしやす
スプーンで飲むのがお作法。
かおり
ああ、確かに。
なるほど。おみおつけをお椀から飲むのはスプーンがないからか。
よしやす
あ、それをスプーンがないからそうしてるんじゃなくて、
今度違う脱線になりますけど、
日本は箱膳というか、お一人お一人に自分用の、
自分の分のおかずとかご飯とかお汁がやってくるっていうタイプが多いんですよ。
食事の形式として、それがずっと江戸時代続くわけ。
つまり大鍋からとか大皿から取ってくるっていうのがないの。
そうすると、自分のところで完結するとかがあるんで、
お箸だけで食べられるようなものと、
口につけてもいい食器っていう構成が落ち着いたわけ。
で、箱膳って言って、その箱の蓋がお盆みたいになっていて、
そこに一人分のやつが乗ってくるわけね。
それはいい?
かおり
はい。
よしやす
で、それを食べ終わったら洗ってしまうんだけど、
自分用食器とか自分用箸があるっていう文化は珍しいらしく。
日本ってさ、ご飯のお茶碗とかお箸って自分のものじゃなかった?
家族の中で。
かおり
親戚の家とかで、お箸が、
よしやす
お客さんに行ったときのお客さん用お箸ってあるけど、
家族でいつも使うのって、マイお茶碗&マイお箸じゃなかった?
かおり
お茶碗は絶対そうだったね。
よしやす
それもさっき言った箱膳っていう、
マイ一人分食器のセットと一人分の食事用キットっていうのが一個になってるからっていうのがあって、
よしやす
でも、他の国ではお皿も箸とかスプーンとかも、
だいたい家族用はドーンってやって、上から人数分出してとかっていうのが多くて、
っていうのもあったりして、
実は食事のマナーとか道具って、
まだまだローカル食があるんじゃないかと思うんだよね。
ということでですね、また少しだけ時代をさかのぼると、
じゃあ、フランスにイタリアからフォークが伝わったのは1533年だと言いましたが、
その前どうなってたか。
かおり
気づかんない。
よしやす
なんですが、実はイタリアでは、
11世紀にビザンツ帝国、東ローマ帝国から、
イタリアにフォークが伝わったとされてるんですよ。
これも、ビザンツ帝国の皇女が、
ベネチア共和国の総督の息子に嫁いだ際、
黄金のマイフォークを持参したって記録があって、
これね、1004年らしいんですけど、
そのときには、西洋社会は猛反発。
東ローマ帝国って、ローマって書いてあるけど、
ビザンツ帝国中東エリアなんでね、
そっからお嫁さんやってきて、
フォークっていうので食べるって言ったら、
なんということだと。
教会からは、神が与えた指を使わず、
人工の金属で食事をするとは何事か。
軟弱傲慢っていうふうに、避難されたとかってのがあって、
お嫁さんは、若くして死んじゃったらしいんですけど、
神の罰だと言われたほどですというふうに、
記録が残っています。
なんですが、これ11世紀ね。
なんですが、15世紀ぐらいに、
イタリアではですね、
たぶんね、この東ローマから伝わってきたのかな、
パスタが結構伝統的に作られていて、
これもね、手で食べてたわけ。
麺なんだけど。
こう、手づかみで、よいしょってやって、
口の中に持ってくっていう。
パスタって特にさ、上向かないと食べられないよね、
手づかみだとね。
かおり
そうね、そうね。
確かにね。
よしやす
そう。
で、なんと、この時、
2本詰めの小さな食事用フォークっていうのが、
15世紀、16世紀に、
イタリアルレッサンスで、
使われるようになったという記録があります。
かおり
じゃあ、そのパスタを食べるために、
なんか自発的に何かできてきたみたいな感じね。
よしやす
っていうのと、もう一つは、
さっきから何回か出ている、
衛生意識で、
手を汚さないようにしたいっていう人たちがいて、
特にね、果物に使われたらしいです。
その、2本詰めのフォークは。
なんでかっていうと、
刺して口に運べばいいだけっていう食べ物は、
ナイフを使わなくていいわけじゃないですか。
お肉の塊が出てきたら、
何をともあれナイフは使わなきゃいけないから、
ナイフを使うときには、
もう一本ナイフ使って食べちゃえ、
とか、ナイフの先で刺しちゃえ、
とかあるけど、
ちょっとした果物を食べるときに、
貴族の方々が、
果汁で手が汚れたりするのを、
避けるために、
2本詰めのフォークというのが流行り始めたと。
なので、もしかしたらパスタのおかげで、
イタリアはフォークが早かったのかもしれない。
今のイタリアで、
4本詰めのフォークで、
上手にパスタを食べる人たちは、
なんかもう、過去ずーっとね、
その4本詰めで、
上手に食べてるって思うかもしれないけど、
実は、
16世紀頃までは、
手づかみで食べていて、
貴族の人が2本詰めのフォーク、
上手に食べられたかどうかわかんないけどね。
少なくとも、
手づかみで上向いて食べるよりは、
上手く食べられたんでしょう。
というのが使い始められました、
というふうになっているし、
東ローマ帝国から、
皇女がお嫁さんにやってくる前は、
実はフォーク上の道具は存在はしたんですけれども、
さっきからずっと話している、
料理人が厨房で、
大きい肉を鍋から取り出すみたいな時とか、
大きい肉を切るみたいな時の、
食材押さえとしてのフォークというのは、
もう古代ギリシャとかローマ時代からはあったようです。
でもそれは、さっき言った、
イタリアでちょっと流行った、
自分のテーブルで使う、
小さな2本詰めのフォークではなくて、
少し大きめな調理、
切り分け用の2本詰めフォークでした。
という流れで、
フォークは昔からいろんなところに使われてきたけど、
食事に使われるようになったのは、
西洋料理で使われるようになったのは、
15世紀から16世紀、イタリア。
その前はほとんど食事の時には使われず、
調理用器具としては使われたことがあって、
フランスに渡ってくるものの普及はせず、
やっと17世紀から18世紀に、
貴族の人たちに使われるようになって、
だんだん、やっぱりフォークとナイフ、
使いやすいよねっていう風になり、
ナイフの先っぽが丸まり、
やっと19世紀に庶民まで、
ナイフとフォークを使って、
食事をするようになったっていう流れがあります。
で、ちょっとだけ調べたんですけど、
よしやす
このフォークは、
さっきは教会から、
神が与えてくださった指を使わずっていう影響のほかに、
なんかね、悪魔の三つ股槍。
悪魔ってなんか、
先が三つに割れたやつ持ってたりするじゃないですか。
あれは、みんながフォークを食事で使う前からある、
その槍としてのね、
要は戦いのためというよりは、
人間を懲らしめるための槍としての道具があって、
それに似てるっていうのを、
気に入られなかった原因だという風に考えられてるみたい。
だって、2本とか3本のやつ作ったら、
お前は悪魔の道具を使ってんのかって言われることがあったみたいで。
なので、
ただ単にね、使いやすい使いにくいだけじゃなくて、
文化的な、
忌避というか避ける感じ、
っていうのもあったりするし、
日本でもさ、
いろんな、
箸使っちゃいけないっていうのはないけど、
ご飯をよそった後、
箸を真ん中にブスって立てちゃうと、
仏様用だからそういうのやめなさいとかっていうのがあるのと同じように、
なぜかどこかで、
こういうことやっちゃいけませんよっていう中に、
三股槍と似ているフォークは、
なんかこう、
喫嬌度強ね、
要は、意味嫌われるものとしての印象があったのかもしれないとかっていうのも、
普及の妨げになっていたようです。
あとこれはね、
AIが出してきたあれなんですけど、
フランスやイギリスの宮廷では、
フォークを使って上品に食べる姿が、
上品に食べる姿は、
女性的で軟弱だとみなされ、
かおり
おお、軟弱って。
よしやす
そう、指で豪快に肉を引きちぎって食べる方が男らしいとされていた文化的な背景もありましたって。
これは出典が見つからなかったんですけど、
俺たちワイルドだぜ。
よしやす
そんなちまちましたフォークとかで一つに切って、
ちっちゃくしたのを食べるなんて、
ちまちましたことやってられねえぜっていう。
かおり
まあでも、ナイフってそうね、
特に肉を切るっていう感じだと、
そういうワイルドな感じあるものね。
だからそのまま食べると。
女性だとそういう食べ方はしないっていうのはありそうね。
よしやす
パスタの流行や、
電線病とかで他の人とが触ったものは、
病気がうつるかもしれないとかっていう、
衛生上の意識みたいなものがだんだん広がっていて、
結局食べ物を触らずに、
フォークとナイフだけで手を汚さずに食べる、
または手で人が食べるかもしれないものを触ったりしないっていうマナーとかで、
フォークが普及していったという話らしいです。
ちなみにですけど、
イタリアでどうやって普及したかっていうのも、
ちょっとだけ調べて、
さっき言った、
1004年、ビザンツ帝国からやってきましたっていうのがあったんだけど、
ほとんど使われませんでしたが、
14世紀、ナポリを中心とする南イタリアで、
パスタ全般、当時はマカロニと呼ばれてるらしいんですけど、
その頃に誕生したらしいんですよ、この麺類が。
で、茹でるわけじゃないですか。
そうすると、熱々でチーズとかを絡めたやつを、
冷めてから手で掴んで口に運ぶというのをやっていたんですが、
パスタは熱いまま食べたいので、
14世紀に、かつて東方から伝わったみたいなね、
そういえばこんなのあったぜって言って、
突き刺す道具っていうのが使われるようになって、
パスタは熱いまま食べたいからということで、
15世紀ぐらいに、さっき言ったメディチケの中では、
豪華な宮廷の中で、
食事用のフォークというのが発生するわけ。
当時は2本爪ね。
で、湾曲もしてない平なやつ。
だから、料理用の2本爪のやつの小さめなやつ。
で、これを上手に使うのが、
おしゃれな感じっていうのが、このメディチケで流行るわけ。
なんですけど、これがフランスに輸出されたけど流行らず、
よしやす
ヨーロッパ全体で流行るのも、
17世紀から18世紀にかけて、
ナポリで4本爪の湾曲したフォークというのが発明されて、
これはね、ちょっと裏が取れてないんですけど、
宮廷の宮司長だった、
よしやす
ジェンナーロ・スパダチーニさんっていう人が、
パスタが大好きな王様のために、
4本爪のフォーク、少し湾曲したやつを開発したというふうに伝わっています。
よしやす
よくよく考えてほしいんだけど、
例えば4本爪になったら食べやすくなるっていうのがいいじゃないですか。
よしやす
2本よりね。
でも湾曲してなかったら、
すくうのが大変そうなのもあるし、
今みたいに湾曲してるから、
手を上に上げなくても、
要はおしとやかな姿勢のままフォークのものが食べられるわけ。
こっちに向くからね、尖ってる部分。
フォークで肉を例えば刺します。
それが湾曲してないフォークだったら、
口に運ぶときにこんな感じになるでしょ。
かおり
こんな感じ?
よしやす
そう。で、湾曲してるフォークでブスってなるでしょ。
食べるときの手は湾曲してないに比べて下の方でいいわけじゃない。
逆に言うとね、
普段フォークで肉食べてるとするでしょ。
そのフォークを裏向きに持って食べるとしたら、
口に運んだときに、
手の位置がすごく上じゃないと口にうまく入らないと思いません?
反対側に湾曲してるから手の位置は下でいいわけでしょ。
ということは平らなやつだったら、その間まで手を上げなきゃいけないわけ。
なので、この軽く湾曲して4本爪で細かいものをすくうのにも使えて、
口に持ってくのが楽なフォークというのが、
1700年前後にこれもイタリアで発明され、
やっとイタリアでパスタを食べるときにはみんながフォークを使い、
そのときを同じくしてヨーロッパ全体でもフォークが使われるようになるっていう流れになってるんですね。
そうそう。ということでですね、
よしやす
フォークの歴史だけでもこんなにいろいろあるんだよっていう話と、
あとさっき日本の食事の仕方は、箱膳みたいなのが一般的でっていう話をしたんですけど、
今私たちが食べている食事や、韓国とかね、中国みたいなところは、
ナイフは食卓に出てこないじゃないですか、ほとんど。
ということは何が違うかっていうと、今度はその道具はものの制約になるんですよ。
つまり、箸とレンゲで食べられるように調理したものしか出てこない。
つまり、大きい肉のステーキは食卓でナイフで切らなきゃいけないけど、
日本人は物にかぶりついて、歯で噛みちぎれてもいいっていうのと、
ナイフがないっていうので、歯で噛みちぎれる、箸でつまめるっていうものしか食卓に出てこなくなったわけ。
いくつかのものは箸でちぎれるぐらい柔らかく調理してあったり、
歯で引きちぎるのはよくないと言われてるけど、
とんかつ屋さんでもみんな、とんかつは丸のまま出てこなくて、いくつかに切られてるでしょ。
でも、それは一つを箸でつまんで持ってこられる大きさで、
なおかつ口の中に入れて歯で噛みちぎられる調理方法だし、大きさに切ってあるわけね。
かおり
はい。
よしやす
という感じで、中国料理で出てくるお魚みたいなやつも、
ちゃんと煮込んであって、箸とかスプーンみたいなもので、
ほろほろのやつをすくって、自分のとこに持ってこられるとかっていうふうに、
食卓で食べられるように、厨房でどこまで調理するかっていうのも、道具によって違う。
話をちょっと戻すと、手で食べる人たちがいるわけじゃないですか。
手で食べるところの人たちは、片手だけで食べられるようになってなきゃいけないわけ。
テーブルに出てくる食事が。
かおり
例えば熱くないっていうことね。
よしやす
それもあるし、大きい塊は出てこなくて、調理する前に細かく刻んであるものが多いわけ。
それとご飯を手で混ぜて食べることが多かったんですけど、
私、マレーシアで何回か外食でもバナナリーフカレー屋さんっていうのに行ったんですけど、
かおり
もう一回言って。
よしやす
バナナリーフカレー。
テーブルに座ると、ランチョンマットの代わりぐらいの感じで、
バナナの葉っぱの幅が50センチぐらいのやつがボーンって出てくるね。
で、その上にご飯ががばって、お茶碗に入れたご飯みたいなやつがボーンって開けられて、
ご飯がそのまま山になるね。
そのご飯も日本のご飯みたいに、お隣とくっつく感じじゃなくて、少しパラパラなやつね。
で、大きいテーブルに出てくるカレーのちっちゃいボールから、
スプーンでカレーをそのバナナの皮の上に持ってきて、
で、ご飯と混ぜて食べるんですけど、
そのご飯と混ぜて食べるときには手なわけ。
っていう食べ方をするっていうところに行ったことがあります。
あとは、何だっけ。
現地の職場の人とピクニックに行きましょうって言って、
ご飯だよって言われて渡されたのがボールのような塊で、
ポイって投げられて、ボールのようなやつが来るわけ。
かおり
ご飯?おにぎり?
よしやす
そう、おにぎりっぽいわけなんだけど、
それはビニールの1枚シートの上に、中にご飯とちょっとしたおかずが混ぜてある状態。
つまり開くと、さっき私がバナナリーフカレーで言った、
ご飯にカレーがちょっとかかってるっていう状態で、
そのビニールを丸めるでしょ。
で、それを新聞紙でくるんで、輪ゴムでぐるぐるっととめると、
新聞紙でくるんだ丸いボール状のものができて、
ポイって投げられて、受け取って、ゴムを外して新聞紙を広げると、
ビニールにくるまったご飯が出てきて広げると、
おにぎりみたいに固まってなくて、ポロポロポロって崩れるやつを手で食べる。
日本だと、それが固まった形になっていて、
おにぎりと呼ばれていたり、
のりがかかっていて崩れにくくなっていたり、
かおり
で、おにぎりって呼ばれてるよね。
よしやす
そうそうそうそう。
みたいなことでですね、食べ物に使う道具とかも、
風習とか、食べるもの、あとは調理の仕方とのバランスで、
いろいろなってきますよっていうことです。
ということで、今日はね、
フォークの葉は何故4本になったかという本を読みましたっていうところを皮切りに、
道具の歴史、実用品も用途や目的によって形を変えてくるし、
それには理由があるし、文化的なものもあるっていう話をしましたけど、
前回かな、前々回かな、
私の方で、何かのね、技術の歴史を話すっていうシリーズをやりたいっていう話をしたと思うんですよ。
かおり
あー、言ってましたね。
よしやす
そう。
かおり
これ?
よしやす
で、その第2回はこのフォークでした。
はい。
なので、すごいね、ハイテクなもの、産業革命が起きて、
工場で、とても細かいものを使わないと作れないような、なんていうの、
みんなが頭の中でテクノロジーとかと思って考えてることも、もちろん話していきたいんですけど、
今みたいな実用品の中でも、道具の変化っていうのがあると思っていて、
技術もそうなんですけど、道具の変遷、歴史みたいなものも面白いんじゃないかと思っています。
はい。
そう。
後から考えると、これは理科っぽいかっていう話があるんですが、
私はね、自然科学っていうのは、なんでこうなってるんだろうっていうのを考えて、
技術っていうのは、ここをこうしたら社会はどう変わるだろうっていうのを考えるのが技術だと思っていて、
それを合わせて科学技術だと思ってるんですけど、
なので、このフォークの形がなぜこうなってるかっていうのを考えてみるのは、
実は自然科学っぽいアプローチの一つで、
これは文化の研究っていう人もいれば、
私はね、ちょっと道具に限って言うと、やや科学技術に近いんじゃないかなと思っています。
かおり
科学かどうかはわからないけど、裏にある理由、理屈を調べる行為自体が理科っぽいなっていう気がする。
よしやす
ということで、今日はフォークの話をしてきました。
かおり
はい。
よしやす
皆さんからね、こんなことも話してほしいっていうのを募集していますし、
すでにね、メールいくつか来てるんですよ。
金型について話してほしいとかね、メールとかも来てるので。
そう、金型って話は聞くけど、何?っていう。
かおり
プラスチックの型みたいなやつ?
よしやす
一応ね、金型っていうのは、ある程度精度のある商品を作るとき、
というか製品を作るときに、金属でできた精度がとても高い物体を金型と言って、
皆さんがよく知っているのは、たぶんプラスチックを流し込んである形にするっていうものも金型だし、
実際には、例えばね、金属の板をバーンってある形に打ち抜くとするじゃないですか。
かおり
はい。
よしやす
皆さんの持っているというか、家にあるもので、
なんか金属の物って板を曲げたり、組み合わせてるやつがあって、
開くと変な形になってると思うんですよ。
で、それを職人さんがハサミでちょきちょき板を切るわけじゃなくて、
プレスキでバーンって打ち抜くのね。
そのときに、上から落ちてくるやつと下に受けるやつの間で、
千段というか切り取られてできるっていうところにも金型っていうのは使われるし、
あとはその平たくした板をある形に曲げていく。
わかりやすく言うと、車のドアって板をちょきちょき切って、
くねくね曲げるとドアの形にできるわけじゃないですか。
車のドアって平面じゃないよね。
真四角でもないよね。
複雑な形をしてるのは、誰かがどこかである形にちょきちょき切った後、
こっちは膨らましてこっちは凹ませてっていうのをやるよね。
かおり
やってます。やってるんでしょうね。
よしやす
やってるんですよ。
それを打ち抜いたり、でこぼこをつけたりするっていうので、
プレスキで上と下から挟むっていうのをやって、
そのときに使われるのも金型と言われていたりして、
なので、精密なものを作るための、
精巧に作られた金属製のもので、
製造過程で使われるものはいろんなものが金型って言われます。
そんな金型も液体を流し込んで固めるっていうタイプの結構あるじゃないですか。
プラスチックとかもそうだし、
そういうものでも材質によってプラスチックのときとかゴムのときとか、
あとは、ペットボトルを膨らませるときの金型とかね。
ペットボトルってさ、試験管みたいな形になっている口金だけ、
口金っていうかキャップがつくとこだけしっかりしていて、
残りは試験管みたいになっているやつをたくさん作るところがあって、
そこからペットボトル工場に運ばれて、
その口金じゃないところ温めて、
金型の中に入れて口金の方から空気をビューって吹き込むと、
型に沿って膨らむわけ。
かおり
ああ、はいはいはい。
よしやす
っていうのも金型で作られていて。
金型はね、これたくさん話しちゃうと話すことなくなっちゃうんだけど、
ペットボトルできたら取り出すわけじゃないですか。
だから取り出せるようになってなきゃいけないっていうのが一つポイントでとかっていうのもあるわけです。
かおり
確かにそうか。
よしやす
そう。へこみだけ作っていて、ぷわーって膨らましてってやると抜けないわけよ。
口金のところはしっかりしてて、抜こうとも抜けないんでパカッてしなきゃいけない。
そうするとパカッてするってことは、出来上がりのところに
右側の金型と左側の型型の継ぎ目っていうのが出て、
かおり
はいはいはい。
よしやす
とかっていうのを探すとあったりします。
かおり
あるの?ペットボトルも?
よしやす
いろんなものにそういう継ぎ目っていうのがあったりします。
金型の継ぎ目が見えるっていうのがあって、
その金型の継ぎ目が外から見えないような型を作ったりするのもポイントだったりするんですけど、
というお話はまたやりましょうということで、
今日はこの辺にしたいと思います。