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2022-02-04 46:01

第448回 火山の基礎知識とダイナモ理論 byそんない理科の時間B

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■オープニング・火山の話をします・ラグランジュポイントL2 ■火山の基礎・火山のでき方3種類 ・プレート沈み込み帯タイプ ・海嶺タイプ ・ホットスポットタイプ・なぜ岩石が溶けてマグマになるのか・プレート沈み込み帯タイプの...
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理科っぽい視点で、身の回りのことを見てみませんか?
そんない理科の時間B、第448回。
そんない理科の時間B、お送りいたしますのは、
よしやすと、
かおりです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今日はですね、ちょっとトレンドに乗ってみようと思って、
トレンディーですね。
ふんがとんがふんががっぱいのニュースは、
結構、もう古くなってしまったかもしれませんが、
ふんがふんが。
火山の話をしようと思っています。
火山どっかーん。
結構ね、聞いてる方はね、タイトルでもうわかってると思うんですけど、
火山の話をします。
そうなんですか。どういうタイトルなんですか、今回は。
今回まだ決めてないですけど、火山っていうのが入ってると思います。
ふんがふんがって?
で、その前に、
恒例にしてはいけないんですが、訂正です。
恒例の、訂正のコーナーです。
恒例にはしたくないんですけど、
前回の配信で、ジェームスウェップ宇宙望遠鏡の話をしました。
JWSTね。
で、太陽と地球が作るラグランジュポイントに、
L2にとどまるというお話をしたんですけど、
正確には、ラグランジュポイントにL2の周りをゆるゆると回りながら天体観測を続けるというので、
一定にとどまるわけではなくて、その周囲を動き続けるってことですね。
そうですね。で、本当のL2は望遠鏡から見て地球と太陽が並ぶので、
真っ暗なはずなんですよ。真っ暗っていうか、地球の向こう側に太陽があるっていう状態なんですけど、
実際には太陽はずっと見えていて、ただ地球と太陽は同じ方向に見える感じ。
なので、そちら側にヒートシールドを向けておけば、
地球からの赤外線と太陽からの赤外線を一緒に遮ることができるという状況ですね。
これは頭いい。
で、ラグランジュポイントって気軽に言ってますけど、
ラグランジュさんっていうのが見つけた点で、
例えばね、地球の周りをぐるぐる回る衛星は何となく思い浮かびますよね。
地球の重力に引っ張られて。
で、地球と全然違うところだけど、太陽系の中だと、
太陽の周りを回る軌道も何となくわかりますよね。
なんですが、地球が引っ張る力と太陽が引っ張る力がバランスするところっていうのがあって、
それは地球と太陽の間のどこかにあって、
地球から引っ張られるのと太陽から引っ張られるのがバランスする場所に行くと、
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地球の交点とシンクロして、
太陽と地球の間でほとんど燃料を使わずに同じとこに留まるってことができるようになります。
ほう。
それがラグランジュポイント。
そんな省エネの場所が。
そうそう。で、それがラグランジュポイント1なんですけど、
ラグランジュポイント2っていうのは、今度は地球の外側、太陽から見て地球の外側にどんどん行くと、
地球と太陽が引っ張る力と、
地球の外の交点軌道から外に飛び出していってしまう力が釣り合うところがそこにもあって、
そこがラグランジュポイント2。
両方ともラグランジュさんが見つけたんですか?
それとも、そういうバランスが釣り合うところが省エネだよっていうのを知った別の人が見つけたんですか?
ラグランジュさんがL1とL2を見つけました。
両方とも見つけたんですね。
なんですが、L1とL2の他にも似たような平行点が実はあって、
それが地球から見て太陽の逆側にL3っていうのがあって、
地球と太陽から地球と同じ交点軌道上で60度離れているところにL4とL5っていうのがあるんですよ。
それは実は地球と太陽の話をしたんですけど、
月と地球でも同じ場所があるってなんとなく思いつきます?
結局引っ張る力が釣り合うというか、
プラマイゼロというところってことは全ての天体で起こりるし、
極端なこと言っちゃえば、いろんな天体2個と3個とっていう形でも、
そういういいポイントはありそうですけど。
まず一つ目は、そこに行ったものは、
元の天体よりも十分に軽くないと意味がないというか、
自分が影響を及ぼしちゃうとまずいんで。
なので、何でも天体があればいい、小惑星があればいいってわけじゃなくて、
それなりに大きい天体の間に起こるっていうのがありまして、
ラグランジュポイントは燃料が少なくて安定した位置にいることができるんで、
SFの中ではスペースコロニーとかをそこに置こうっていう話になりがちなんです。
で、月と地球のラグランジュポイント2っていうところにスペースコロニーを置くと、
どうなるかっていうと、地球から見えないところをずっと飛んでいるスペースコロニーが作れるっていうのとかが、
SFに出てきたりすると。
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でもね、母なる天体は見たいと思いますけどね。
ほら、隠れていろいろやりたい人もいるじゃないですか。
悪事をやりたい人はそこに作る。
悪事かどうかわかんないですけどね。
っていうようなことがありまして、ラグランジュポイントは全部で5つ設定できるんだけど、
ラグランジュさんが見つけたのは最初の2つかな?3までかな?とかっていうのがラグランジュポイントです。
で、じゃあ人間はね、そういうところにわざわざこう、さっきの例で言うとスペースコロニーとか探査機を送ろうっていう話をしてるんですけど、
その辺が安定しやすいってことはどういうことかっていうと、
例えば、大きい惑星の60度進んだところと60度遅れたところに小惑星とかが溜まるっていうことが起こって、
それをね、トロヤ群っていう言い方をするんですけど、
トロヤって、トロヤ遺跡の?
そうですね。
っていうのがあって、木星のトロヤ群とかっていうのがあって、そこに小惑星たちが溜まっている。
へー、たぶろしてるところがあるんですか。
そうそうそうそう。
一方で、
大空間の裏的なとこね。
それは全然違うんですね。
あ、そうですか。
で、何回か前にお話をしたんですけれども、
つまり木星の軌道の近くは木星の重力の影響をとても受けるんで、
トロヤ群があるラグランジュ点の4番とか5番っていうところは、
安定して小惑星がいるけれども、そうじゃないところは、
そのトロヤ群のラグランジュ点に落ち込むか、他のところに飛び出しちゃうというか、
跳ねなけられて、その軌道からなくなるかみたいな行動をとるんで、重力のバランスとして。
なので、惑星の定域の中に、その軌道上で、
単独で大きいものが1個あるよみたいなのがあるんですけど、
そんなことが起きるっていうことになっています。
それの質量が十分に大きくないと、
そういった薙ぎ払うようなことはできないというのが、
やっぱり惑星のポイントなんじゃないかと思っています。
そのラグランジュポイントっていうのは、地球のとか木星のとかいう形で、
いろんな惑星に対して同じ言葉を使うんですか?
なので、正しく言うと、太陽・地球系のラグランジュポイントナンバーとか、
地球と月のとかってなります。
なるほど。
そんな感じですね。
ということで、ジェームスウェブスペーステレスコープは、
太陽・地球系のラグランジュポイント2の周囲を回りつつ、
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太陽が見えている状態で、そちらにヒートシールドと太陽電池を向けた状態で観測をするということになっていますというお話でした。
今日、火山の話をするんですけれども、今回はあまり知識がないところもあって、
ブルーバックス2冊とウェブサイトと、あとはNHKの高校講座、地学みたいなやつを見たりとかして、
ちなみにブルーバックスで買ったやつは地球の中身っていうのと、
もう1個が日本列島の下では何が起きているのかっていう2冊を買いました。
というので、その辺の話を組み合わせて、あと私の解釈も加えてお話をすることになります。
まず、火山とは何かっていう話があるんですけど、
今、日本では、ここ1万年ぐらいの間に活動したっていう実績があると、火山。
火山はマグマを伴う噴火やら、地殻変動の活動を行っている山が火山なんですけど、
火山って何でできるの?とか、どんなところにできるの?っていう基本的なところからお話をしていきたいなと思っています。
日本列島の地図の上に火山をプロットしたようなやつって見たことあります?
中学生、高校時代ぐらいのときに見たぐらいで。
なんか見たことありますけどね。
その後はそんな見てないかな。
そうですね。
富士山の噴火の話が出てくると、必ずたくさん火山がありますっていうところで、いくつか何回か見たことあるんですけど。
そうだよね。
ちなみに日本ではですね、北海道から東北にかけて日本列島の真ん中あたりに火山が並んでいて、
関東の北側をぐるっと回って伊豆戸方に回ってる線から南の島の方まで、大島、新島から千島、葉島のところまで火山がつながってるっていうのと、
もう一つは九州の方にも連なってるところがあるんですが、
一方で関西あたりはあんまりないんだよね。
そうなんですね。
そうなんですよっていうのがあって、それが何でかっていう話とか、
皆さんが知っている火山のでき方みたいな話の基本的なところからお話を始めたいと思います。
ということで本編の方に行ってみようと思います。
よろしくお願いします。
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ということで今日は火山の話と地球の内部構造の話も少ししようかと思っています。
火山に必要なものは何でしょう?
マグマ、山、力。
正解正解。
マグマが地上に出てくるところが火山なんですよね。
それが山だったら火山?
でもだいたい、ひたひたでもちょっとは山になることが多いんで、
水の中は?
それは海底火山。
やっぱ山なんだ。
たまにね、割れ目の中でマグマがぐつぐつしてるみたいなところもあるんですけど、
あれはそんなに火山とは言われないですけど、火山の仲間ですね。
で、高校講座の地学基礎かな?とかで図入りで説明がされたりするんですけど、
地球上で火山ができるパターンは3つのパターンがあります。
さて、どんなパターンでしょうか?っていうのがあって、
日本は火山列島って言われるじゃないですか。
うん。
それはですね、プレート沈み込み帯、帯は帯ね、の火山っていうタイプなんです。
プレート近くの摩擦によってマグマが生じるってことですか?
えっとね、後で説明します。
あと2つ何とないんだと思いますか?
プレート以外にってことですよね。
プレート沈み込み帯以外にですね。
じゃあプレート、上に上がりたい。
そうそうそう、それがね1つ。
カイレータイプって言って、一番よく知られてるのは、
大西洋の真ん中に、アフリカと南アメリカの間、
あとは北アメリカとヨーロッパの間に、プレートができてくるところがあるのね。
はいはいはいはい。
沈み込んだ代わりに浮き上がってくるところね。
そう、生まれてるところね。
そうそうそう。
そこにも山脈があって、そこでも火山的な反応が起きている。
つまりマグマが地上に出て噴火をしたり、
あとは熱源になったりしてるっていうのがあって、
海の中だとね、それがなかなか見えないんですけど、
アイスランドとかはそのカイレーが地上にまで出てるんで、
地面が割れてマグマが出ている。
で、沈み込み帯の火山に比べてマグマがサラサラで、
あとは水をあんまり含んでいないっていうのもあって、
大規模噴火とかはしにくいんですね。
だからダラダラ出てくるタイプが多い。
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アフリカの真ん中にもですね、
大陸が分割されてプレートが離れ離れになりそうというか、
なり始めてるところがあって、
そこでもマグマが出ているっていうところがあります。
で、最後の一つはどっか思いつきますか?
えー、沈んでて浮き上がってきて回転してる?
有名な火山、なんか知ってるのがあるんじゃないですか?
富士山。
それは沈み込み帯。
えー、有名なベスビオ山。
じゃない。
有名な火山、サクラ島。
日本じゃないです、だから。
えー、フニックリフニフクラ。
それはベスビオ山でいいんでしょ。
えー、他に有名、ハワイ。
そう、ハワイは沈み込み帯でもないし、
海嶺、つまりプレートが生まれてるところでもありません。
そこプレートが生まれてるわけじゃないんですね。
でもなんか噴火で島が生まれてますよね。
そう、あそこね、ホットスポットって言って、
単発的にホットプルームっていう、
そのマントルの中の熱いものが上の方に上がっている状態で、
そこでいつも同じところからマグマが生じて火山になってるっていうところなんです。
えー、ガス抜き的なところってこと?
ちょっと違うんだな。
お湯を沸かしたりすると、
ちっちゃい、あんま見たことないかもしれないけど、
夜間の底からいつも泡が出てるようなところないですか。
夜間の底から泡が出てるのは知ってるけど、
いつも同じところから出てるんですか?
夜間とかだとね、そういう感じで。
こんなちょっとの構造の違いとかでそういう風に出るんですか?
マントル大流にはなってないんだけど、
あったかくて、高温のマントルが地上の方にだんだん上がってくるっていうのがあって、
その場所が決まっているので、
その上のプレートがずれていっても、
同じところから火山ができる。
だからプレートの中に火山灯が一列になるんだよね、プレートが動いてるから。
なので、ハワイから北西の方角に火山灯が並んでいて、
今はハワイ島が噴火して、キラウェアさんとか、
あとはマウナケアとかっていうのがありますけど、
その前は今のハワイ島以外のところがホットスポットからの火山で、
また、ハワイ島も出るところがずれつつあるっていう状態です。
ということで、火山はホットスポット、ハワイみたいなところね。
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あと、イエローストーン国立公園っていうのもあって、アメリカに。
そこもホットスポットと言われています。
あとは海泥、プレートが生まれるところね。
最後がプレート沈み込みっていう日本とか、
太平洋の周り、関太平洋にある地震も起きるし、火山もあるようなところね。
っていうところに火山っていうのがまとまってあります。
で、じゃあ、なんでマグマが出現して地上に出てくるのかっていうのが謎なわけですよ。
で、マグマって何?っていう話なんですけど。
どろどろに溶けてる石?岩石?
そう、岩が溶けるんだよね。
で、なんで溶けるかっていう話なんだけど。
暑い地位だから?
そう、地球の中は暑いでしょ。
で、地下に行けば行くほど温度が上がっているから、地下に行くとある程度柔らかい石というか、岩石なんだけど柔らかくなるっていうのがあって、
マントルと言われているところは、石なんだけどやや柔らかい、年に数センチとかっていうので滞流をしているっていうのがマントルとしてあります。
でもマグマってそれよりもどろどろしていて、実際には岩が溶けて液体になっているっていうのがマグマなんですけど、
普通に考えるとというか、普通になっていると深く入ると暑くなるから柔らかくはなるけれども、そんなに深くないところなのにどろどろに溶けるっていうのが起きるのは何でかっていうのがマグマの謎なわけ。
で、海泥とかホットスポットっていうところは、厚いマントルが地表の近くまで上がってくる。つまり浅いところで温度が高いっていうのが生じるわけ。
深いところは圧力が高いので、同じ岩石でも高い温度になるまで溶けないんですよ。
わかります?周りからギューギュー押されている状態だと温度がある程度上がっても溶けないんですけど、同じ温度で圧力が低くなると溶けるっていうことが起きます。
いいですか?ってことは、マントルの熱が浅いところまで伝わってくると岩が溶ける。
なので、海霊みたいな常時マントルが滞留していて、厚いものが地表の近くまで出てくるときにはそこで岩を溶かしてマグマとなって、
ドロドロなものが地上に噴出して、というか海底にも噴出するんだけど、山になったり火山になったりするっていうことが起きます。
ホットスポットも似たようなもんだよね。とても厚いのが上に上がってくるから。
なので、岩が溶けてそのまま溶けたのがマグマになったっていうタイプなんですけど、
プレート沈み込みはちょっと様相が違っていて、皆さん地震のニュースとかね、プレートが沈み込んでますよっていうの見たことあるんじゃないかと思います。
21:05
日本列島に向かって太平洋プレートとかフィリピン海プレートっていうのが大陸の下に潜っているんだよね。
で、その時に海の中の鉱物やら水を一緒に引き連れて沈んでいくんです。いいですか?
はい。
ただ水もね、液体の水がそのまま入っているのではなくて、
イオン化したHとかOHが岩の中の物質と結びついて、いわゆる水の成分を含んだ岩石として潜っていきます。
で、実は水を含んだ岩石は水を含んでないものに比べて溶ける温度が実はとても低いんです。
普通の岩はね、1500℃とか1600℃にならないと液体にならないんだけど、水を含んだものは1000℃ぐらいで液体になってしまうのね。
するとどういうことが起こるかっていうと、石だけ、水を含んでないものがプレートとして中に入っていくと、
熱くなって圧力も高くなって、なので途中までは溶けずに、途中から溶けてもマントルと同じような状態になるんだけれども、
水を含んでいると、水を含んでいるエリアが途中まで下がると潜るとか、溶けやすくなるとか水分を吐き出して他のところに水を浸透させたり、
あとは普段だったら溶けないぐらいの1000℃ぐらいの温度になったところで溶け始めちゃうんですね。
そうすると溶けたマグマは水が入っているのもあるんですけど、周りのものにも軽いので、
岩石とかマントルの方は実はもっと近くよりも重いんだけど、マントルの上の方に隙間を通ってだったり、泡になってのように上がっていくっていうのが起こります。
そこもそこそこ厚いんで、溶けたマグマが周りよりも比重が軽くて浮き上がっていって、途中で比重とか圧力が釣り合ったところで溜まったり、
またそこから岩の割れ目を伝って地上の方に上がっていったりします。
そうするとだんだん圧力が低くなるじゃないですか。
圧力が低くなると、今度は溶けたマグマの中からガスや水分、水蒸気とかっていうのが出てきて、
そうすると急激に膨らんで圧力が高くなったりするっていうのがあって、
なおかつマントルから岩を温めて全然水を含んでないところと比べて、水を含んだマグマの方が粘性がある。
べっとりしてるんで、水蒸気やガスみたいなものが噴出して周りのものを吹き飛ばすっていう噴火をしたり、
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マグマ自体が発砲して飛び散るっていうので、大きい噴火が起こるっていうのが沈み込み帯の風の特徴です。
なので、プレートが沈み込むところでは海溝っていうのができるんだよね、沈み込んでるから。
海の中にすごい深い谷があるんだけど、そこから何十キロか何百キロか離れた奥まったところ、
プレートが進むところから行くと内陸側に火山ができやすくて、できやすいところは似てるんで、
線状に、海溝に平行したところに火山ができるっていうのがプレート沈み込み帯の風の特徴です。
火山フロントっていうらしいよ。
フロント、前ってことですか?
そう、最前線。
前線って言い方をすれば前もかっこいいですね。
ある程度離れたところがあるんですけど、もう少し沈んだところに再度マグマを供給するっていうところができて、
それが最前線じゃなくて、ちょっと奥まったところに2本目、3本目の火山の列ができたりするんですけど、
そっちは一般的にマグマの供給量が少ないのでたくさんはできないっていう傾向があると。
日本って太平洋プレートっていうのとフィリピン海プレートっていうのが立体的に交差してるんですよ、列島の下で。
そうすると水を含んだものが下がっていってマントリに温められて溶けるっていうのと、
その下にももう1個プレートがあって、そんなに熱いのが伝わってこないっていう場所とかがあって、
そんな関係から北海道から東北、関東の北を回って富士山を通って伊豆から南の方に抜けていくっていう太平洋プレートのエッジは火山があるんですけど、
一方でフィリピン海プレートが潜り込んでるところでは、九州の方はずっと沖縄の方まで火山が並んでますけど、
中国地方から近畿の方はそういうのが少ないっていうのは、プレートの立体構造的にマグマの生成が起きにくいというので、火山がたくさんあるところと空白地帯があるっていうのができてます。
ということで火山は岩石が何らかの影響で溶ける、沈み込み帯の時には水分を含んでいるっていうのが大きい要因で、地下の方に温められて普段だったら水がなければ溶けないような温度で溶け始めてマグマになって上がってくるっていう話。
その他にマントルが、とても熱いものが上の方に上がってくる、定常的に上がってくるマントル大流のところには海泥っていうのができて、それは火山の連なりになってできてくる。
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ということは単発的にホットプルームっていうのが上がってくるところにホットスポットっていう火山がポツポツポツっていうところがあって、ハワイが有名みたいな火山のでき方があります。
ちなみになんですけど、トンガのフンガトンガとフンガハーパイはプレート沈み込み帯タイプの海底火山で、頭が地上に出ると島の火山になっていて、
最初のニュースでフンガトンガフンガパーハーパイが噴火しましたっていう、すごい早口言葉みたいなのがあったんですけど。
ちゃんと言えてましたか?
うまく言えてないですけど、なんでそんなことを言って。
フンガトンガフンガ。
あ、そうそう。フンガは火山なのかなって。
フンガトンガとフンガフンガ?
フンガハーパイ。
ハーパイでよくわかる。
1900年頃かな、まではフンガトンガっていう火山島とフンガハーパイっていう火山島が別々にあったの。
で、その真ん中ででかい噴火が起こって島が大きくなってしまって、フンガトンガ島っていうフンガトンガアイランドとフンガハーパイ島、フンガハーパイアイランドがくっついて1個の島になっちゃったのね。
なので、今回噴火したのはフンガトンガフンガハーパイ島が噴火したってことになるわけ。
っていうニュースで、しっかり確かめられてるかどうかわかんないけど、また2つの島に分かれたんじゃないかというふうに言われています。
なんですよ。
で、火山もね、日本の火山は近くまで行くと危ないとか、噴火するといろんなものが飛び散るとか火災が起きるみたいなところが多いんですけれども、
蛍光的にホットスポットとか海泥から出てくるマグマはサラサラしていて、ガスもすぐ抜けるんで爆発的な噴火が少ない。
なので、ハワイのキラーウエアとかではマグマが噴き出してるとか溶け出しているところのすぐ近くまで行ってマグマに触ることができるっていうのも時と場合によってはできるらしいです。
触るのはね、ちょっとやけどしてしまうんですけど。
少なくとも手が届くところまで行けるってこと?
被灼でマグマすくいができるっていうのは聞いたことがある。
あれ、前にブラタモリで伊豆大島とかの噴火の後のマグマ、あれはでもマグマの冷えた、あれでもマグマで子どもたちがいろいろ遊んだっていうふうにやってましたけど。
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それはマグマじゃなくて、すでに。
そうか、もう流れ出した溶岩。
溶岩は液体。
岩になると溶岩。
え、溶岩ってもう岩なの?固まったもの?
溶岩ですから。
でもなんか溶岩が流れてるようなイメージがあるけど。流れてるのはマグマ?
液体になってる溶岩が固まって岩になるんですけど、サラサラというかダラダラ流れてるやつは近くまで行けます。
ただ、一般的に日本の火山はダラダラ流れているときには何かしらがボーンって噴火してることが多いんで。
噴火とマグマの流れ出しっていうのが並行してというか、同時に起こることが多いんで近くまで行くのはなかなか大変。
ハワイのキラウェアは爆発的な噴火をせずにダラダラ流れることしかないんで近くまで行けて。
で、たぶんブラタモでやったのは、噴火もしたけど噴火が収まってダラダラ流れるっていう状態だけのときに近くまで行ったって人がいるんじゃないかな。
地球の中はなんで暑いかっていうと、地球が最初できたときの熱が残っているっていうのと、もう一つは放射性物質が熱を出すっていうのがずっと地球の内部から供給されていて、熱がね。
それが地球の内部が熱いっていうのの元になって、それが最終的には地面のすぐ下というか近くの最下部を溶かして、ところによってマグマにして火山になるっていうことが起きている。
で、地球の中身って、マントルっていうところは岩石だけどある程度柔らかくて、溶けたガラスのようって言うとあれですけど、固体なんだけど滞流するっていうのがマントルで、その中にコアとか核って言われてるところがあって、そこは鉄が主成分なんですけど、
核には内核と外核っていう、核の中にも2つの層があって、内核、真ん中の真ん中は金属の鉄が固まっているというか固体としてあるんだけど、外核、だから核の中でも外側のところは鉄が液体になっている。
中の方が液体な感じですけど、中は固まってるんですね。
そこはね、温度と圧力の関係があって。
ぎゅーっと押されて逆に固まってるわけか。
そうそう、高圧になってね。
で、鉄が主成分で少しニッケルも入って、他にもいくつか物質が入っていて、そこはいろいろ議論があるらしいんですけど、
33:07
なので、外核っていうところは、実はマントルとかよりもずっと柔らかくて、液体の鉄っていうのが存在していて、
卵でいうと殻が近くっていう、皆さんが立っているプレートとかがあるものが殻。
で、白身のところがマントルで黄身のところが核なんですけれども、
核は外核と内核があって、外核のところは実はトロトロの鉄が溶けた状態になっていると。
5000℃ぐらいあるのかな。4000℃から5000℃ぐらいあるんじゃないかな。
で、地球が自転しているから、内核も実はぐるぐる回っていて、
そうすると、外核の液体なところが渦を巻いて流れることになるわけよ。
外の回転と中の回転の差があると。
はい、なんとなく。
なんとなくわかる?
かき乱されてる感じね。
かき乱されてぐちゃぐちゃになってるんじゃなくて、
軸があって、外側と内側が違うスピードで回ってるとすると、
周りのところには円筒状の回転をするのがぐるぐる回るっていう風になるんじゃないかという風に想像されていて、
球で考えるとなかなか難しいんですけど、円筒を1個用意して、そこに水を入れますと。
水ではなくて、もう少しねっとりしたものでいいんですけど、ねっとりしたものを入れて、
その真ん中に棒を入れて、棒と外側を違うスピードで回す。
片方だけ回してもいいんですけど、そうするとねっとりしたものがまとわりついてくるじゃないですか。
で、あるスピードになると、円筒の周りの液体なところに円筒状の回転をするものが何個かできるっていうのが想像がつくんじゃないかと思います。
歯車的にね、ぐるぐるぐるって。
で、そこが鉄でぐるぐる回って、っていうのがあるのが磁石の元になってると。
で、内角の回転と外角じゃないや、マントルのところの回転がどっちが早いかとか、
その辺でぐるぐる回る円筒状の外角の液体がどう回転するかで磁石の方向が変わるんじゃないかというふうに言われているんですが、
まあ地球の内部のことなので、一応モデルとしてあるという感じですね。
ほう。
そうそう、なんかね、何回か前にその辺をもやもやしたまま喋っちゃった気がするんです。
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そうですね、地球のジーパー的にはまだはっきりわかってないっていうような話は。
ダイナモ効果って言って、地球の中にある電気を通す液体になっているものがぐるぐる回ってるよって説明をした気がするんですよ。
でも、
そうでした。
ワントル大流は岩石でたくさん電気を通すものでもないんですけど、外角が液体になっていて、そこはほぼ鉄が主成分で、
そこに円筒状の回転をする渦がたくさんできているのが同じ方向に向いてると、ある方向に磁石になって、
その円筒状にぐるぐる回るやつは内角の個体のところと地球全体の回るスピードの差で、それができているんじゃないかっていうふうにモデルが作られていて、
その周りをぐるぐる回る回転しているものがしっかり回転しているのを上向きと下向きみたいなものが混じって反対になるのか、内角と地球の回転数の差が早まったり弱まったりして逆向きの回転になるのかとかっていうのはよくわかってないんですけど、
その辺はまだなんで逆転をするか、逆転のときにどんなことが起こっているかまではよくわかってないけど、そういうモデルが提唱されていますっていうのを付け加えておきます。
話をちょっと火山に戻すんですけれども、
火山活動はマグマが吹き出して、要は下から上がってくるだけだとハワイみたいにダバダバ出るだけなんですけど、ボーンと爆発するっていうのはマグマの中に入っているガスや水分、水分も水蒸気になるんですけど、
そういったものが圧力が低くなって急に膨張して吹き飛ばすっていうタイプと、地上近くの水とかに触れて、そこで水蒸気を作って爆発するっていうタイプと、そこに出てくるマグマは粘性、粘り気があるんで、中からガスが噴出するとマグマ自体が吹き飛ぶというか飛び散るっていうので、この前の軽石がたくさんできたりね。
っていうのが起きたり、火山の本体の岩石を吹き飛ばして、それが火災流や土石流やっていうのになったり、すごく細かくなったものが火山灰になったりとかっていうので、あっちこっちに飛び散る話と、それが出てきて流れるのが粘性が低い。
サラサラしてると山になりにくくてダラダラしちゃうけど、粘性があるとそれが粘り気があるんで山の形になったり、もっと粘り気があると火山としてというよりも、むくむく盛り上がってそこで止まっちゃうようなやつもあったりします。
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確か昭和神山とかはあれですよね。噴火せずにむくむく盛り上がって止まっちゃったやつですけどね。っていう山も、火山なんだ、火山というか火山製の山なんだけど、噴火をせずに止まってしまうっていう山もあったりします。
日本にいるとね、山ってみんな噴火してできた山が多いように感じるけれども、実はそれだけではなくて、ネパールとか中国の国境にあるヒマラヤとかは押し付けられて曲がってできた山々なので、あの山々は噴火してできた山ではないです。
で、日本国内でも噴火してできた山と押しつぶされて歪みで盛り上がっちゃった山とかが混在していたりするので、日本人はなんとなく高い山があると噴火してできた山かなって思うことが多いんですけれども、押し付けられて歪みで盛り上がった山と火山が日本では混在しているというのが現状ですね。
なので、山のでき方もいろんなものがあって、火山だけではなくて近くの動きで山になったもの。
いや、逆にね、近くの動きで海になっちゃったようなところ、日本海もね、日本が大陸からちぎれて、そこに水がたまって日本海になったりもしてるんで。
ほう、昔は湖だったんですね。
ちょろちょろと湖なところが、日本が大陸から離れて。
決壊したわけですね。
決壊って言うんですかね。
ニュアンス的には。
あ、そうそう。ただ東日本は、別れた時にはまだ海底だったんで。
あんまり決壊したっていうよりは、離れて、海中を離れていってから、にょきにょきと高くなりだしたっていう感じなんですけど、それもね、プレートに押されて高くなったりしてるんで。
だから、全体的にプレートで押されて高くなったのプラス、火山で山がちになったりとかってのがあったりします。
はい。
ということで、今回はフンガトンガフンガハーパイのニュースから火山についてお話をしてきました。
いろいろね、地球の内部の話だったり、あとは、噴煙がたくさん上がると気候が変わるだったり、結構ね、火山は他の自然現象とも関わりがあったりして。
今回のトンガの火山の爆発は規模は大きかったけれども、光を遮るようなガスの成分が少ないんじゃないかと言われていて、寒冷化の影響は少ないんじゃないかと言われているんですけれども、
その辺もね、いろいろ関係があったりして、単にマグマが地上に出ているというだけではなくて、他の気象情報、気象に与えるものや近くの生態系に影響を与えたり、人が住めなくなるだけではなくて、その辺の植物をリセットするみたいな効果もあったりして。
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生物学をやっている人にとっては、どうやって不毛のところに植物や動物が移り住むのかという実験場にもなったりして、海のコトウみたいなところはね、そんなところでも興味深いところだったりすると思っています。
はい、ということで興味があったら、NHK教育テレビの番組は圧縮率が高くて、そんなに解像度は良くないですが、いつでも見られるようにウェブ配信しているので、見てみるといいんじゃないかと思います。
あと私が買った本の紹介をもう1回すると、地球の中身、日本列島の下では何が起きているのかというのを買って読んでみました。
はい、ということで、カザンのお話でした。
ちなみに、高校講座、地学基礎っていうのはね、あれ、名前が出てこないぞ。
タレントさんが出ていて、地学基礎は佐藤愛子さんがMCをやってます。知ってます?佐藤愛子さんは女優さんですね。
知らない。佐藤愛子知らない。テレビ見ないし。
あと物理基礎は、じゃあ知らないかもしれないですけど、斎藤由紀さんが出ています。
知ってる知ってる。本当に?
うん。
知ってる知ってる。さすがに。ポニーテールでセーラー服着て、ヨヨーで。
物理の講座なので、ヨヨーが出てきたこともあります。
本当に?
うん。私はヨヨー触ってはいけないのって言ってました。
すごいね。
そんなのを探すのも面白いかもしれません。
なるほど。
ということで、この辺にしたいと思います。
はい。
そんない理科の時間では、皆さまからのメッセージをお待ちしております。
メールを送っていただくアドレスは、
またですね、「そんないプロジェクト」というグループで、
ウェブサイト、「そんない.com」というウェブサイトで、複数の番組配信を行っております。
番組名は、「そんなことないっしょ!そんない美術の時間!そんない雑貨店!」などが現在配信している番組になっています。
皆さんが多分多くの方が聞いているポッドキャストアプリでも聞けますし、
ウェブサイトに行くと、過去に配信した番組がすべて聞いているようになっております。
またですね、メンバーはポッドキャストのほかに、
ボイシーで日替わりで配信をしていたり、
ラジオトークやYouTubeでの情報発信、
45:02
あとはですね、「そんない美術の時間!」のラチさんは書籍を出していたりして、
いろんなところで活躍をしているのでチェックしてみてください。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
あと、こちらの番組もそうなんですけれども、
audiobook.jpというサイトで有料配信もしていて、そちらではおまけをつけているので、そちらもよかったら聞いてみてください。
ということで、「そんない美術の時間!」第448回、この辺にしたいと思います。
お送りいたしましたのは、よしやすと、かおりでした。
それでは皆さん、次回の配信でまたお会いしましょう。さようなら。
ごきげんよう。
46:01

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