1. そんない理科の時間
  2. 第606回 太陽の動きの基礎知識..
2025-03-07 56:53

第606回 太陽の動きの基礎知識と惑星直列 byそんない理科の時間B @sonnaip

spotify apple_podcasts

■天文の基礎続き
・惑星直列ってなんだろう
・今月は科学系ポッドキャストの日には参加してません
・太陽系の惑星は、ほぼ同一平面状にある
・春分の日
・季節を予見するにはカレンダーが必要
・自転軸の傾きと季節



■太陽が黄道を動いていく
・太陽と惑星は黄道に沿って動く
・惑星直列とは
・天球の中の太陽の動き
・グレゴリオ暦
・1582年10月は、10日少ない
・二十四節気
・ケプラーのなんとか法則
・1日は24時間、恒星日は
・太陽と惑星は黄道に沿って動く
・太陰太陽暦の基本



600回記念グッズ
https://suzuri.jp/Yoshiyasu/designs/17164859



メールをお待ちしています rika@0438.jp質問などあれば気軽にお送りください!



audiobook.jpで使える60日間無料聴き放題クーポン
3MRU-RH46-RJ31-2GLQ

サマリー

今回のエピソードでは、惑星直列の現象や太陽と地球の関係について詳しく解説されています。旬分の日の意味や、地球の自転軸の傾きが季節に与える影響に焦点が当てられています。また、太陽の動きや惑星の配置に関する考察も行われています。地球から見た太陽の位置やその影響についても言及されています。このエピソードでは、太陽の動きや地球の公転に基づく時間の計算方法が探求され、春分や冬至などの二十四節気と天体観測の重要性が詳しく解説されています。さらに、恒星日や太陽のずれについての理解を深め、天体観測の意義が強調されています。第606回のエピソードでは、太陽の動きや惑星直列に関する基礎知識と興味深い情報が紹介されています。

惑星直列の現象
よしやす
理科っぽい視点で身の回りのことを見てみませんか? そんない理科の時間B 第606回
かおり
そんない理科の時間Bをお送りいたしますのは、よしやすと、かおりです。よろしくお願いします。よろしくお願いします。
よしやす
今日は、前回の星空案内の時にやった、天体の基礎知識みたいなやつがあるじゃないですか。
あれの続きをしようと思っていて、というのも、ちょっと前に、惑星直列しますっていうニュースが出てて、
例えばこれ、cnnco.jp、7つの惑星が夜空に並ぶ惑星直列、観察は近星側頼りって書いてあるんですけど、
夜空で惑星が一列になる惑星直列の現象が、2月末にかけて観測できるって書いてあるんですけど、これがね、よくわからないんですよ。
この記事によると、普段から明るく見える火星、金星、木星、土星に加えて、水星、天皇星、海王星の7つの惑星が並ぶって書いてあるんですけど、
直列に並ぶのがすごいのか、よくわからず、誰がこの惑星直列っていうのを広めているのか全くわからないまま、あっちこっちで惑星直列って書いてあるんですけど、
それがわからなくて、その辺の誤解があるんじゃないかっていうので、今日話をしようかなと思いました。
かおり
なんかさ、惑星直列に限らずね、でかい満月とかさ、
よしやす
スーパームーンですか?
かおり
そうそうそう、そういうのもさ、すごく煽ってない?
よしやす
あのね、夜空を見たり、星を観察していただくのは全然構わないんですけど、
スーパームーンだから満月が大きく見えるよねって言うほど、大きさはわかんないんじゃないかとか。
かおり
たぶん普段見慣れてないと、比べないとわからないだろうし、普段見てる人が例えば写真とか撮ってると、「おお!」ってなるかもしれないけど、
スーパームーンだから今日見たって言っても満月だったって言うけど、
すごいスーパームーンだ、スーパームーンだとか、あとストロベリームーンだ、なんとかムーンだ、とりあえずたまたまかな、ネットニュースとかでそれを見ちゃったからかな。
しょっちゅう出てくるような気がするよね。
一回見ちゃうと確かに同じような知事が流れてくるので、そういうやつだからかなと思うんだけど、すごくニュースとかでも出る気がして。
よしやす
みなさんが星を見ていただくのはとても嬉しいんですけど、ニュースがあるときだけ見るっていう感じも違うかなと思っていて。
かおり
比較的にテレビのニュースとかだと、ちゃんと解説も入る?
スーパームーンだとこんな感じでステフン入るからいいんだけど、あんまり全部を、特に朝の時間のニュースとか、座ってしっくりというよりも、流しながら支度してるからさ。
よしやす
今回も、惑星直列って話をしてるんですけど、そもそも惑星なんてまっすぐ並ぶに決まっているというか、っていう話がわかってないから惑星直列って言われてすごいってみなさんおっしゃるんだけど、
だいたい惑星っていうのは、ある線の上をみなさん動いているので。
かおり
黄色っぽい線でしょね。
よしやす
そう。並ぶとしたら直列なんだよなっていうのとか。
あと、例えば目で見ていっぺんに4つとか5つ惑星が見えますって言うんだったら、すごいって思うんだけど、今回の惑星直列は、
火星、金星、木星、土星、水星、天皇星、火曜星が並ぶって書いてあるんですけど、すべてを観察するのはそう簡単ではなさそうだって言って、水星と土星を見つけるのが難しい。
天皇星、火曜星はそもそも見えない。
かおり
見ようよ。
よしやす
あれ?ってことは、火星と金星と木星3つ見えるって、そんなに珍しくないじゃんみたいなね。
かおり
見ようよ。心の目で。
よしやす
と、いう感じで。
かおり
きっとあそこら辺に見えている瞬きの中のどれかがきっと見えてないから。
よしやす
そうなんです。なので、いつも心の目で見ていただきたいなと思っています。
かおり
いつも心に太陽をって感じ?
よしやす
いつも心に星空をね。
と、いう感じでですね。先週に引き続き、星空とか天体の基本の話を続けていこうと思います。
毎月一番最初の回は、科学系ポッドキャストの共通テーマって話してることが多かったんですけど、今回は諸々の事情により天文現象基礎その2になりました。
そうなの?
かおり
諸々の事情により。
よしやす
そうなんですよ。ちょっと体調が悪くて収録が危ぶまれたとかってのがありまして。そんなこともあって。
科学系ポッドキャストの日は、うちの番組以外で3月もやってるので、そちらも聞いてくださいね。
聞いてくださいね。
で、まず。
かおり
体調はどうですか?
よしやす
体調はなんとか持ち直しました。
結構、ずびずびでグビグビでイエーイって感じでしたね。知らないけど。
で、前回は、太陽と地球と惑星の関係性みたいな話をしたんですけど、
私、当たり前のように惑星って平面上?つまり、同一平面上に回ってるようなことを言いましたが、まずそこからなんじゃないかと思っていて、
太陽系っていうのは、太陽を中心に惑星が水・金・地・火・木・土・天・海という順番で、外に順番に並んでいて、太陽の周りをだいたい円形でぐるぐる回っていると。
で、地球の北極側から太陽系を見ると、太陽の周りを半時計回り、左回りに交点しているよという話をしたと思うんですけど、
それぞれの惑星はほぼ同一平面を回っています。
かおり
ね。なかなかね、面白いよね。面白い?面白いね。
よしやす
出来方としてね、塵が集まってぐるぐる回りつつ、円盤状の塵の塊になったところから惑星ができたと考えられているので、
惑星は同じ方向に回っていて、なおかつ同一平面上にあると考えられているんですけど。
で、言うのがまず前回の補足ね。
かおり
はい。
よしやす
で、今日話すのは、太陽の周りを地球が回るって言うのどういうことっていうのと、それとカレンダーとの関係みたいな話を少しできるといいかなと思っています。
3月20日は旬分の日でお休みじゃないですか。
かおり
旬分の日ってなんでお休みなの?
よしやす
えっと、大事な日だから。
で、言うのとか。
かおり
旬分の日も休みだっけ?
休みですよ。お彼岸とも言われてますけどね。
大事な日だからお休み。
よしやす
大事な日だからお休みです。
かおり
でも、なんていうのかな。日本以外でもお休みなのかな?
よしやす
知りません。それは調べておいてください。
かおり
で、なんかさ、ちょっとふと思ったけど、その国独特の記念日じゃないじゃないですか、これって。
地球の記念日じゃないですか。地球の記念日?
地球の、地球の、地球の。
よしやす
国に閉じたイベントではなくて。
かおり
そうそうそうそう。地球規模のイベント。
よしやす
または、地球太陽規模のイベントです。
かおり
そうそうそうそう。
で、まあ、日本は休みになってると。
あれ、で、下地と当時は?
よしやす
下地と当時は休みになりません。
かおり
なんで?
そんなこと言われても。
よしやす
ね、でも、そういうのってあんのかな、他の国。ね、あってもいいのにね。
で、じゃあ旬分の日ってなんだっていうのが説明しにくくないですか?
え、え、どういう意味?
旬分の日って何?って言われたらなんて答えるの?
えっと、お休みの日。
そんなこと言ってたくさんお休みの日あるじゃないですか。
かおり
えっと、昼間と、昼と夜の長さが同じ日。
よしやす
みたいな話なんですけど。
えっと、今回はほぼ太陽と地球の話で、ちょっとだけ月が出てきます。
惑星は、えっと、おまけ的に出るんですけど。
前回もちょっと話したかもしれませんが、
地球は太陽の周りを一周するのに、大体1年かかります。
逆に言うと、地球が太陽の周りを周るのを1年って決めたんだよね。
かおり
そうね。
そもそも。
よしやす
で、地球で1年を意識するのは、私たちの国に季節があるからです。
1年中同じ気候だったら、あんまり季節って意識しないよね。
かおり
まあ、そうなのかね。
あ、そうね。
そうね、そうね。
よしやす
農作業をするには、春が来て夏が来て、種まいたり収穫したりして、
冬になると寒くなって、植物が育たなくなってみたいなところと、
その前、農業を始める前は、この季節になると、木の実ができて、
お家の在庫がなくなってもなんとかなるとか、
この季節になると、何かの食べ物が採れてとか、
どこどこに動物の赤毛が生まれてとか、
あとは、この季節になると雨が多かったり、洪水が多かったりとか、
そういうのがあって、やっぱり季節すごく大事だったんですね。
かおり
結局は繰り返しから、その繰り返しの周期みたいなものを意識し始めたってことね。
よしやす
1年は何が起きるかっていう話をすると、
太陽の周りを地球が一周すると1年です。
一周するから、元に戻るから繰り返す。
地球の運動と太陽
よしやす
季節の話をしちゃうと、
地球の自転軸は、
交点の面に垂直ではなくて傾いています。
かおり
2,3,4のね。
よしやす
23.4のね。
で、基本的にというか、短い時間でいうと、
その交点…じゃない、ごめんなさい。
自転軸は一定方向を向いています。
かおり
はい。上から見たときに、
よしやす
いつもちょっと右に傾いてるみたいなイメージね。
違う言い方をすると、いつも北極星の方向を向いている軸で回っているんですが、
細かいことを言うと、これもじわじわずれていきます。
なんですが、
かおり
周差運動だった。
最差ですね。
差が合ってた。
よしやす
最差運動。
なんですが、ちょっとこれは置いておいて、
最差運動ってのがあって、ぐるぐるって一周するには、
2万6千年くらいかかるので、これちょっと置いておきましょう。
基本的に地軸、地球の自転軸は同じ方向を向いていて、
それが傾いた状態で太陽の周りを回っていると。
だから、私たち北半球にいる人たちは、
地軸の北極側が太陽から離れる側に傾いている場所だと、
1日が短くて、反対に地軸の傾きが太陽の方に北極の方が向いているとき、
私たち北半球にいる人たちだからね、そのときには日が長い。
で、旬分の日と秋分の日っていうのは、
その地軸の傾きが太陽から見て真横、つまり、
北極と南極、それぞれが太陽の方、太陽が地平線上に見える。
下旬の日は北極の方が太陽の方に傾いているので、
北極から見ると太陽っていうのは地平線から少し上がって、
23度ぐらいのところに見えるわけね、1日中。
で、逆に南極からは太陽が見えない。
日本でいう東寺の日には南極からずっと太陽が見えていて、
地平線から23.4度上がったところに見えて、北極からは太陽が見えない。
旬分の日と秋分の日は地軸、地球の地点軸が太陽の方から見ると、
真横に傾いているので、北極からは南極からも地平線上に太陽が見えるっていう感じです。
その状態だと、地球の地軸を通る線の太陽側と日陰側、
日向側と日陰側っていうのがちょうど地軸と重なるんで、
かおり
地球上どこでも昼になっている時間と夜になっている時間が同じになるっていう日になっています。
ハッピーってことね。
よしやす
ハッピーかどうかわかんないけどね。
で、ほとんどのところで太陽は真東から昇るように見えて真西に沈むように見えます。
っていうのは、極地方に行くと東とか西がちょっといい加減になるんで、
あれなんですけど、大体のところではそういう風になるっていうのが、旬分の日と秋分の日、下旬、冬旬になっています。
太陽の動きの基本
よしやす
で、星空の中で太陽はどう動くかっていう話を本編の方でそっから話そうと思っています。
かおり
星空の中で。
よしやす
そう。オープニングはここまでで、本編の方に行ってみたいと思います。
はーい。
さて、1年経つと季節が巡ってきます。
で、どっちから先に話そういいんだろうな。
地球から太陽を見ていると、毎日ね、東の空から上って西に沈むみたいな感じにぐるぐる回っているんですけど、
夜になると、星空は1年経つとぐるぐる回るというか、1年で一周するっていうのも経験するはずです。
何が言いたいかというと、地球は太陽の周りを1年かけて回ってますよね。
だから、太陽の反対側、真夜中に見える星空は1年間で一周するわけですよ。
ということは逆に、太陽の場所も星空の中のある場所から1年かけてぐるぐるぐるって一周します。
かおり
はい。
よしやす
で、この地球から見て太陽が星空の中をぐるぐるぐるって一周する、まあ太陽の周りの星は見えないんだけどね、明るいから太陽が。
これが高度12級とか呼ばれている太陽がね、順番に星座の中を通っていくっていう感じになってるんですが、
一番最初にお話をした、惑星は同じ平面上にぐるぐる回っているというお話をしました。
なので、太陽が通る経路と惑星が通る経路はだいたい一緒です。
地球から見ると必ず同じ平面上、太陽だったり月だったり他の惑星たちは同じ場所、同じ平面の中を行ったり来たりするしかないんです。
かおり
もちろんね、正確に平面ではなくてちょっとだけ角度がずれてたりするんで、重なったりすることは少ないんですが、
よしやす
それでもほぼ同じ平面上を回っていると思っていいので、星空の中を動くときにも太陽と同じように
ある場所、ある線に沿ってずっと動いているということになります。
惑星直列の現象
よしやす
だから、それを高度、黄色い道と書くんですけど高度といって、その線に沿って惑星も太陽も動くということになっています。
つまり惑星っていうのは必ずその線の中に入ってるんで、見たら2個だとね、あれですけど3つとか4つとかあったらその直線上に並んでいるので、
だいたい惑星は直列するんですよ。バラバラにはなんないんです。
かおり
そこまでいいですかね。
よしやす
その中でも、あるタイミングで夜空の中で全ての惑星が見えたりするっていうときに、
惑星パレードっていう言い方もあるらしいんですけど、
惑星がたくさん見える日っていうのがあります。
考えてみていただくとわかるんですけど、惑星が本当に太陽系の外から見てまっすぐ並ぶとする。
水・金・地・火・木・土って順番に並ぶとするじゃないですか。直線にね。
かおり
本当に直列しちゃう。
よしやす
っていうときには、地球から見たら、太陽と水星と金星が重なって見えて、内合をね。
地球から見て、火星・木星・土星は真夜中に重なって見えるってことになりますよね。
それが外から見たときの惑星直列で、地球から見ると2グループに見えて、
真夜中と真昼に見えるって感じになるはずです。
真昼は見えないんだけどね。
というのが惑星直列の謎解きで。
この前のときも、土星と水星は空には出てるけど、太陽のすぐそばで見えないっていう状況でした。
なので、惑星直列だから惑星を見ようって言っても、結局見えるのは3つぐらいだったんですけど、
金星と火星と木星と土星、4つぐらいが観察しやすい惑星で、水星はいつも太陽の近くなんで難しいんですけど、
その4つが夜空で1回で同じタイミングで見えるっていうのは、
何十年も待たなくても大丈夫?
カレンダーと季節の変化
よしやす
何十年も待たなくても大丈夫だけど、何年か待たなきゃいけないかなっていうタイミングもあります。
ということで、話は太陽に戻します。
行動の上を太陽っていうのは1年に一周していきます。
地球から見て太陽を見るとぐるぐるぐるって回っていって、
旬分っていう地球の地軸が太陽に対して真横になるタイミングから、次の真横になるタイミングまでを1年というふうに言います。
季節がそのペースで回るからね。
これが365.2425日、つまり割り切れないわけね。
これがまず基本。そこまではいいですか?
大体365と4分の1日で地球は太陽の周りを一周します。
これもちょっとだけ嘘がありまして、地球が太陽の周りを太陽系の外から見て一周するには365.25何日かかるんだよな。
365.25636日かかるんですけど、さっき言った最差運動っていうのがあって地軸がちょっとずれるのね。
なので実際に季節が変わる1年は365.2425日かっていうふうになっています。
はい。
ということで、ここからちょっとカレンダーとかね、24世紀の話をします。
ということで、1年は365日とちょっと。
なので毎年365日でカウントしていくと、4年経つと大体1日分ずれちゃいます。
これを繰り返していくと365日でカウントするのは楽ちんなんですが、
結局1年の1月1日っていうのをそのままカウントしていくとずれてしまうので、
4年に一度ウルウロシって言って、1日足す366日にすると大体合ってくるっていうのができます。
これを考えたのが、考えたって決めたのがユリウスカエサルさんでユリウス歴って言います。
はい。
これが結構前から、結構前からって言ってるんだな。
ユリウス歴は紀元前45年から導入された太陽歴です。
なんですが、さっきも言ったとおり、365.25日ちょうどだったら日付はずれないんですが、
かおり
365.2423とか2422日なので、ずーっと使っていくとずれちゃうんですね。
長い間使ってたね。
よしやす
長い間使っていると。なのでこれを1500年ぐらい。
かおり
それでも頑張って使ってたの?
よしやす
そうなんです。15600年使ったんですよ。
そしたら10日ぐらいずれるってことになっちゃいまして。
かおり
10日のずれって気になるのか?
よしやす
気になりますよ。
かおり
気になるのか。
よしやす
気になります。そうなんです。
何月何日にこんなことが起こるっていう季節感がずれちゃうわけですよ。
かおり
季節感がずれる?10日で。
よしやす
季節感がずれる。
かおり
例えば春分とか秋分とかそこらへんのぴったり点はずれるわな。10日ぐらいね。
よしやす
ずれます。
かおり
それを考えている人に見れば10日はでかいのか。
よしやす
あとは、例えばね、気がついたのは教会で春分の日を中心に行っていた祭事がずれちゃう。祭事がずれてしまうみたいなことがあったりして。
1582年にグレゴリオさんっていう人が、ローマ皇居のグレゴリオ13世さんが、太陽力改めるぞって言って、日程の調整をするのに、西暦が4で割り切れる年はウルウド氏にしましょうと。
4年に1分ウルウド氏はいいんだけど、たまにウルウド氏と見せかけてウルウド氏じゃない年にしちゃえっていうのをやって調整しようってことにしたのが今使われているグレゴリオ歴です。
かおり
4年に1度ウンヌンってやったら、それでちょっと行き過ぎちゃうこともあると。
よしやす
4年に1度だとずれていっちゃうんで、その調整をするのに西暦が100で割り切れる年はウルウド氏としない。
つまり、例えば、1700年、1800年、1900年とかはウルウド氏にしないけど、400で割り切れる年はウルウド氏にしようってしたのね。
つまり、400年に3日分ウルウド氏を減らすってことをしたわけ。
3日分減るってことね。
これを調整すると、数千年に1日ずれるかずれないかってことで、その間にまた小読みをやたらしくすればいいやってことになったわけ。
かおり
数千年ごとに。
よしやす
そう。ということで、今はグレゴリオ歴っていうのが使われていて。
かおり
その数千年経ってないってこと?
よしやす
経ってないです。1580年から。
で、この時の修正ちょっとずれちゃったのどうしたかっていうと、1582年10月にカレンダーの10月4日木曜日の翌日は10月15日にしましょうってことにしたんです。
つまり10日ぐらいずれたんで。
かおり
無理やりもうある日突然10日ずれたわけ。
よしやす
そうです。だから1582年10月のカレンダーには10月5日から10月14日がありません。
かおり
それって当然何日も前からおふれを出しとくわけね。
よしやす
これがですね。
かおり
違うの?
よしやす
グレゴリオさんは1582年の2月にこれをやるって決めて、10月にこの10日飛ばすってのをやって修正をしたんだが、ローマ公教が言ってるからってカレンダー直さねーよっていう人たちもいるわけ。
いい?つまりローマでは1582年の10月に10日空白というか10日分ピュって飛んだんですけど。
例えばイギリスは1752年9月に導入したり。
その時にちなみに11日ずれ除いてます。
なんでかっていうと、さっき言った1700年が途中に入ってるんで、11日分飛ばさなきゃいけなかったんで。
で、東方聖教会っていうロシア系のところでは、1918年のロシア革命時に導入されました。
なので13日分修正があったようです。
で、東方聖教会っていう教会では、ユリウス暦に近い小読みが使われています。
かおり
ユリウス暦ではないわけ?ちょっと違うわけ?
よしやす
ユリウス暦だとどんどんずれていっちゃうんで、修正ユリウス暦って言って、あるところからはグレゴリオ暦とシンクロするんだけど、何日ずれだっけな。
10何日ずれでやってるんで、クリスマスは年明けに来ます。
という感じでですね、カレンダーっていうのも順次導入されていて。
ちなみに日本では1873年からこのグレゴリオ暦が使われています。いいですか?ここまで。
1873年っていうのは明治6年なんですけど、計算方法はグレゴリオ暦と同じ計算方法にするという風になってるんですが、
一応ね、年数は神武天皇即位、紀元年のっていうので定義をされているようです。
という感じですね。
1年っていうところでも結構細かいところがあります。
話をもうちょっとカレンダーの方に持ってくると、旬分の日と秋分の日と、下旬と冬至がありますよというお話をしました。
1年で地球は太陽の周りを一周しています。
旬分の日と関連して二十四節旗っていうのがあります。
なんとなくわかります?確かね、この収録をしているのが景秩じゃないかな。
景秩、ちょっと調べてみると、景秩とは二十四節旗の3つ目。
大地が温まり、冬眠をしていた虫が出てくる頃ということで、
かおり
今日寒かったけど。
よしやす
そうですね。ということで、二十四節旗っていうのが定義されています。
かおり
今日出てきた虫はびっくりしたね、寒くて。
よしやす
今日は出てきにくいですけどね。
かおり
先週末っていうのかな、すごく暖かくて、ぽかぽか春の陽気だったけど、
さあ外に出ようかなって、いざ今日出てきたら、ちょっとびっくりしたね。
よしやす
そうだと思います。
どうやってこの二十四節旗が決まってるかってわかります?
かおり
旬分の日から終わってんじゃないの?
よしやす
そう。1年365日ね、大体ね。366日でもいいんですが、
二十四節旗はそれを24個の季節、季節を区切る、区間に分けるっていう風にしています。
太陽の動きと二十四節気
よしやす
大体ね、1ヶ月じゃないや、1年は12ヶ月なんで、月に2回ぐらいあるのね。そこまではいいですか?
はい。
で、旬分じゃないや、あれ?あ、そうか。旬分の日っていうのはさっき言った通り、
地球の軸が太陽に向けて、真正面で前後にはお辞儀してなくて、真横に固めてるっていう日ですよって話をしましたと。
国立天文台で観測してくれて決まるんですけど、
じゃあその後、24個の二十四節旗をどうやって割り振るかっていう話がありますが、
これがね、面倒なんですよ実は。
かおり
普通に割ってもんじゃなくて?
よしやす
日数で割って割り振るっていうやり方と、そうじゃない決め方があります。
この24等分する方法を平たいに、木持ちの木で平気法って言います。
かおり
平気なの?
よしやす
平気な、平気ですの平気なんですけど。
平気ですか。
木の二十四節旗、要は木の長さは15.2日。
簡単なんですが、そうすると下肢とか合わなくなっちゃうんです。
結局ね、地球の傾きがこっち側になって太陽との関係性があるところに行くと、
春分とか、下肢とか、冬月とか、秋分っていう話をしてるじゃないですか。
だとすると、そこに行くには、実は一年の中の春分から下肢、下肢から秋分、秋分から冬月っていうのは4分の1ではないんですよ。
なんでかっていうと、地球は太陽の周りを深円で回ってなくて楕円で回っているので、
かおり
キプラーの大何とか法則が。
よしやす
キプラーの第二法則ね。
太陽に近い時には早く回って、遠い時には遅く回るんですよ。
春分から下肢、下肢から秋分、秋分から冬月っていうのは、
時間が違うってことは、さっき言った、
24世紀も春分から数えて太陽がある角度になったときね、
春分から下肢までは90度でしょ。
下肢から秋分90度、秋分から冬月90度、冬月から春分も90度なんですけど。
かおり
そこ一番単純にね。
よしやす
そうそうそう。
この90度を15度ずつ区切っていけば24世紀はできるわけ。
なので、太陽から地球が遠い時はゆっくりしか動かないんで、
太陽と地球が遠い時は、一つの期の長さは長くなります。
一方で、地球と太陽が近いときには、一つの期の長さは短くなります。
実際には、近日天って言っている太陽と地球が近いのは、冬時に近い冬に来ます。
一方で、遠日天って言っている太陽と地球が遠いタイミングは夏に来ます。
下肢の近くに来ます。
なので、1月上旬の頃が近日天なんですけども、一つの期の長さは短くなります。
15日ないです。
一方で、14日ぐらいの刻みになって、夏は期の長さが16日ぐらいになったりします。
ということでですね、なんと24世紀っていうのは天体観測をして求めないといけないってことになっています。
地球の公転と時間計算
かおり
そう。深淵だったら単に割ればよかったんだけど、微妙に楕円なわけね。
よしやす
微妙に楕円なのです。
かおり
でもさ、微妙に楕円だけど微妙なわけでしょ。
よしやす
また微妙なんです、これが。
かおり
それ、無視しちゃうわけにはいかなかった。
よしやす
無視しちゃうわけにはいかないです。
で、もう一つすごい基本的なことがあって、1日は24時間です。
かおり
はい。
よしやす
これはいいよね。
はい。
太陽が南中してから次の南中までが1日です。
それの平均をすると1日です。
はい。
で、それを24分の1して1時間にして、60分の1して60分の1にすると1秒になります。
かおり
はい。
よしやす
なんですが、太陽が真南から真南まで来るっていう時間も、さっき言った太陽の周りを地球が楕円の軌道を描いているので、
違うな、逆の話からしたほうがいいんだな。
かおり
地球が一周するのはどのくらいの時間がかかると思いますか、時点の一周。
えっと、えっと、24時間と、15分だっけ?
よしやす
違うか、1日の一周?
かおり
地球が一周する、つまり1回転する?
よしやす
1日ってことだよね、1日が?
あ、1日は24時間でしょ?
かおり
24時間ゼロ、ざっくり24時間ゼロ分、ゼロゼロ秒だよね、基本は。
はい。
よしやす
としたわけね。
だって、そもそもそれがあれですから、1日の定義ですから。
かおり
それでなんだっけ?
よしやす
地球が一周するのにどのくらい時間がかかるかって話です。
えっとですね、地球が、今ね、私たちは太陽系の外から地球を見ることができるわけじゃないですか。
頭の中で。
地球は一周するには、えっと、24時間ではなくて、えっとですね、えっと、しっかり見ましょう。
23時間56分4秒で地球は一周します。いいですか?
23時間56分4秒で。
かおり
地球が、えっとなんだ、本当にくるんと回るって意味では、24時間弱なわけね。
よしやす
そうなんですが、その間に地球は太陽の周りを1度分進んでるわけですよ。
1年の365分の1分だけ進むんで、太陽が真南に来るにはもうちょっと回らなきゃいけなくて、
だいたい4分分ぐらいかかって、えっと、1日というかができる。いいですか?
つまり、地球が1回回るときに、地球自体は太陽の周りを1度分進んでるから、
1日の平均は24時間になるんだが、
かおり
実際の回転はその1度分進まないで回転自体は1回転するから、
23時間56分4秒。
よしやす
なんだけど、ちょっと前に言った、えっと、じゃあ、
1日で地球が太陽の周りを何度進むかは、さっき言った近似点と遠似点、つまり、
季節によって違うってことじゃないですか。
ということは、太陽が真南から真南まで来る時間っていうのも、季節によってずれるわけですよ。
地球が太陽の周りを楕円で動いているから、みたいなものがあったりして、
他にも理由があるんですけど、
太陽が真南に来るタイミングっていうのは、1年の中で長くなったりというか、ずれたりします。
でね、違う見方をすると、
地球は1日で太陽の周りを1度分好転していますが、
一周するのには23時間56分4秒で回れます。
で、23時間56分4秒で夜空の星たちは一周します。
でも太陽はやってきません。4分後にやってきます。
っていうのを、今度は地球にいる私たちの目から見ると、
一つは、丸1日経つと太陽が必ず南のところを通り過ぎて、
平均24時間で南中しますよっていう見方もあるんですけど、
一方で、夜空は、夜空ってか空に瞬く星たちは必ず23時間56分4秒で一周するんだけど、
そこに太陽が4分遅れて、毎日4分ずつ遅れて動いていくっていう見方もできるわけね。
この相対的な話が、太陽が夜空の中を動いていくっていう見方もできれば、
太陽がぐるぐる回っていくときに、季節によって夜空がぐるぐる回るっていう見方もできるわけ。
それは、ちょっとだけ前に説明した、地球からの真夜中に見える星空は、
1年で一周するっていうのはわかりやすいよね。
太陽と反対側の星空が見えるわけだから、
その星空っていうのは、太陽の周りを地球が一周するのに応じて、
パノラマ的にね、ぐるぐるぐるぐるって回ってくるっていう見方もできます。
これ、同じことを言ってるんだけど、いろんな表現の仕方があって、
光勢、つまり、夜空の星に対して地球は一周するのに23時間56分4秒かかります。
これ、光勢B、または光勢実と言います。
で、太陽が何中から何中までするっていう、平均24時間かかるやつを、
1、太陽実、太陽Bと言います。
なので、その辺のずれと、
季節で太陽が星空の中を動くっていう話と、
星空が1年かけてぐるぐる回っていくって話は、
同じことを違う言い方をしていて、
その進み方は、
楕円で回っていることによって微妙にずれているっていうのもあったりして、
それはカレンダーの24節記のタイミングとも連携しているっていう風になっています。
そう。なので、
同じようなことを聞いても、違う答え方をしているって思われることがあるかもしれませんが、
実は、同じことを違う言い方をしているだけなんですよ。
かおり
視点をどっちに置くかによって。
よしやす
何を固定するか、何を原点にするか、
みたいなことで決まってきます。
かおり
ていうか、たぶん楕円が気になりだしたのって最近よね。
よしやす
最近って。
かおり
どこからが最近かわかんないけど。
すごい100年前からじゃないの?
昔は円でよかったわけじゃん。
よしやす
まあまあ、そうっすよ。
かおり
だけど、その微妙な楕円さ具合が気になり始めたわけよね。
気になりましたよ。
そしたら、どんどん楕円が気になり始めちゃって、
めんどくさくなったわけね、いろいろなことが。
よしやす
めんどくさくなったっていうか、正確になった。
大変になったわけね。
でも、さっきも言ったとおり、
太陽の高さが一番高くなるっていうのが下肢じゃないですか。
それは、一年を旬分と秋分で4つに単に区切っちゃうとずれちゃうんで、
やっぱり太陽の高さが一番高くなる日と、
真横から照らす日っていうのと、
昼間の時間が一番短くなるという当時の日っていうのは、
角度で求めなきゃいけないし、
二十四節記はそれに準じた二十四等分がいいんじゃないかと。
時間での等分ではなくて角度での等分がいいんじゃないか。
で、それを真面目にやると天体観測が必要だったり、
楕円のことを気にしなければいけなくなるっていう話です。
旧暦と新月の観測
よしやす
で、ここまでで一年の話がめんどくさいことがわかったんですが、
一年は江戸時代まで、さっき言った明治六年よりも前、
日本では旧暦というのが使われていまして、
一年っていうのはだいたい新月から新月までの一月っていうのが、
十二回来たら一つって一年という風に数えましょうってことになっていて、
大印暦ね。
で、それをやってると一年に十一日ぐらいずれちゃうんで、
この地球が太陽の周りを回るっていうのに比べて。
なので、潤月っていうのを入れて、それを調整するっていうのをずっと使ってきました。
江戸時代だけでもう250年。
その前まで入れると、何年ぐらいだっけな。
800年ぐらい使ってるのかな、旧暦っていうのを使っていて、
新月から新月、つまりいつが新月かを求めるっていうのを天体観測で求めなきゃいけないっていうのがあって、
なかなか大変なんですよ。
新月を求めるのは大変なのが二つあって、
一つは新月の日には月が見えないということ。
だからいつも観測をしていて、ここが新月に違いないっていうのは計算で確かめるしかないんですよ。
そんなの見えない日が新月じゃんって言うかもしれないですけど、
それだと日付が変わる前か後とかの微妙なところの計算がうまくいかないんで、
そこは計算で求めなければいけないっていう話と、
カレンダーを作る人は今月の新月のタイミングがわかればいいだけじゃなくて、
1年先またはもう少し先の新月の日を求めなきゃいけないっていうので、
天体観測をしてこういうふうに動いているから、
カレンダーと天体観測の重要性
よしやす
1年先までの新月はこのタイミングになる。
その日はこの日だからこの日を1日にするっていうふうに決めていくっていうのを、
幕府の天文型っていう人たちはやっていたっていうことになります。
っていうのがカレンダーね。
カレンダーはそういうのをやっているのは国立天文台っていうところで天体観測をして、
来年は旬分の日がこの日ですという話とか、
ウルド氏はグリゴレオレキのやつで間違いありませんというのを
太鼓板をしているのは国立天文台です。
なので国立天文台は毎年2月かな3月かなに、
翌年の天体の運行でこの日がお正月で、
お正月は決まっているんですけどこの日が旬分の日、
この日が秋分の日、
その他の雑季と言われる二十四節季がこの辺にありますよみたいなことを発表するっていうのをやっています。
で、かおりさんの言うようにね、
少しぐらいずれててもなんとかなるんじゃないのっていう話がある一方で、
さっきのユリウス暦からグリゴレオレキのことを見ても、
放っておくと1500年ぐらい経つと10日違っちゃうっていうところが起きるわけですよ。
で、実は採査運動っていうのは26000年に一周するんで、
それの補正をしなければいけないこともあったりします。
そういうのが必要なこともあったりして、
細かく見ていくと面倒くさい一方で、
自然を観測すると微妙な違いがあるっていうのを生かしていかないと、
誰かがどこかで困ることがあるかもしれません。
地球と太陽の視点
よしやす
はい、そんな感じでですね。
星を見るとき、太陽がどこにあるのか、月がどこにあるのかみたいなところを意識したり、
惑星直列っていうニュースがなくても星空を見るというのをやっていただきたいななんて思っています。
一応ね、この番組では目で見える天文現象を主にご紹介をしていて、
天皇星とか海王星がね、月に近づいてますみたいな話も調べればすぐ出るんですけど、
見てもわかんないんで、目で見てもね、暗くて見えないから。
なので、紹介はしてないですけれども、
金星、火星、木星、土星は結構見やすいので、もちろんね、見にくい時期もありますよ、
太陽に重なったりするのもあるんですけど、
その辺の星が、星空の中をどうやって動いていくかと、
月の動き、太陽の動きぐらいを気にしていただけるといいんじゃないかと思っていますし、
地動説とかね、天動説っていう話をした時に、
頭の中でね、説明できるような図が思い浮かぶといいんじゃないかと思っています。
そういえばね、地っていう漫画、今アニメになってますけど、
それのテーマにした展覧会が、
日本科学未来館で3月から6月かな、に始まって、
それを見に行こうと思ってるんですけど、
地動説になったからって、
毎朝の太陽の出る位置が変わるわけでもないし、
星の動きが変わるわけでもありません。
皆さんの足元の地球が動かなかったものが動くわけでもないです。
かおり
もう動いてるって言うんだもんね。単にそれを認識した?
よしやす
それを止まってると思うか、動いてると思うか。
私たちは太陽の周りをぐるぐる回っている地球っていうところに
張り付いていると思うのか、
私たちの周りを全てのものは、
私たちを中心にして回っていると思うのかの違いだけなんですけど、
とはいえね、考え方としては随分違うと思っていて、
私は、ちょっと話が飛ぶんですけど、
使いやすいものを作るっていうのをお仕事にしてるのね。
正しさを確認するとかっていうのがあって、
物を設計する人は、物はこういうふうに動くって書くわけですよ、設計図に。
それは当たり前じゃないですか。
なんですけど、そうではなくて、物はこういうふうに動くではなくて、
お客さんから見たときにこう見えるように動くって書いてくださいっていうのをお願いすることがあって、
それって同じじゃないかって皆さん言うんですけど、
それ違いますよっていう話をすることがあって、
まさにね、天動説と地動説の違いだなと思っています。
なので、お客さん目線で見た世界を作るっていう話と、
お客さんと物があるところを外から見た世界っていうのは、
随分視点って違いますよね。
一人称視点と三人称視点。
その辺の差があるっていうのも面白いかなと思っています。
かおり
はい。
よしやす
はい。ということで、今日はなかなかと、
太陽の周りを地球が回ってるって話をしました。
かおり
それでも地球は回ってる。
よしやす
地球回っています。今、このタイミングでも回っています。
かおり
目が回らないように気をつけましょう。
よしやす
地球が回ろうと回らずに関わらず、目が回るときはあります。
かおり
でもなんだっけな、地球って宇宙の中で見るとものすごいスピードで動いてるじゃないですか。
よしやす
ん?
かおり
銀河系…違う。天の川銀河の中で。
天の川銀河の中で光点っていうのかな。回ってるじゃないですか。
よしやす
銀河の中心をセンターにして回ってます。
かおり
そう。っていうので、それがものすごいスピード。
よしやす
それがものすごいっていうかわかんないですけど。
かおり
それが例えば止まったらどうなるかっていうと、
完成の法則が働くから、逆風が吹くっていうの?
すごいことになるっていうのは。
よしやす
言いたいことはわからないでもないけど。
かおり
じゃあもうちょっと略して。何て言っていいかわからない。
よしやす
地球の時点、光点っていうのも、
今私たちが思っているぐるぐる回ってるっていうのを一瞬にして止めたら、
何ていうの、車、100キロ出してる車で壁にぶつかるように、
私たちは放り出されるとかそういうことが起こるでしょうって話でしょ?
かおり
そういうことそういうことそういうこと。
よしやす
ただ、止まってるっていう要は、
高速道路で行くとコンクリートの壁っていうものは基本的にはないので、
あんまり心配はしなくていいと思っています。
だから目回るわけですよ。
これ真面目な話をすると、
どこからか見て客観的に止まっているっていうものを、
例えば太陽系の中に、地球の時点じゃないや、光点に対して止まっているものっていうのを作ろうと思うと、
すごい大変なんです。
何でかっていうと、地球は光点してるから太陽に落ち込まないわけですよね。
なんですけど、それを光点してないものを地球の軌道上に置こうと思ったら、
太陽の方に落ちてっちゃうわけですよね。
回ってないから。
地球の光点しているところで安定しようと思ったら、
地球と同じスピードで回らなきゃいけないんですよ。
なので、あんまりそういう地球が光点していて、何かにガーンってぶつかって急に止まるっていうのは、
気にしなくていいと思っています。
かおり
一方で、
よしやす
じゃあ地球の光点軌道のところを逆向きに回るものっていうのもあってもいいわけね。
地球と同じ速さで。
それでも落ちないわけでしょ、太陽には。
そういうものを作ったり、
あとは軌道は異なっているけど、たまたま地球の光点軌道と重なるような天体っていうのの動きが考えられるよね。
わかります?
つまり止まっているのではなくて、相手は相手で、
太陽に落ち込むように動いているものが、地球の光点軌道をたまたま横切るっていうことがあったりするわけじゃないですか。
小惑星と衝突の可能性
よしやす
そういうところにぶつかると大変なことになるわけです。
その大変なことの一つが、流れ星ね。
流星群っていうのはそういうふうにして起きています。
あれは別の放気星のかけらが、太陽の周りを自分の都合で回っているんですけど、
その一部が地球の光点軌道と重なるところがあって、そこを地球が通過すると、
つぶつぶが地球の大気にぶつかって、つまり彼らからしてみれば、
自分たちが動こうと思ったところをいきなり横からバーンとぶつけられるわけですよね。
ということが起きます。
なので、私たちはすごく速いスピードで動いているから、
止まっているものとぶつかったり、急に止まったら大変っていう話を心配するのではなくて、
世の中にはすっげえ速く動いているものがあちこちにあるわけで、
すごく確率が小さいけど、たまたま重なったらすげえ大変という方を心配する方がリアルだということですね。
なので、小惑星が衝突するかもしれないというのはニュースになったりします。
かおり
何年だっけ、衝突する可能性がある天体について何か出てましたよね。
よしやす
そうですね。確率がいっぺん上がってまた下がって、もうほぼ衝突しないだろうと言われています。
かおり
本当にもうそこまでなったの?
よしやす
うん。ただ月に衝突する可能性が0.0何パーセントなのかな。
かおり
まだそれも起動後、いろんな情報から計算していて、あれもう離れたの?
よしやす
離れたわけじゃないですよ。計算が緻密になると確率が下がる。
かおり
今のタイミングはデータが集められるタイミングだけど、
ちょっとすると情報が集められなくなるから、また今度は近づいた時にデータ収集するというような話があった気がしたんだけど。
よしやす
そこまで詳しくないです。
かおり
とりあえずはそんなに今のところは心配されてはいない。
よしやす
小惑星は見つかると軌道の計算がされます。
短い期間だと小惑星の動きは雑にしかわからないんですけど、
観測を続けると長い距離動いたってのがわかるんで、軌道が細かく計算できるようになります。
なので見つかってしばらくは危ないかもしれないっていうのが、
だんだん緻密に計算ができると、近くは通るけどぶつかんないよねってことがわかる。
っていう風になっています。
で、それはだんだん緻密にはなっていくんで、ほぼ問題ないんですが、
途中途中で他の惑星や小惑星の影響を受けて、
少しずれるみたいなことがあるといけないんで観測は続けます。
という感じです。
ということで、またね、小惑星のぶつかる可能性も知れないっていう確率が、
ある程度上がってまた下がっていくっていう理屈はまた別であるんで、
それはそれでまたお話ができればかなと思っています。
はい、ということで、今日は星の動きの基礎その2、
地球と太陽の動きについてお話ししました。
恒星日、太陽じゃないや、地球が星空に対して1回回るのは23時間56分4秒ですと。
で、太陽は1日4分ずつずれていきますと。
360倍するとだいたい1日になりますみたいなことも分かったんじゃないかと思います。
はい、ということでこの辺にしたいと思います。
この番組では皆様からのメッセージをお待ちしております。
番組の感想だけでなく、こんな風に聞いてますよという話や、
理科っぽい質問、あとはですね、こんなところに行ってきましたというお出かけ報告なども
送っていただけると嬉しいです。
はい。
送り先はメールアドレス、
理科アットマーク0438.jp、
rikaアットマーク数字で0438.jpです。
太陽の動きと惑星直列の基礎知識
よしやす
ぜひね、名前を読んでいいラジオネームを付けていただけると嬉しいです。
あとですね、
sonnai.com、sonnai.comのウェブサイトに
そんな理科の時間の番組一覧があるページの右側に
投稿フォームもありますので、そちらからメールを送っていただくこともできますので、
そちらもご活用ください。
はい。
ソンナイプロジェクトというグループではこの番組のほか、
そんなことない秘書、ソンナイ雑貨店などの番組も配信しております。
興味深いお話、いろいろあるようなので、ぜひ聞いてみてください。
かおり
はい。
よしやす
あとですね、有料でaudiobook.jpというところのサービスを使って
配信も行っておりますので、そちらおまけ音声を付けておりますので、
もしよろしければ聞いてみてください。
かおり
よろしくお願いします。
よしやす
ということで、そんな理科の時間第606回、この辺にしたいと思います。
お送りいたしましたのは、よしやすと、
かおり
かおりでした。
よしやす
それでは皆さん、次回の配信でまたお会いしましょう。
さようなら。
かおり
おきげんよう。
56:53

コメント

スクロール