1. そんない理科の時間
  2. 第644回 0とは(科学系ポッドキ..
2025-12-05 40:41

第644回 0とは(科学系ポッドキャストの日) byそんない理科の時間 @sonnaip

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■オープニング
・科学系ポッドキャストの日、テーマは0(ゼロ)
・ゼロはなくてもいい?
・西暦も月も日付も1から始まる
・数え年と満年齢



■ゼロとは
・0の使われ方
・位取りの「0」
・筆算で計算しやすい、大きな数が簡単に表せる
・数字としての「0」
・計算で使うと破綻?
・いつゼロの概念を理解するのだろう
・プログラミングでは0が重要
・フロアは0階がある?



科学系ポッドキャストの日 に参加しています。
12月のトークテーマ「0」 ホストは 技術者かねまるの「プラントライフ」
科学系ポッドキャストの日とは?:https://scien-talk.com/science_podcast/



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サマリー

このエピソードでは、数字の0について考察が行われ、0が自然数に含まれない理由やその歴史的背景が探られます。また、0の重要性や実用的な側面についても言及されます。ゼロの概念が数学に与える影響とその歴史が探られ、特に数字の表記や計算におけるゼロの役割が詳しく触れられます。そして、自然数との関係から引き算や割り算の問題点について考察されます。ゼロの数学における重要性や歴史的な議論についても考察され、特にゼロを扱う際の注意点やゼロが数学やプログラミングに与える影響が探られます。さらに、日本の1階と西洋の1階の概念の違いや、床の有無に関連する文化的背景についても解説されます。加えて、ゼロの概念と階の関係についても触れられ、リスナーに思考を促します。

0の歴史と重要性
スピーカー 1
理科っぽい視点で身の回りのことを見てみませんか?
そんない理科の時間 第644回
そんない理科の時間をお送りいたしますのは、よしやすと、
スピーカー 2
かおりです。
スピーカー 1
よろしくお願いします。
スピーカー 2
よろしくお願いします。
スピーカー 1
今日は、科学系ポッドキャストの日の企画に乗りまして、
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
テーマは0です。
スピーカー 2
0。
スピーカー 1
はい。科学系ポッドキャストの日。
スピーカー 2
何か口にくわえてる人だっけ?
スピーカー 1
誰ですか?
スピーカー 2
口にくわえてなかったっけ?
スピーカー 1
誰が?
0。
知らないです。
スピーカー 2
私も知らないんだ。
スピーカー 1
ということで、毎月、科学系のポッドキャストというか、
科学系じゃなくてもいいんですけど、
ポッドキャストで同じテーマでお話しましょうという企画でありまして、
トークテーマは0。
ホストは、技術者金丸のプラントライフというところがホストになっております。
ということで、たぶん今回も20から30のポッドキャスト番組が同じトークテーマ0でお話をしています。
はい。
ということで、0の話をするんですけど、
はい。
この番組ね、不器用なんで、
スピーカー 2
あー、不器用ですよね。
スピーカー 1
そう。だから、何ていうの?
0と言えば、ほにゃららだよねみたいなひねったりせずに、
えっと、0って何だっけねって話をしていきます。
はぁ。
はい。
で、算数で最初に習うのって、自然数というふうに名前が後からわかるんですけれども、
うんうん。
1から始まる数ですよね。
うん。
で、自然数っていうぐらいで、
あの、なんとなく自然に1から始まる数字っていうのがあって、
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
すごく昔から1,2,3,4って数えられてるんですけど、
うん。
これどういうことかっていうと、0なんてなくても生活に困らないっていうことなんですよ。
スピーカー 2
ん?0は自然数じゃないってこと?
スピーカー 1
0は自然数じゃないです。
スピーカー 2
へぇ。
スピーカー 1
例えば、西暦っていうのは、600何年ぐらいに、えっと、小読みを作ろうって言って、
今よりも何百年か前に、キリストが、聖書の中でキリストが生まれたりなんだりしたというのがあって、
ここを0年にしようって言わないで、ここを1年にしようって言って始めたわけ。
スピーカー 2
おー、なるほどね、なるほど。
ほうほうほう。
スピーカー 1
だから、西暦。
スピーカー 2
0はないからね。
スピーカー 1
そうそう、1年っていうのから始まって、だけど、その前ってどういう年かって、
あの、なんていうの、表さなきゃいけないじゃないですか。
うん。
だから、その前は、期限前1年、2年、3年で付けたわけ。
うん。
っていうことかっていうと、今、数学やってる人は、3、2、1、0、その前は、マイナス1、マイナス2、マイナス3になるわけでしょ。
うん。
そうじゃなくて、期限1年、2年、3年、4年はいいじゃないですか。
期限前は、期限前1年、2年、3年、4年っていうので、えっと、いわゆる自然数しか使ってないわけ。
0なんてないのよ。
スピーカー 2
ほうほうほうほう。
スピーカー 1
っていうふうに、だから、600年ぐらいのヨーロッパの人は、そんなふうに決めたの。
だから、マイナスの数も使ってないし、0も使ってないのに、期限前があるっていう状態ね。
うん。
なんかそれ、だまされた気がするかもしれないけど、皆さんが、何月何日っていうのも、1月1日しか始まらないじゃないですか。
うん。
0月とか0日って言わないよね。
うん。
あと、昔の日本では、生まれたら1歳だったの。
うんうんうん。
で、日本ではね、お正月が来ると、歳を1個取るっていうやつで、まあまあ、身の回りね、0なんてなくても、生活に困らないんですよ。
はい。
文化におけるゼロの使い方
スピーカー 1
小学校のこう、算数の授業で、リンゴが3個ありました。1つ食べたら、残りはいくつでしょう。2じゃないですか。
うん。
はい。でも、ほとんどの場合、リンゴが3個ありました。3個食べたらいくつでしょうって問題は出ないんですよね。どういうことかわかります?
スピーカー 2
なくなっちゃうから、数じゃないってことね。
スピーカー 1
そうなんです。0は、数じゃないっていうのが、自然数の世界なわけ。
スピーカー 2
でもそうか、概念なのか。ないんだから。
スピーカー 1
ないんです。
スピーカー 2
もう、表そうって気にもならんわ、くらいだね。
スピーカー 1
そうそうそう。そういうふうにして、0がなくても生きていける世界が、この世の中の大半なんですが、あ、そうそう、あと、なんだっけ、長野県には御柱っていうのがあるの知ってます?あとは。
スピーカー 2
御柱村はか、みたいな。
スピーカー 1
おっきい木を山から切ってきて、神社に建てるっていう柱に、王がついて、御柱祭っていうのがあるんですけど、これが、柱ですよ、柱。
スピーカー 2
建物を建てるんじゃなくて、柱を建てるの?
スピーカー 1
そうです、そうです。で、これね、ウェブサイトとか行くと御柱で探すとあると思うんですけど、7年に一度って書いてあるのね。あと、なんだっけ。
長野県だと、禅公寺とかの祭事というかも、7年に一度って書いてあるんだけど、御柱と虎年と羊年に行われるって書いてあって、12年に2回やるわけね。
ってことは、6年に一度なわけですよ。
なんだけど、6年に一度っていうのが、今の私たちの表し方なんだけど、昔の人は御柱やった年が1年目って数えるから、7年に一度になっちゃうのね。
だから、そういうインターバルも数えてやっちゃうわけ。
っていうのがあって、ゼロがないから、6年ごとなんだけど、7年に一度って書いてあるっていうのが、今もドーンとウェブサイトとかに出ています。
今はね、みなさん生まれるとゼロ歳で。
スピーカー 2
今のって日本の話だよね。
スピーカー 1
日本の話。
スピーカー 2
そこさ、ゼロの発見ってインドの話だよね。
スピーカー 1
ゼロが数字として扱われたのはインドが最初と言われています。
スピーカー 2
なんかゼロの発見とかいう本がなかったっけ?
スピーカー 1
あ、ありますよ、本。
スピーカー 2
それがインドの話だっていう気がするんだけど、インドの山奥で修行して、だいだらぼっち?
スピーカー 1
ダイバーだったんですよ。
それはレインボーマンのテーマ曲ね。
わかんない人は検索してください。
スピーカー 2
なんだっけ、ゴレンジャー系の戦隊が終わるんだってね。
スピーカー 1
その話する?
スピーカー 2
昔のギャバン?宇宙刑事?そこら辺が復活するらしい。
スピーカー 1
戦隊モノヘルも前にやってたやつね。
そう。
スピーカー 2
レインボーマンもそうなんですけどね。
違う、一人か。
ギャバンは一人。
レインボーマンはでも続いてないよね。
スピーカー 1
レインボーマンは7人でね。
レインボーですから。
そんなにいたの?
スピーカー 2
へー、それ知らない。
スピーカー 1
ということでですね、今はみなさん生まれるとゼロ歳ですよね。
誕生日に1つ年をとって、ゼロから始まって123なんですけど、日本だけなのかと思ってたのよ、数え年って。
で、ヨーロッパの中世はどうやって年齢を数えてたんだっていくつか調べたんですけど、西洋での中世は年齢なんて大して気にしてなかったって書いてあって。
ほー。
ほら、日本ってさ、古事記の時代から、結構何月何日何々が起こったとかさ、誰々がいつ生まれていつ死んだとかあるじゃないですか。
何歳の時とか、何歳になったらどんなイベントをするとかね、古くからあるじゃない。
古事記の時にはないかもしれないけど。
なんだけど、ヨーロッパの中世はあんまり何歳っていうのにこだわってない。
もちろんね、王様とかは何々何世の何年目みたいなのがあるみたいなんだけど、
というので、数え年っぽい話なんじゃねーの?みたいなのがあって、よくわかりませんでした。
ただ、教会には洗礼をした日っていうのが記録があるんで。
教会?
スピーカー 2
教会ね、チャーチ。
スピーカー 1
教会ね。
そうそう、教会には何々村の誰々さんはこの日に洗礼を受けましたみたいな記録はあったりして、それが戸籍的な扱いをしているようなんですけれども、誰々が何歳っていうのは。
スピーカー 2
でもあくまでも戸籍じゃないわけね。
その誰々さんが、まず戸籍があって、その中に洗礼日が書いてあるんじゃなくて、洗礼日だけがあって、ほぼそれが戸籍と同じ役割をしていたってだけなのね。
スピーカー 1
日本はずっと農耕で、そこから税金を取るっていうのがあったわけじゃないですか。
スピーカー 2
農耕な人生でしたよね。
スピーカー 1
なので、大和朝廷時代からどこどこ村には何人人が住んでいて、それぞれが何歳ぐらいでどんだけ米が取れるみたいなやつを記録にしていったのがあるんで。
そうなんです。税金を取るっていうところから戸籍が始まっているっていうのがすごいリアルなんですけど。
スピーカー 2
でもそれって中国とかそっちの方から伝わってきたんじゃない?中国にはあったわけ?
スピーカー 1
年の数えるやつですか?
スピーカー 2
戸籍。
スピーカー 1
だから中国はいろんな王朝が行ったり来たりしてるんで、国を挙げての戸籍っていうのはたまにこの地域だけだと思います。
近代になったからもちろんあると思うんですけど、前はあんまなかったんじゃないかな。
で、何やともあれ中国でも数え年ねっていうのがありまして、つまりですね、大体においてゼロがなくても困らないっていうのが長年続きましたっていう話と。
スピーカー 2
その計算がめんどくさいっていうか、今となんか違うから混乱しちゃうのは、今がゼロがあるから混乱するのであって、なきゃないでない状態のカウントしかしないから混乱しないわけね。
スピーカー 1
というのがずっと続きましたとさという話で。
スピーカー 2
はい終わり。
スピーカー 1
今あるのはどうしてっていう話と、でもゼロがないと困る人がいたよねっていう話をちょっと本編ではしようと思っています。
ゼロの役割と実用性
スピーカー 2
はーい。
スピーカー 1
ということで、ゼロはどんな時に役に立つかっていう話をしていくんですが、大きくゼロって2通りの使われ方をしてるってご存知ですか?
スピーカー 2
いわゆる数字というか、自然数に連続する数としてのゼロと、あとはないっていう意味がある気がするんだけど。
スピーカー 1
算数の中のゼロは、暗いどりのゼロと言われていて、数字を表すときに、この桁には数がないっていうための記号としてのゼロがあるんですよ。
スピーカー 2
10のときに1ゼロって書く、そのときのゼロって意味ね。
スピーカー 1
そう。例えば3030って言い方をすると、皆さん頭の中には3030ってなんとなく思い浮かぶんじゃないかと思うんですけど、漢字というか関数字で書いたときには3030じゃないですか。
スピーカー 2
つまり100のくらいとか1のくらいは誰も言及してないわけね。
スピーカー 1
そう書かなきゃいいわけです。
で、昔のローマ数字っていうのもあって、iが1でvが5でxが10みたいなやつ。
3030はローマ数字で書くとMMMXXXなわけですよ。
はい。
つまり100の桁とか1の桁に何かがないっていうことは表してないわけね。
スピーカー 2
あるところしか表してなくて、あるものしか興味がないというか、見てないわけね。
スピーカー 1
だってゼロなんてなくてもいい世界が長いんだからさ。
英語だって3030じゃないですか、3030。
100がどうしたとか1がどうしたとか言わなくても通じる。
なんですが、これ並べて書くときにうまくいかないことがあって、
やっぱりさっき言った1っていうのと10っていうのと100っていうのは口で言うときには違うし、
だけどどこの桁かというのを表すのに、
この桁には数字がないけど桁があるっていうのを表すっていう記号として、
いろんな表し方があるんだけれども、点で表したりね、
あとはゼロと間違いは丸で表したりっていうのがあって、
そういうのは続くんですけれども、
さっき言っていたインドで6世紀か7世紀ぐらいにこの書き方、
つまりくらいどりの中にゼロを表すものがあって、
数字をその桁に何もなくても何もないという記号として表すっていうのが使われて、
今アラビア数字と言われているインドで作られたんだけど、
アラビア経由でヨーロッパに来たのでアラビア数字と言われてますけど、
くらいどりのゼロっていうのが有用になってきまして、
これは計算するときにね、特に筆算って皆さん小学校で習うと思うんですけど、
あの時に揃えるのが楽ちんなんだよね。
スピーカー 2
なるほどね、数字が全部の桁のところが何らかの数字で埋まっているから、
そこを合わせればそのまま全部が合うけど、
そこが書かれてないと、これが100のくらいの数字なのか1000のくらいの数字なのかっていうのを合わせて、
しかも抜けているところに気づかなきゃいけないわけね。
スピーカー 1
もちろんね、3030って書いてあるから、
3000っていうのは3000のところだし、30っていうのは30のところだからいいんですけど、
それを数字を並びで場所によって、これが10のくらいとか100のくらいっていうふうに表すっていうのが発明だったわけ。
それまでは、それまでというか今もそうですけど、
その他のやり方だと各桁に名前をつけていかなきゃいけないんだよね、必ず。
ローマ数字は1のくらいのやつはiとvで表したみたいなことがあって、1000になったらmを使うっていうのがあるわけじゃないですか。
日本だと10、100、1000、万っていうのと、また10万、100万、1000万っていうことで、
千、億、兆、計みたいなやつをつけていたし、英語だと1000はそうだけど、ミリオンとかビリオンとかっていうので、
桁が増えると名前をつけていかなきゃいけなかったんだよね。
今もそうなんですけど。
でも、暗い鳥を表す0をつけることで、とりあえず何て読むかは置いておいて、
数字はいくらでも長く表せると、いくらでも大きい数字が書けるようになったわけ。
0が64個並ぶと無料対数みたいな桁があるけど、
それよりも大きいのは新しい呼び名をつけないと数字が表せなかったのを、
いやもう0バンバン並べてきても、でかい数字なんて表せんじゃねえのみたいなやつが、
その0の発明であり、発見と言ってもいいのかもしれません。
で、中国では算義っていうのが使われていて、棒を並べて、
スピーカー 2
数の、はい。
スピーカー 1
そう、ます目の中に棒を並べるっていうので、暗い鳥を揃えて算義を、
で、計算をするっていうのがやられていたんですけど、
なので、暗い鳥を表して計算をするってことはやられていたんだけど、
結局記録に残すときには、さっき言った3030とかね、
そういうところの表し方をして、
みなさんソロ版ご存知だと思うんですけど、
ソロ版使ってたら0なんて思いつきそうなもんじゃない。
だって桁があって、ここに1、ここに1、ここに0、ここに1とかね。
1011とか表せるわけでしょ。
だから、中国でもこの桁には数字がないっていうのを表す記号が使われてたときもあるようなんですけど、
公式にはやっぱり3030とかっていうものがあるところだけを表すというので、
数字の表記が行われてきました。
自然数とゼロの計算
スピーカー 1
とはいえね、10世紀以降とかかな、
だと日本でも漢字でさ、縦書きで1の下に丸とか書いて、
100って書いて100を表したりするっていう書き方もちらほら出てくるんですけど、
それはね、筆算がしやすいっていうよりも並べて書くときに間違いにくいっていう感じで書かれてはいるんですけれども、
0の意味の1つが暗い鳥の0。
ある桁にその桁を含む数字が0個しかない。
3030は1000が3個、100が0個、10が3個、1が0個っていう話。
で、今0個って言ったけど、もう1つの0の使い方がオープニングでもかおりさんが言っていた、
リンゴが3個ありました。3個持ってったら残りはいくつでしょうって言ったら、
いくつも何も物なんてないじゃないかっていう、0は数字かどうか問題っていうのがあって、
で、こちらもインドでは0を数字にするっていうのが7世紀ぐらいかなに行われていて、
まさに0というものは概念として数字の仲間ですよというふうになったのは、
自然数からね、1つ数学の概念が進むということにつながっているわけです。
で、ちょっと話を戻すと、自然数の計算っていうのをやって、
多くの人は時速計算っていうのを習うじゃないですか。
足し算、引き算、掛け算、割り算。
足し算は自然数でやっているうちは破綻がないんです。
1たす1は2とか100たす100は200とか問題ないよね全然。
でも引き算になると、要は小学校低学年の子に、5ひく7ってやると、
そんなのできないってなるじゃないですか。
つまり自然数の中で計算をしたときに、答えが出ない計算っていうのが発生してしまうのね。
足し算と掛け算は問題ないんだけど、
引き算は小さい数字から大きい数字を引くと答えがなくなっちゃう。
自然数の仲間だけで表すと。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
で、ゼロもその1つで3ひく3ってやったら、
ゼロの概念がなければそんな計算意味がないよってなるわけ。
答えなんか数字で表せない。つまり自然数で表せない。
で、割り算は微妙で、何何割る何何いったときに、
何個余りいくつって出すことありますよね。
はいはい。
それもうまくいくことが多いんだけど、
5割る7とかやると、ゼロがないとやっぱり自然数の中ではうまくいかないわけ。
で、ゼロが入ると何ができるようになるかっていうと、
同じ数から同じ数を引き算するっていうのが、
ゼロを足すことでできるようになりました。
めでたしめでたし。
めでたしめでたし。
で、割り算も5割る7ってときに、答えゼロ余り5ってできる。
できるでしょ。
5を7で割ったときに7は1つもなくて、余りが5。
みたいなことができるんで、そこもなんとかうまくいったり。
ただ、ゼロが入るとめんどくさいことが起こるわけ。
ゼロを使った計算を定義しなきゃいけなくなるわけね。
いいですか。
で、1たすゼロは1。
お、なんとかなった。
1ひくゼロは1。
あ、これもなんとかなった。
1かけるゼロは0。
あ、これもなんとかなったと。
で、難しいのは引き算とか割り算で、
ゼロひく1ってなったとたん、
自然数プラスゼロではうまくいかなくなっちゃうよね。
マイナスの数がまだないから。
ゼロから1引いたりして。
そうすると、自然数とゼロを知ってる小学生にとっては、
それは計算ができないってことになるわけね。
で、もう1個がゼロ割る1とかゼロ割る2をいくつにするかっていうのを決めなきゃいけなくて、
さっきの答え何々余りいくつっていうのがわかっていれば、
ゼロを1で割ってもゼロを2で割っても答えはゼロ。
これはなんとなくわかるじゃないですか。
で、大変なことが起こるのが、
1割るゼロってやったときなんですよね。
1をゼロで割ったらどうなるんだろうっていう。
小学生のときって割り算は割られる数。
10個割りましたみたいなやつに、
2が10の中に5個、5つ分あるから、
10割る2は5ってやるわけね。
そこはいいでしょ。
でも、1をゼロで割ったときに、
ゼロは1の中に何個あるかっていったときに、
考え方が止まってしまうわけ。
で、まあ、算数とか数学はルールを明確にすればいいっていうのもあるんで、
1割るゼロはゼロっていうふうに定義してしまうこともできるけど、
それだと整合性が取れなくなっちゃうんで、
足し算と引き算、割り算と掛け算の対応から言うと、
何とかをゼロで割ったときには答えが出ない。
ゼロと割り算の問題
スピーカー 1
で、もう少し経つと無限っていうのが出てくるんだけど、
無限っていうのがないときには、
ゼロでは割り算ができないっていうふうになるわけですよ。
いいですか?
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
という感じで、
皆さんもうね、何となく分かってると思いますけど、
マイナスの数っていう概念ができれば、
つまり、3、2、1、ゼロ、マイナス1、マイナス2、マイナス3っていうのができれば、
足し算と引き算は問題なくなりますよね。
で、掛け算も多分問題なくなる。
その仲間の中で、何とか掛ける何とかは必ず何とかっていうのが仲間の中で計算ができる。
で、皆さんが最初につまずくマイナス1かけるマイナス1は1っていうところで、
あれ?ってなるんだけど、
それも全体の整合性を考えると出てくるんですが、
やっぱり割り算を行うとなると、
ゼロの数学的扱い
スピーカー 1
ゼロで割るっていうのがずっとできなくて、
なので、ゼロで割ることはできない。
それは、整数と呼ばれる負の数とゼロと自然数、
もう少し言うと、自然数とゼロと自然数にマイナス記号をつけた負の数ね、
っていうグループの中では、
足し算、引き算、掛け算はこの仲間の中でできて、
割り算はこの整数の仲間の中でできることもあるけど、
整数だけを扱っているときにゼロで割り算はできない。
で、ゼロで割り算ができなくて、
あとはゼロ割るゼロをどうするかっていうのも考えなきゃいけない。
みたいなことで、ポイントはゼロっていうのが、
今、私たちにとっては当たり前のような、
つまりリンゴ3個から3つ食べちゃいました。
残りはいくつって言ったときに、
残りは数字なんかじゃないよって言わないで、
ゼロ個ですっていうのを使うのは割と自然だと思うけれども、
算数とか数学の中でゼロを扱うっていうのは、
ゼロっていうのはどんな意味を持っていて、
ゼロが入ったものの中で計算するってどういうことで、
ゼロを使った計算ではどんなルールで数を扱うっていうのは、
ちょっと例外的になってくるんで、
実は扱いが大変だということがあって、
昔の数学者も悩んだ人がたくさんいたんですよ。
という感じでゼロってね、
今、小学校中学校で算数数学を教わった私たちにとっては、
そういうもんだと思って計算をしていますけれども、
数を考える歴史の中では、
自然数っていう考え方、
それにゼロが加わって、概念としてのゼロね、
何もないっていうのはゼロ個あるっていう言い方だったり、
このゼロ個またはゼロっていう数字は、
計算の中でどう扱われるべきかっていうのが、
本当にどうやって考えればいいかというところから、
昔の人がいろんな議論を重ねて、
今の算数とか数学になっているという、
ちょっとね、最初はおにっこというか、
自然数の仲間じゃないというふうに言われてきたんですけど、
ゼロというのが今は皆さんの生活の中に入っていて、
さっきね、西暦はゼロ年がないっていう話をしたと思うんですけど、
天文学では過去をさかのぼるときに、
数字の計算が面倒くさくなるというか、
連続してないといけないじゃないですか。
星の動きを計算するときは。
なので、今の小読みを延長して、
だから西暦ゼロ年を作って計算するっていう計算の仕方もあったりします。
そんなことでね、ゼロをどう拡張していくかっていうのには歴史があったり、
皆さんは簡単に扱っているゼロというのがちょっと面倒くさいものだというのが
分かっていただけたかもしれません。
コンピュータ言語におけるゼロ
スピーカー 1
まさにね、割り算をするとゼロで割ったときにいくつになるか。
これは今の数学でなると無限大になりますよっていう話。
それでもゼロ割るゼロっていうのはいくつになるのかっていったときには、
これは答えはないというふうに定義しちゃいましょうということで、
全体の整合性を保っていると言うと変ですけど、
全体がなんとかなっているという感じです。
小学生とかそのくらいの年の子はゼロっていう数字に迷ったりする時期もあるのかね。
自分たちはもう大人になってしまって、
小学校、中学校で算数とか数学とかを習って、
ゼロが当たり前のように使えるようになったけど、
さっき話した通り、小さい頃、
リンゴが3個あって1個食べたら2個になるっていう話。
リンゴが3つっていう3っていう話と、
ミニカーが3個ある3はそもそも違うものじゃないですか。
だからリンゴが3つあります。
みかんが3つあります。
合わせていくつですかっていう問題が例えば算数で出たとしたらさ、
リンゴが3つともう1回リンゴが3つで合わせて6つとはやっぱり、
今大人が見ても違う光景じゃない。
リンゴとみかんの3を足していいのかってわかんないよね。
だって6っていうのに何の意味があるんだと。
リンゴが3つとみかんが3つじゃないかと。
スピーカー 2
リンゴ好きな人とみかん好きな人は同じかもしれないし、別かもしれないし。
スピーカー 1
ということでですね、
皆さんはいつかどこか昔の時点のどこかで、
ゼロ個っていうのがありなんだっていうのを
腑に落ちる瞬間がどこかであったんじゃないかと思っています。
スピーカー 2
今どうなんだろう。
なんか今当たり前のように使ってるので、
腑に落ちるも何もそういうもんっていう。
スピーカー 1
でも多分4歳とか5歳とか6歳とか7歳とかその辺のどこかである日、
これで普通でいいんだって思った日があるんじゃないかと思うんだよね。
私概念としての3とか概念としての数字っていうのを
身につけたタイミングがあるんじゃないかと思うんだよね。
スピーカー 2
概念はやっぱどこかに身につけたんだろうね。
結局リンゴとみかんを概念にした時点で一緒に考えられちゃうもんねっていうのを
小学校の特に1年生2年生あたりの文章大で
絶対いたじゃないですか。
足していくつですかって言ったら
リンゴとみかん足していいのかよ。
スピーカー 1
私も思うもん。
リンゴとみかんを足すことにどんな意味があるんだってふと思うことがあるもん。
スピーカー 2
君が。
スピーカー 1
私だ。
でも3っていうのがリンゴでも3があってみかんでも3があって人間でも3人があって
みたいなところはどこかで身につけているし
ある日0っていうのが数字の仲間だって思った日があなたにもあったはずです。
スピーカー 2
私にもあったのかしら。
スピーカー 1
あったはずです。
で一方で暗いどりの0
30343030って書くのはルールとして覚えなさいって言われたんだと思います。
で筆算の時に並べて書きなさいとか言われてね。
であれはルールで0とか数字っていうのは概念だと思っていて
この辺の覚え方っていうか身につけ方は実は違うけど
道具として使い慣れちゃってるんで
我々は暗いどりの0は数字の0と同じように考えてるし
今だったら100のくらいの100の塊が0個だから
そこに0って書くっていう解釈をして使えてるけど
でも暗いどりの0はただ単に空きを表して
桁を表すためだけに使うっていう記号として使われた時期があって
本当にものがないっていうのが数字の0であるっていうのは
別の考えで現れてきたっていうのが面白いというか
結局それが統合されて同じ0になっていくんですけど
っていうのも面白いことじゃないかななんて思っています。
0なんてなくても生活に困んないよねっていうのがありましたが
一方で今の世の中、数字をたくさん計算しなければいけない世の中には
0はとっても大事な概念だし
0を暗いどりに使うからこそ計算がしやすいし
0をみんな学んでいるからこそ
負の数と自然数の正の数のつながりも分かっているし
何だろうな、便利に使われてると思います。
あとね、ソフトウェア、わかります?
なんとか言語で書くソフトウェアみたいなやつを使うと
数字が0から始まるときと1から始まるときがあって
使い分けが大変なんです。
例えばね、複数のものを覚えさせるために
記憶する場所を考える。
要は40個マス目を作って
それぞれに数字を入れましょうって言ったときに
1つ目の箱の数はいくつ、2つ目の数はいくつってやって
1から40まで番号を振るっていうタイプのコンピュータ言語と
いやいやいや、1つ目なんていうのは甘いと
0個目っていうのがあるはずだと。
だから一番最初のやつは
この40個の塊のやつの0って書いて
最後は39って書くんだっていうタイプのものがあったり
あとは今回のプログラムでは
ものは1から数えましょう、または0から数えましょうっていうのを宣言すると
そこから使えるようになるとかっていうのがありまして
実はこのコンピュータでプログラムを書く人は
あれ、これ0個目だっけな、最初のやつは
それとも1個目だっけなって考えなきゃいけない時期があったりして
文化におけるゼロの違い
スピーカー 1
結構ね、それでバグが入ったりすることがありました。
そうなんです。
これね、0個目1個目問題。
そうなんですよ。
これはね、ミスしがちなところでもあって
あと人によっては
そんな40個のときには
41個分とっておいて
0から40まで41個とっておけば
少なくとも変なところをアクセスすることなくなるじゃんみたいな話を
しちゃう人も雑な人がいたりして
なかなかね
0から数字が始まるか1から始まるかは問題なわけ
最後に身近なところに持ってくると
イギリスというかヨーロッパでは
なんと1回っていうのは
スピーカー 2
それぞれが持っている2回のことがあるっていう問題がありまして
グランドフロアがあるのはいいとしてね
その国によってね
そのうちグランドフロアとセカンドフロア
だから2回、エレベーターで
2って書いてあれば
あ、1なんだ
1がグランドフロアなんだなと思っていいんだけど
時々グランドフロアがあるけど1回があるんだよね
スピーカー 1
そう
スピーカー 2
だから違うのここって
スピーカー 1
あれはだから違う意味のゼロの発見なんじゃないかと思っていて
2回立てに
誰も統一しなかったってこと?建物を建てるときに
ちゃんと調べてないんですけど
スピーカー 2
時代によって違うの?
いやそんなことないです
スピーカー 1
今もイギリスとかでは地面と同じところは1回ではなくて
我々が普段言ってる2回っていうところが1回なわけ
スピーカー 2
それが統一されてればそういいじゃない
うん
統一されてないとこない?
スピーカー 1
同じ街の中でもこっちのビルとあっちのビルで違うってことあると思います
ただ
スピーカー 2
そう、それってなんで?って
スピーカー 1
私の考えね、これは個人の考えなんですけど
スピーカー 2
よしやす説ね
日本と西洋の1階の違い
スピーカー 1
日本ではさ、ごめんくださいって言ったら
上がらせてもらうじゃないですか
1階に床があるよね
言ってみる分かります?建物の1階には床があるでしょ
当たり前だと思ってるでしょ今
でも西洋ではごめんくださいお邪魔しますってときには
靴のまま歩くよね
つまり土のまま家の中が繋がっていて
そこに床はないわけよ
そこは地面であって床はないの
建具として構造物として床はないじゃないですか
2階っていうのを作ると1階に天井っていうのを作って
スピーカー 2
その上に梁を乗っけて
スピーカー 1
その上に床っていうのを作るわけ
フロアっていうのを
だからあれが1つ目のフロアなわけ
地面には床なんてない
ここは地面なわけ
だって靴のまま歩くし
床材だってなくていいわけよ
なんだけど床っていうのを作るのは
我々が言う2階には床が必要ですよね
だからあれがファーストフロアで
っていうふうに思ってる人が多かったんじゃないかなと思っていて
つまり土間で暮らしていたわけ
日本的に言うと
土間は床じゃなくて土じゃないですか
で、上がらせてもらいますって言うと床だよね
上がらせてもらいますって言うんだからね
だからあそこは1階なわけ
ファーストフロア
だからもしかしたら日本でも
湿気が多かったから
だから高床式倉庫があったり
結構昔から
1段上げて生活するっていうのをやってたんで
ファーストフロアはあそこで
土間がグランドフロアだった
西洋では地面イコール
なんていうの
居室
フロアっていうのを作るのは
上に階があるからこそフロアっていうのを作らなきゃいけなくて
という流れで
グランドとファーストフロアで
グラウンドって言うとなんか家の外と変わんないから
スピーカー 2
じゃあ無理やりグランドフロアってつけたんじゃないかっていうのが私の考えで
でもあのそうね
1個目の床だから1階っていうのは
なんかしっくりくるね
スピーカー 1
そうそうそう
なんですよ
だから西洋でも
床材をちゃんと敷くと
そこが1階になったんじゃないかとかね
スピーカー 2
それのそこをだから
敷かずに
グランドフロアと1階って人もいれば
ちゃんと敷いてるから
グランドフロアと2階って人もいるわけね
っていうことね
スピーカー 1
なんじゃないかなって思ってるんですけど
ちゃんと調べてません
スピーカー 2
よしよし
スピーカー 1
これは経験として
スピーカー 2
経験
スピーカー 1
海外とか行って
エレベーターを押し間違って
見つからなかった経験からね
そうかあそこはフロアじゃねえんだよ
グラウンドだったんだよって思う時があるわけですよ
そう思うとあんまり迷わない
嘘です迷います
スピーカー 2
迷う?
スピーカー 1
ということで
今日ちょっとゼロの話をしてみました
皆さんも
1階はどこだ2階はどこだというのと
ゼロとの関係を
考えてみると面白いかもしれません
ポッドキャストの紹介
スピーカー 1
はい
ということでこの番組では
あじゃないや
他の科学系
ポッドキャストの日に参加している
ポッドキャストも聞いてみてくださいね
はい
ということで今日はこの辺にしたいと思います
この番組では
皆様からのメッセージを募集しております
メールの宛先は
また私たちは
損ないプロジェクトという
グループで番組を配信を行っております
多分年末と年始には
グループでの配信を
行うというつもりでいますけれども
そうなんですか
そうなんですよ毎年大晦日と
1月1日にはグループメンバー
メンバーが集合して
番組配信をしているので
それを聞いていただくと
どんな人がいるか分かるのと同時に
そんなことないっしょ
またそんなに雑貨店という番組も
配信しておりますので
よかったら聞いてみてください
あとリーダーが
新メンバーを募集していると
言っていたので
新メンバー
結構ずっとだらだらと募集しています
応募したいという方は
我々のウェブサイト
損ない.com
sonnai.comまでアクセスしてみてください
スピーカー 2
はいお願いします
スピーカー 1
ということで
損ない理科の時間第644回
この辺にしたいと思います
お送りいたしましたのは
スピーカー 2
ヨシヤスとカオリでした
スピーカー 1
それでは皆さん
次回の配信でまたお会いしましょう
スピーカー 2
さようなら
40:41

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