アイデンティティの探求
Re Normal Radio、パーソナリティーのけいです。
パーソナリティーのしんぺーです。
この番組では、周りからちょっと普通じゃないよね、と言われがちな言語学研究者で、大学教員の私と、クルマイスユーザーで元上場企業の管理職、しんぺーの2人が、世の中にあふれる普通という言葉に突っ込みを入れながら、
本当にこれって普通なの?と問い直し、解体して楽しんでいく雑談ラジオです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
しんぺー、今日のテーマは?
えっと、冒頭で言った通り、2人ともけいちゃんが大学教員で、あんまり先生っぽくないよねって言われたりとか、
僕も一応車椅子で障害者なんだけど、働いている時に、あんまり障害者っぽくないよねって言われたりとかって結構あって、
大学の先生っぽいとか障害者っぽいとは?みたいな。
普通の大学の先生とか普通の障害者ってみんなどんなイメージなの?みたいなのをちょっと話してみたいなと思っていて。
そうですね。らしさとかぽさってことだもんね。
そうだね。
なので今回のテーマ、ザクッというと、普通の大学教員って何?普通の障害者って何?っていう、
自分たちのアイデンティティについて話しみようってことですね。
障害者への社会的イメージ
そうだね。
しんぺーは言われるの?障害者っぽくない
前の会社にいた時はよく言われてて、それが養子とかではないと思うんだよね。
確かに髭にロン毛で上々企業の管理職やってるっていう、大丈夫なのそれ?みたいなビジュアルではあったけど。
剃れってよく言われなかった?
言われることもあったけど、それで言われるとかでは多分ないんだと思うんだよね。
だからどんなイメージ、結構ネガティブなイメージなんだろうなっていうのはなんとなく思ってはいるんだけど。
どっちかっていうと精神性みたいなところなのかね。
なのかな。多分そんな感じもするよね。そっから来てそうな感じはするし、ガツガツは働いてたし。
当然労働時間も長いしみたいな。
なんかそういうのもあったのかなーって感じはするけど、ちょっと前に一回そういうのないのかなと思って調べてみたのね。
一般障害者のイメージみたいなのをちょっと調べてみた。
一応プロトティピカルなというか。
そうだね、かなりステレオタイプっぽい感じの内容で、ある大きい都市で市民アンケートを取ったのがネット上にあって、
あなたの障害者に対するイメージは下記のうちどれに当てはまりますか?みたいな質問。
結構限定的なんだね。
確かに自由回答っていうか記述式でやらせるとなかなか取りにくいよね。
一番多かったのが、一生懸命頑張ってると思う。
どういうことそれ。
どういうことって思うじゃん。
2番目が、大変だなと思う。
一生懸命頑張ってる、ポジティブだけど、割と大変だなって裏返しっていうか連続性があるね。
バーって言ってくと、3番目が前向きに生きてるのを見て励まされる。
4番目が、いろんな人がいるので一概には言えない。
そうだよねって感じだけど。
5番目にやっと普通の人だと思うっていうのが出てくる。
普通の人だと。
次、かわいそうだなと思うって。
大体そんな感じっぽいのね。
最後なんて言った?
かわいそうだなと思う。
かわいそうだな、なるほどな。
これを見たときに、こう見えてないってこと?と思って。
よく言われるのがね。
全然頑張ってなくて。
頑張ってなくて。
大変じゃなくて。
前向きそうでもなくて。
励まされなくて。
全然かわいそうじゃなさそう。
でも、そのイメージしてる障害者も結構限定的だよね。
そうだね。
大学教員のビジュアルイメージ
例えば1番、2番とかは、街中でも見かける方々に対して感じ得る感情かなって思うけどさ。
3番目が励まされるだっけ?
3番目がそうだね。
3番目のやつとかはさ、それこそ国枝慎吾選手、車椅子テニスの。
とかあと小田凱人くんとかさ。
あと名前、タスクさんって名前だった気がするけど、
昔なんかドキュメント見て、スポーツ好きだったけど事故で片足失っちゃって、
パラリンピックのスキーで出てた人とか。
うんうんうん。
あ、すげえな。
飛躍だったかな。
確か、あの、手へんに石って書いて。
うーん。
うん、そういう名前の人いたのは覚えてるんだけど。
だからそういう人のイメージがパンって思い浮かんだのかなって思う。
あー。
活躍して頑張ってる人みたいな。
乗り越えましたみたいなことね。
いや、単純にやっぱでも大変そうだなとかシンプルに思うっていうのはあると思うけどね。
頑張ってるなっていうのが最初に出るってどういうことなのかな。
どういうことなんだろうね。
大変だけど頑張ってんなみたいなイメージってこと?
まあでもおおよそそうだろうね。
まあだからその障害者をイメージしたときに、
そのどの障害をイメージしてんのってイメージもあると思うけど。
うん、確かに。
そうだね。
本当に、
うん。
その、僕なんかはさ、
うん。
いわゆるその、なんていうんだろう、下半身麻痺というか、
へそから下は全く動かないけどそれから上は全部動くみたいな感じ。
うんうんうん。
じゃない?
うん。
で、ただまあその、当然さ首から下動かない人もいれば、
うん。
なんか脳麻痺とかで全然動きませんみたいな人もいるし、
うん。
目見えない耳聞こえないもあるわけじゃない?
うん。
どれをイメージして言ってんだろうねって、
まあそうだよね。
これなんていうか、バリエーションあるのに全部一括りに障害者って言って、
まあくくってイメージ聞くからそうなってんのかもしれないね。
でもまあやっぱパッと車椅子とかが浮かぶのかなと思うと、
まあね、目にする人っていうのにはやっぱり限定されちゃうとは思うけど、
ちなみにさ、しんぺーが思う普通の障害者って何?
僕が思う普通の障害者?
うん。
難しいこと言うね。
いやいや聞いてみようと思って。
え、でもなんだろうな、なんか当然なんかその交通事故で障害者になる前とか、
うんうん。
なったばかりの頃は、
うん。
同じような印象は持ってたかもしれないし、
うん。
その、かなり車椅子の人の方がイメージとしては強かったかもしれない。
あーなるほどね。
なんか今となってはいろんな人と接してるっていうのもあるけど、
うん。
なんか別によくわかんないって感じ。
普通の障害者って何?って逆になっちゃった感じ。
あー。
別にみんな結構そこら辺にいる人なんだけどみたいな。
うんうん。
初めてお聞きの方がね、いるので、
うん。
少しだけ僕が新平を紹介すると、しんぺーはめちゃくちゃフットワーク軽いんです。
で、なおかつ、何て言うんだろう、面白そうなワークショップがあったりとかイベントとかがあると、
バンバン出かけてくるんですよね。
なんかこう、家に引っ込んでて、ずっと家にいるみたいなそういうタイプでは全くなくて、
それって多分健常者もそういう人っていっぱいいるし、
健常者と障害者の別っていうのはないと思うんだけど、そういうタイプだと。
アクティブ、アクティブ。
アクティブだよね。
だから、それだから新平が出会う他の障害者の人たちも割とアクティブな人が多いのかもしれないね。
あー、まあ確かに。
それはしんぺーが障害者になる前のイメージとちょっと違うわけ?
だいぶ違うね。
だいぶ違うねというか、やっぱ結構空元気みたいな人もいるのね。
あー、なるほど。
病院でしかそういう人に会ってないから、世の中にそういう人がいっぱいいるのかっていうのはちょっとわかんないけど、
なんか、やっぱどっかに劣等感というか、みたいなのを抱えて、
無理やり明るくしてるみたいな人は結構多い。
なるほどね、なるほど。
それはね、そうだよな。
そういう人のイメージが結構強かった。
なんか結構変わった人多いんだなと思ってたけど。
変わった人が多いんだね。
そういう意味でね。
なるほどね。
要はその、何て言うんだろう。
なんか無理してるなーっていうのがすごい見えてて、
なんかそれがこう元気にブーストかけてるっていうか、
明るくいなきゃみたいな人が結構多いなーって勝手にイメージ持ってたけど、
意外と外出てみると別にそんなことないなっていう。
やっぱり結局なんだろう、性格の違いとかさ、
気質の違いみたいなのって万人にあるわけじゃん。
そうだね。
結局それが一致してるって感じなのかな。
それがそのまま当てはまってるだけだね。
ただ障害があるってだけって。
なるほど。
その人たちにさ、さっきのアンケート取って、
普通の人たち、あるいは健常者の人たちってどういうイメージですかって聞いてみてほしかったよね。
それにランクが違うのか、なんか調査だったら、
そういう比較研究やってみてほしいなとかって思うけど。
確かにね。
結局ズレないじゃんとかって分かったら面白いのに。
どっかで研究したらいいじゃん、
女じゃんけんとある程度大きい歳で、
みんなでぶつけて100人ぐらいアンケート取って、
で、どうなるのか。
いや実は差が出ませんでしたみたいな、あるかもしれないね。
障害者をテーマに調査しちゃってるから、
あ、みんなそういうイメージ持つんだって。
で、その二項対立で考えるのは健常者だったらどうなのって聞いてみたら、
結局変わんねえじゃんみたいな。
でもやっぱり2番目に出てきたらかわいそうだなじゃない、大変そうだなとかっての出てこないのかな。
いやーどうなんだろう。
やっぱり選択肢が限定的だったんじゃないの。
このアンケートね。
それはあるかもしれない。
でもアンケートの調査設計とか見れないね。
だめだこれ研究路線に行っちゃうよ。
そう、けいちゃんはね研究者なんですよ、ネッカラの。
どうだろうネッカラの研究者っぽくもないけどね。
研究者とはになっちゃうけど。
なっちゃうなっちゃう。
逆になんかさ、大学の先生やってるわけじゃない。
はい。
で、先生として見られないこともあるって言うじゃない。
見た目かな、まず見た目ですかね。
GパンにTシャツとかで学内ブラブラしてるし。
でもいるのよ、そういう先生全然他に。
そうだね。
大学の先生のビジュアルのイメージって何なんだろうね。
持ってる?どんなイメージ?
どんなステレオタイプなんだろう。
だから本当あれじゃない?
グッドウィルハンティングのさ、ロビン・ウィリオンズみたいな格好。
めっちゃわかるね。
ああいう人ってイメージだよね多分。
グッドウィルハンティング、そうね。
スイードのジャケット着ますみたいな。
全然着ないね。
ああいうクラシックな着難しそうな格好してるってイメージはある。
GパンにTシャツはラフすぎるなと思って、最近Gパンじゃなくてワークマンで買ったシェフパンツっていう。
大学教員のイメージ
シェフパンツ?
シェフパンツっていういいパンツがあるんですよ。
シェフパンツって何?
ちょっと太めのやつで、一応撥水機能っていうか撥水するんだけど、軽くて。
めっちゃ綿パンだよね、綿パン。
なるほどね。
太めの綿パンみたいな。
わりとシルエット可愛くて気に入ってる。
まあでも比較的フォーマルには見えるんだ。
上がTシャツだからね。
上がTシャツだからね。
あんま変わらなくなってる。
Gパンよりいいかなみたいな感じで。
一応シャツは着るよ。夏暑いからさ。夏無理よ。
普通の襟付きシャツは透けちゃうからさ、中にタンクトップ着なきゃいけないじゃん。
無理無理無理。最近の日本では2枚着てるやつって多分異常よ。
大体みんな2枚着てる。
マジで?
みんな2枚着てる。
嘘でしょ、Tシャツ1枚やろ。マジか。みんな強ぇな。
ファッションは我慢だって言うけど、俺はファッションから我慢を全て放棄したからね。
そうなんだよね。
格好でそう見えちゃうのかな。
どうなんだろうね。
でもなんかその、なんだろうな。
その、けいちゃんは僕授業受けたことないですけど、
ものすごく明るい授業をするんですよ多分。
すごいハッピーな授業をしていて、
教え子の子とかにも会ったことあるんですけど、
先生が楽しそうって言うんですよ。
え、マジで?
マジで?
だから、そういう授業スタイルみたいなところも白書を書けてるような気もするよね。
大学教員のイメージ
なるほどね。
白書を書けてるって言い方悪いけど。
より大学教員っぽくないっていう。
これもね、ちょっとちらっと調べてみて、
岡山大学に。
はいはいはい。
岡山大学で、大学生が持つ大学教員イメージの検討っていう。
めっちゃ下調べしない?ちょっと。
負けたんだけど、専攻研究の調査で。
なんか論文みたいなの書いてて。
おもしろい。
なんかでもすっごい平たく言うと、
大学の先生っていうのは、
高校の先生に比べて、
なんか近づきづらくて、
個性的だみたいなイメージを結構大学生のほうはみんな持ってるみたいな。
ATフィールドはっとんやって、こういう先生ってみんな。
それが、なぜかって、高校の先生って、
その、接する機会とか時間が長いし多いじゃない?
はいはいはいはい。
だから、なんかその身近な人っていうイメージをすごい持ってるみたいで、高校の先生に関しては。
高校の先生ってどう思いますか?っていうアンケートをとってるのよ、この中で。
で、その、まあその身近だし、憧れやすいというか、
みたいなイメージをすごい持ってるっぽいっていうのがあって。
あのね、高校の先生みたいって言われたことある?
あー、だからやっぱそうなんじゃない?
その、近い、付きやすいんじゃない?
何人の先生みたいとかも言われたことある?
えー、でも、そうなんや、なんか自分のね、その出身校は、
なんか割となんかみんな職人気質だけど、なんか親しみのある先生が多かったの。
高校が?
うん、めっちゃいい先生っていうか、なんか嫌いな先生っていたっけって感じなの。
嫌な先生とかいなかった。
えー。
いや、ほんと、そうそうそうそう。
だからこれ結構自分のなんか高校の、何ていうんだろう、同じ同級生とか同窓生に聞くと、
多分みんな割と同じように言うと思うんだけど、
ほんとにね、めっちゃいい先生多くて。
なんかそれの影響は、なんかもしかしたらどっかで受けてるかもしんないよね。
なんかこう理想像じゃない、教師としての理想像みたいな、そこにはなんか影響してる気がする。
あー、そういうことね。
で、あとやっぱ自分…
けいちゃんの教師像があるんだ、そこに。
そうそうそうそう。
教育者としての責任
で、あとは、まあ、亡くなっちゃったんだけど、大学の時にお世話になった先生とか。
うんうん。
めっちゃオープンマインドな先生で、なんかいつでも研究室来ていいよ、みたいな感じで。
で、自分が研究、ね、卒業研究とかいろいろやってたんだけど、
「ヤバい」の意味についてやってたんだけど。
あー。
ね、あのー、それで行き詰まったりした時に、なんかちょろっと行ったらなんかいろいろ教えてくれるしさ。
その先生も言語学の先生なの?
うん、あ、でも日本語教育もやってるし、言語学もやってたっていう。
日本語教育もやってたっていう先生。
あー。
うん、まあどっちもとできるみたいな。
うんうんうん。
そうそう、まあすごい優秀な先生だったんだけどね。
なんかほんとそのオープンマインドな感じにはなんか憧れている部分はあるな。
うん。
だからまあ、でも僕の中ではその先生、めっちゃ大学の先生っぽいよね。
うんうんうん。
白色で、で、ほがらかで優しくて、きっちりしてて。
うん。
っていう感じだったんだけど、どう思います?
なんかその、なんだろうな。
多分。
うん。
少数派なんじゃない?
その、そこになんかその、高校の先生がみんないい人だったっていうのも多分少数派だし。
そうだね。
大学のそのたまたまでやった先生が、
うん。
こう、オープンマインドだったっていうのも、
うん。
ちょっと、まあどこまでかわかんないけど、
高校の先生とかめっちゃ嫌いなやつとかいたし。
普通に。
なんか憧れるような人とか別にそんなにいなかったし。
めっちゃ変で、めっちゃ嫌な感じの先生もいたけど、嫌いになれない先生とかいた。
うん。
うん。
まあなんかその、この岡山大学のこの調査も、
まあなんかそうなんだって感じなんだけど。
うん。
その、大学、高校の先生を身近でかっこいいなんて一度も思ったことないけどみたいな。
ああ、なるほどね。
そうそうそう。
いやまあかっこいい、かっこいいとかって何を思って言ってるのか。
そのなんか知的なあり方がかっこいいのか、それともなんか様子?
うん。
なのかわかんないけど。
それかこうなんか自分が高校の先生とかになりたくて、それで活躍してる先生を見てかっこいいって思うとか、
まあいろいろありそうだよね、かっこいいもん、多理的だから。
うんうんうん。
ただそうね、なんか自分は、
そう、自分もなんとなく大学の先生のイメージってパッて思い浮かべる像とかとなんかだいぶかけ離れてる系はある。
ただ、あの、面白くない授業ってやっぱあるじゃん、どうしても。
うん。
よくね、よくないよね、めっちゃあって。
それだけはせんようにしようみたいな意識はめちゃくちゃ強い。
うんうんうん。
自分が退屈だなとか思わず寝てしまえって思っちゃうようなやつとかはなんかもう絶対そういう授業だけはしないぞみたいな。
飽きさせない努力っていうのは割としてるけど、
僕の場合、食堂でもさ、学生に間違えられるやつかね。
それは見た目が若いからだね。
限定100食のなんか学生向け定食の在庫残ってて、
その、ね、あの、給食センターじゃない、いや、学食の、あの、お姉さまに、
あーまだあるよーっつって、まだ残っとるよーっつって。
お姉さまの喋り方じゃないんよ。
いいの、お姉さまにしときなさい。
で、あの、あ、これ教員もいけるっすか?って聞いたら、
あ、先生だったの?ごめんねーっつって言われたら、あ、そうっす、みたいな。
前のね、大学の時はそう、そういうのがあったんで。
え、でもそれってさ、けいちゃん30、まあ僕たち30代じゃない?今。
そうね。
大学の先生ってさ、何歳ぐらいなの?みんな。
えーっとね、いや平均年齢だったら40、50になるんじゃない?
あー、やっぱ50ぐらいになるんだ。
ちょっと調べてみようか、自分が言ってるところの平均。
あーでもやっぱそれぐらいのイメージあるもんな。
あーそう、若いってこと?
いや、若いも1個の要素としてはあると思うけど。
まあラッキーだったよね、それはそう思う、それはそう。
そうだね、30代の先生が、まってこれは。
いや意外といるけど、やっぱり中央値とかは45以上、55以上とかかな。
45から65がやっぱボリュームゾーンですね。
30代、35未満。これ10刻みで取ってるからあれだけど、
35未満が、これ各部別になってるな。
7人とか、これ非常勤も入ってると思う、たぶん。
あーでも結構若い人もいるんだね、ちゃんと。
いるねー。
これいつのが?2024年現在だから。
ここはN数に入ってないですね。
そっかー。
いやだからやっぱ50歳ぐらいが平均になるんじゃないのかな。
そりゃ先生っぽくないってなるよね、その年齢の人ばっかりいたらね。
いやでも、なんだろうな、高校とか大学のときにさ、
教育者になろうなんて微塵も思わなかったけど。
微塵も思わなかったよ、俺も。
でもなんかその、今さこの歳になってさ、
いろんなこうさ社会、まだまだ30代で若い者ではあるけど、
なんかいろいろこう見たときにさ、
そのやっぱ、教育者って立場ってものすごい重要なポジションじゃない?
それは意識して教えてるのか、
食い口としてやってるだけなのかでだいぶやっぱスタンスって変わっちゃうけど、
自分自身は結構責任を感じてるよね。
今英語科目担当してて、
教育機関でその子たちが英語を勉強しなきゃいけないっていうのはたぶん下手したら最後なんだよ。
あーそうか。
そうそう、だから自分が意識してるのは、
もし例えばこの先仕事の関係で、
英語を勉強しなきゃいけない、海外出張になったとかさ、
あり得るわけだよね。
ってなったときに自分で勉強できる子であってほしいっていうのはめちゃくちゃあって、
なんか勉強の仕方とかツールの使い方とか、
今こういう勉強できるよねとか、
僕らが高校大学のときってYouTubeもそこまで発達してなくて、コンテンツ不足だったじゃん。
今はもう無限にアプリいっぱいあってさ。
コンテンツも日々新しいのが出て、やれパクったらどうなのって喧嘩する時代じゃん。
でも溢れてるんだよね。
そうだね。
だからその溢れるほどにあるリソース使わないのってもったいないよねっていうのとか結構意識して教えてるかも。
なんかそのスタンスが高校の先生っぽいんじゃない?
親心強め。
高校の先生ってさ、小中高そうだけどさ、
特に高校のほうがさ、中高かな。
人格形成するにおいてさ、すごく重要な時期じゃない?
まあ確かに思春期ですしね。
そうそう。
そこでのさ、教育者としての戦いみたいなのってやっぱあるじゃん。
高校とか中学校の教員の人って。
あると思うね。
だから、そういうマインドにやっぱ近いんだろうね。
大学教育の意義
だからなんか大学っぽくないっていうか、
すっごいなんか身近で教育してくれんじゃんみたいな。
まあね、やっぱ自分の根幹は研究だって思ってる先生とかもいるのかもしれないね。
なのでなんか教育にはあまり関心がないっていう先生がいてもおかしくはないと思う。
大学あんまりいなかったイメージあるな。
ゼミの先生とかは比較的人生観とか教えてくれるようなアメリカ人の先生だったけど、
他の先生とかでそんなに深く関わることあるかって言ったら別にないし。
なるほど。
なんかこういうのって大事だよねって。
勉強とかではなくさ。
人として大事なことを学ぶみたいなのって、
確かに高校より大学のほうが少ないなと思う。
本当は逆であってほしいとまでは言わないけど、
大学も同等に、
なんていうんだろう、
例えば人生訓を与えてくれるような先生とかがいてしかるべきだと僕自身は思うのね。
やっぱりその、
自分の中でやっぱりこう、
この先生は憧れだなみたいな先生に、
大学のとき出会ったなって思う人たちは2人ぐらいいて、
また言語学者でっていうのは別でいっぱいいるんだけど、
やっぱすげえって思える先生は、
たぶん間違いなく人生訓とかそういうものを伝授できる先生だと思うのよ。
そうだね。経験つけてるしね、それだけね。
そうそうそうそう。
だからそれを出し押しにしたらもったいないよねっては思うかな。
うん、確かに。
この間、ある大学にね、
お知り合いの方と一緒に連れてってもらって、
そこの、
先生ではなくて、
裏方の運営みたいなことをしてる人たちだったんだけど、
いわゆる学内企業とかも含めた、
学生が就職した後の、
満足度みたいなものを上げるためにはどうしたらいいかみたいなディスカッションをチラッとしてきたのよ。
おお、面白そうだねそれ。
そうそうそう。
同席したかったな。
全然テーマからずれた話になっちゃうけど、
そこの持ってる学部とか学科の専門知識を学んで、
比較的専門性のある大学だったんだけど、
そのまま就職していきますと、当然資格とかも取るし、実習とかもあるような、就職先とか、というか職業なのね、なんかそういうとこに入って、なんかやっぱ違うっつってやめちゃうんだって。
へぇー。
で、なんかそれを。
まあ、就職になっちゃったか。
まあでもよくあることじゃない?その大学生全般で見たときにさ。
それはそうだね、うん。
そうそう。で、なんかそれを、どうしたらこう事前に、なんかもっと、なんていうのかな、こうやりたいことを見つけるじゃないけど、こうなんかパッション持って働けるみたいなのって、どうしたらいいんでしょうね、みたいな話をしてて。
うん。
でもすっごい難しい課題じゃない?でもそれって。結構個人に依存する部分もあるし、なんていうんだろう、当然さ、大学のうちから起業してやろうなんてマインドの人はさ、なんかそんなことには多分ならないだろうし。
そうだね。
うん。
っていう話をしてて、まあある程度話したんだけど、なんかその今の話してたときに、確かになんかその教育者としての、そこのマインドセットみたいなものを大学のうちにするっていうのは、なんか結構重要度高そうだなーってなんか思った、今聞いてて。
あーそうね。
なんか、まあ専門性持って研究してます、この分野楽しいでしょうと教えるのも大事だと思うけど。
うんうんうん。
あーだからそれはあれかもしれない、僕経歴が特殊じゃん。
うん。
経歴っていうか今までやってきた仕事とかもいろいろ、民間企業で働いたりさ、
うんうんうん。
そのカメラマンやって、本当にテレビ局上がりのおっちゃんたちと一緒にこう、結婚式撮ってたわけよね。
うん。
ほんといろんな業種業態の人とかと会ってきてるから、
うん。
そういう意味で、なんか僕いつも学生に言ってるのは、知らないと、知ってみないとわかんないから、なんか気になる業界あったら、2年生ぐらいのうちからもうなんかインターンとか行っちゃった方がいいと思うよっていうのをお伝えしてるから、なんか知らないとわかんないしね。
あとはその、困難に立ち向かう、すごい恐れ多いけど、なんかちょっとでも、そうなんか思い出してくれたらいいなって思いながら授業はしてるかもしれない。
学生との関係
うん。
うん。
なんかでも大事だよね。
大事。
大事っていうかさ、その、何て言うんだろうな、あの、選択肢をさ、
うん。
こう、狭めず与えてくれる人ってさ、
うんうん。
すっごいありがたいじゃない、20代の時って。
俺ね、それさ、小学生の時にその言葉をね、めっちゃ口酸っぱく言ってくれる人がいたの。
あー、そうなんだ。
そう、俺、囲碁やってたんだけど、
うんうんうん。
で、その、まあ、習ってる先生が、囲碁もやっぱりこう、選択肢が広がる打ち方しなさい。
これは人生でも一緒だ、みたいなことずっと言ってたの。
うん。
いや、これ結構大事だなって思って。
うんうんうん。
で、結構人生でこう、いろんなタイミング、機論に立たされた時に、
自分がやる、もう本当にこれやるんだけど、
うん。
自分ができること全部書き出すのよ。
うんうんうん。
例えば、なんか、研究ができる、あの、いい、あの、何て言うの、優れた研究者って意味じゃなくて、
研究を知ってる、
うん。
英語が喋れる、映像撮れる、モノマネが得意、
ほんと、ありとあらゆること書き出して、で、なんか組み合わせてみたりとか、
で、俺、だからあれだよ、大学院生行ってる時あの、
本当に新宿のそっくり館キサラっていうモノマネ芸人の東流門と言われている場所の、
あの、面接の用紙っていうか、面接の応募フォームまで見たから、
応募してみっか、ぐらいまで行ったから。
モノマネ芸人になろうとしてたんだ。
いや、モノマネ芸人になろうとしてた。
それで、お金稼げるっていうか、
ああ、分かる。
のであれば、ありかな、みたいな。
うん。
ちょっとやっとってもよかったかもね。
まあ、できるしね。
好きだしね、モノマネ。
いやー、まあでもさ、なんかそういうこと教えてくれる大人ってやっぱ少ないじゃない。
少ないのかな、なんか幸いにも多く。
特に10代、20代のうちって。
ああ、でも幸いにも多かった。
ああ、でもなんか大学の先生でそこまで教えてくれるって、
なかなかいない気がするね。
いや、でもなんか学会ってさ、
ほんとにずっとパワフルに研究してる先生とか、
そしてその教え子たちがどんどん後を継いでいったりとかしてるのを見ると、
やっぱりめちゃくちゃすげえなって思う先生っていっぱいいて、
まず一番最初に僕自身が入りたかったんだけど、
ちょうど体感のタイミングが重なって、
別のところ選んだっていうのがあるんだけど、
大学の山梨先生っていう先生が、
認知言語学の日本の権威の先生がいるんだけど、
もうほんとに超絶オープンマインドなの。
へえ。
学会のシンポジウムで偉い先生が講演してて、
僕座ってる前にその先生いたのね。
で、そしたらその講演が終わった後、
君は今の講演を聞いてどう思ったかね?とか聞いてくるの。
すごいね。
もうちょっと物迷いできるの。
君は今のを聞いてどう思ったかね?
やめといたら。
聞いてくれるかもしれないから。
言うんだよ。
大丈夫でしょ。
オープンな人なので。
めっちゃリストイックスしてるし。
で、もうなんか、
うおーっつって大先生に声かけられたっていう。
むちゃくちゃ入りだして。
大学院生の時だし。
でも普通に意見を言ったら、
おーなるほどね、それ面白いね。
僕の言葉こう思うんだよって、
わーって自分考えて、わーってしゃべるの。
で、その先生の研究室がまたすごいんだ。
そこでやってる研究会に一回参加させてもらって、
発表もしたんだけど、
もうなんていうの、
無差別格闘技を言語学でやるとこうなるみたいな。
なんか発表してると途中で、
あんさーその点なんだけどみたいな、
どんどん議論して、
別の箇所で議論が始まってみたいな。
活発なんだね。
みんな先生みたいな人なんだね。
そういうマインドがね、
みゃくみゃくと引き継がれてるわけ。
それすごいね。
いるいるいる。
大学っていうところでもやっぱり、
パワフルな研究者とか教員っていう人はいて、
やっぱり本当にすごいなっていう、
優れた研究者であり優れた教育者っていう人もいる。
っていうのを感じてる。
この先あと30年ぐらい大学にはいると思うんだけど、
まあそうなりたいよね。
そうだね。
そうか。
そうなりたいって、
そうなりたいって思う先生が少ないってことでしょ、だから。
いや知らんよ、それは言えんけどね。
そういうイメージなんじゃない、学生からしたら。
やっぱりそこまで親身になって、
自分のキャリアとか人生考えてくれる大人の人っていう、
大学の変化
感覚が高校の先生に比べて薄いってことじゃない。
かもしれないけどね。
自分ごとのように捉えてるっていうのは、
自分自身はそっちのタイプかもしれない。
まあ求めるものが大学生のほうが多いだろうしね。
でも時代に応じて変わってると思うよ。
だってなんか昔聞いたことあるんだけど、
どっかの私立大学ではモーニングコールまでサービスとして、
やってるみたいなの聞いたことある。
先生がなのか事務がなのかわかんないけど。
大学の人が朝起こしされるってこと?
そうそうそうそう。
っていうのがあるっていう噂を聞いたことが、
真偽は定かじゃないからあれだけど。
すごいね。
ね。
行き過ぎだね、それはもう。
あとなに、成績が保護者に送られるとか。
あー。
これは俺らもそうだったんじゃない?
え、俺、大学の?
うんうん。
え、見られたことないと思えた。
なんか俺見られてなんか、
なんか一言二言言われてるような気がするな。
大学の成績ってなに?そもそも。
あったそんなのか。
いやあったよな。
よく大学。
全然覚えない。
俺大学出たんかな、ほんとに。
大丈夫、経歴差しを今は厳しいから。
ちゃんと出てますんで大丈夫です。
大丈夫ですか。
卒業証明書見せてくださいって言われたら、
時に出せるやつある?
取りに行きます。
大学に。
くださいって言いに行きます。
いやね、まあそうね。
自分の中で普通の大学教員って全くイメージは、
なんとなく思い浮かべるけどやっぱり、
障害者の認識とアイデンティティ
自分はちょっとずれてるなっていう気がする。
まあでも、一応メタ認知としてはあるんだね。
もっとみんな賢そうだし。
自分がバカそうって言ってるみたい。
賢さを出してるんだ、みんな賢そうな感じを。
俺賢いぜっていうの?
出してるのそうなの?
にじみ出てんじゃない?だから。
にじみ出るだけの賢さがねえんだな、じゃあ。
そうか。
じゃあ俺も頑張ってるなって思われるように頑張るわ。
なんか大変そうだなって思われるように頑張ろう。
まあね、お互いあれですけど。
でももうしんぺーは頑張ってるって普通に思う。
なんだろうな。
健常者っぽいもなんか違うし。
これまた違うところで話せればいいなと思うけど。
いわゆるさ、あの人は障害者っぽくないよねっていう話を聞いて、
愕然としたっていうアメリカの障害者の権利を切り開いてた人たちの本に一部書いてあったりとかしてて、
なんか障害者っぽくないってどうなんみたいなのがね、書いてあったりとかしたから。
まあそれはそれで別に話そうかなと思うけど、
逆もあるよ、なんか。
僕障害者なんですけどもうちょっと優しくしてくれます?みたいな。
全然あるし。
なんかまあ障害者としてというか、
うーん、まあ権利っていうか、
自分から伝えないといけない部分が結構あるからさ、
生活の上でこういう生活をしてますっていうところをさ、
伝えずに接したりとかしてると、
なんか会社とかでもさ、
自分から伝えられない、伝えないといけない部分が結構あるからさ、生活の上でね、こういう生活をしてますっていうところさ、
こう伝えずに接したりとかしてると、なんかこう会社とかでもさ、
なんか、これは明日までにいけるでしょ、みたいな。
休ませてよってこと?
なんかあったりするわけ。
なんかその、いや、あの、はい、僕帰ってからこういうことしないといけないんです、みたいな。
そうだよね。
そう、生活もいろいろあるから。
見えてない部分が多いってことなのかな。
そうそうそうそう。
なんかそこはなんかやっぱ難しいよね、バランスが。
確かに、確かに難しそう。
てか、まだそもそもね、俺結構シンプルな問いとして、
その、大学、じゃないや、障害者っぽくないっていうのをポジティブに言ってるとしたらば、
その障害者に対する認知の仕方がちょっと失礼って言ったら変だけど、
ネガティブに偏りすぎ。
そうだね。
うん。
そこのなんか捉え方が、
その人が悪いとかじゃなくて、まあ無意識だろう、別に。
多分、社会構造的にっていうこともあるかもしれない。
そうそうそう、そういうことが良くないよねっていうのは多分あると思うから。
それはまたぜひ勉強してる分野なので、
ガッツリとまたの機会に語らせてください。
エンディング
はい。
本当に知ってもらいたいことがたくさんありますって感じです。
そのためにラジオを始めたのもあるしね。
まあそうね。
はい、ということで、とりあえずこんなところですか。
そうだね、今日はまあこんなところですよね。
結局結論出すためのラジオじゃないなっていうのは、
聞いてる人にもこうちょっと。
出ないね。
まあでも、もし聞いてくれる人がいるんだったら、
考えてみてほしいよね、自分でもね。
あとなんか聞いてる人が持ってる普通の大学教員とか、
普通の障害者ってこんなんだっていうのとか、
共有してもらっても嬉しいですよね。
そういうのもなんか聞いてみたいよね。
はい。
はい、ということで。
はい、ということで、今回のテーマが普通の大学教員って、
普通の障害者って何?というところでテーマにして雑談をしているというだけでございます。
何か大逸れたことを言おうという気持ちもないですし。
まあでも、他人が思考したとか、他人が思ってるっていうのを出していけば、
それが触媒になって、一回考えてみるきっかけになればいいなと。
ここに別に社会課題とか問題を見出してるわけでもないけど、
いっぺんに自分の知識の幅じゃないな、思考の幅って言ったほうがいいのかな、
を広げるきっかけになればなとは思っています。
はい。
ということで、大体この辺で。
はい、引き続き続けていきますんで、ぜひよろしくお願いします。
よかったら聞いてください。
はい。
ありがとうございました。
ありがとうございます。