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2024-10-08 19:53

#095「自分にあったことを仕事にするには?」

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第95回は、10万人以上のフォロワーを持つインフルエンサーのAngela Onuohaさんがゲストで登場。Angelaさんは、もともと趣味としてヘアアレンジをSNSに投稿し始めましたが、フォロワーの悩みに答えたいと、トライコロジストという毛髪や頭皮に関する資格を取得し、いまではインフルエンサーを本業にしています。今回は、そんなAngelaさんに「自分にあったことを仕事にするには?」についてお話を伺いました。


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サマリー

アンジェラ・オヌゴハさんは、自身のヘアケアの経験を活かしてトライコロジストとして活動するインフルエンサーです。彼女は、過去の経験や苦労から学んだことを共有しながら、自分に合ったキャリアを築くことを目指しています。このエピソードでは、自分に適した仕事を見つける重要性について語っています。特に、好きなことと自分に合ったことの違い、自らキャリアを作る必要性が強調されています。

アンジェラの背景
This is Reina Moro's Podcast. 世界のクリエイティブ思考
Hi everyone, this is Reina Moro. 皆さんこんにちは、ニューヨーク、東京、シンガポールを拠点にするグローバルインベーションファーム
I&CO、共同創業パートナーのレイ・イナモトです。 この番組では、世界で活躍するトップランナーのクリエイティブ思考に迫り、21世紀を生き抜くヒントを探ります。
今回のゲストは、ナイジェリア人とオランダ人のハーフで、ヘアケアに関する投稿が人気のインフルエンサー、アンジェラ・オヌゴハさんです。
アンジェラさんはトライコロジスト・毛髪学者でもあり、毛髪や頭皮の専門家の資格を持っています。
インスタグラムのフォロワーは、なんと10万人以上、インフルエンサーを本業にしているそうです。 トライコロジストとは、毛髪や頭皮の専門家のことを言うんです。
実は彼女に会うまで、僕もこのトライコロジストっていう言葉は英語圏に住んでいるんですが、聞いたことがなかったんですね。
アメリカだったりとかヨーロッパみたいに、いろんな人種がいたりとか、いろんな髪質の人たちがいると、例えば黒人女性だとストレートにするためにいろんな化学薬品を使わなきゃいけなかったりとか、そういう特別なケアが必要になってくるみたいなんです。
そういった時に化学薬品とかを使う。そうすると頭皮に刺激が強すぎたりとか、あと副作用が出てしまって、やっぱりそういう悩みを抱えている人って少なくないみたいなんですね。
彼女の場合はヨーロッパに住んでいるんですが、そのナイジェリア人とオランダ人のハーフということで、その黒人の家が入っていて、髪質に癖がある。
以前も悩んでいたそうなんですけども、そこから自分の思ったことを自分がヘアケアだったりとかメイクアップの商品を使って思ったことを発信し始めたら、それが意外と人気が出て、それからこのインフルエンサーという仕事を専業にするということを徐々にされていったみたいなんです。
今回はそんなアンジュラさんに自分に合ったことを仕事にするにはについてお話を伺いました。
仕事への道のり
インフルエンサーになる前はどんなことをしていたんですか?
オランダで生まれ育ち、学生時代は法律を学んでいました。
当時は自分が何になりたいかまだ分かっていなかったので、医者とか弁護士のような立派な仕事について親に認めてもらいたいと思っていたんです。
ただ、途中で単位を落としてしまって、結局廃学することになりました。
そして、洋服の販売員として働き始めたんです。
当時、私はまだ18歳でしたが、人と接するのが大好きなので、順調に出世し、最終的には副店長として販売員をトレーニングする立場になりました。
マネキンに自分がコーディネートした服を着せて、その服がたくさん売れると、やりがいを感じました。
そして、だんだんもっとクリエイティブな仕事がしたいと思うようになったんです。
子供の頃から、クリエイティブなことに興味があったんですか?
子供の頃から洋服をスタイリングするのが大好きでした。
ただ、家があまり裕福ではなかったので、たくさん洋服を買うことはできません。
そこで、古着屋を巡って、端っこく買い物をして、手持ちの服とうまく組み合わせよう、と、工夫するようになりました。
はにられた予算しかなかったことで、クリエイティブにならざるを得なかったんです。
販売員をトレーニングする立場になったとき、何か人を指導するための研修などは受けましたか?
誰も何も教えてくれませんでした。全部、自己流です。
もともと人に何かを教えるのが好きなので、相手がどうしたら興味を持って聞いてくれるか、って考えるのがとても楽しいんです。
YouTubeを始めたのも、お店で髪型を褒められたり、自分でアレンジしたの、と聞かれる機会も多かったので、動画でヘアアレンジの方法を教えてみようかな、と思ったのがきっかけでした。
他の人の動画を見て、これなら私にもできるかもしれない、と、飛躍な気持ちでアップしたんです。
ただ、YouTubeの動画は編集に時間がかかるので、しばらくしてInstagramに切り替えました。
Instagramはとても手軽で、大きなアフロヘアにした写真を投稿しただけで、一気にフォロワーが1000人を超えました。
始めから、YouTuberになろう、とか、インフルエンサーになろう、と決めていたわけではないんですね。
そうなんです。仕事になるなんて思ってもみませんでした。ただ、楽しそうだからやってみただけなんです。
オランダでは、当時、宿盲矯正をして、無理やりストレートヘアにしている黒人女性がたくさんいました。
私も、化学薬品を使って、髪をストレートにしていて、でも、健康に悪いから、やめたいって思っていたんです。
そんな時、アメリカには、地毛を伸ばしている黒人女性がたくさんいることをYouTubeで知りました。
それで、私も真似することにしたんです。
なぜ、ホライコロジスト、毛髪学者の資格を取ったんですか?
私がトライコロジストの資格を取った理由は、フォロワーのみんなに、正しい情報を広めたいと思ったからです。
はじめは、ヘアアレンジの仕方や、おすすめのヘアケア商品などを紹介していたんですが、
だんだんフォロワーから、髪や頭皮のトラブルについて、悩み相談が寄せられるようになりました。
そうした相談に対して、絶対に間違ったアドバイスをしたくなかったんです。
そこで、たくさん調べて、トライコロジストという資格があることを知り、専門的な知識を学ぶことにしました。
トライコロジストという資格は、あまり有名ではないかもしれませんが、
分かりやすく言うと、美容師と皮膚科の医者の中間のような感じです。
例えば、髪の毛が抜けてしまったとか、頭皮に湿疹ができてしまったとか、
そういう場合に、何が原因か突き止め、治療の方法を考えたり、ヘアケアのアドバイスをしたりします。
資格を取るためには、3年間みっちり、髪や頭皮、療法について勉強が必要でした。
もともとヘアアレンジのビフォーアフターみたいなエンターテイメント性の高い動画を投稿していたので、
ヘイストを変えるのはとても不安でした。
内容が教育的になっていったら、フォロワーが離れてしまうんじゃないだろうか、と思ったんです。
でも、ずっとヘアアレンジだけ投稿していくのも、物足りないな、と感じていたので、
思い切ってイメージチェンジをすることにしました。
結果的に、この判断は正解でした。
他のインフルエンサーとの差別化につながったんです。
他の仕事を辞めて、インフルエンサーだけで食べていこうと決意したきっかけは何ですか?
大きな転機になったのは、インフルエンサーを起用したロレアルのキャンペーンへの出演です。
私の出ているCMがオランダで流れるなんて、最高の気分でした。
しかも、たくさん報酬をもらうことができたので、
その時に、インフルエンサーとしてもっと頑張れば、
他の仕事をしなくても食べていけるかもしれない、と思ったんです。
インフルエンサーとしての成長
今は、様々なブランドのキャンペーンに出演したり、
商品をSNSで紹介したりすることで、収入を得ているんですね。
インフルエンサーの事務所にも所属しているんですか?
そうなんです。
トライコロジストとして、教育的な動画を投稿するようにしたら、
今の事務所から、所属しませんか?と声がかかりました。
当時は、まだ3万5千人くらいしかフォロワーがいなかったんですが、
専門知識があることが評価されたんです。
事務所に所属すれば、ブランド側との交渉を引き受けてもらうことができるので、
動画を作ることだけに専念できると思いました。
でも、一方で、他の仕事を辞めたら、食べていけなくなるんじゃないか、という不安もありました。
インフルエンサーだけでやっていく自信が持てなかったんです。
そこで、事務所に所属する前に、仕事がなくても4ヶ月くらいは生活ができるように、とにかく貯金をしました。
それで、とりあえずインフルエンサーを本業にしてみて、ダメだったら、また別の仕事を探せばよい、と考えたんです。
結果的に、この判断は大正解でした。
事務所に所属して、インフルエンサーを本業にしたからといって、事務所がお給料をくれるわけではありません。
ただ、ブランド側との契約書のやり取りや支払いの確認など、細かい仕事をしてくれるので、とても助かっています。
企画を考えたり、コンテンツを作ることに時間を使えるからです。
アイデアはいっぱいあるのに、とにかく時間がなくて、それで最近、初めてアシスタントを雇うことにしたんです。
インフルエンサーを本業にする自信さえなかった私が、まさか他の人を雇うほど稼げるようになるなんて、今でも不安はありますが、とても嬉しいです。
ここまでお送りしてきました、レイナモトの世界のクリエイティブ思考。
今回は、アンジェラ・オノーハさんに、自分に合ったことを仕事にするには、についてお話を伺いました。
アンジェラさんは黒人の方で、髪がちょっと縮れているんですけども、それってちょっと社会的なハンディキャップだったりとか偏見があると思うんですね。
特に女性の場合は、縮れた髪の毛だと尊敬されないとか、ちゃんと教養のある人に見られないとか、そういう言葉にならない偏見が社会の中にはあって、不利になってしまうから、
好きなことと自分に合ったこと
意識的に無理をしてでも、そういう色んな我々が目に見えないところの努力をして、その偏見をどうやって減らすかということを常に努力されている。
でもそんな中、やっぱりそういう化学薬品とかを使ってしまうと、自分の体には良くないし、自分の本来の姿ではない。
そういうのが嫌だから、自分の辞儀をそのまま使って、そしてそれに対する自分の学びを15秒ぐらいの動画でインスタグラムで、結構最近2021年ぐらいから投稿し始めたっていうのが、彼女のこの道の一番の最初のきっかけだったみたいなんですね。
最近となっては、このインフルエンサーとかクリエイターっていう言葉がかなり一般的になってきていて、日本でも10代の高校生とかがYouTuberになりたい。
それが一番人気の職業だみたいなことが話題になったりはしますけども、彼女の場合はインフルエンサーになるとかクリエイターになりたいからこのことをやったっていうよりかは、
本当に自分の悩みに対する解決とかを共有していこうっていうところから始めて、別にそのクリエイターになるインフルエンサーになるっていうことが目的だったわけではないんですよね。
それって口に出して事後に言ってみると当たり前のことかもしれないんですけども、インフルエンサーになることが大事なわけではなくて、
自分にあったことは何なのかっていうことをちゃんと見つめて、そしてそれをどう仕事にしていくか、そこが大事なのかなっていうのはアンジェラさんの話を聞いて思ったわけです。
なので、このアンジェラさんとの会話の3つのテイクアウエーなんですけども、まず一つに好きなことより自分にあったこと、好きなことより自分にあったこと。
2つ目は人生は永遠のプロトタイプ、そして3つ目のキーテイクアウエーは天職は自分で作る。
この3つが今回アンジェラさんとの話での僕の学びでした。
まずこの1つ目の好きなことより自分にあったことっていうのは、少し似たような言葉で違いが微妙かなとは思われるとは思うんですが、実はここに結構大きな違いがあると思うんですね。
よく自分に好きなことを仕事にする、もしくは好きなことを仕事にするにはどうしたらいいかみたいなアドバイスだったりとか本だったりとかインタビューたくさんあると思うんですけども、
彼女の場合は別にこのトライコロジー、毛髪学っていうことが好きだからそれを仕事にしたわけではないんですよね。
自分ならではの視点で自分だからこそ、黒人だからこそそういう他とは違う悩みを持っているんですけども、でも実はその同じ悩みを持っている人っていうのは何万人も何十万人もいるということに後々それがわかってそれが仕事になったっていうわけなんですね。
なので、好きなことより自分に合ったことっていうのは特にその仕事として続けていくには非常に大事なことで、好きなことでもやっぱり仕事にしちゃうとそれが重になって続けられないこと、実はあってなかったっていうのもあると思うんですよ。
だからやっぱりこの仕事にするには自分に合ったことを見つけるっていうのはすごく大事なんだなっていうのは今回アンジュラさんのお話で気づかされました。
それが一つ目のテイクアウエー。
人生は永遠のプロトタイプ
二つ目は人生は永遠のプロタイプ。
これはですね、彼女の話を通じてこれも改めてわかったのは一つ試してみてプロタイプとしてやってみて、それがそこそこうまくいったから次のことにやるみたいなことを一歩一歩やってらっしゃるんですよね。
まずそもそもこの配信をされ始めた頃にはお店でお仕事をしていて、別にその仕事にしようと思っていなくて、でもちょっと気になること、そして人のためになるんじゃないかなと思って試しにやってみたら意外と人気が出て数千人から数万人になっていった。
そしてでもそれだけだとやっぱりその自分の肌感だけで話しているからちゃんとその専門性を持たせるために学校に行こうと決めてこのトライコロジー、毛髪学ということを専門的に勉強されているんですね。
彼女は意識的に堅実にやらなきゃとか、そこまで意識しているわけではないと思うんですけども、一発大きい花火を打ち上げてそれを最初から狙いながらやっていったというよりかは試してそれがうまくいったらその上をもっともっと進めていく。
うまくいかなかったらそれを調整してまた新しいことを一つ一つやるっていうのは、やっぱりこのクリエイター、ユーレーサーということを仕事にしている。
それも小手先のテクニックだけではなくて長く続けられることは何かっていうことをちゃんと客観的に見れているんだなっていうのは思いました。
そして3つ目は転職は自分で作る。
なんかそのオンラインインスタグラムだったりとかTikTokのインフルエンサーを見るとすごくきらびやかな生活をしていて、
例えばその世界中を旅行していてそれをインスタグラムだとかで配信しているのがすごくキラキラ見えている感じは少なくないと思うんですね。
でも彼女の場合はそこをすごく真面目に捉えて自分の転職っていうのを一歩一歩作っていってるんだなっていうのをこれだけテクノロジーとかAIが発達して騒がれている時代でも、
やっぱりその本質的な地道な努力っていうのは大事なんだなっていうことを思わされました。
今日の3つの規定下限は1つ目は好きなことより自分に合ったこと。
2つ目、人生は永遠のプロタイプ。
そして3つ目は転職は自分で作る。
これが今回の聞いて下げの3つでした。
もしこの番組を気に入っていただけましたら、Apple PodcastやSpotifyでいつぼしの評価をいただけると嬉しいです。
次回も引き続き、アンジェラ・オノハさんとインフルエンサーの日常についてお届けします。
どうぞお楽しみに。
世界のクリエイティブ思考、お相手はリーノートでした。
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