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2024-10-22 13:18

#097 建築家・隈研吾さんが語る「常に挑戦を続けるマインドセット」

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第97回は、これまで30か国を超える国で建築設計に携わってきた建築家の隈研吾さんがゲストで登場。

今回は、デザイン雑誌「AXIS」の取材が入る中、対談を実施。日本を代表する世界のトップランナーである隈さんに「常に挑戦を続けるマインドセット」についてお話を伺いました。概念的なことを的確に言葉にしていく隈さんから、レイ・イナモトがインスパイアされたこととは?クリエイティブ思考を武器に21世紀を生き抜くヒントを紹介します。


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サマリー

隈研吾さんは、常に挑戦を続けるマインドセットの重要性について話し、日本の存在感や建築に対するアプローチを深く探ります。また、海外での経験が日本における自身の価値を再確認する意味についても触れています。彼は、自身の作品や書籍を通じて、時間の使い方と挑戦することの重要性を伝えます。海外での経験は彼のターニングポイントとなり、年齢に関係なく挑戦し続ける姿勢の大切さを示しています。

隈研吾の挑戦するマインドセット
This is ReinaMoro's Podcast. 世界のクリエイティブ思考
Hi everyone. This is ReinaMoro.
皆さん、こんにちは。ニューヨークと東京を拠点にするグローバルイノベーションファーム I&CO 共同創業パートナーのレイ・イナモトです。
この番組では、世界で活躍するトップランナーのクリエイティブ思考に迫り、21世紀を生き抜くヒントを探ります。
今回のゲストは、これまで30カ国を超える国で建築設計に携わり、国内外で200件以上のプロジェクトが同時進行中の建築界のスーパースター、隈研吾さんです。
今回は、アクシスという歴史あるデザイン雑誌にも取材に入っていただきまして、記者の方の質問に答えたり、素敵な写真を撮っていただいたりしながらの対談でした。
いつもとは一味違った取材の臨場感もお楽しみいただけると思います。
実はですね、隈研吾さんは僕の父親の友人でして、もう何十年も前から友達だったようで、僕は隈さんのお名前はもう結構子供の頃から知らされていたんですよね。
なんですが、直接お会いする機会はなかなかなくて、父親に紹介をお願いしてつながったというのが、この今回のエピソードのきっかけです。
今回は、そんな隈研吾さんに常に挑戦を続けるマインドセットについてお話を伺いました。
それでは始めましょう。
クリエイティブ・ボイス
日本って良い意味ですごく居心地の良い国で安全だしご飯も美味しいし並になる良い国なんですけど、
でもそうしちゃうとなんかちょっと機密が衰えちゃうなっていうところがあるんで、あえてね。
日本って正直めちゃくちゃ住みづらい良いところでし、物価も高いし汚いしみたいな感じなんですけど、
なんかちょっと自分に価値を言うために、ディーボでも30万円って言うんですけど。
なんか日本の元気がどんどん無くなっている。
存在感っていうのが20年30万円くらいだとすごく無くなっちゃってるなっていうのがあって、
で、ちょっと残念だと思うんですね。
なので僕は一応日本人なんですけど、あえて海外にいて、海外のプラネット、海外の組織を作りながら日本で仕事をしている一つの意味として、
やっぱりその日本の存在感を上げたいなっていうのが好きなんですけど。
海外に行くと自分たちのある種能力を再確認する場所っていっぱいあるわけじゃん。
そういう場所に飛び出していくときがあると思うんだよね。
それは30年すごいようになったし。
ありがとうございます。
これちょっと悲観的な言い方かもしれないんですけども、日本の未来って外にあると思うんですよね。海外に。
日本の中にいてももうここまで発達しちゃってるし、人口もどんどん高齢化したかになっちゃってるし、
事故も減ってる時代が来たじゃないですか。
だから正直、ずるずると安全なままで行くとは思うんですけども、発展はしないと思うんで。
でもやっぱり発展しないと人が元気にならないしってことが考えると、もう日本の未来は外だなっていう。
自分自身、今までの流れを見て、建築の世界が建築家と絡んで自由な業界を見えてさ、
実は遠慮とつぶし合わないでさ、もう嫌な世界だというふうに言うと。
それで、2000年くらいから、なるべく海外の仕事では整ってもろくでもないみたいな仕事でもやろうって。
そういうふうにして受けていって。
それで公演みたいなのさ、聞いたことない大学からレクチャーで言われたらちょっと遊びに行ってみるとかさ。
それで海外に行くと2000年くらいから行くようになったから、自分自身も変わってるってことですよ。
なるほどね。
熊谷さんの中で、世界に出たときとか、NOって言うことで結構勇気いったりするじゃないですか。
特に知らない人だったりとか、お金を売られてくれない人とか。
NOと言えるようになったきっかけとかあったりしますか?
うーん、そうね。それはNOと言える。やっぱり日本出たってことだな。
日本だとNOって言うと、結局目で見るって言ってるじゃないですか。
そういうのがあるじゃないですか。
それだけあったら、ここはもうこうやって、ここで縁がなくなっても別にいいやっていうふうに。
振り切っちゃって。
そういうのは、やっぱり日本国内で言うと、なかなかそういうふうに割り切るの難しいよね。
なるほどね。
だからそういう、ちょっとこう、割り切っちゃって振り切ることができた。
だから逆に言えば、そういうふうに日本で、日本でもそのやり方を卒業しててNOと言っちゃって、
そう言っちゃうと、もう付き合わなくても、海外に行ったりとか、楽しい場所がいっぱいあるわけじゃないですか。
日本でもNOと言えるようになった気がします。
なるほどね。
何か違うのを提案したきっかけとかあったりしますか?
それはね、結構頻繁にあると思う。
だから向こうは多分全然違うものを期待しててて、結構びっくりしてる顔してると。
だから簡単に言うと、すごくモニュメンタルなもので近くに行くと言ったりして、
逆に全然アンチモニュメントみたいなものを提案することもあるし、
逆に全然普通に機動的に解いてくれるっていうのに対して、
過剰に石のモニュメントみたいなのを与えてるっていう提案することもあるわけ。
それで普通の排気筒だったみたいなものが、
全然排気筒と違うようなメッセージを突進発するような排気筒を作ったりとかさ、
そういう意味で、逆にそういう通常の機体に反するものっていうのが作れるのは
デザインの力だと思う。そういうことはみんなやってますね。
なるほどね。
やっぱりその経験を積んでくると、直感的にこれがいいとかこれが悪いとか判断のスピードがあるとか、
だから熊谷さんが物事を決める、もしくは特にデザインの方向性を決めるときの
ご自分の判断の軸みたいなのは何か持ってらっしゃったりするんですか?
自分の身体をそこに代入してみるということを大事にやり続けていく。
自分の気持ち、ここにいたらもうイケてしまっちゃう感じがするんだよなっていうふうに、
自分に置き換えて考えるというと、やっぱりリニアにから研究を考えるタイプの人たちもいる。
こういうリニアを生み出した人たちもいる。
リニアにから研究を考えるというか、自分の身体がそこにあったときにどう感じたらいいかということを
自分の考え方で作っていく。
改めて振り返ってみると、すごく概念的なことだったりとか、壮大なこと、哲学的なことを話していらっしゃるんですが、
でもそれをわかりやすく伝えられるっていうのは、常に伝え方っていうのを磨いてらっしゃるんだなっていうふうに思いました。
今回のインタビュー、熊賢吾さんの事務所でさせていただいたんですが、そこの事務所のミーティングのお部屋がですね、
本棚が床から天井までありまして、それも多分2メートルか2メートル以上高い天井なんですけども、
本当に床から天井まで本書籍でぎっしりなんですね。
隈研吾の時間の使い方
そのすべての本が熊さんの作品集だったりとか、熊さんが今まで書かれた書籍がたくさんそこに並んでるんですけども、
インタビューの後によくよく番組のプロデューサーの竹村さんが調査をしてくれたところ、
実は熊さんがご自身で時間の使い方っていうのをかなり明確に3つの方向に分けているんですね。
というのも、ご自分の仕事を大きな建築、小さな建築、そして物を書くことというふうに分けて、
三輪車に例えるほど建築物っていうものを作ることではなくて、概念を言葉にして、そしてそれを書籍などにして残していくっていうことをすごく力を入れて、
そして時間の使い方も優先度をすごく上げてやってらっしゃるっていうことが意外だったんですね。
なので、ただ物を作っている本業のことをやっているんではなくて、それをその概念として世の中に伝えていく。
それもただ難しい言葉で、アカデミックな人たちに分かってもらうだけではなくて、一般の人が分かってもらうような書籍に落としていくっていうことの大切さ。
ちゃんとそれを習慣としてやってらっしゃるっていうのがすごく地道で、非常にいいインスピレーションをもらいました。
それが一つ。もう一つですね。
熊さんとの会話ですごく新鮮で意外だったのが、熊さんご自身のターニングポイントはありましたかっていうご質問したときに、海外に出たことっていうふうにおっしゃっていたんですね。
熊さんの場合はもちろん大学生、大学院のときにニューヨークのコロンビア大学に行かれたりとかされてはいるんですが、
でも実はその意識をして熊さんが海外に出ようと思ったのがもっと最近だったんですね。
多分もう50代になられていて十分に、特に日本の建築業界ではスーパースターの存在だったと思うんですね。
そんな中で海外からちょこちょこと公演のチャンスをもらったっていうことをおっしゃっていて、
そのときに全然無名なところでも意識して行ってみるっていうことをしてらっしゃったそうです。
それが熊さんはそういうふうにご自分ではおっしゃられてはいなかったんですが、
旗から見て数少ない世界で認められている建築家、そして今もアクティブに活動されている建築家として、
熊さんの名前がやっぱり突然出てくるのも20何年ぐらい前。
それも50歳を超えてもう遅いんじゃないかなって思うぐらいかもしれないんですが、
世界に挑戦し始めていたっていうのが、それが僕はすごく意外で、
僕もそのときの熊さんの年齢に今徐々に近づいている時ではあるんですが、
いつでもこの挑戦するっていうのは遅くないなっていうのを今回の熊さんとの対談の中で改めて気づかされました。
さて今回はアクシスという歴史あるデザイン雑誌にも取材に入っていただいたんですが、
アクシスという雑誌は今年で創刊43年目ということで長い歴史があって、
それこそこの番組に出ていただいたジョン前田さんもカバーになったりとかで憧れの雑誌でもあったんですね。
なので今回アクシスとこういうチャンス、機会が得られて、僕としては非常に光栄です。
熊さんとの対談の模様は10月1日発売のアクシスの紙面でもご覧いただけますので、ぜひチェックしてみてください。
またこの他にもアクシスの会員制のデジタルプログラムアクシスメディアメンバーシップでは、
テクノロジーやクリエイティビティに関するコンテンツが盛りだくさんです。
また会員になると雑誌の記事から派生した様々なトークイベントの参加などが可能です。
アクシスメディアメンバーシップの詳しい情報は番組の詳細欄にも記載していますので、ぜひぜひ見てみてください。
そしてもしこの番組を気に入っていただけましたら、Apple PodcastやSpotifyで5つ星の評価をいただけると嬉しいです。
次回も引き続き熊謙吾さんと、引き算という創造性についてお届けします。
どうぞお楽しみに。世界のクリエイティブ思考、お相手はリーナウンドでした。
デジタルガレージは危険な海に最初に飛び込むファーストペンギンスピリットを創業以来大事にし続けています。
これからくるWeb3、オープンソース時代を見据えたテクノロジーで新たなビジネスを生み出す仲間を募集しています。
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