正直なところ、3ヶ月先のことくらいしか考えていないんだけど、あえてすごく先の将来のことを言うと、広告の仕事とドキュメンタリーの仕事を両方続けていくためには、もっとよく考えて情熱と時間を配分していくことが大切だと思う。
映画制作は時間がかかるから、今年はドキュメンタリーだけとか、広告業界の動向次第では今年はクリエイティブディレクターの仕事に集中するとか、片方を優先させる年だって出てくるだろうね。でも両方やりたいから、それが実現できるようなパートナーを見つけたり、会社が作れたりしたらいいな。
20年くらい先には長編のドキュメンタリー制作の仕事が8割、短編の映画制作や広告の仕事を2割くらいの感じで続けていけたらいいと思ってるよ。
ここまでお送りしてきましたレイナウトの世界のクリエイティブ思考。今回はデイビッド・チャーズ・ロドリエさんに仕事を純粋に楽しむことの重要性についてお話を伺いました。
デイビッドがまず最初に広告業界でキャリアを進み始めて、それは多分10年から15年くらいやったと思うんですけども、15年くらいしてから多分30代になってからドキュメンタリー映画っていうのを作り始めたと思うんですね。
そのドキュメンタリーの世界でも、ネットフリックスっていう超大手のところのドキュメンタリーシリーズを任されたりとか、結構な大役を任されていて、広告の業界、そしてドキュメンタリー映画、共通点としてストーリーテリングっていうところがあると思うんですけども、
彼がどっちの業界でもすごい成功を収めてるっていう秘訣、ポイントは何なのかなって改めて考えると、実はお金をあまり意識してないことなんじゃないかなと思うんですね。
っていうのは、広告業界に限らず、大企業、ちゃんとした業界、そしてちゃんとした企業で働くと固定した収入が得られる。特にアメリカのマーケティング業界とかって給料はいい方なんですね。
ドキュメンタリー映画制作っていうのは逆に給料がないみたいなところもあると思うので、その給料がいい業界から給料がギャランティーされない業界に行くのってすごく実は大変なことだと思うんですよ。
そこを彼はちゃんと割り切ってお金を目的とせずに働いてるから、それが割り切れたと思うんですよね。
僕の周りでも30代後半から40代になると共通してあるのが、これは他のエピソードでもちょこちょこ話してるミッドライフクライシスなんですけど、だいたい踏ん切りがつかない足稼がお金なんですよ。
やっぱり40代になるとそこそこ収入も良くて、なおかつ家買ったからとか結婚して子供がいるからとかっていう金銭的な縛りが出てきて、結構高収入を得てるっていうのといろいろ支払いをしなきゃいけないっていう責任があって、
どっちも切り離せられなくて、それが足稼、なおかつ手錠になっちゃってる人っていうのをいっぱい僕見るんですね。
彼は今回の話ではその辺のところ具体的には聞かなかったですけど、ドキュメンタリー映画制作をしようっていう時にお金を得たいからそっちの業界に行ったっていうことじゃないはずなんです。
絶対そうなんですよね。
ちゃんとそこを区切って、俺はお金のために仕事をしてないっていうところが彼の根本的な思想の中にあるんじゃないかなと思います。
今回の会話からの3つのテイクアウトなんですが、まず1つは1つの道を極めなくても良い。
2つ目に仕事を純粋に楽しむことの重要性。
そして3つ目に皮肉からは何も生まれない。
1つ目のこの1つの道を極めなくても良いというのは、特に広告とかクリエイティブとかマーケティングの業界って今はだいぶマシにはなったんですけど、
特に昔は長時間労働で、クライアントとのお仕事をしているとどうしても自分が思ったことができなかったりとか、自分の思う通りに物事が進まないことって非常に多々あって心が折れちゃうようなことは少なくないんですね。
なので僕の周りでも広告をやっていた人、デザインをやっていた人、クリエイティブをやっていた人がキャリアを変えたりする人って結構いるんですけども、
彼はそれとをやりながらここ10年ぐらい、昔からドキュメンタリー映画を撮りたいっていうのは思ってたみたいで、
それを両立してどっちの業界にも一つ一つ足を入れながらフリーランスのクリエイティブディレクターとして、そしてインデペンデント独立したフィルムメーカー、ドキュメンタリー映画の監督としてキャリアを同時に進行させて両立させるんですね。
これって今となってはだいぶ可能になった働き方かなと思うんですけども、なかなか両立するっていうのは難しくて、というのもやっぱりその似たような業界ではあるオーバーラップ重複しているところはあるかもしれないんですけども、やっぱりそこで働いている人たちっていうのは全然違って人脈も全然違うので、
その業界での評判だったりとかその業界でのつながりっていうのをちゃんと持っていかないとうまくいかないと思うんですよね。
それを彼は2つの業界に一つ一つ足を置きながら、ちゃんとそういう人脈とか自分の評判っていうのを意識しながら同時に、もちろんこっちが忙しいときはこっちに手がつかないっていうそういう調整はあると思うんですけども、ちゃんとそれを両立できてるっていうのは新しい働き方でもあるし、決して簡単なことではないんですが、
今、リモート化がかなりだいぶ進んだ時代、すごく可能になったことだと思います。
なので、いくつかこういうことをやってみたいとか、これだけじゃないんだよねって思っている人たちは、レビューと参考にして、その一つの道を極めなくても、いくつかのことに興味を持って同時に進行するのも全然可能なんだなと思います。
なので、彼の働き方、生き方を参考にできるんじゃないかなと思います。