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This is ReinaMoto's Podcast. 世界のクリエイティブ思考。
Hi, everyone. This is ReinaMoto.
みなさん、こんにちは。クリエイティブディレクターのレイ・イナモトです。
この番組では、日本人がクリエイティビティを武器に世界で戦うにはどうしたらよいのかをテーマに、21世紀を生き抜くヒントを探ります。
今回は、リスナーからのご相談に僕が直接答えるスペシャルバージョンでお送りします。
So, let's get started.
Open Mentoring
では、早速お呼びしましょう。
今回の質問者の方は、これは全くの偶然で、お互い全く初めての初対面なんですけども、実は苗字がイナモトさんという方で、ダブルイナモトトークでいきましょう。
それでは、イナモトさん、よろしくお願いします。
はい、どうもこんにちは。
福岡に本社を構えます株式会社、ゼネラルアサヒという会社で、情報アーキテクトを名乗って仕事をしております。
イナモトコウスケと言います。
年齢はですね、43歳、今年44になりますけども、ぼちぼち中堅の社員として働いております。
今日はどうぞよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
では早速質問の方に参りましょう。
ご相談されたいのはどんなことでしょうか。
今までこの番組のエピソードを聞かせていただいたり、レイさんの他の番組だったり、ご活動を垣間見ながら気になったことがあります。
それが単純に言うと時間についてというものです。
大きく思ったのが理由としては2つありまして、1つ目は、例えば僕の仕事のテリトリーとか行動範囲を考えた場合に、
移動とかにかかる時間、高田が知れている時間でしかないんですね。
例えば僕の通勤時間とかで考えれば3、40分ぐらいですし、仮に福岡から東京まで行って仕事をするって言っても、2時間か3時間程度しかかからないと。
ただ、世界を舞台に活躍されているようなクリエイターの方々っていうのは、やはり僕が考えている移動距離とかとは全然比べ物にならない時間をそういったものに使われているだろうなというふうに思って、
シンプルにそういった時間でどういうふうに過ごされているんだろうなっていうところが気になった。
シンプルに興味が湧いたっていうところがまず1つ。
2つ目には、やはり最近日本人っていうものが、働く時間は長いんだけれども生産性に乏しいとかっていうデータが出てきたりとか、
あとまた別の視点でからいくと、睡眠時間というものが日本人で実は少ないんだよっていうデータもこの前見たりもしたので、
そう考えたときに、世界のクリエイティブの前線で活躍されている方々の時間術とか、時間の捉え方とか、時間の扱い方みたいなものをお聞かせ願いたいなって思っています。
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それをまた自分の糧にして何か参考にできたらなというふうに思って、
今日ちょっとお時間をいただいたというような感じです。
ありがとうございます。すごく具体的なご質問で。
そもそもこの時間の使い方に関するご質問をされようと思ったきっかけは何だったのかとか、
なぜこのトピックについて、すごく具体的な質問なので話しやすいんですけども、
なぜここにフォーカスされたのかなっていうのは逆に僕の方からちょっとお聞きしたいなと思ったんですが。
僕が勤めている会社の代表というか、結構時間に対して時間コストみたいなものをすごく意識されている方なんですね。
働いた分、金額が上がるみたいな話ではないんですけども、そこには当然付加価値みたいなものが出てくるべきではあるとは思ってはいるんですけど、
時間というトピックについて普段から意識をすることが非常に多い社風というか、会社の中でそういったことがあるっていうのがまず1個と、
自分の子供とかが普段ちょっとダラダラと過ごしていると、
もったいないからもうちょっと何かしろよみたいなことも思ったりするんで、
その辺りで永遠のテーマだろうなと思ってるんですね。
時間の使い方に限られた時間の中で。
やっぱりそこのテーマというものを、僕の24時間も例えばレイさんの24時間も同じ24時間であって、
でもやっている例えばクリエイティブの質だったりとかクオリティだったりとか、そこにかけている集中力だったりとかっていうもので、
何かしら環境の差っていうものが多分出てるんだろうなと思っていて、そこを改善というか、
何かもっと自分を高めたいところで、一つの技術的なものではなく時間というもので何か解決できる糸口あるかなっていうところがまず興味があったところですかね。
僕も周りの人だったりとか、あと僕が尊敬している人とかも、やっぱりその発信力とか見てると、
いつこんだけ、例えば文章を書いてるんだろうとか、動画作ってるんだとか、めちゃくちゃ生産性の高い人とかっているじゃないですか。
そういう人との確かに時間の使い方だったりとか、もしかしたらそういう手助けをしてくれるチームがいる人もいるかもしれないんですけども、
でも結構、僕が尊敬してる人とかって、なんだかんだでやっぱりその人が一番やってるんですよね、ご自身で。
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そのものを書いたりとか、例えばどっかの社長だったりとか、ちょっと著名な方だったりとかで、周りにチームがいる場合もあるんですけども、
でもなんだかんだで、やっぱりその人自身が一番生産性が高いっていうのはあるので。
ちょっと動いてらっしゃるってことですね。
動いてらっしゃいますし、やっぱりでも何かを生産をしようって、生み出そうっていう形にするっていうことは技術でもあるんですけども、訓練でもあって、
その時間の使い方だったりとか、やっぱりやってみると、続けるとどんどん速くなるっていうのはあると思うんですよね。
僕も答えやすい質問ですし、あとリスナーの方も実践に使えるのかなっていうのはちょっと思ったんですけど、
まず最初の通勤時間とか移動時間をどう使っているかっていうことなんですが、
まず結論から言うと、僕は執筆の時間として使えているのが一番有効的なんですね。
どういうことかというと、僕は記事を書いたりとか、今実は本を書いたりとかもしてるんですけども、
さっき稲本さんがおっしゃられているみたいに、移動時間で僕の場合は極端なパターンがあって、
30分前後の通勤の時間というものと、あと今ここ2,3年は日本に行く機会がぐっと減ってしまったので、その移動がかなり限られているんですが、
パンデミック前っていうのは1ヶ月4,5週間に1回ニューヨークから東京を行き来してたので、1年に10回ぐらい行き来してたんですよ。
そうすると片道が13時間、14時間、飛行機の中だけでもそれだけありまして、
なぜ執筆に使えるかというと、これ実はちょっとパンデミック前の話なので、パンデミックになってから状況は変わってはしまったんですが、
飛行機の中でも一応Wi-Fiとか繋げようと思えば繋げられますけど、めちゃくちゃ使い勝手が遅すぎて使い物にならないんで、
僕は基本、飛行機の中では最初からWi-Fiは使わないようにしてるんですね。
それは短い、例えば2,3時間の国内での移動でも。
そういう時にやっぱりソーシャルメディアだったりとかメールだったりとか、そういう余計な邪魔がない場所っていうのが、
やっぱり携帯とか使い始めてから、特にソーシャルとかが出始めてから、そういう邪魔されない時間っていうのがすごくなくなっちゃったなって思ってたんですよ。
なので、移動の時間はオンラインに繋げられないっていう、特に飛行機の中だと。
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あと、日本だと地下鉄とか東京とかだと地下鉄とかも結構有種というか接続があるので、ずっと携帯とか見れてる時間はあったりするんですけど、
ニューヨークの場合だと地下に潜っちゃうと基本繋がらないんですね。
そうするとやっぱり強制的に繋がらなくなっちゃって、途中でオンラインで見てたものが見えなくなると、それでフラステーションが溜まるので、
やっぱりその30分でもう繋げないっていうふうにすると、そうするとやっぱり周りからの邪魔が入らない状態で物事を考えることができて、
それを最も効率的かつ効果的に使えるっていうのが、僕の場合は執筆だったんですね。
なので、例えばその記事を書くとか、今はちょっと回数が減っちゃってるんですけど、未然はちょこちょこやっていて、
一番はかだったのが飛行機の中か、飛行機の中はどっちかというと長い時間、10時間とかあるので、
10時間ずっと働いてるわけではないですけど、ちょっと考えなきゃいけない資料を書くとかプレゼンシーを書くっていうのをやっていて、
そういう短い30分ぐらいの移動の時にはあえてオンラインにつなげず、そういう邪魔をなくして気が散るようなことをシャットダウン、遮断をして、
例えば1000文字ぐらいの記事を書くとかっていうのをやると意外とはかどってました。
逆にそういう時の方が生産性が高かったような気がします。
なるほど。要はその短い時間でデジタルデトックスみたいなのをしてたって感じ?
そうそう。デジタルデトックスっていうのを意識してたわけじゃなかったんですけども、強制的につながらないとかっていう状況ができちゃうと、しざるを得ない。
パンデミックに入った後はそういうことができなくなって、あれ、いつやってたんだろうってちょっと考えてみたら、そういえば通勤とか移動の時間がなくなったっていうのが、
もちろん通勤せずにずっとオンラインでつながって仕事ができたりとかオンライン会議でもできるようにはなったんで、そういうところはすごく効率的にはなったんですけども、
デトックスをして考える時間っていうのがなくなったっていうのはあったので、具体的にやっぱりそういう意識的にそういう時間を作んなきゃいけないんだなっていうのは、
特にパンデミックに入って、今そのパンデミックがこうやってようやく落ち着き始めて、元の生活に戻り始めてるじゃないですか。
そういうのはそれで課題ですね。
逆に課題なんですね。
でも、そういう使い方なんですね。
ちなみに稲穂さんは通勤とはどれくらいかかってらっしゃるんですか?
そうですね。大体30分40分で全然オンラインにつながっちゃうんで。
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以前はそれこそ音楽聞いたりとか、それこそSNS見たりとかっていう時間だったんですけども、
最近は、それこそポッドキャストとか音声メディアをいろいろ聞くように、何かしらインプットをする時間に当ててます。
レイさんみたいにアウトプットの時間ではなくて、インプットの時間に当ててるっていうことが多いなっていう、今最近、ここ数年ですかね。
あとあれですね、すごい細かい話になるんですけども、その移動の手段によってもやることが変わってきて、
移動って言っても、飛行機で移動する場合もあれば、電車で移動する場合もあれば、タクシーで移動する場合もあれば、自分の車で運転をしながら移動する場合もあれば、
極端なところは、例えば、僕はニューヨークで自転車でもそこそこ乗ってるんですけども、自転車で移動とかっていう、微妙に違うんですけども、結構やれることが変わってくるじゃないですか。
もちろん自分で運転とか自転車とかだと比率はできないんで、そういう場合は、今稲穂さんがおっしゃられたみたいに、僕もインプットする時間として、
特にやっぱり、ここ4,5年、特にパンデミックに入ってから、やっぱりポドキャストという音声メディアがかなり活性化してきたとは思うので、
そういうインプットの時間としては、移動の時間は、移動で自分の手が動かせないときは、そういうインプットの時間としては、それはそれですごく有効でしたね。
ちなみにポッドキャスト、オーディオブックみたいなのも日本では最近話題にもなってますけども、オーディオブックみたいなものも聞かれたりしますか?
そうですね、僕はインプットは一番効果的で効率的なのは個人的にはオーディオで、本も基本オーディオブックですし、
ポドキャストも仕事に関係しているものとか、自分の興味にあることとか、自分でちょっと学びたいということは基本ポドキャストとか音声メディアを中心にしてますね。
音声メディアってやっぱり流れでできるからというのが強いんですかね?
そうですね、だから見なくていいというのもありますし、あとやっぱりある程度集中して、移動しながら何かしながらでもいいんですけども、
やっぱりちょっと脳みそのどこかに集中させないと多分入ってこないと思うんですよ。
例えば音楽とかだったら完全に作業しながらBGMとして聞けますけども、やっぱり作業しながら、何か考え事しながらポドキャストとかって聞けないじゃないですか。
聞いても頭に入ってこないじゃないですか、どっちかが。
だからその辺を分けなきゃいけないのがあって、もうちょっとまたこれもすごく細かい話になりますけども、
例えばタクシーの移動とかの場合は、僕の場合はそれはあれですね、人と話す時間に使ってますね。
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それは電話とかという意味ですか?
電話ですね、電話とか。
それもやっぱり他に何かしながらできるんですけど、電話でちょこっとそういう話したりするのは、
特に日本にいるときはタクシーの移動が多くなるので、それはそれで意外と有効に使える時間だと思いますね。
でも逆にやっぱりパンデミック前は、いかに移動に費やしている時間が多かったかっていうのがパンデミックになってすごく分かって、
ある意味それまで有効に使えてた、効率的に使えてた時間が使えなくなったっていうのもあったんですけども、
逆に移動の時間が圧倒的に少なくなったじゃないですか。
だから良くも悪くもずっとPCの前で何かやってることができるっていう状況にはなったんで、
それはそれでできることが増えた分、他のところで削られたっていうのも正直ありますね。
なるほどですね。
でもやっぱり他の人の話も聞いてると、移動の時間を有効に使うっていうのは結構有意義な技かなと思います。
要はなんとなくではなくてそこを上手に活用するというのが一つの今のお話で言った技というかテクニックなんですかね。
そうですね。だと思いますよ。
なるほど。
2個目の質問は全体的に総合的に見て時間をどう管理するかということで、
さっき稲葉さんがおっしゃられたのは日本人は生産性が少ないんじゃないかっていうことも最近いろいろ話題になってたりはするので、
じゃあ具体的に、ちなみに個人的に何かご自分の時間の使い方がなかなかうまくいってないとかそういうお悩みとかおありだったりするんですか。
常にあるわけではないですね。ただ自分のリズムとして今日リズムが悪いというか時間が上手に回ってないなっていうのを感じるときはあるんですね。
はいはい。
その時にはある僕の中でやろうとしているのは強引に言葉が短絡的な時間割を作るようにしていて。
はいはいはい。
1日の時間割を。それは休憩時間もちゃんと時間割を入れるように組むんですね。小学生の時間割のようなもので。
はいはいはい。
それをすると何となくうまく使えているような気分になれるのでということぐらいですね。
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悩んでいるというよりも自分のチームメンバーであるとか後輩であるとかっていう子たちがですね、やっぱり上手にこういったものは使っていくべきなアドバイスができたらなとは思いながらも
自分自身しか知らないんでいろんな方のご意見を伺いたいと思っているところですね。
はいはい。僕も別にその時間の使い方がうまいっていう方では全くなくて、逆に容量が悪かったりとか、あとその家族特に妻になんでそんなことにそんな時間かけるのって言われることがよくあって、普通の人だったらこだわらないところにこだわっちゃったりとか。
やっぱり僕もものづくりの人間ではあるので、特にその自分が気になるよう、自分が作れるものとか自分のその仕事に関係なくても、例えば何かを絵に起こすとか何かを見せるとかっていうことになっちゃうと、余計必要以上に時間をかけちゃうことが多々あるので、それはそれでそんなに時間の使い方がうまい方では僕はないと思うんですね。
全く。それを踏まえていくつかあるのは、まず一つ、井上さんがおっしゃられたみたいに、自分のその時間割っていうのを持つっていうのはすごくいいなと思います。
やっぱりそのパンデミックに入ってから、良くも悪くも生活がちょっとワンパターンになった感じじゃないですか。特に遠くへの移動ができなくなっちゃったので、ワンパターンになったところはあったので、それでそのルーティーンを作って、この時間はもうこれっていうことを、毎日じゃないとしても週3回だったりとか週2回だったりとか週1回とか、
そういうルーティーンを作って、それもおっしゃられたみたいに、ただ働く時間だけじゃなくて、その休む時間っていうのもちゃんととっておくっていうのはすごく効果的だなと思います。
もう一つは、これも細かいことなんですけども、特に会社の中で、今カレンダーが会社の中で皆さん共有されたりするから、この人がこの時間何やってるか大体見えちゃうじゃないですか。
ただ、これは個人差はあるとは思うんですけど、全く同じ日に休みの時間とか入れとくと、ちょっとその時間借りてもいいですかっていうことになっちゃって、結局潰れることっていうのも少なくないと思うんですね。
だから僕の場合は、毎日例えば同じ時間にこういうのを入れるっていうよりかは、イレギュラーにずらして入れるってことをしたりはしてますね。
そうすれば、そのチームが時間が欲しいときには、今日のこの時間はダメだけども、明日のこの時間は同じ時間は空いてるからっていうこと、そのイレギュラーなパターンができると、それはそれで定期的に毎日抑えておきたい時間っていうことになっちゃうと、どうしても潰されることは出てきちゃうと思うので。
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だから、あえてそのパターンに変化をつけるっていうのは細かい技なんですけども、それは僕は使ってますね。
3つ目は、これもちょっと考えてて思ったのは、これが一番僕が自分自身で偉そうなことを言ってできてないなと思うことは、一つのことに集中してやりきるっていうのは細かい作業でも、
どうしてもメールもあればスラックもあればモバイルのテキストメッセージもあれば、いろんなところから通知が来ちゃうので、何か例えばやってる間に他のことが来ちゃうとそっちに目行っちゃうじゃないですか。
だから、そういう誘惑をいかに抑えられるかっていうのは、やっぱりその人のその時点での集中力がすごく試されると思うんですね。
だから、いかにその集中力を乱さずに、そういう誘惑に迷わされずに、その時の作業に集中するっていうのは、結構気にしてやるべきことなんではないかなと思います。
ちなみにレイさんはマルチタスクですか?シングルタスク?
僕はですね、マルチタスクできない派なんですよ。全く。全然できないです。
私もそうです。全然できないです。切り替わっちゃいます。
切り替わっちゃっても、さっきやってたことすぐ忘れちゃうんで、でもそれはなかなか直らないんで。
これも妻から聞いた、妻は逆にマルチタスクがすごくできるタイプで、作業とかタスクとかをこなすのがすごく上手な人なんですけども、
その彼女が言ってたのは、人間っていうのは一番理想的な集中する時間が25分なんですって。
25分。
例えば1時間の時間があったとしても、1時間ずっとやり続けるよりかは、25分集中して、5分ちょこっと休憩をして、また25分を続けるっていうふうにやり方をするのが、実は一番効果的だっていうことを、彼女が教えてくれました。
なかなかこうやって口で言うのは楽なんですけども、でもやっぱり一つのことに集中するっていうのは、それはそれで大事かなと思います。
ちなみにその日本人がって今言われてるケースが多いと思うんですけど、レイさんとかってアメリカでもお仕事されていて、日本でもお仕事されていて、違いはやっぱり感じられますか?
えっとですね、僕はですね、逆に日本人の生産性が少ないなって全く思わないんですね。
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今会社、アメリカにも母体があって、日本にも支社があるので、ニーズも同じくらいいますし、仕事の量も全然あるんですけど、でも逆にそうですね、時間使い方っていうよりかは、
日本人はその教育的にその頼まれたことはしっかりやりきるっていうところ、頼まれたことはちゃんとやるっていう性質が身についている方が多いと思うんですね。
で、ちょっと日本人がって言うとすごく語弊なんですけど、日本の教育では結構そういうところを重視して教えているのかなっていうのがあって、
なので、日本の個人的な経験から言うと、日本人の生産性が低いっていうのは思ったことは直接の体験ですとないんですね。
ただ、逆になかなか物事が進まないとかっていうのはよくあって、もうこれって6ヶ月ずっと話してるけど何にも結果が出てないんだけどとか、もう1年これずっとやってるんだけど何か形になってないんだけどっていうことを見るのはそこそこあるんですよ。
で、それ何かって言うと、時間の使い方がうまくないとか生産性が低いっていうことよりかは、生産性が低いっていうところを物事がなかなか進んでいかないっていうところを考えると決まらないことが多いですね、はっきりと。
ミーティングとか出ても、なんかそのもやっとしたままで終わっちゃったりとか、決定者がはっきりしてなかったりとか、リーダーがはっきり、すごくいい意味だとすごく民主的な企業の中でもそういう雰囲気ではあるんですよね。
それはそれで全然悪くはないんですが、でもやっぱり誰かがどっかで決めなきゃいけなくて、次何するかっていうことをはっきりさせなきゃいけないわけじゃないですか。
で、日本のその仕事の進め方を見ると、もちろん社長みたいな人とか部長だったりとか副社長とか役員の方、そういう偉い人はいるんですけども、そこのトップの決定者の方と、あと残りの日々の業務を進めていく方の距離があって、
なかなか決まらないままでなんとなく進んでいって、例えば社長のところに持って行って、そこはそこで決まるかもしれないんですけども、そういう日々の作業で、権威というかリーダーシップっていうところが少ないから、なかなか物事が決まらずに、それが生産性の少なさ、低さにっていう風に映ってるのかなっていうのは今ちょっと思いましたね。
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要は生産されるまでに時間がかかっちゃうってことですよね。
そうそうそうそう。
決まらないから。
伊野さんは今までお仕事をされてきて、ご自分で生産性が少ないとかって思われたこととかはあります?
自分自身はないんですけど、そこまで激しく感じたことはないんですが、やっぱり知ってる範囲が言ってしまうと胃の中のかわずな状態であれば、自分が今満足している領域っていうのは実は外から見ると生産性低いんじゃないのかみたいなところは、外野からのニュースを聞くと疑問に思うところはあったんですよね。
なるほどね。
自分自身はそこには思ってないですけど。
でも逆に例えば外部との取引だったりとか、外部とお仕事をされたりとか、ご自分の周りでそういうことを感じたこととかはそれはないんですか?
ないこともないです。
なるほど。それは例えばどんな時とかどういう時にそういう風に思われたりとかします?
やっぱり一つはお仕事の中で、単純に言うとレスポンスが遅いとか、返事が遅いとかですね。それは先ほどのお話にもしかしたら繋がるのかもしれませんが、回答をしないといけないという気持ちがあるから返事が遅いのかなって思うときもあるんですよ。
なるほどね。
いついつまでに回答しますっていう返事があれば、それでもことは進むと思うんですけど、いついつまでにっていうのをぼやかした状態でゴールを回答しなきゃみたいなところがもしかしたらあって、その分時間がずっと伸びてしまうっていうのはあるのかなと思っているので、
相手に僕も何か回答というか返事をするときには答えがなかった場合は、答えが出ないんで待ってくださいっていう回答をするみたいなことはしてますね。
なるほどね。
今答えは出ないんですいません3日くださいみたいなことをやれば、その間相手は考えなくて済むと思うので、そんなのはちょっと気遣いみたいなところでやるようにはしてます。
ちょっとこれ余談になるかもしれないんですけど、一つ思い出したエピソードがあるので共有するんですが、それこそもう一人の稲本、僕の父親の稲本が70歳以上のおじいさんなんですが、
彼が18歳の頃に何を思ったか、物書きになりたいっていうふうに思い立ったんですって。
親戚の人に文章を書いて成形を立たせてる人がいて、その人におじいさんに話しに行ってどうしたらいいんですかっていうふうに聞いたら、
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僕の父親がただしって言うんですけど、ただし君物書きになりたいんだったらまずそれは訓練をすべきだと。
それ訓練するのは、今日からまず1年間、毎日原稿用紙5枚、何でもいいから書きなさいと。
1年間経って、それ私のところ持ってきなさい。
持ってきたらそれ見て、そっから物書きになるべきかならないべきかを判断すればいいから、まず1年間毎日書くことやってみなさいっていうふうにそのおじいさんが僕の父親にアドバイスしたんですって。
父親のことを褒めるわけじゃないんですけど偉いなと思ったのは、父親毎日5ページ以上原稿用紙に、何十年前の話なので50年以上前の話なので手で書いて、
1年間やり続けて、1年間5枚書くと2000枚以上ぐらいの原稿用紙になるんですけども、それを抱えてそのおじいさんのところに行ったらしいんですよ。
そしたらおじいさんがその山を見て、まず最初数ページを読んで、全部飛ばして最後の数ページを読んで、
ただし君1年間原稿用紙5枚書きづけの偉いねと。
ただ一つ今のうち伝えておくけど、最初の数ページと一番最後の数ページ見るとあんまり上達してない。
だから君は物書きに向いてないよっていう風にガツンと頭を殴るようなフィードバックをして。
それで父親は文学部に行くのを諦めて物理学部に行ったんですよ。
なんですけど、このお話のオチは結局彼は20代の頃に物理学をやってたんですけども、30代から文章を書くようになって、また書くようになって、
全然売れない本なんですけども本もたくさん書いてる人で、今でもこの時代にまだ手書きする人なんですけども、めちゃくちゃ早いんですよ文章書くのが。
でもやっぱそれは18歳の時に訓練をしていた筋肉が全然衰えず、やっぱり早くなるっていう筋肉がついて、
肉体的なところとは違ってすごく身についたらなかなか落ちない筋肉が性質なんだなっていうのはあって、やっぱり訓練すると早くなるっていうのはあると思うんですよね。
ありますね。実際僕も3年書き続けてるんですよ。
そうですね、1000日間やってらっしゃるってブログを。すごいですね、それも。
それもやったので、それこそ変な話、企画書とかスピードは上がってるなとは思いますね。
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頭の中の整理の仕方が全然回路が変わってきた感じはしてるんで、そういうトレーニングはやっぱ大事なんでしょうね。時間効率をしていくということには。
本当そう思います。少しでもためになったかわからないですけども、いかがでしたでしょうか。
一つはデジタルデトックスみたいなものを若干強制的にやっていくっていうところがすごく参考になったなと思いますし、
あとちょっと自分自身が工夫してやっていたことがそこまで間違ってないんだろうなっていうようなちょっと安心を得たような感じはすごくしてます。
あとちょっと生意気な言い方ですけども、レイさんも同じなんだっていうふうにちょっと思いました。
人間同じですよ。ジョン・ジェイさんっていうすごい方がいらっしゃるんですけど、その方のインタビューをしたときに、
彼もどんなにすごい人でも結局、ズボンを履くときに片足を入れて、靴下を履いて同じことやってるんだから、俺にできないわけがないっていうふうに彼も言ってたんで、一緒です。
ありがとうございます。
それでは今後も同じ稲本という縁もありますけども、ぜひお仕事の方も、あとそのブログのシーピースとかもぜひぜひ頑張ってください。
ありがとうございます。
ここまでお送りしてきました、レイナモトの世界のクリエイティブ思考。今回はリスナーの方のご質問に実際に僕が答えるオープンメンタリングをお送りしました。
では次回もお楽しみに。お相手はレイナモトでした。
デジタルガレージは危険な海に最初に飛び込むファーストペンギンスピリットを、創業以来大事にし続けています。
これからくるWeb3、オープンソース時代を見据えたテクノロジーで新たなビジネスを生み出す仲間を募集しています。
番組詳細欄にあるリンクよりぜひご覧ください。