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みなさんこんにちは、Rayです。
Ray Wow FMの時間がやってまいりました。
最近読んだ本の中で、
多様性の科学、
画一的で省略する組織、複数の視点で問題を解決する組織、
マシュー・サイドさんの本なんですけれども、
こちらを読みました。
というか、ちょっと読んでいる最中ではあるんですけれども、
その中で面白い一文がありまして、
二歳児の赤ちゃんと、
チンパンジーとオランウータンというのが、
だいたい同じくらいの、
脳の働きを示すというのがある中で、
いろんな能力を比較したときに、
ほぼほぼ同じだと、
二歳児とチンパンジー。
ただ、人間が一つだけ優れていた能力があったみたいなんですね。
二歳児の赤ちゃんと、
チンパンジーとオランウータンを比較したときに、
一つだけ人間の方が優れているものがあったと。
これは何だと思いますかね。
それはですね、
社会的学習能力。
社会的学習能力というもので、
他者の行動を模倣して学習する能力だと。
まさにね、
学ぶとは真似る。
真似ぶ、真似る、
という風にね、
言われているように、
本当に真似る能力っていうのが、
高いみたいでした。
実際にその実験ではですね、
細かい管から食べ物を取り出す、
複雑な方法を、
被験者というか、
赤ちゃんとかオランウータンとかチンパンジーに見せたときに、
人間の赤ちゃんは、
結構すぐに真似をするけれども、
他のチンパンジーやオランウータンは、
なかなか理解できずに、
真似して取り出すことができなかったという話なんですね。
で、
これを見たときに、
やはり根源的な、
その他の動物とは違うものっていうのは、
社会的な学習能力、
つまり、
個としての能力っていうのもあるんですけども、
その集団の中で、
先輩とか経験者とか、
賢人とかね、
知恵がある人のやっているものをですね、
見て学んでいく、
っていうものが、
どんどんどんどん積み重なっていって、
その、
集団における、
ナレッジとか、
知識とか、
知見に繋がる、
それがやっぱり人間を人間たらしめているんだな、
っていうふうに思いました。
で、
つまりですね、
これ、
ある意味ですね、
暗黙値ですよね。
暗黙値っていうものをですね、
他の人がこう、
学ぶ、
学んでいくっていうところだと思うんですけれども、
野中先生のあの、
石理論における、
暗黙値の教材化っていうところを、
暗黙値を暗黙値として、
そのまま理解していく、
っていうところをですね、
やっていく上で、
いろんなやり方があるらしいんですけれども、
その、
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身体的、
暗黙値っていうもの、
なんかね、
例えば、
寿司、
寿司職人とか、
陶芸家とか、
なんかこう、
アーティストとか、
そういうものを、
師匠のね、
姿を真似ながら、
こう、
技能とか、
技巧を真似ていくっていうものは、
いわゆる身体的暗黙値であって、
それはですね、
師匠がこうしろ、
ああしろ、
って口で説明するよりは、
その、
人の背中を見たりとか、
その姿をですね、
見て学ぶっていうところがあると思うんですね。
これはまさに、
身体的暗黙値っていうのを、
教材化する姿勢だなと思っていて、
人間のその学ぶ能力、
社会的学習能力っていうところを、
生かしたやり方だな、
というふうに思うんですけれども、
一方で、
その暗黙値にはですね、
身体的暗黙値だけではなくて、
認知的暗黙値っていうのもあるんですね。
認知的暗黙値って何かっていうと、
その物事の例えば、
考え方とか捉え方、
例えばメンタルモデルと呼ばれるものであったりとか、
その視座の高さとか、
認識の観点、
パースペクティブであったりとか、
その物事の捉え方ですね、
フレームであったりとか、
そういったものをですね、
が認知的暗黙値の対象なんですけれども、
そういったものもですね、
学んでいく、
真似る、
真似ていくっていうものを通じてですね、
いわゆる身体的な、
アーティスト的なクラフトマンシップであったりとか、
アーティストのような身体的表現ではなくて、
認知的な高度な能力を身につけていくには、
そういう認知的暗黙値っていうのをですね、
経験者、エキスパートであったりとか、
成功者から学んでいくのが大切だなっていうふうに思っています。
これっていうのは、
特にオンラインでやっていこうとすると、
なかなかちょっと難しい部分があるなと思っていて、
一つはですね、
教える側が意識して、
どういうパースペクティブやメンタルモデルで、
物事を捉えているのかっていうのをですね、
言語化はしないといけない部分には、
一定あるんだろうなっていうふうに思っています。
言語化した上でですね、
これ形式値になってしまうんですけれども、
言語化できない部分っていうところをですね、
やはり暗黙値、暗黙値として
教材化していくっていう意味では、
個人的にはですね、
最近別の本であった、
メタ認知のトレーニングに関する本があったんですけども、
その中でですね、
メタ認知ですよね。
自分の認知っていうところをですね、
どういうふうに捉えるかっていう中で、
例えば先ほどお話ししたメンタルモデル、
物事の見方捉え方、
例えば顧客に対してどういうふうな姿勢で、
オンラインの会議で臨むかっていう中で、
顧客に対してどういうふうな姿勢で、オンラインの会議で臨むかっていう中で、
お客の表情を見ながらですね、
お客さんに対して、
ちゃんと我々の方に関心を向けているかどうかっていうところを見ながら、
ちゃんと我々の方に関心を向けているかどうかっていうところを見ながら、
例えばお客さんに接するっていう中で、
テクニックっていうものを
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問われるのではなくて、
その人の営業なら営業の人の
態度とか姿勢とか考え方っていうところに
着目する必要があるんですけども、
その態度とか姿勢とか考え方が、
その態度とか姿勢とか考え方が、
どのようにして生まれてきたかっていうのは、
やはり過去の体験、経験において、
経験においてその人が痛みを負ったりとか
何か成功体験を得たっていう感情ですね
感情があった上でその体験っていうのが
しっかりと価値観っていうレベルで
考え方態度というレベルで
その人らしさを培うっていうものになると思うんですね
なのでいわゆる暗黙値
この暗黙値のままその人の態度姿勢っていうのを
共感みたいな形で自分の中に取り込むには
やはり相手がどのような体験経験を
感情を経て得ていた価値観として
蓄積してきたのか形成してきたのかっていうのを
インタビューのような形で聞いてもいいんですけども
本人も教える側もしっかりと語るっていうことが大切で
そういう他者の経験から学んでいくっていうやり方を
ある一定方法論を持ってやっぱりやっていかないと
ちょっと難しいですね
難しいんじゃないかな
特に認知的暗黙値に関しては
頭の中のことなので
過去の体験経験から得られた考え方なので
外から見てもわからないんですよね
一方で形式化して言語化しても
何だか伝わらないんですよね
お客様にこういう姿勢で臨むことっていう形で
言葉にしても何だか伝わらないと
この暗黙値は暗黙値のまま教材化していく
特に認知的暗黙値の教材化に関しては
いわゆるメタ認知のことを
フレームワークを使って
過去の体験経験をですね
感情豊かにですね
こういうことがあって苦労したんだよ
っていうところを語るっていう
そういう場がやはり必要なんじゃないかな
っていうふうに思ってます
単純なちょっと勉強会でもないので
しっかりと語る
どういうことがあったかっていうのは語る
そしてそれを聞く場っていうのが
大切だなと思っています
学び手が意識するべきことは
NLPではこういったやり方を
モデリングっていう手法であるんですけども
やはりその人のですね
えっと
単純な言葉だけではなくて
どういう心情があったのかまで含めて
こう計上していくっていうところも
やっぱり必要になっていくので
そういうモデリングの手法であったりとか
ナラティブとして語っていくやり方ですね
がある一定ですね
社内の中で
作法として浸透していかないと
なかなかこの認知的暗黙値の教材化ってのが
進んでいかないので
そういうところもですね
育成環境ですね
として成長環境としての耳の中で
今後育成が大事になると
気になっていくので
この辺り力を入れていきたいな
っていうふうに思いました
本日はですね
社会的学習能力の高い人間が
どのようにして暗黙値
特に認知的暗黙値を教材化していくか
についてでした