建設業界におけるジョブ型社員の育て方のミス
はい、みなさんおはようございます。ライズプランのTAKEDAと申します。
本日は2023年6月16日金曜日ということでお送りしていきましょう。
この番組は建設業界、ワクワクする業界、現場ラボの提供をお送りさせていただきます。
ということで、昨日の放送でですね、もしかしたら今日配信しないかもしれないと言ったんですけども、
ちょっと昼の休憩時間が少し空いておりますので、その間に放送させていただきたいなという風に思っております。
今日は午前、午後と合わせて研修を行うようなそんな形になっております。
午前に3時間、午後に3時間、合計6時間。
今回は全員がフレッシュマンなので、フレッシュマンというか1年生だし、初めて接する第1回目なんですよ。
なので若干のこっちも緊張しながら進めていかざるを得ないんですが、
そんな感じでお送りしていくというような形になってございます。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。
なのでね、ちょっと喉の関係上放送しない方がいいんじゃないかなと思いましたが、
いろんなチャレンジの一環としてやってみて、
喉がどのくらい潰れるのか、そして僕は頑張ることができるのか、
頑張りますよ、頑張りますけども、
いろんな試しながら進めていきたいという風に思っております。
トカチは今現在22度ということで、昼間なんですけどね。
どん寄り雲が続いております。
梅雨っていうのは北海道にないとは言われながらも、やっぱりジトジトするというか、
どん寄りしているっていうのが多いなという風に思っております。
ただそうは言っても、基本的には乾燥しております。
ジメジメするっていうことはなかなかなくて、
少なくとも夜になれば寝苦しいですっていうのも、なかなか経験しづらいところなので、
必殺値としてはやっぱり北海道は向いているのかなと思いますが、
昼間の暑さはね、やっぱり尋常じゃないなという風に感じておりますので、
まあ良しだしかな。
で、冬も雪降りますしね、異常を考えている方がもしもいらっしゃるのであれば、
ちょっと考え直したほうがいいかな。
雪が降らなかったり、おびひろだとか雪の降雪量が非常に少ない場所ではあるので、
そういう意味では北海道の中でいうと、過ごしやすい場所かもしれないです。
何の話をしているんでしょうね。
いずれにせよですね、いろんなことを取り組みをやりながら僕も頑張っておりますが、
北海道の地から離れることなく、オンライン上で全国の人たちと仕事をするっていうことを楽しみに、
僕は今後も進めていきたいという風に思っておりますので、
今後も株式会社ライズプラン、そして現場ラボというサイトを運営しております。
その現場ラボの活動等につきましては、ぜひ注目していただければなという風に思っておりますので、よろしくお願いいたします。
はい、ということで本日も最後まで、最後までじゃなかった。
ここから進めていきたいという風に思っておりますが、準備の方はよろしいでしょうか。
ジョブ型社員とは
それでは今日も立入禁止の向こう側へ行ってみましょう。
はい、改めまして皆さんこんにちは。ライズプランの竹田と申します。
建設業を持ち上げて楽しい仕事にするために、YouTubeチャンネル建設業を持ち上げるTVを運営したり、
現場ラボというサイトでは若手の育成、働き方改革のサポートをしたりしております。
ということで本日も本題に進めていきましょう。
今日の本題は何かと言いますと、ジョブ型社員の育て方のミスということでお話をしていきたいという風に思っております。
この番組は建設業界の様々な話題や部下育成の話、働き方改革の取り組み、仕事力を上げる考え方などなど、
車で運転する空き時間を使ってお送りさせていただいております。
なので多少の雑音につきましてはご容赦いただきたいという風に思っております。
はい、ということで改めまして進めていきましょう。
ジョブ型社員の育て方のミスということで、
今世の中はね、少しずつジョブ型っていう働き方もあっていいんじゃないっていうような感じで世の中はシフトしております。
ジョブ型って要は一つの専門スキルに特化した人材という働き方。
これをジョブ型社員、ジョブ型雇用という風に呼ぶわけですけども、
今まではね、いろんなことができるということが大切だったんですが、
今ここから先はそういう人もいるけど、
じゃなくて専門的なスキル一本で勝負してますみたいな、
そういう人たちだって必要だよねっていうような考え方が今出てきておりますので、
ジョブ型社員が育てられない理由
その辺を含めてお話しさせていただきたいんですが、
例えば建設業でいくと一番わかりやすいジョブ型としての働き方は何かというと、
施工図屋みたいな感じですね。
施工図の部署を作ってしまえというような考え方が一番わかりやすいジョブ型なんじゃないかなという風に思うんです。
施工図、各所のね、各現場の施工図を一点に担いますというような形で、
ひたすら図面を描くというところのプロフェッショナルを育てていくことによって、
現場からね、図面を描くというところを切り離すことができますし、
現場に出て職人さんとやり取りするのは苦手なんですよねっていう人たちでも、
しっかりと建設業を後押しして一緒にね、現場を運営するということも可能になるよねっていう考え方から、
そういう風な働き方が求められている部分ってやっぱりあるんだなというところなんです。
多様化なんでね、そういう人たちだと受け入れましょうという風に考える人たちが多いんですが、
こういう人たちをね、仮に受け入れたとしましょう。
でも最初はね、新卒で入ってくるとゼロベースで始まるじゃないですか。
そこから始まるに、大抵の会社さんは、
施工図を描くっていうところのプロフェッショナルに育てあげなければいけないんだが、
最初にやることって何かっていうと、とりあえず1年2年は現場に出ろっていう指示を出すと思うんです。
で、経験した後で施工図というものを学びましょうというところになっていくことが、
この順番になることが非常に多いんですが、
これがですね、僕はですね、育て方のミスなんだという風に思ってます。
なぜかっていうのをこれから説明していきますが、
まずはね、例えば僕の理屈としては、最初にテクニックを学んだ上で、
改めまして現場ではどうなっているのかなっていう風に、
施工管理のキャリアプラン
現地とすり合わせをしていくっていうことが非常に重要なんだという風に思うんです。
それはなぜかっていうと、人間には情というものがあるから、
ここに尽きるなっていう風に思ってます。
例えば施工図屋として起業したみたいな感じの人がいたとするじゃないですか。
そういう人たちって、現場のことなんてまるで見たことがないっていう人たちでも、
ちゃんとやり遂げることはできるんです。
それはなぜかっていうと、変に人間に対する情とか個性とか、
そんなことは気に知っている場合じゃないからなんですよ。
ちょっともう非常に漠然とした話になっているので、
もう少し具体的な話をしましょう。
例えば、元受けに、まあそうだね、
元受けって施工管理として就職をした人がいたとしましょう。
そこから10年経ち、その後にね、
例えば設計事務所の方に転職しましたとか、
逆に協力業者側に転職しましたとか、
そういう人たちっていうのは割といるんです。
いるんですが、そういう人たちはどういう感情を持ってそちらの方に移動するのかっていうと、
向こうが求めているのは、当然元受け側の気持ちも分かる人っていう人手として、
非常に重宝するという考え方もあるんです。
ただ、実際になってみた人たちに話を聞くと、
めちゃくちゃやりづらいって言うんですよ。
なぜなら、例えば協力業者の方に転職した人は、
元受け側の気持ちを生じっかり持ってしまっているんです。
ってなると、これ交渉してきてるな、
っていうような感覚が出てみたり、
予算きっとこのぐらいはあるな、みたいな考え方をしてみたり、
この人性格きついからちょっとな、みたいなところの感覚になりやすくなるっていうのでわかりますかね。
これが、現地を知ってしまっているがゆえに出てくる弊害のようなもの。
これをうまく活用する人もいるんですけども、
それが弊害だというふうに思います。
逆に、上のポジションですよ。
施工図の覚え方
管理側の方に、設計事務所側に上がった人もだいたい一緒ですね。
こういうふうに言うと、現場は嫌がることが分かっている。
分かっているから言えない、みたいな気持ちが出てきてしまうっていうところも、
その弊害なんじゃないかなっていうふうに思うんです。
特に、常務方として、例えば施工図を書きましょうって言っている人たちにとってみると、
現場に先に出てしまうと、その先輩と交わりますよね。
コミュニケーションを取ります。
そうすると、相手がどういう人間なのかとか、
現場ってこういうところでギスギスしたりだとか、
トラブルが起きるんだなっていうことが分かっちゃうんですよ。
そうすると、その後に施工図を覚えましょうって話になると、
大切なことではあるんだけども、余計なイメージが山のように頭に出てきて、
最初から細かいところまで覚えようとしてしまう傾向があるなっていうふうに思うんです。
こういうふうにやると、職人さんすげえ困ってたしな、みたいなことがあると、
それ以上テクニックが前に進んでいかなくなっちゃうっていうような、
僕はね、弊害があると思うんですよ。
だからこそ、僕がお勧めするやり方というのは、
まずはいいんです。
CADの使い方とか、施工図の基本的な書き方とか、
応用だとかはその辺はさておき、
ある程度の形にするところまでっていうのは、
基本的なルールとか、セオリーみたいなもので、
ほとんどは作ることができると思うんです。
問題なのは、そこから先の収まりとか、
あとは職人さんがやりやすくする方法とか、
そういうのはテクニックではなくて、
応用編、知識だとか経験値によって、
より研ぎ澄まされていくものになるよねっていうことになるんだと思うんです。
でもそれをやるのが一番成長が早いんですよ。
要はパソコンのツールとして使いこなすことになるわけですから、
そこを先に覚えた方が余計なことを考えなくて済むので、成長が早いんです。
要は現場のことをやりながら、
CADも覚えていきましょうって、
2足のわらじで一般的な施工管理の進め方をやっていくと、
おそらくCADをマスターするのに、
そうだな、2年3年かかったとするじゃないですか。
だけど、施工図オンリーで勝負している人って、
おそらくそれに集中すれば、
そうだな、3、4ヶ月でいいところを、
セオリー通りのものは作れるようになるんじゃないかなって思うんです。
だからまずはざっとそのテクニックばかりをひたすら覚えて、
図面は曲がりなりに描けますという状態を作った。
現地との相談の重要性
そこから、じゃあ現地ではこの図面を使って、
どういう風に動かされているのかっていう実際を見てみましょうって言って、
自分のテクニックをある程度ふわっと覚えてしまった後に、
現地とすり合わせを行っていく。
そうすると、こういう風に描いたら職人さんから質問のオンパレードなんだっていうことがわかってみたりすると、
こうした方がいいなっていう目線で見ることができるようになってくると思うんです。
だから図面1年間描き続けて、
じゃあ現地に行っちゃね、実際どうなのかっていうのを修行するために、
現地に1年、2年出してみる。
そこからまた戻ってきて、改めまして施工図を描くっていう順番にすると、
バランスが良く、そして成長も早い。
そんな社員になっていくんじゃないのかなっていうのが僕の理屈なんです。
余計なことを考えるなとは言わないんです。
やっぱりね、施工管理の気持ちがわかって、
ちゃんとした図面を描いてくれた方が圧倒的にパフォーマンスが上がりますよね、お互いのとは思うんです。
だけど、その代わり覚えるのが遅くなってしまうと。
他のこと、いろんなことを考えながら進めるのがセオリーなんだけど、
余計なこと考えないで、まずはできるようになれって言ったら、
そこから始まった方がおそらく成長は早いですし、
その後の飲み込みも、こういう現地ってこうなってるんだを反映させやすくなるので、
そっちの方が順番としては、最終ゴールがね、
施工図のプロフェッショナルとしてやっていくのであればですよ。
ジョブ型人材育成に必要な順番
そうなら、多分そっちの方が早いんじゃないかと思うんです。
逆に、現地で施工をする方のプロフェッショナルになるのであれば、
逆パターンの方がいいと思うんですよ。
現地をまずは経験させて、1年、2年やった後に、
じゃあ一旦ここで現場を離れて、施工図も覚えましょうっていう期間を半年ぐらい設けて、
また現地に戻していくっていうようなやり方をすると、
図面を現地に反映させるという形になっていきます。
図面がメインなんであれば、図面を現地を反映させていくような形で、
メインがどっちなのかっていうのを、最初にまだ記憶がまっさらな、まだ知識が乏しい状態から、
スポンジの中に水が全然入ってない状態から、
まず覚えさせることが最終着地地点のものであるべきだなというのが、
僕の考え方ということになります。
改めて言いますが、教育をするということは、最終着地、ゴールはどこに据えるのかっていうところを、
その特性だとか、彼らの新人たちの希望を踏まえた上で、
じゃあこっちを先にやりましょうっていう、その先にやるべきものっていうのが、
最終的なものであるべきというところが、僕の考えなんだよというところを理解していただくというのが、
一番成長が早く、そして飲み込みも早い方法なんじゃないかなと思いました。
多くの人は、まずは現場っていう風に考える方が多いんですけども、
それも僕は間違ってるとは言わないんですけども、
ただそれだと成長が遅くなってしまいますよっていう風に思ったので、
今回お話しさせていただいたんですが、成長を少しでも早めるためには、
まずは操作の仕方、テクニックの方から先に覚えていく、
そっちの方が絶対早いですから、覚えることが少ないんで、
そこを覚えた上で現地を経験するというような順番の方が、成長が早いんじゃないかなという風に思いましたので、
今回お話をさせていただきました。
ジョブ型の働き方っていうのはどこまで受け入れるのかっていうのは、
ジョブ型人材の受け入れ方
会社の判断になっていくんですけども、
それでも受け入れるということに舵を切るのであれば、
やるべきことはまずは現地ではなく、
まずはテクニックの方、手っ取り早く覚えられる方を先にやってから、
現地を経験させるという順番がいいんじゃないかなと思いましたので、
今回お話をさせていただきました。
はい、ということで本日も最後までご視聴いただきましてありがとうございます。
また明日の放送でお会いいたしましょう。
それでは全国の建設業の皆様、本日もご安全に。