2024-07-03 17:09

【番外編#7】ジェンダー論的に正しい男女別校則の倒し方は〇〇〇~「アレな服」って狙われる?性犯罪の遭いやすい服装の常識と実際のギャップ~【RADIO Kitsch】

ジェンダー論が教える最強の男女別理不尽校則の倒し方を完全攻略いたします。スカートは短くしちゃダメ?露出度が高いと性犯罪に遭いやすい?その常識と実際を対比して紹介します!

エピソード内では重ためのテーマをポッドキャストとしてのエンタメに昇華させるため、あらゆる細部を切り捨ててお話ししました。実際には「事件となる性犯罪」と「事件にならない性犯罪-発見されなかった性暴力」が存在し、ザ・ギルティ・クローズ・ランウェイ等が「事件にならない性犯罪-発見されなかった性暴力」を加味しているかどうかは不明です。

(※社会で起きている性暴力の実態を紹介し、被害者非難を抑止するため、性被害に関する表現が含まれています)



【参考文献】

木村つぐみ「性暴力の被害者を責めないで。日本で初開催された「そのとき、あなたは、何を着てた?」展」『IDEAS FOR GOOD』〈https://ideasforgood.jp/2023/12/18/what-were-you-wearing/ 〉(2024年7月1日確認)

國﨑万智「性被害に遭った時「あなたは何を着ていた」?20人の服が映し出す現実」『HUFFPOST』〈https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_655afb9ce4b05723e4bdba12 〉(2024年7月1日確認)

西塔藍「普段着でランウェイ?性被害を受けた女性が「当時の服装」を再現したファッションショー」『IDEA FOR GOOD』〈https://ideasforgood.jp/2023/06/08/guilty-clothes-campaign/ 〉(2024年7月1日確認)

鈴木ハーブ研究所「自己処理すると毛って濃くなるの?」〈https://s-herb.com/colum/trivia/self-processing.html 〉(2024年7月1日確認)

畑山敦子「「あなたは悪くない」性暴力被害、そのときの服装が伝えるメッセージ」『朝日新聞デジタル』〈https://www.asahi.com/articles/ASRD15KFGRCXULLI007.html 〉(2024年7月1日確認)

Alanna Vagianos「「レイプされた時、あなたは何を着ていた?」 性暴力と服装の相関関係を問う、アメリカ大学の展覧会」『HUFFPOST』〈https://www.huffingtonpost.jp/entry/what-were-you-wearing_jp_5c5be5c7e4b0e3ab95b3ae37 〉(2024年7月1日確認)

FASHIONSNAP「上智大学が「そのとき、あなたは、何を着てた?」展を日本初開催、性暴力と服装について考えるインスタレーション」〈https://www.fashionsnap.com/article/2023-11-11/what-were-you-wearing-sophia-univ/ 〉(2024年7月1日確認)

The Survivors Trust「The Guilty Clothes Collection: The Most Provocative Fashion Show Ever」〈https://www.youtube.com/watch?v=Mk18sAJnV_w 〉(2024年7月1日確認)



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■三嬉雪蘭(STUDIO Kitsch)

武蔵大学人文学部ヨーロッパ史専攻。好きな科目は世界史。

実は専攻はジェンダー研究ではないのだが、好きすぎるがあまりラジオを始めてしまった。



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00:03
僕、最近思ったことがあるんですけど、
世の中とか身の回りの場面において、
絶対にこうだろうって思ってたことが、
実体は真逆だったみたいなことってよくありませんか?
そういう思い込みとか常識って、
いろんなところに、いろんなジャンルであると思うんですよね。
例えば、スネ毛は剃れば剃るほど濃くなるみたいなね。
スネ毛以外でも無駄毛でもいいんだけど、
無駄毛を剃れば剃るほど濃くなるみたいな、
医学的根拠もありますみたいな思い込みというか、
そういう噂が回った時がありませんかね。
学校とかでよく回した気がするんですよね。
それこそ無駄毛に気を使い始める中学生ぐらいの時ですかね。
学校でこういう噂回ってると思うんですよ。
剃れば剃るほど濃くなるって。
あれ、別に実際に剃れば剃るほど濃くなるわけではないんだよね。
別に濃くならないんだよね。
無駄毛というかスネ毛は。
あれは別に濃くなるわけでもなく、
なんであの噂ができたかっていうと、
あれは剃ると完全に断面、
毛を剃った時の断面が出てくるんですけど、
毛が剃ってない状態だと毛先の部分が先端が丸くなってるんですけど、
毛を剃った後だと断面図、丸太の断面図みたいな感じで丸くなってないんですよね。
だから普通の剃ってないところよりかはちょっと面積が大きく見えるんですよ、毛の。
だから濃く見えるんだよ。
そういうのが関わって醸成された噂ではあるんですけど、
こういうことってよくあると思うんですよ。
で、あれですよね。
公測、男女別公測とか、その他理不尽公測、
いろいろ変な公測があるとは思うんですけど、
僕の高校もあったんですけどね。
公測にも同じことが起きてるなと思っていて、
公測でなんだったっけな。
僕の学校は東京都内の学校でしたけど、
男子は通風呂が奇抜すぎる通風呂がダメなんですね。
奇抜じゃない通風呂はOKでした。
奇抜すぎる通風呂がダメということで。
ただ実際には厳密な奇抜すぎるとか奇抜じゃない通風呂みたいな境界線は明確には文面化されていなくて、
それは他人の先生のとか、その時頭髪検査をした先生の感情によって決まります。
その人がOKだと思うかダメだと思うかそこで決まります。
03:02
だから僕も奇抜じゃないですけど通風呂をしてましたけど、
僕と同じような通風呂をした友達が僕はOKでその友達はダメでみたいなね。
そういうことが起こってました。
そういう変な法則があるじゃないですか。
通風呂がダメな格好もあったと思うんですよね。完全にダメですみたいな。
その時話題になったのが2,3年くらい前かな。
この通風呂がダメな理由についてどっか偉い人が言ったんですよね。
なんでダメかっていうのはそれは通風呂にすると犯罪に合う確率が高まるんだと。
これは完全に論拠ないですよね。
論拠も常識も思い込みのクソもないですよねこれは。
これは男子の法則の話ですけど、僕の高校の女子に対する法則に関しては、
スカートの位置が決まってましたね。
膝下って決まってたのかな。
基本的に最初当時の1年生の時に買った時のスカートから改造しちゃいけないっていうのはもちろんあったんですよ。
けど改造するんですよ。改造するっていうか折るじゃないですか。
中途半端がダサいみたいな感じになって折り始めるんですよみんなね。
で、そうなってくると膝が隠れてなきゃダメですよみたいな感じだった。
というかそもそも買った時代の段階では膝隠れてるんですよね。
けど折り始めたりすると膝が見えてくるんですよ。
膝が完全に見えてると先生に摘発されるわけです。
で、直しなさいって言われるわけですね。
すいませんって言って折るのを戻す人もいれば、もう切っちゃいました、無理ですって言って突っ跳ねる人もいましたね。
折るまでいかなくても、中に体操着履いてる時あるじゃないですか。
体操着履いてるとある程度スカート上がって膝見えちゃうじゃないですか。
けどそれでも言われるんですよね。
くそったれがあの教師がね。
たびたび老化が話題になってましたが、話題というか道具が飛び交っていたそんな高校でしたが。
スカートを短くしちゃダメっていう法則、多分いろんな高校にあるんじゃないかなと思います。
全国各地いろんな高校に特に東京都内はどうなんだろう、そういう厳しいところもあるのかもしれませんが。
こと私の高校においては、女子はスカートの位置が膝下で膝隠れるぐらいって決まってたんで。
みんなそれに抗おうと従おうと切磋琢磨していたんですが。
あの法則、スカートが短すぎるとダメですよっていう法則、何であるんでしょうね。
理由は何なんでしょうか、改めて考えてみると。
少なくとも男子の2ブロックは犯罪に遭うからよりはまともな理由がありそうですが。
06:05
例えば何でしょうかね、それこそ性犯罪に遭う可能性が高まるからとかそういう理由なんでしょうかね。
性犯罪というか痴漢被害とかですね。
もしこの性犯罪に遭う確率が高まるっていう理由でスカートを短くしちゃいけないっていう風な法則だとしたら。
これは明確に違うと思うんですよね。
2ブロックは犯罪に遭うからダメですみたいなのはもう反論する論拠すら出せないぐらい検討外れの話題なんですけど。
このスカートを短くすると性犯罪に遭う確率が高まるっていうのはこれは論拠を持って反論できることですね。
なんでかっていうとイギリスのThe Survivors Trustっていうところがやったファッションショーで、
ずっとですね、それは女性のモデルさんが歩いてくるんですけど、
全員普段着というかあんまりカビじゃない地味な服で歩いてくるんですよね。
いろんな女性が歩いてきて、けど全員普段着みたいな地味な服で歩いてくるんですよ。
デニムとかオフィスカジュアルみたいな。
そういった服で歩いてきて、このファッションショー一体何なんだとなると、
実はこのファッションショー全員普段着だったんだけど、
実はこの服たちっていうのはいろんな女性たちの体験談に基づく実際に痴漢被害に遭った時の服装ですっていうファッションショーなんです。
痴漢被害に遭った時私はこの服を着てましたっていう服だけが登場するファッションショーがあるんです。
で、ランウェイに歩いてくる人たちは全員地味な服なんです。
一切カビじゃない。
この服で痴漢被害に遭いましたっていうランウェイなんです。
とんでもなくないですか。
だからこれはスカートが短いと性犯罪に遭う確率が高まるとかいう話がもしあったとして、
露出を高める、そういった服装を着ると性犯罪に遭うんじゃないかっていう思い込みとか常識とか一般認識とかがあるとは思うんですけど、
これって実体とは真逆なんですよね。
実体は地味な普段着みたいな服装の方が性犯罪に遭うんですよ。
これはなんでかっていうと、
犯罪者側、加害者側からすると自分に抵抗しない人を対象に性犯罪を行われているわけですね。
だから地味な人が選ばれるわけです。
で、地味な服装をしていると性犯罪に遭うわけですね。
09:01
これは地味な服装をしていると性犯罪に遭うっていうわけではなくて、
性犯罪を受けた被害者が実際に着てたのは地味な服だったって話なんですけど、
こういうことになるんで、これはだからスネ毛とかその無駄毛を剃ると濃くなるっていう例と全く同じで、
思い込みと実体が一切違う、それが真逆なんですよね。
そのためにその無駄毛の例を最初に話したんですけど。
ということで本日はジェンダー論が教える男女別理不尽拘束の倒し方でございます。
さっき紹介したイギリスのThe Survivors Trustがやったファッションショー。
The Guilty Clothes Runwayっていうんですけど、正式名称は。
このランウェイはですね、実は裏話みたいなのがあって、
このランウェイが開催しますよっていうとき、
そのときに広告としてどういうランウェイを行いますみたいな歌い文句みたいなものが、
最も魅惑的でエロティックなファッションショーを行いますって言って、
お客さんを集めたんです。
それでお客さんをほとんど集めて、
だからどんな魅惑的な、どんなドエロい服が見れるんだ、
どんなファッションショーをやるんだって思って、
集まってきた人たちがいるんですよ。
それで観客が集まってきてるんですよね。
その観客たちに見せた服装がさっきの言っためちゃめちゃ地味な普段着。
めちゃめちゃ地味な普段着で、
淡々とファッションショーが行われるっていう。
で、その後種明かしがされて、会場のでっかいスクリーンとかに映されるんですよね。
彼女たちが身にまとっているのは、性犯罪が起きたとき実際に着ていた服を再現したものです。
こういうファッションショーなんですね。
で、その後、悪いのは服?女性?いいえ、加害者です。
って言ってファッションショーが終わるんです。
めちゃめちゃ拍手喝采になるんですよね。
すごいんですよ。マジで拍手喝采になったんですよね。
いや、これ本当に面白い取り組みだと思うんですよね。
で、このファッションショーと似たような趣旨をやっている企画が他にもあって、
展示会という形式で、実際に性被害に遭ったときの服といって、
いろんな服を飾りますという展示会が最初にあったのが、
関雑大で展示会を行ったんですね。
そこにも性犯罪があったときの服といって、その服装たちを並べて何十個か展示したんですけど、
やっぱりそれも見ても到底過敏な服があるとは思えない。
12:04
この関雑大の例はちょっと昔の例なんで、僕らの過敏の認識と不断技の認識がちょっとずれてしまっているんですけど、
関雑大はちょっと古いんですけど、他にもですね、ブリュッセルとか日本だと常地大で行われているものがあります。
そこでも性犯罪に遭ったときの服装ですっていって、数点展示してるんですね。
で、そのブリュッセルの例を見ても常地大の例を見てもやっぱり過敏なものはほとんどないんですよね。
不断技とかオフィスカジュアルみたいなやつとか、本当に地味なやつとか、あとは制服とかですかね。
それは常地大の例なんですけど、常地大のとこには制服が展示してあったんですけど、
そんぐらいしか見受けられないなといった感じで、やっぱり過敏な服装というか露出の高い服とか、それこそスカートが短いと、
そういう服を着ていると性犯罪に遭いやすいっていうのは、これ全く実態と真逆のことだな、そういう話だなと思えてくるわけですね。
ランウェイ、ファッションショーの話に戻ると、このファッションショー、最後に悪いのは服?女性?いいえ、加害者ですと言って、
このファッションショーにおいては、被害者非難を食い止める、それをやめてほしいなという主催者の意思もちょっとはあるんじゃないかなと取れていて、
被害者非難っていうのは、そんな短いスカートを履いてたから性犯罪に遭ったんじゃないとか、露出が多すぎてから誘っているように思われたんじゃないかっていう、
いわゆる被害者に非があるんじゃないかっていうふうに責めること、これを被害者非難って言うんですけど、
被害者非難はやめたげれっていう、被害者非難はやめたげれっていう意思もあるんじゃないかなと思いますけど、
被害者非難ね、なかなか自分では、被害者非難あなたしたことありますか?って言われて、ないですと答えるしかできないし、
被害者非難したことがあるかと言われたら、正直自分でも思いつかないけど、無意識のうちにやってるんじゃないかなとは思う時もあるんですけどね。
やってないとは言い切れないかなと思いますが。
被害者非難、この性犯罪の話以外に、身近な例で出すと、僕の友人がですね、バイトで、そのバイト先の先輩にここのシフト変わってほしいとLINEで頼まれたそうですね。
で、ちょっと難しいですって、友人はそのバイト先の先輩に言ったんだけど、君しかいないんだよって迫られて、
結局嫌だと思いながらも、渋々シフト変わったそうですね。
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その先輩の頼みを受諾してしまったそうですね。
っていうのをその友人がね、ディスコードに書いていて、その友人以外も加入しているゲームの中にもディスコードがあったんですけど、そのディスコードに書いていて、
結局渋々シフトを変わってしまった友人に対して、別の友人がザコメと言っていたりね。
私もね、チギョメって言ったんですよ。
友達がザコメって非難してるから、僕もチギョメって非難してるんですけどね。
そうやって、いわゆるこの状況においては、悪いの誰かって言われたら、
これね、先輩なんですよ。
いや、シフトは決まってるもんだから。
2週間更新とかだったら、その次にね、ちゃんと予定が、時を空けるようにシフトを組んで、それで提出しなさいという話ではあるんですが、
結局友達、私の友人は変わってしまったと。
別に友人悪くないんですよ。悪いのは先輩ですよ。
なんですか?いきなりLINEで。
シフト変わってほしいと。
本当ね、とってたまったもんじゃないしないって話ですよ。
けど、僕も他の友人も含め、この変わってしまった、渋々変わってしまった友人のことをザコメ、チギョメと言ったり非難すると。
これね、被害者非難と言うんですよね。
これ身近な例です。これ被害者非難って言うんですよ。
これは僕の友人のすごい些細な例でしたけど、性犯罪とかの領域においてはこれが頻繁に行われているんじゃないかという話も、よく聞くところではあると思います。
という話でしたね。
ということで、最初の話に戻りますが、ジェンダー論が教える男女別理不尽拘束の倒し方。
これに対する私からの答えとしては、ザギルティクローズランウェイを先生にご提示くださいと。
ということで、本日の番外編は以上です。
17:09

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