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2023-01-16 42:21

第106回 現代に甦ったギリシア神話の怪物と英雄がまさかの展開に!?「赤の自伝」アン・カーソン著

【今回の紹介本】 

■『赤の自伝』アン・カーソン著 小磯洋光訳 書肆侃侃房 

詩と小説のハイブリッド形式(ヴァース・ノベル)で描かれるロマンス。

 現代にギリシア神話の怪物ゲリュオンと英雄ヘラクレスが蘇る。 

ノーベル文学賞最有力候補とも言われる作家の代表作「赤の自伝」。

 是非お聞きください! 

【番組内で紹介したトピック】 

■『赤の自伝』アン・カーソン著 小磯洋光訳 書肆侃侃房 

http://www.kankanbou.com/books/kaigai/0539 


【文学ラジオ空飛び猫たちを初めて聞く人向けのnote記事】

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https://note.com/cafecatwings/n/nab636ad54a35

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【文学ラジオ空飛び猫たちとは】

硬派な文学作品を楽もう!をコンセプトに文学好きの二人がゆる~く文学作品を紹介するラジオ番組です。

案内役の二人は、 東京都内で読書会を主催する「小説が好き!の会」のダイチ

京都の祇園で本の話ができるカフェを運営する「羊をめぐるカフェ」のミエ

文学のプロではない二人ですが、 お互いに好きな作品を東京と京都を繋ぎ、

読書会のようなテイストで、それぞれの視点で紹介していきます!

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#本 #小説 #読書 #読書会 #文学 #海外文学 #ブック

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文学ラジオ 空飛び猫たち
ギリシャ神話の怪物ゲリオンと英雄ヘラクレスが現代に甦える。詩と小説のハイブリッド形式
バースノベルで描かれるロマンス。 ノーベル文学賞最有力候補とも言われる
アン・カーソンの代表作、赤の自伝を紹介します。 どうも皆さんこんにちは、文学ラジオ空飛び猫たちです。
この番組は、いろんな人に読んでもらいたい、いろんな人と語りたい文学作品を紹介しようコンセプトに、文学と猫が好きな2人がゆるーくトークするポッドキャストです。
お相手は、私小説が好きな怪物ダイチと羊を巡るカフェのミエの2人でお送りします。 文学のプロではない2人ですが、東京と京都をつないでお互いに好きな作品をそれぞれの視点で
紹介していく番組です。 本編始まる前にですね、この配信がおそらく最後のお願いになると思うんですが
ジャパンポッドキャストアワーズのリスナーズチョイスの投票をお願いします。 1月20日までです。
何度もこの番組お願いしているので、もうちょっと詳しい話はしませんが、まだ投票いただいてない方は、ぜひぜひお願いします。
そうですね、概要欄やSNSのツイッターやインスタグラムでリンクを案内したいと思いますので、そちらから是非よろしくお願いします。
あとですね、今回ちょっと作品紹介を入る前にですね、実はこの収録がですね、私とミエさん、2023年初の収録となっておりまして、もう年始の配信は3回目になるのかなと思うんで、ちょっと今更感なんですけど、一応あのちょっと我々の気持ち的に
言わせていただきたいのが、明けましておめでとうございます。 そうですね、収録しているの1月8日なんですけども、年明けて初めて大地さんと
オンラインで会って、さっき明けましておめでとうって言ったばっかりなんですよね。 なんでちょっとね、盲導はようやく我々も2023年に追いついたので、
ちょっとね、これがもう1月の後半ぐらいかな、配信になるんでちょっと変な感じするかもしれませんが、今年もよろしくお願いします。
で、えっとちょっとですね、4月2日かな?の番外編の編集をしている時にちょっと気づいたことがありまして、その回でお互いがベスト紹介本エピソードベスト3をあげたんですが、
それがですね、見事お互いが選んだ本が、自分じゃなくて相手が選んでいた本だったってことにですね、収録時じゃなくて編集時に私が気づくということがありまして、ちょっとそこ面白かったのでご共有とどんな感じかなって話をちょっとしたいなと思ってまして、
私があげたのがプロジェクトヘイルメアリー、その他が黄金ならば野原をあげて、ミエさんがあれだっけ、人間の3位が、人間のどっちかな、星の3位にして、サリンジャーの彼女の思い出、逆さまの森ですね。
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これがお互いもベスト3だって話をしたんですけど、私が選んだ3つですね、あれこれ自分が選んだやつないぞと思って、編集している時に、あれこれ全部ミエさんが選んだ本だなと思っていて、
ミエさんどうだった?ミエさんもそうだよね。
そうですよね、僕も人間として星、大地さんに言われるまで全然それは気づかなかったんですけども、確かに自分が選んだ本じゃないのが後々になって、ちょっと印象に残ったベスト3に入ってくるんで、すごい面白いなって思いましたね。
不思議だよね、相手がこれちょっと文学ラジオを毎週毎週作品、お互いがね、こういろいろな話し合いの上で決めてはいるんだけど、でも一番最初にこれどうすかって思っていくのは、
どっちかですね。
どっちかだからね、だからそれで相手が持ってきた本が印象に残ったっていうのは、なんかラジオやってて面白い部分だなとちょっと思ったので、ちょっとその話を聞きました。
そうですよね、今年も確かに自分が選んだもの以外が印象に残ってくると本当に面白いと思いますし、あとリクエストも常に受け付けしているんですけども、リクエストの中からもやっぱりそういう追ってなるような本と出会いたいですね。
プロジェクトヘルメアリーも一応なんかやりましょうって僕は言ったんですけども、そのもっと前からリクエストではいただいていたんで。
そっか、リクエストだったのか、俺なんかすげえ三枝さんがさも当然にやりましょうみたいな空気を出したから、おーっと、マジかみたいな。
ずっと注目していたんで、このタイミングで思っていたんですけど、リクエストでもいただいていたんで。
そっか、俺そこ抜けちゃってたな、なんか三枝さんがもう持ってきたものだと思ってたけど、そっか最初はもともとリクエストか。
三枝さん、野原もあげてましたっけ?
野原は1円ですね。
野原もやっぱりリクエストでもいただいていたんで。
うんうん、でも野原は我々がやりたいっていう気持ちはすごい強かった本ですよね。
そっか、なるほど、じゃあ今年は、そっか、今まで多分ちょっとどうだったかなって、2022だけじゃなくて2022と2021か、もしかしたら三枝さんが選んだ本がすごい印象に残ってたかもなと思ったりして。
実際そういうこれそうだなっていう本あったんだけど、今年はそうか、お互いが選んだ本プラスリクエストが結構入ってきそうですね。
そうですね、いやそれは多いと思いますね、やっぱり。
今年終わった時ですね、どんな本がお互い印象に残っているか、ちょっと楽しみにしながら、ちょっとまた一年やっていきましょう。
そうですね、ちょっとベスト3じゃなくて、ベスト5、ベスト10とか。
そうですね、ちょっとどんどん増えていくそうですね。
まあ確かに選べないからね。
選ぶの本当に難しいんで、ちょっと広がっていきそうな気もします。
1月2日の配信、その3冊以外も増えてるからね。
そうですよね、やっぱり。
そしたら第4位、5位言っちゃいますしね。
うんうん、そうだね。
じゃあそんな感じですが、今年も頑張っていくので、2023年も改めましてですが、文学ラジオ空飛猫たちをよろしくお願いします。
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よろしくお願いします。
じゃあいきますか、今日の本。
そうですね、では今回ですね、紹介するのがアンカーソンの赤の辞典になります。
小磯ひろみつさん役で、書士カンカンボーから2020年9月に出版された本になります。
この本はですね、私はこのアンカーソンはですね、ノーベル文学賞の有力候補作家として有名なので、非常に気になっていた作家で、
この方のですね、代表作、赤の辞典がですね、書士カンカンボーさんから翻訳されているということは知っていて、文学不利まで見つけて即購入しました。
ただですね、ちょっと自分のイメージとはですね、全く違った作品だったので、どういうイメージを持っていたのか、勝手にイメージを持っていただけなんですけど、ちょっとめんくらいましたね。
今回一応ギリシャ神話が結構密接に関わってくるというか、オマージュのような作品なので、私ちょっとあまりギリシャ神話、そこまで詳しくはないので、
ちょっとそのあたりで結構知識不足で、読み込みでない部分があるなぁとはちょっと思っていますが、本編でいろいろ話したいと思いますね。
めいさんどうですか?この初めてこれとりあえず。 そうなんですね。僕も最初買ったのはやっぱり大地さんに教えてもらってたんですけど、
去年11月に文学不利、東京行った時に書士カンカンボーさんのブースで、大地さんがこれを買ったっていうので、
僕も同じく買って、ラジオで近いうち紹介しましょうという話をしていて、確かにすごい面白そうだなと思ったんですね。
帯を読むと古代ギリシャの詩人が書いた怪物ゲリオンと英雄ヘラクレスの神話がロマンスとなって現代に蘇るというですね、こういう話が書かれていて、面白そうと思ったと同時に
ゲリオンって誰だ?とかですね。そうなってですね。ヘラクレスはなんとなくわかるんですけど、どういう話なんだろうって全然ピンとこないまま読み出したというのが実際ですね。
そうだよね。 後でやっぱり触れていくんですけど、読んでみるとやっぱ面白いんですけども、この本は本当まさに読んでみないとわからない、典型的な本だなとは思いましたね。
もうなんかさも当然に文学フリまでちょっと俺これ紹介しましょうみたいな空気出して、意気込んで選んではいいけど、ちょっと俺も最初読み出して、あれこれちょっと難しいかもみたいな、すごい不安が最初の10ページで襲ってきてちょっとビビりましたが、まあでもすごい面白い話なんでこれから紹介していきたいと思いますね。
ではですね、著者のアンカーソンさんについてなんですけども、1950年にカナダのトロントに生まれた方になります。カナダを代表するその文学者、カナダと言いますか英語圏ですね。代表する文学者、詩人、作家として知られている方になります。
今回の赤の辞典は1998年に出版、現地で出版された本になるんですけども、それが全米非評価協会賞の候補になって、この作品が形式としては小説と詩が組み合わさったようなハイブリッドの形で書かれたものになるので、詩人として広く知られるようになった方で、そこからですね、今に至るまで7たる賞をすごい取っていて、注目されていて、
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今、ノーベル文学賞の最有力とかですね、帯に書かれるぐらいの方になっている。で、翻訳家としても活動していて、サッフォーの詩であったり、ギリシャ悲劇など古典に惹かれている方っていうのはですね、役者と書きでも書かれていて、そういったものを翻訳家としても手掛けているという、そういった方になります。
結構、賞とかも取っている方なんですが、なかなかあんまり日本には入ってこなかった方ですよね。
なので、これが初翻訳になるのかな?もしかして、ノーベル文学賞を見守る会の浦野さんが、もちろんのごとくアンカーソンを注目していまして、翻訳がないので自分で翻訳して読んでましたからね。
ああ、そうだったんだ。すごいですね。すごいすぎますよね。
だから、俺逆にすげえイージーなイメージを持ってて、ああ、そっか、それぐらいで読めるんだみたいな感覚でいたら、これ原文絶対読めないよと思って、やっぱ浦野さんすげえなってちょっと、浦野さんっていう方がいるんですけど、ノーベル文学賞を見守る会という、やってるね、すごい方がいらっしゃるんですが。
日本語訳がなければ、原書を取り寄せて、自分そのまま読んじゃう人ですからね。
だからちょっとね、そんな難しくないのかなと思ってたら、ちょっと全然違ったのでびっくりしたっていう。
まあ確かにそうですね。なんかわかりやすい小説とかっていうのは書いてないですもんね。おそらくすごい実験的な作品が多いのかなという印象ですしね。
もしかしたら英語とかとしてはシンプルなのかもしれないけど、これをあのなんだろうな、かといってなんか内容を理解するのはちょっとまた訳すのとは違う気がするので、これは結構むずいんじゃねえかなって思いましたね。
まあちょっとそんなこともありながらですが、具体的にいきましょうかこれから。
そうですね。
作品紹介、具体的に入っていきたいと思います。
まずちょっとあらすじをお伝えいたします。
怪物と英雄が恋をした。言葉が存在を解放する。ノーベル文学賞最有力とも言われるアンカーソンの代表作。
古代ギリシャの詩人ステシコロスが描いた怪物ゲリオンと英雄ヘラクレスの神話がロマンスとなって現代に蘇る。
詩と小説のハイブリッド形式。バースノベルで再創造されたアンカーソンの代表作。ついに翻訳。
とあるんですが、まずちょっとこれだけ聞くと多分いろんなイメージ持たれると思うんですけど。
まずバースノベルってなんだみたいなことになると思う。
初めて聞きましたね。
さも当然のようにバースノベルって出てくるんですけど。
これあれですね、詩と小説が融合した形式でして、私おそらく初めて今回読んだんですが、非常に面白かったですね。
そうですね、確かに面白かったですね。
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すごいなんか小難しくは書かれてなかったですしね、詩といっても。
そうだね、かなり直接的に話をちゃんと書いてくれているっていうのがあったので。
これ何だろう、面白いね、このバースノベルって形式ね。
形式は詩に近いと思うんですけども、読んでいる感覚は小説に近いっていうのは印象としてありましたね。
ただ今のあらすじだけだとではどういう作品かというともう全然わからないと思うんですよ。
これ実際そうで、ちょっと簡単に説明しますと全体的な大枠を。
20世紀が物語の舞台で、主人公の少年ゲリオンがある日、2歳年上の少年ヘラクレスと出会って恋をして、
ヘラクレスのおばあさんであったり、あともう一人出てくる登場人物の出会いをきっかけに南米を旅していくというですね、話が作品の中心にあって。
問題はその前後にプロローグとして、ギリシャ神話のゲリオンタンというのがあるんですけど、それを巡るような創作が入っていたり。
最後には想像上、架空のというんですかね、架空のインタビューが入っているというですね、物語の前後にも創作が含まれているという、かなり変わった作品で。
これそれを全く知らずに最初読むと最初のプロローグのところがですね、一体何を意味しているのかって本当になかなか入ってこないと、
人がですね、多いんじゃないかなと思いますので。僕も実際そうで、なので読み方としては先に役者と書きと、あとネットに出ているいろんな書評を先に読んで、ちょっとその全体像を知った上で、この本は読んでいきましたね。
すげえぶっちゃけ言っちゃうと、最初のプロローグ部分30ページがあるんですけど、そこをまあダッと流し読みしちゃって、本編読んだ後にプロローグ読んでも全然いいかなと思います。
私は結構ちょっと今回それで風に落ちてきた部分はありますね。
そうですね、まあ確かにそれ一つですね。僕もあの後書きとかその書評とかをいろいろ読んだ上で最初プロローグを読むと結構面白かったんで、そこはもう本当に好みの読み方で全然問題ないかなと思いますんで。
あ、でもちなみに私も後書き読んでから今回は行きました。もうちょっとすごそうだと思ったんで。でもそれでもなんかちょっと頭に入ってこない部分多少あったんで、本編読み終わった後に読み返したことをちょっとやっぱり最後すると、あ、そういうことかみたいなのがちょっとわかってくるかもしれない。
あとですね、先ほどの話であのゲルウォンタンというですね、これは古代イギリシャ神話に出てくる一つの逸話なんですけども、これはどういう話かというとですね、ゲルウォンという怪物がいまして、
それが翼を持っている奇妙な赤い怪物でエルテイヤという赤い場所と呼ばれるところ、島ですね。エルテイヤという島で神秘的な赤い牛の群れの世をしながらひっそりと暮らしていたんですけども、
ある日海を越えてやってきた英雄ヘラクリスに牛を奪われて殺されてしまうというですね、そういうかなり残酷な結末を持った話なんですけども、それが下地としてあるということです。
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ギリシャ神話上ではヘラクリスのやったことの功績のうちの一つみたいに数えられてるらしくて、要はヘラクリス側からすると正義を実行したっていうことなんですけど、
ゲリオンからするといきなり島にやってきた奴に殺されたっていうとんでもない残酷な話になっていて、
でもただね見た目がモンスターだからモンスターというだけで倒されるっていう非常に身も蓋もない話なんだけど、でもなんか神話にはこういうの多いみたいですね。
ああそうなんですね。
あのわからないちょっとざっと調べた、詳しくはないんだけど調べた感じやっぱりこういう一方的な正義が執行されるっていうことは多いかなって。
であれなんだっけな、日本でも昔話の桃太郎とかも、
鬼ってなんか悪いことしたの?みたいなことあるじゃん。鬼っていうだけで退治される。
存在訳みたいなことになっちゃうけどね、だからやっぱり昔の話ってこういう形としては分かりやすいけど、そこになんか退治される理由はあるんだろうかみたいなことは結構ねどの国も散見されるのかもしれないね。
ただこのギリシャ神話のゲリオン単がすごい画期的と呼ばれているんですけども、それがこの詩人のステッシー・コロスがその怪物であるゲリオンの視点からこの神話を書いたっていうのがですね、
謎を書いたっていうのがすごい当時としては画期的だと言われていて。
いやそうだよね。これすごいよね。
普通はね確かにヘラクレスが英雄で、世界の中心人物ではあるので、そこのフォーカスだけで終わりそうなところをそのヘラクレスのちょっと突っ込みどころというか、
これはどうなのかっていうところの犠牲者の視点からっていうのは面白いなと思います。ちなみに僕は今回初めてこれは知りましたね。このゲリオンという怪物がいたっていうのは。
私もですね。
知らなかった。一応ネットでいろいろ検索したりしたんですけど、結構ゲームのドラクエのモンスターとかで。
ドラクエのモンスターって書いてある。
まずは出てきましたね。ゲリオンで検索すると。
しかも結構強そうなモンスター。
名前かっこいいですしね。ではですね、ちょっと作品紹介に入る前に、作品の全体的な印象であったり魅力っていうのを話していきたいと思います。
まず一つ目ですね。作品の構成がすごいというですね。これさっきも話していた通りなんですけども、ギリシャ神話のゲリオンと現代に復活させるという発想が、そもそもすごく面白いなと思いましたし。
しかもそれを話をなぞるだけではなくて、ゲリオンにとっての宿敵ヘラクレスを恋人にしてしまうというですね。
これもすごいぶっ飛んでる設定だなと思いましたし、しかもそれをわかりやすい物語で書くんじゃなくて、プロローグをつけたり、最後にインタビューをつけたり、それを詩で物語を書いたり、
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この著者のアンカーソンさんのこの表現の仕方というのが、すごい自由で遊び心に満ちているというですね、その作り方というんですかね。
だからその構想というか。だからそこもすごい面白いと思いましたし。で、アンカーソンさんがこういうふうに赤の辞典を書いたらですね。
じゃあこれを読んだ時に、元々のこのゲリオンタンでのヘラクレスとゲリオンとの関係って、一方的にヘラクレスがゲリオンから奪って殺したっていうのが書かれているんですけども、
本当はどうだったんだろうというのはすごい考えてしまったりしましたね。
まずみなさんおっしゃる通りこの発想が凄すぎるし、でもこれあれなんだよね。なんかいわゆる日本で言うところの二次創作BLものだなと思っていて。
完全にわかんないけど、アニメとか漫画とかの敵同士で、お互いかっこいいからここを恋人にしちゃおうみたいな妄想を表現するみたいな、という感じでやってることはそのBLものを書いてるっていうだけだなっていう捉え方もできるんですけれども、
でも内容がですね、文学性に見せているっていう、かなりトリッキーなことをされていて、なんかこの題材はギリシャ神話ってところもすごいし、文学的な形に消化させるっていう点がすごい作品だなと思いました。
正直全体像がよくわかんなくなってくる。なんなんだこれはみたいな。
僕も元々のギリシャ神話を読んだわけではないんですけども、元々の神話って本当どうだったんだろうって、すごいなんかそこの見方もちょっと変わりそうな面白い読み方ができた本だなと思いましたね。
それとですね、魅力的であったところの2つ目が文体が非常に魅力的だったというのがありまして、作品自体物語が小説と詩のハイブリッド形式で書かれているんですけども、それが読んでみると思った以上に読みやすかったというのがあって、それでいて詩的な表現、これ詩ですね、詩のような表現がすごく全体に満ちていて、非常にその読んでいて心地よさというのもありました。
で、今回少年同士が恋をするというお話で、なおかつこの詩的な表現でそれが書かれているという点では、以前ラジオで紹介したオーシャンボーンの地上で僕らは束の間煌めくというですね、この作品もすごく思い出して、そこと重なるところも結構あったなと思いましたね。
これ最初結構面食らうんですけど、慣れるとですね、すごい読みやすいタイプの文章で、これはなかなか面白いなと思いました。私は逆にそのオーシャンボーンの地上で僕らは束の間煌めくより、結構違いを感じていて、結構オーシャンボーンの地上で束の間煌めくは、読んでいると広がっていくような文章を丁寧に重ねている感じがあったんですけど、
21:02
今回のこの赤の辞典はですね、結構突き刺してくるような言葉とか文章が多いイメージで、急にハッとさせられるんですよね。で、それが唐突に文章の中に組み込まれていても、この形式でやられるから違和感が全くなくて、なんかこの作り方っていうのはすごいうまいなと思いました。
で、言葉だけじゃなくて展開もですね、展開も急になんか唐突になるところあるんですけど、この文体で展開するんで、なんか違和感なく読むことができて、ここはすごく今回面白い読書体験でしたね。
あと赤の辞典、赤の辞典がこのバーストノベル形式なんですけど、章のタイトルがあって、その後に短いリード部分みたいなのが入っていて、それが結構印象付けとか、あとイメージの膨らませに非常に寄与しているなと思っていて、なかなかこれ全体通して自分が今まで触れたことない形式だったんですけど、非常に面白く読みましたね。
結構この章も、なんかその展開の続きの時もあれば、結構その断片的な情報提供みたいなところもあったりして、そういう意味ではこの短いリード文があったりして、本当に印象付けっていうのをうまくしてくれていると、なんかすごく読みやすさで、そういうところにも出てるんじゃないかなって思いましたし。
そうですね。このリード文含めて章が成り立っている感じがありますよね。で、ちょっと最後にですね、ちょっとお伝えしたいのがですね、この小説ですね、バーストノベルか、内容が普通に面白いんですよ。
なんか正直これもしかして入りにくいし楽しめないかもって思いながら読み進めていったんですけど、話が普通に面白いので、結構途中からもう全然のめり込んでしまいましたね。で、特にこの主人公のゲリオンがですね、いい奴というか繊細な青年で、彼がヘラクレスとの関係に悩んでいたり、途中で出てくる美青年かな、アンカッシュという男性がいるんですけど、彼に惹かれてたりする様はですね、読んでいてですね、結構このゲリオンの威霊を動く心がですね、描かれていて、
共感できてしまうポイントでした。そして結果的にこの男性3人が三角関係になっていくっていうところが結構面白いなと思っていて、この内容が普通に面白いからどんどん読めてしまうところがありましたね。
そうですね、このゲリオンの子供から大人になるまでっていうところ、時系列だとそう書かれてるんですけど、結構ね確かにやっぱ青春があったりしてね、普通に面白くて、なんかほんと飽きずに読めていきましたね。
結構あの怪物っていう印象から入るとだいぶ繊細なんで、びっくりしますよね。
そうそうそう、確かに。最初の印象でやっぱりギリシャ神話を下敷きにしていて、ゲリオンとかヘラクレスってどういうキャラクターなんだろうと思って読んでいくんですけど、
確か思った以上にこのゲリオンっていうのがナイーブな少年でいいキャラなんですけども、面白かったのが個人的には、このゲリオンっていうのは現代社会に生きる一人の少年、人間なんですけども、
一方で自分のことをゲリオンという怪物というですね、その自覚も持っていて、なんかこの2つの視点があったと思うんですね。
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この社会で生きづらさを抱えていたり、あと恋の悩みも抱えていたりっていう、そういう人間らしい一面もあれば、結構その怪物視点っていうのかな。
浮世離れした、かなり引いて人間社会を見ているような一面もあったりしてですね。だからこういうところのゲリオンの視点っていうのも面白いなと思いましたね。
ではですね、ここからストーリーを紹介していきたいと思います。物語の説明に入る前にですね、ちょっと作品の構成から説明しますと、
まず物語が始まる冒頭30ページほどがプロローグにあたります。まずですね、章としては赤い肉ステシコロスは何が違うのかという章では、古代ギリシャで
ゲリオンタンを書いた詩人のステシコロスという人の紹介をしていて、次の赤い肉ステシコロスの断片という章では、この著者のアンカーソンさんがゲリオンタンの翻訳をしていて、
その後ですね、補転ABCという形で神話への問いかけであったり、何か美行法則みたいなですね、そういう情報があって、物語に移っていくという、そういう形になっています。
この物語は赤の辞伝という章になります。赤とはゲリオンのことであって、赤い怪物であるんですけども、まず舞台としては現代、20世紀の現代で、このゲリオンの子供の頃ですね、
お兄さんから性的虐待を受けていて、それでですね、自分の心を壊さないために辞伝を書き始めるというですね、そこから話が展開されていきます。
ゲリオンはですね、お兄さんからはそういう性的被害を受けていくんですけども、ただお母さんと一緒にいるときはすごく楽しいという、お母さんが大好きな、ちょっと混ぜ込んだ少年でもあって、
お母さんがよくタバコを吸って寂しそうな生活をしたりしてるんですけど、そういうお母さんの姿というのを熱心に写真に撮っているというですね、そういう描写もよく出てきて、
このゲリオンというのが内向的な少年なんですけども、この辞伝、自分が書いている辞伝にはこのゲリオン単語を書いていて、まさに自分はゲリオンであるという、怪物であるというですね、
そのような話を書いているんですけども、結構元々の話がそうで、救いのない結末まで書いてしまっていて、
で、例えば学校の保護者面談では教師にそういう話を書いているというので、心配されてしまったりしてしまいます。
そういうちょっとですね、周りから見るとこの人は大丈夫かと思われているような少年なんですけども、そんなですね、ゲリオンが思春期を迎えたある日ですね、
パスでヘラクレスと運命の出会いを果たします。このヘラクレスというのは2歳年上の少年、当時14歳と16歳ですかね、確か。
そうですね、この2人が出会っても一瞬でですね、お互いに惹かれ合います。で、ゲリオンはですね、このヘラクレスと過ごすようになって、ヘラクレスのおばあさんの頃に行って、
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3人で火山を見に行ったりとかですね、そういうかなり特殊な体験をしていくんですけども、ただですね、この2人の恋愛関係というのは長続かなかったです。
ヘラクレスもゲリオンに自由にいてほしいと、最終的には伝えてですね、やがて別れていくというですね、このあたりちょっとゲリオンにもいろんな心の葛藤というのか、悩みはあったんですけども、別れてしまいます。
その後ですね、ゲリオンは学校も卒業して図書館に就職をするんですけども、ただヘラクレスのことが忘れられずに、彼がいると思われるアルゼンチンのウェーノスアイレスに1人で引っ越します。
ウェーノスアイレスに行ってからですね、結構面白い展開がいくつかあったんですけども、ちょっとここでは省略をさせてもらいます。
ウェーノスアイレスで哲学であったり単語であったりにゲリオンは触れて生活しているんですけども、ある時ですね、道端でばったりヘラクレスと再会をしてですね、
ただですね、このヘラクレスの元にはアンカッシュというですね、ペル出身のすごく美しい男性がいて、ちょっとこの3人で語り合ったりします。
その後ですね、これはもう成り行きとしか言いようがないんですけども、この3人がアンカッシュの故郷であるペルのリマ、それからアンデス300にあるワラスというですね、町に行くようになって、
ゲリオンはですね、自伝を最初は文章で書いていたんですけども、途中でですね、フォトエッセイという形で写真を撮っていて、それがですね、自伝になっていったんですけども、このゲリオンはずっとこの写真を撮り続けています。
で、この3人がですね、アンデス300の火山を見てですね、そこで話が終わっていくという、そういった物語になります。
で、この後ですね、一応あのインタビュー、架空のインタビューというのがあって、この本としては終わるんですけども、すごく分かりやすい話ではないと思うんです。
実際の神話のゲリオン単では、ヘラクレスがゲリオンから牛を奪って、ゲリオンを殺して、終わる話だと思うんですけども、この赤の自伝では終わり方に関してはですね、なかなかいろんな解釈ができる終わり方をしていたんじゃないかなと思うので、ここからはですね、ちょっとその話の中で印象的だったところであったり、あとはちょっとここは難しかったなというところもですね、話していけたらなと思います。
で、まず最初にですね、一番最後にも出てきたこの火山ですね、全体を通してなんですけども、この火山というのがいろんなところで描写として出てくるんですけども、それがなんかゲリオンにとっては、なんかどういうことを意味していたのかな、どういうことを表していたのかなというのは気にはなりました。
で、個人的にはですね、このゲリオンにとって火山というのはこの赤の象徴だったんじゃないかなと思いまして、このゲリオンというのがやっぱりその自身は赤で、もう生きているところも赤で、何もかも赤いっていうですね、このような見方を自分に対してしているんですけども、そのゲリオンにとっての一番赤いものというと、もう火山だったんじゃないかな。
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で、その火山というのはもう爆発もするし、溶けてもいるし、何かゲリオンにとってはあの惹かれるものがあったんじゃないのかなとはですね、思うんですけども、ただそういうなんか直接的な説明というのはこの本の中では確かされてなかったんじゃないかなと思いますので、この火山は一体いろんなところで出てくるんですけど、一体何だろうとは思いましたね。
でもこれはあのマグマのイメージが私はあって、ゲリオンは結構いろんなことを溜め込んでいるタイプの人間なので、きっとうちに溜めたマグマが爆発するのを待っているっていう感じかなと思ってたんですけど、でもなんかね、ラストが結構ね爽やかなんですよね。
そうですね。 なんかもっと違う展開になるかなと思ってたんだけど、結構なんか解放された感があるんですよね、最後ね。だからその爆発っていう感じじゃなかったから、ちょっとここは正直予想とは外れてきたところで、個人的には多分途中まではすごいマグマのイメージはあったんですよ。だからちょっと最後の最後でちょっとわかんなくなった。火山のことは。
なんかその最後読んだりすると、最後に行き着くところみたいな、なんか本当に暗測の地みたいなですね。なんかそんなちょっとニュアンスとしてもね、この火山って読むこともできると思ってですね。確かにその本当マグマのようにゲリオンのその内面と重ね合わせることもできますし、まあでもね、一体何だろうっていうのはね、気にはなりましたね。
答えは出さない。このこともですね、私が気になっていることも多分答えでないんですけど、結構時間のことをですね、繰り返しゲリオンは考えたり、腕の中で語ったりするんですけど、これはゲリオンにとってなんか時間はなんだみたいな、あの気持ちはすごく感じたんですね。で、これ最終的に答えは出たのかどうかがわかんないんですけど、でもラストでもね、時間のこと増えられてて、最後が僕たちはすごい存在だよとゲリオンは思う。
僕たちは火の隣人だ、そして時間が彼らに押し寄せるってあるんですけど、この時間何なんだろうみたいな。とかもですね、ちょっとすごく時間に関しては私はどういう答えというかゲリオンの中で落ち着いていくんだろうなって思っていたら、最後これ触れられるけどちょっと私は読み取れなくて、ちょっと読解力が弱くて読み取れなかったんですけど、ここは気になってしまったけど、これも答えが出ないところですよね。
そうです。確かに。時間何なんでしょうね。
時間について知りたがってるよね、ゲリオンは。途中でね、これから講演するんですっていう哲学者と会ったりした時に時間のこと聞いたりしてるもんね。
そうです。あと自分が辞典を書くときに、一番辞典が書くのにはかどる時間帯の話とかもしていたりして。
大きなテーマではある気はするんだけど、あとは私はやっぱりゲリオンがですね、化け物というイメージがどうしても持てなくて、すごい繊細な青年で悩んでるし、
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まあその辞典のことといえば、ここで今世界が終わってしまえば誰もこの辞典を読むことがないみたいな文章がどっかにあった気がした。
なんか自分で作りながらも、やっぱ他人に見せるの怖いんだなとか、その辺の気持ちすごい分かるなと思っちゃって、非常に感情移入しやすいあの主人公でしたね。
そうですよね。でもなんかその、これはなんかその、ちょっと僕もいろんな読み方できると思うんですけども、この章の中にはもしかするとそのゲリオンが書いた辞典がそのまんま入ってる章もなんかあるかもしれないと思ってですね。
そういうところでは結構怪物視点のゲリオンの話もあって、怪物であるゲリオンは、火山はそのなんですかね、空を飛んで火山を見下ろすとかですね、なんかそのような描写があったりしてですね。
確かにその怪物というイメージはない、持ちづらいんですけども、ただゲリオンの中にこの怪物が生きているというかですね、なんかそんな読み方というのはできましたね。
うんうんうん、確かに。
で、これちょっと思ったのは、なんかこのゲリオンにとって自分の中に怪物を住ませるというのが、なんか生きていくための手段だったのかなとは思いましたね。
確かに。
自分はゲリオンとしてじゃないともうこの世界では生きていけないというか、なんかそういう生き方しか選べないというようなですね。
やっぱりゲリオンもすごい生きづらさを抱えている少年だったんで。
で、あと印象的だったのがヘラクレスのかっこよさですね。
これさすがやっぱりヘラクレスと呼ばれるだけあって、なんかね、セリフであったりですね、行動というんですかね、なんかそういうのが一個一個結構かっこいいんですよね。
やっぱり物はっきり言いますし、すごい胸張って生きてるっていうですね、なんかそんな感じのキャラクターで。
ただそれもなんていうか、結構面白いところがあったりする。
特に僕、やっぱ最初笑ってしまったのは、一番最初の出会いのシーンですね、ゲリオンとヘラクレスの。
バスの中で出会うんですけども、ゲリオンがお釣りの小銭を用意できなくて、ヘラクレスがたまたま後ろにいたんで声をかけるんですけど、
で、ヘラクレス、その1ドルを両替できるって聞かれて、で、それできないって言うんですね。
その代わりに25セントあげると、すごい良いことをしてくれるんですけど、で、ゲリオンがどうしてそんなことをしてくれるのかって聞いたら、
俺は人に優しくありたいって言うんですね。結構堂々とね、そういうのを言ったりして。
で、その数時間後にはですね、この二人はまだ一緒にいるんですけど、夜の寒い中ですね、ヘラクレスが寒いよなと言って、
ゲリオンの手をですね、自分のシャツの中に入れてあげるっていうですね、いきなりそんなことをするのかって思うようなですね、
ことをですね、やっていたりですね。じゃあこのヘラクレスはなんか実際こういう人いるんだろうかってね、ちょっと思うような、
なんかすごいね、なんか堂々と生きてるね、人間で。笑えるところもね、あるんですけど、結構かっこいいなとは思いましたね。
そうですね。なんかこの赤の辞典の中で描かれているヘラクレス性みたいのはちょっと面白いですよね。
なんか極端な男らしさみたいな部分があるし、自由さと何だろうな、なんか男性が抱えがちな、
36:07
なんか男のなんだろう、自分勝手さとは違うんだけどなんだろう。
すごいストレートにやっぱり自分の気持ちとか、まあ欲もそうですけど、そういうのもやっぱり表に出しますしね。
こうありたいとか、こういう自分でいたいみたいなのはなんかすごく強いタイプかもなとは思いましたね。
で、あの最後ちょっとマジで分からなかったのは、アンカッシュっていうダイさんの男ですよね。
このヘラクレスとゲリオンの間に現れるアンカッシュっていう、ヘラクレスが連れてきた男なんですけど、
こいつがもう神話に存在する人物なのか、それともアンカーソンさんのオリジナルなのか、ちょっと分からなくて、
非常に重要な人物ではあるので、気になる点ではありますね。
そうですね。アンカッシュというのがペルー出身なんですけども、
ペルーの中のアンデス山脈の方にケチュアというですね、民族がいてですね。
そこのにルーツがあってですね。で、このケチュアはケチュア語があって、ケチュアの神話とかもね、あのあったと思うんですけども、
僕の中でアンカッシュはそっちの神話のイメージがあってですね、これもう合ってるかどうかとか全然関係なく話せるんですけども、
だからもうギリシャ神話の中の人物とは思えなくて、なんかケチュアの神話の中の人物がパッと出てきたかのようなですね。
なんか読んでるとそんな感覚がありましたね。もちろんギリシャ神話のなんかある人物のモチーフとかなのかもしれないんですけども。
うんうんうんうん。でもすごく不思議な人物。
なんかすごい神秘的な人物と思いましたね。
これもともとなんでヘラクレスと関係があるのか、できてるのかって思いながら、ちょっとほらゲリオンはそれをちょっと考えて嫌な気持ちになりながら過ごしていたら、
もうアンカッシュが急にゲリオンの方にあのー、こう寄ってくるから、なんなんだこれはみたいなあるし。
でもなんかここゲリオンから見たアンカッシュの描き方はすごく良くて、
明確に何だろう、惹かれてるとか好きだみたいなことは描かれてないけど、どう見ても好きでしょみたいな状況をうまくアンカーソンさんが描いていて、ここはうまいなと思いましたね。
またこのアンカッシュがすごい魅力的ですからね。本当にかっこいいし。
これ多分全然違うと思うんですけども、もしかするとあのギリシャ神話の中でゲリオンが飼っていた牛が神秘的な牛だったんですけども、
それがヘラクレスに奪われていくんですけども、アンカッシュは実は牛だったとかですね。
あーなるほど。
そんなことないと思うんですけど。
もしくは殺されてしまった犬か、とかそういうことなのかな。
でもなんか。
あ、でもそっか、ヘラクレスが連れてる、ちょっといろいろ考えられそうですね、ここはね。
ただ読んでるときは本当にギリシャ神話じゃなくて、ケチュアの向こうの神話のキャラが急に出てきたみたいな、そんな感覚はちょっとあったんで。
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まあまあ面白い設定だなとは思いましたね。
まあ結構今回話してみてわかんない部分も多い作品だったけど、それだけちょっと我々ね、あのギリシャ神話に関してあんま知識のない中、読んでもこれだけ楽しめたっていうところだけちょっとお伝えはしたいですね。
最後、感想とどんな人に読んでもらいたいかお話して終わりたいと思います。
まず私の方から、ノーベル文学賞候補の作家の作品ということで、
ノーベル文学賞最有力候補と今有名なので、勝手にですね、結構ストレートな作品かなと思っていたら、だいぶ実験的で結構びっくりしました。
誰にもですね、お勧めできる作品ではないかなと思っているんですけれども、この形式がやっぱりすごく面白いので、この味わえる物語や文章もありますので、
今回の話を聞いて興味を持った人にはですね、ぜひ手に取って読んでいただけたらなと思います。
そうですね、僕もノーベル賞最有力という歌い文句があって、そのために難しい内容なんじゃないかなと思ってはいたんですけれども、
ただじっくり読むと読んでいけました。
ゲリオンやヘラクレスという神話のキャラクターが現代に登場してくるというので、思った以上に登場人物にも親近感を持ってたなと思いました。
やはりアンカーソンさんの文章やアイディアというのを味わうだけでもすごく面白いので、なかなか他ではない形の文学作品だったと思いますので、
文学好きな方なら味わってみて楽しめると思いますので、興味を持った人にはですね、よろしく、せっかくなんで一度手に取ってもらえたらなと思います。
ありがとうございます。じゃあですね、次回お越しして終わりたいと思います。
次回はですね、レイモンドカーバーの大聖堂をお届けします。
超大化の、超有名な短編集をご紹介しますので、お楽しみに。
番組の最後になりますが、いくつかお知らせがございます。
まずですね、お便りを募集しております。
間もなくですね、お便り紹介会を収録する予定ですので、ぜひ何かメッセージ、番組の感想、我々への質問、もしくは紹介した作品を読んだ上での感想などお待ちしておりますので、ぜひぜひいただければなと思います。
多分今送れば100%紹介すると思います。
読み上げさせていただきます。よろしくお願いします。
そしてですね、メルマガ会員も募集しております。
メルマガは無料版、有料版とありまして、無料版は毎回のエピソードで長すぎた部分をカットして音源化し配布しております。
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有料版はですね、サポーター特典という形になっており、我々をちょっと応援したい方のために設けているものでございます。
ご返しとしてはですね、我々の日記のような編集講義をお届けしております。
結構この編集講義はセキュララに書いてますので、興味ある方はぜひ会員になっていただければなと思います。
詳しいことは番組概要欄に記載しておりますので、そちらをご確認ください。
42:02
番組の開催やリクエスト、またこのラジオを聞いて紹介された本を読みました。
読み返しましたのでございましたら、ハッシュタグ空飛び猫たちをつけて教えていただけると嬉しいです。
TwitterやインスタのDMや投稿などでお待ちしております。
気に入っていただけましたら、積極的に拡散共有していただけると助かります。
ではまた来週。ありがとうございました。
42:21

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