00:01
第166回妄想ロンドン会議を始めます。
水口です。
清水です。
よろしくお願いします。
Sinちゃん、一心不乱にページ読み切るのやめてくれますか?
怖いよ、なんか怖い本渡されました。
まだ読むなって言ったのに、勝手に開けて読むのやめてくれます?
怖い本読み込んで渡されました。
全然怖くないです。
怖くないの?なんか怖ぇよ、これ。
怖くないよ。
綺麗けど。
今日はね、本を紹介したいと思って私は持ってきました。
じゃあ、頑張っといて。
いやいやいやいや、話聞いてくれる?
何が?
あのさ、ちょっと置いて、その本。
置こうか。
これ読んでいいんじゃないの?
いやいやいやいや、読まないでしょ、しかも。
あのね、今英語だからね。
そうでしょ。
英語なのね。
はい。
私が今日持ってきた本は、
モンスターコールズという本で、
日本語のタイトルが、怪物は囁くという本ですね。
いいタイトルだね。
いいタイトルですね。
美しいね。
これ去年、映画が日本でも公開されてましたけれども、
それの原作本でございます。
とても美しい本ですね。
どんな本ですか?しんちゃん。
あとね、厚さが1センチぐらいでね、黒くてね、
なんか墨絵っての?こういうの。
のイラストがね、とても怖いけど見ちゃう感じの絵だね。
これちょっと本屋さんでこれ置いてあったらさ、つい手に取っちゃうでしょ。
で、英語だってわかってパタンと閉じるけどね、私は。
閉じない、閉じない。
これ何?小説?怖いよ、やっぱり。
怖くない。
あれ?
怖くない。
怖くないって、私騙されてるよ。
え、何これ?絵本ではないよね?
絵本じゃないです。
あの、冊子絵のついてる小説かな。
一応ね、児童文学というカテゴライズになってる。
そんなに難しそうな英語ではないような気がしなくもない。
で、向こうのイギリスのカテゴリー的には、ヤングアダルトかな。
そうなんよ。
こっちのヤングアダルトっていうのは向こうのヤングアダルトと違ったりするのでね、なんですけども。
人ならざる何かが動いているよ。
これは、実は私は表紙に惹かれて、何年前かな?かなり前。
5年くらい前とかに、多分木の国屋じゃないや。
梅田の純工堂で買ったの。
あ、そうなんよ。
超でっかい本屋さんね。7階建ての。
あそこの洋書コーナーが大好きで。
ジュブナイルフィクションになってるね。
ジュブナイルフィクション。
ジュブナイルフィクション。すごいね。
で、いわゆるジャケ買いね。
だね、これはね。
ジャケ買いだし、かつてなんか、賞もいっぱい取ってるっぽい感じやったから、実際取ってるんです。
03:03
カーネギー賞。
これイギリス発祥の小説の賞にはですね、そのカーネギー賞っていうのがあって、
イギリスの最も際立つ児童小説に贈られてる。
それをですね、名誉ある賞をこの本は受賞している。
で、この作者のパトリック・ネスさんっていう方。
この方2年連続受賞してるんですね。
え、すげえ。
すごいの。
すげえ話題の人じゃん。
そうなんだよね。
どんぐらいすごいかって言ったら、ハリーポッターは受賞していない。
あ、そうか。あれってあんまそんな賞取ってないんだっけ。
わかんないけどね。もうなんかそういうレベルじゃない域にあるけどね。
そうね。むしろ国民栄誉賞みたいになってるよね。
でね、その私は何年も前にジャケ買いをしたんだけれども、読み始めてみたら、
あのね、難しい単語は使われていないんだけども、
言い回しとか、かなりね、その文体が会話調で書いてあるの。
うちの文だったりも、
あと会話の文も、なんかこう割とポンポンポンポン話す感じで、
誰々が何々と言いましたとか、そういう感じじゃないんだよね。
わかる?
ちょっとえーと、砕けた文章ってこと?
そう。そうなの。
で、そのだから、砕けた言い方とかニュアンスとかがわかんないから、
全然読み進められなくて、5ページぐらいだけ読んで、
最初にね、タイトルが怪物が囁くなんで、怪物が印象的に登場するんだけど、
登場して次の日の朝ぐらいまで、でも私は一回脱落してたの。
うん。なんか登場してすぐやな、それな。
割と登場してすぐです。で、なんだけど、
昨年ね、かわいりょうへいさんのトークショー、私ちょっと行ってきまして。
行ってたね。
で、そこでかわいさんが紹介、おすすめの英語の本紹介しますっていうのの中の1個にこれがあったの。
あ、そう。
で、あれ?私そのタイトルめっちゃ聞いたことがあるなって思ってて、
もしかして持ってるんじゃないと思ったら、
あ、やっぱり持ってたと思って、私読みたくて読みたくて、買って何回か挑戦したけど読めずに置いてた本だと思って。
でも、待てよと。
きっとあの頃よりかは、私はいっぱい英国の映画とか本とかに触れてきたし、
そうだね。英語を学んできたからね。
学んできた、学んだっていうか、ちょっと慣れ親しんできたから、私なりに、
ちょっと読めるんじゃないかな、今だったらと思って読み始めてみたら、読めたんです。
おー。
読めた上に、かわいさんもおっしゃってたんだけど、
しーちゃんはもう一つのページを開いて行使しない。
怖いよ。死んだよ、これ。いいんだけど。
モンスター怖い。
そうだね。でね、読めたし、かわいさんもおっしゃってたんだけど、
06:04
もう最後の下りも号泣です。
あらま。
もう止まんなくて読むのが。
で、もう本当にめっちゃ3日ぐらいで読んだ、それ。
あ、そう。文字の分量少なくはないですよ、これ。
あ、そうそう。結構あるでしょ。しっかりあるでしょ。
でも、そんなにめっちゃ字小さくないし、余白がね、お目に優しい。
優しい。
で、時々現れるこのイラスト。
これがまたね、ちゃんとわかんなくても補ってくれるから、想像力を。
イメージをとっても助けてくれる。
そうなんです。
描きすぎない感じのイラストね。
そうなんです。もう素晴らしい。鉛筆画っていうのかな、白黒のね、本当に。
鉛筆画、墨画で描かれた。
木炭画のような感じのものなんですけれども、はい。
あらすじは?
これはね、どういう話かって言ったら、
一人の少年が主人公なんだけども、
その少年がね、ちょっと聞いてる。
怖いよ。怖いよ。
いやいや、ちょっとすごい、しーちゃんがさっきから怖いしか言ってないけど、
そんなね、怖いっていう感じの話じゃないっていうか、
暗いけど、そして辛いけど、
すっごいもうなんか、もう、
なんかね、共感しちゃう。
自分もまるで本当にその、主人公になったような気持ちになれる。
もうそういうお話なんですけれどもね。
少年が?
話していい?
わかった、待つ。
あの、そっか。
お話は、
コナー君。
13歳の少年なんですけど、
もう彼は、
その、
毎晩毎晩、
悪夢を見るのね。
で、その悪夢っていうのがどういうのかって言ったら、
ゆうつり、
えっとね、なんて訳してあったかな。
イチの木のね、本当に、
全身、
木がそのまま、
ロード・オブ・ザ・リングを見た方に説明すると、エント。
でっかい木の人ね。
エントがいるんだけど、
それみたいな、
イチの木のモンスターが、
あれよりもちょっと人間っぽく、これで描かれているけれど。
そうそうそう。
モンスターがね、
彼のベッドルームにやってきて、
で、
その、お話をするの。
彼に聞かすのね。
おー、これ話ししに来てんの?
話をしに来てんの。
で、まあでも、
最初はいきなり話をするところから始まるわけじゃなくて、
まあ、なんかわからんけど怖いやつがやってくるっていうところから始まって、
決まってね、12時7分にやってくるの。
あらま。
09:00
その怪物が。
で、なんでこう、
目が覚めると、
あ、あれ夢だった?ってなるのね。
で、夢に度々現れるようになって、
で、
その一方で、
少年は、学校ではね、ちょっと、
空に閉じこもった感じの子で。
あんまり外交的ではないってこと?
ていうか、自ら、もともと仲良かった、
大人なじみの女の子のこととかも、
もう寄せ付けなくなっちゃって、
で、えっと、彼のことにすごいちょっかいをかけるっていうか、
いじめグループみたいなのもいてて、
で、もう何を言われても、
もうなんか、知らんみたいな感じでいて。
で、なんでそんな風に塞ぎ込んじゃったのかっていうものの一つに、
彼のお母さんが、
どうやらちょっとこう、病気におかされてるなというのが、
まあ、最初読んでたらわかるんですけど。
で、
読んでいくうちに、
お母さんはどうやらちょっともう、
助からない系かなっていうのがわかってくるのね。
で、その、
わかってくるって私今言ったけれども、
実際に本当に彼の目線で書かれてるから、
このお母さんの病気っていうのが、
本当にめっちゃ悪いのかいいのかっていうのがわかんない。
たびたび治療に行って入院してみたいな感じでするし、
で、
その間は、
彼がちょっと苦手なおばあちゃんがやってきて、
で、そのおばあちゃんがね、
あの、
なんだろうな、この、わかる?
血はつながってるけど、
普段から一緒にいるわけじゃない、
あの距離感っていうのかな。
で、おばあちゃん家に預けられちゃったりもするし、
で、
お母さんも今いないし、
お母さんもいないし、
で、かと思えば、
お父さんがね、これまたいるんだけど、
お父さんね、ちょっとね、
離婚した系でね、
違う家にね、いるんよね。
てかアメリカに行っちゃってんだよね。
で、なんかもう幸せな家族を築いてるんだよね。
でもそのお父さんがやってくるんだよね。
お母さん悪くなって言ってるから。
で、息子的にはちょっと嬉しいな、お父さんがやってきて。
嬉しいけど、でもなんでお父さん来るのかなとか、
このタイミングでみたいな。
なんかそういう日常を淫ませながら、
ちょっとずつちょっとずつそのね、
死の匂いっていうのが迫ってくるわけですよ。
で、でもやっぱりもう学校にも行かなきゃいけないし、
日常はあるし。
で、夜になったらモンスターやってくる。
で、そのモンスターは、
お話を聞かせるのね。
で、
で、私はお前に今から3つの物語を言うと。
3つやったかな、3つ。
で、話し終わった時に、
今度は君が私にお前の物語を語って聞かせろって言うんだけど、
12:01
その物語がね、意外と面白い。
え、そんな感じ?みたいな。
割とね、なんて言ったらいいのかな。
世の中のね、理不尽というものをね。
理想と現実、そして理不尽というものを、
上手いことを偶話として話してくれる。
そんな。
とても賢い木なんだね。
めっちゃ賢い。
賢いっていうか、今までだから、
ずっと木として立って、
ここに何百年と俺は居るけど、
その見てきた話するわ、みたいな感じで。
体験談か。
割と体験談よ。
そう、で、この時に。
だからで、
何やろな。
悪者、
世の中は完全懲悪じゃないみたいなところもあるし、
そういう話をね。
これええ話なのかなって聞いてたよ、私も。
読んでた。
でもえ、ちょっと待って、
この人めっちゃいい人だったら、
なんで急にこうなった?みたいなとこもあるし。
なんかね、それはね、
ぜひ読んで体験してほしいんやけど、
割とちょっとこう、
説教臭い話かと思いきや、
こういうの出てくるなんて説教臭い話やん。
何かを含んでるよね、大体が。
ちゃうね。
なんかね、イギリスっぽいね。
うーん。
しかもこの木の体験な。
俺が苗木の時にさ、みたいな感じ?
まあちょっとそんなかも。
まあ見てたんやけどって言って、
この時になって王子が姫と駆け落ちしてね、みたいな。
おお、そんなロマンチックな。
思うやろ。
すごい展開待ってね、これが。
言わんけど。
何かが含まれてるわけだね。
いやいや、ほんまに。
でね、そういうお話を知っていく中でさ、
次はお前の話を聞かせろってなるんだけど、
いやいや、別に何も言うものないよっていう。
まあそうなるわね。
何百年の体験なに比べたらね。
でもあるはずだって気はずっと言ってね。
で、お母さんがどんどん悪くなっていくんだよね。
で、その時の本当に何か、
あの、この絵も言われぬ、
このリアルな切迫した描写何なんだろうと思いながら読んでて、
そしたら、これ私さっき作者パトリック・ネスさんっていう人って言ったんだけど、
実はこの方が本当の作者じゃないんですね。
本当の作者の人はシボーンさんっていう、
なんか捧げられてたね。
捧げられてたでしょ。
インスパイアドバイアイデアフロム。
シボーン・ダウトさんっていう方で、
この方実は亡くなってて、この本が出来上がった時には、
そのパトリック・ネスさんがシボーンさんの後をついで描かれたのね。
15:00
で、シボーンさん自身47歳で亡くなってて、
生涯を通して4冊ぐらいしか本を書かれてなくって、
これは遺作なのね、彼女の。
で、彼女自身が何で亡くなったかって言ったら、乳がんで亡くなった。
で、自分の病魔と戦いながらこの本を書いてたっていうのをエピソードで後で知って、
そういうことかっていう。
言ったら最後にはこの男の子が死というものを受け入れる、
死んでいく人との自分とのあり方、怖いって、死に対しての怖い思いだったりとか、
でも受け入れなきゃいけないことだったりとか、
そればっかり考えてるわけにもいかないことだったりとか、
そして早くこの日々が終わったらいいのにって、
解放されたいって実はちょっと思っていたりすることだったりとか、
そういうのが13歳の少年の心を通して、そしてモンスターを通して、
偶話的にでもすっごいリアルにね、語りかけてくれる本で、
本当にもう最後はもう号泣でした。
なんかもっとホラーな話かと思ったら違うんだね。
でもある意味ホラーよりも怖いよこれは。
現実が。
現実は怖いねってなんか、
ちょっと自分の見てるその悪夢と現実が、
ごっちゃになっちゃうようなシーンとかもあったりして、
夢の中でいろんなものを叩き壊したら、
現実世界でもいろんなものを壊しちゃってたみたいな、
我に変えるとみたいなシーンもあったりして、
本当に今見てるものが現実なのか何なのか、
悪夢なんだったら早く覚めてほしいみたいな、
そういうことをそういうふうに言うわけではなく、
私たちに教えてくれるっていうか、
こういう感情が湧き起こるんだよっていうのがね、
すっごく素直に受けられるし、
自分の中にも本当にそういうことのように浮かぶっていうか、
これ日本語訳にもされてて出版されてるんだけど、
課題図書になってました。
はいはい。
修学の。
で、私課題図書って嫌いなんだけど、
で、読書感想文書かされるあれね、
なんでこの決まりきった、
この本の中からしか選んだらあかんのって、
本好きの私は思ってたんだけど、
課題図書なので別の本から選んだりしてたけどね。
してたしてた。
なんかある時日の取りで私は読書感想文書を書いたら怒られるっていうね、
18:03
本じゃないって怒られて、
これは文学だって言って、
めっちゃ戦うっていう小学生。
めんどくせー。
まあね、その時に何が心に響くかはそれによるからね。
まあこれは課題図書になってたんだけど、
だからいろいろ子供に買って読ませたっていう親御さんの感想が結構たくさん上がってたの。
で、子供に買った本だけど、
でも子供が泣きながら読んでて、
で、親の私も読んだけど、
すごいこれは子供向けの本じゃないみたいなこと書いてて、
私も本当にそうだなと思った。
子供向けってなんだろうって本当にちょっと思っちゃったんだけど、
で、私これ読めたって言ったけど、
今更ながらに最近本が読めるっていうのはどういうことなんだろうって考えることになっちゃって、
よく最近考えるの。
で、日本語は結構得意だから、
喋れるし、読めるから、
だからついついさ、今まで英語の本読むって思ったら、
英語の文章を日本語の文章に頭の中で訳すことができることを、
英語の本読むことだって思ってた時期っていうのがあるんだけど、
でも日本語の本読むときは、それはみんな読み方いろいろだけど、
私の場合は、読んでて、頭の中に映画みたいにイメージが出てきて、
絶対キャスティングしちゃうから。
キャスティング派。
そう、キャスティング派。
で、寒いとか暑いとか、匂いとか、
なんかそういう五感でリアルに頭の中で本当に映画が私は展開されるんだけど、
それが私にとっての本読むっていうことで、
っていうふうに思ったら、このモンスター・コールズは、
私はちゃんと本が読めた本だったのね。
頭の中にちゃんとイメージが、作者が意図したイメージかどうかは分からないけど、
私の頭の中にちゃんとイメージができて、
最初から最後まで主人公たちがちゃんと頭の中で動いてくれた。
で、5年前だったら読めなかったけど、
今は英国の文化にもちょっと触れるようになったから、
そういうこともあって、別に耳が慣れたとか目が慣れたとか、
そういうのだけじゃなく、何でもない日常を描いてるんだけど、
やっぱり英国ならではの描写ってのが出てくるから、
で、景色だったりとか、そういうところとかも、
ちょっとずつ慣れてきたんやなっていう風に感じることもできて、
で、もしかしたら何年か後に読んだらまた全く違う映像が私の頭に浮かんでるかもしれないけど、
21:04
英語的にも年齢的にもね。
そうね。
なので、すごく私にとっては本当にいい読書体験をさせてくれた本でした。
これを本当に課題図書で、中学校の時とかに読めたら、
すごい幸せっていうか、辛いかもしれへんけど、
すごい強烈な体験として残るんじゃないかなってぐらいめちゃくちゃいい話でした。
グッジョブやね、選んだ人。
グッジョブですね。
本当に。
でね、前々回か、私ロンドンアイノルみたいな話をしたと思うんですけど、
その時にロンドンアイミステリーっていう本があるんだよって話をしたと思うんだけど、
実はそのロンドンアイミステリーもこのシボン・ダウトさんが書かれてる。
まだご存知の時に。
で、文体似てます。
似てて、で、ちょっとその、前にさ、ちらっと話したけど、
ロンドンアイに乗ったはずの友人が突然と姿を消したっていう話だっていう話だけど、
その冒頭の描写っていうのも本当にものすごく映像的で、
イメージがむちゃくちゃ湧きやすくって、
で、どこかちょっと物悲しいねんやんか。
なんでやろっていう感じやねんけどね。
すごい、でも映像的で印象的な文体なので、
友人にね、英語の話せる友人におすすめしたんやんか、面白かったよって言って、
モンスター・コールズも、そしてロンドンアイミステリーもね。
モンスター・コールズは初め読みやすいかと思ったけど、
なんかめっちゃ周りくどくってめっちゃ読みにくいこの本って言われて、
あ、周りくどいんやと思って、英国的なんかなってちょっと思ったりもして、
で、ロンドンアイミステリーもこれ同じ人が書いた本やねんって言っておすすめしたら、
文体は似てるねみたいな。
正しくはパトリック・ネスさんがこのモンスター・コールズを書いたんだけどね。
作者は違うんだけど厳密に言うと、
でもその、ちゃんとそのパトリック・ネスさんも亡くなった死亡さんの文体というかイメージ引き継いで、
お書きになったのかなーって、このモンスター・コールズね。
その時の友人の話を聞いて思いました。
単語の選び方だったりとか、物語のハーフ・オブ・スピードだったりとかっていうのはもちろん意識されてるだろうし、
そういうところまでちゃんと意思を継いで誰かが続きを書くってすごいことだからね。
すごく努力のいることで、でもそれを厭わずにやってこの物語を世の中に出そうって思えるっていうのがすごいね。
このパトリック・ネスさんちょっとね不思議っていうか、私の中で全然なんでなのかは知らない、分かんないままなんだけど、
アメリカの方なんです。アメリカ人なんですよ。
でもなぜか今は英国の国籍を持って英国にいらっしゃる方。
24:01
好きなんじゃんね。
英国が。不思議な方だなと思いましてね。そうなんですよね。
実はこのモンスター・コールズ、怪物は囁く、さっきも言いましたが映画になってます。
怪物役、リーアム・ニーソンさんが声を当ててらっしゃいますね。
フランスのクリエイターたちがメインで撮られてるのかな。
で、おばあちゃん役は確かシガニー・ウィーバーさんとかやったかな。
おばあさんがシガニー。このおばあさんがいいね。めっちゃいいっす。
いじわるっていうところで終わってるけど。
いじわる、でも言葉にとってはやっぱりいじわるに見える。
うん、だろうね。
違うねんでっていう。
知らない人だしね。
違うねんでって言ってね。
お母さん。ガンに。ガンって言ったっけ。ガンのお母さんね。
ガンのお母さんってどんなんや。フェリシティ・ジョーンズさんがされていらっしゃいます。
注目のコナーくんは新人のかわいい男の子がやってましてね。
ただね、私は予告を見まして、本編は見てないの。
もうレンタル開始なってるかな。
昨年私がこの本を読んだときにはまだレンタルとか始まってなくて。
公開は終わってるけど。
公開は終わってるけどって状態でね。
でも予告を見るとこういう描写の仕方かって思って
あえてちょっと見てない感じです。
ちょっとイメージどっちが、水口のイメージどっちがさ。
別にそれがダメとか言ってるわけでは全然なくて。
ちょっと私がいいなと思ったところと、
映画版を作ったクリエイターたちが見せたいと思ったところがちょっと違かったのかなと。
よりちょっとねファンタジックなところを、予告やから余計かもしれへんけど、
ちょっと強調していたような感じを受けました。
怪物が片手で聞かせる物語っていうのがアニメで表現されててね、
それもちょっとよくわかんないなと思ったりもして。
なるほどね。
そういう多重構造になっている感じなのね。
そうそうそう。
興味があったらぜひ。
でももちろん映画から入って、ストーリー踏まえてから読んでも読みやすいかもしれないしね。
全然全然。読みやすいと思います。
もしかして私は結構英語得意だよっていう方は、
私のおすすめの読み方っていうのがあるんですけど、音読。
セリフが多いの。
だから一人でね、そのね、きもいけど、想像したらきもいと思うけど、
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誰かと一緒にいるときにはできないね。電車の中でもダメだね。
家で一人のときに、ブツブツ、その登場人物の気持ちになりきって読むっていう。
で泣くっていうおすすめです。
英語の練習になりますのでね。
これは実はオーディオブックあります。
めっちゃいい。
ちょっとどなたか忘れてしまったんですけど、一人の男性がですね、全編朗読されてます。
コア色を変えて。
結構イギリスオーディオブック多いよね。
多いです。
いいことだ。
ただちょっとアメリカ英語でしたね。
あれそうなのかい。
それはね、それはね、でもすごく良いです。
そのおすすめの読み方2としては、オーディオブックを聞きながらこの目で追う。
それだけでめっちゃ早く読めます。
そうね。
そうやったら途中で止まっちゃったりするけど、止まらないから。
そうだね、向こうは止まらないからね。
聞くだけやったら何言ってるかわかんないけど、ほら字幕ついてるようなもんやから。
目で追いながらね。
私が買ったやつはアメリカバージョンやったんやと思うね、たぶん。
なんでかって言ったら、ところどころ単語が違うかった。
あーそう。
うん。
アメリカで出版してる時もちょっと変えてあったりするのかな。
変えてる変えてる。
あのね、庭とかの単語変わるよ。
ヤードとガーデンとかね。
あーそうか。
それでちょっとずつ変わんの。
あーそうか。
そうそうそう。
だからあれって思って。
わからなくはないけれどちょっとイメージが違うとかになるんだろうね。
そうやね。
ハリーポッターもアメリカ版とイギリス版ってあるでしょ。
うん。
そういうのも多分。
なるほどねー。
でも同士やったらイギリス版だよね。
そうそうそう。
モゾロのガギですからこれは。
ねー。
でもイギリス版はね、日本で買えるやつは見つからなかったの、そのオーディオブックは。
あーそうか。
で、私今言ったけどそれイギリス版やったらごめんなさいって感じなんですけど。
うん。
初心者なんでね。
まあまあそんなね、単語が違うんやったら多分アメリカ版なんでしょう。
はい。
でもとても美しい本です。
あのー、なんかお家に置いときたくなる感じね。
そうでしょ。
うん。
ずっしり手に重くって、で、ちょっと大きさも大きくって。
うん。読みやすそう。
ですね、はい。
ちょっとあのー、英語をね、読んでみようかなっていう方にはすごくおすすめです。
うん。
うん。
しんちゃんどう読む?
まず日本語の方読んでみようかな。
あ、でも、読んで、それなー、そうやなー、なんか、私さーやっぱり思うねんけど、
日本語の方読むと、お話の展開がわかるから、英語の方をもう読まんでいいわと思っちゃわへん?
意味わかる?
英語を先読んだら、お話の展開が知りたいから、頑張ってまで読めんねんけど、
30:02
なんか日本語をさっき読んだ本で、さっき読んで理解してから英語を読もうって思ったら、
結構挫折する率高いなと思って、私の中でね、そんなことないか。
あー、そうなのか。
うん。
永遠に英語を開かなくなる可能性が高いからね。
あー。
初期段階で挫折すると。
そういうことね、そういうことね。
うんうんうん。
まあでも、お話に興味はとてもあるので。
あ、でもしんちゃん好きやと思う。特にこの怪物の話す三つの話についてはちょっと議論したい。
あー、なるほど。
うん。本当に本当に。
なるほど。
そう、負に落ちへんっていう、は?みたいな展開の話を支配るんで、怪物さんがね。
ほうほうほう。
結構長いね、それがまた。
なるほどね、このボリュームの本だからね。
うん。
ぜひぜひ、あの皆さんもよかったら、
そうだね。
モンスターコール、あ、え?モンスターコールズ。ね。
いや、これちょっと綺麗ので、なんかカフェに置いてありそうな。
あ、ありそうね。
オシャレカフェに。
そやな。
うん。
渋い、渋いオシャレ。
うん、でもまあ見てるだけでもとても楽しめます。
うん。
なんかすごく想像力が膨らむ。
そう、もう中身はね、全然楽しくない本なんで、
うん。
でも本当に心が動かされる、すごくすごく良い本でしたので。
はい。
今私、ロンドアイミステリーを読んでるんで、また読み終わったら、
観光など。
うん。ゆっくりですけどね。すみませんね、時間かかり過ごしてね。
どうせは、どうせ読むなら本は味わって読んだほうがいいと思います。
いや、ほんとそうだよね。なんか昔はなんか、
即読みたいになってるけど。
即読があったよね。
まあ、なんか質より量みたいな感じになってた時もあるからね。
読め読めって読んでたけど、今はなんかこの本をゆっくりじっくり味わって読む喜びをちょっと知ってしまったかな。
うーん。
でもね、ちょっと間が空くとね、ぶつ切りになってね。
そうなのね。
同じとこばっかりなんか読むのよね。
これなんやっけな、これ誰やっけなってなるからね。
そうそうそう、読んじゃうんだけどね。
これは登場人物も少ないんで、簡単です。
そういうことね。
名前もわかりやすいんで、大丈夫です。
はい、そんな感じ。
おすすめ本の紹介でした。
はい。もう一回タイトル言っとくね。
うん。
日本語タイトルが、怪物はささやく。で、えっと、
現代は?
現代は、モンスターコールズ。
はい、いいタイトルだ。
はい、パトリック・ネスさんとシボン・ダウトさんが書かれてまして、
あとジム・ケイさんという方がね、イラストを書かれてます。
このイラストの方も賞を取ってらした。
うーん、素晴らしい。
で、えっとね、ちょっとね、実は一個だけ注意点があって、
用書だったらKindleで買おうと思われた方がいらっしゃると思うんですけど、
これね、Kindle版にはイラストが載ってない。
おっと、あ、そうね。
そうなの、そうなの。
それは勃体ない。
それはちゃんと紙で見てほしい。
そう、私の友人はKindleで買って、
絵がないやんかって言われました。
絵がすごくいいよって。絵ないやんみたいな。
33:00
あ、ごめんねって言って。
せやな。
そう。
せやな。
うん。
いや、これは紙の手触りを楽しみながら読んでいただきたい本では。
うん、結構、本屋さんに売ってるんじゃないですかね、まだ。
って思います。
うん。
夜中に犬に起こった奇妙な事件好きな方は、これも絶対好きだと思います。
なるほどね。
同じ少年、少年の本当に、あの時代を主人公にした少年の目から描いた、映った、描かれた日常っていう点でも。
少し私とは違うものの見え方ができている男の子たちの話だね。
そうだね、そういうことだね。
なんで、ね。
はい、以上な感じ。
ぜひ。
ぜひぜひ読んでみてほしいです。
お手に取ってみてください。
はい、というわけで、妄想ロンドン会議ではお便り募集しております。
妄想ロンドン、ん?
ハッシュタグ妄想ロンドン会議をつけて、
ツイッターでつぶやいていただくか、私たちに直接リプライください。
はい。
お便りで。
メールでのお便りもお待ちしております。
はい。
妄想ロンドンアットマークgmail.com
m o s o l o n d o n アットマークgmail.comまでどんどんお寄せくださいませ。
はい。
というわけで、今日はこの辺りでお別れしましょう。さよなら。
ありがとうございました。