ある日、ミシェラの大富豪の遺産相続人になった女子高生エイブリーは、本来であれば相続人であった大富豪の孫4人たちと、
なぜ自分が相続することになったのかという謎を追う、息を呑む展開の連続に一挙見間違いなしのミステリー、ジェニファー・リン・バーンズの相続ゲームを紹介します。
どうもみなさんこんにちは。文学ラジオ空飛び猫たちです。
この番組は、いろんな人に読んでもらいたい、いろんな人と語りたい文学作品を紹介しようコンセプトに、文学と猫が好きな2人が緩くトークするポッドキャストです。
パーソナリティは私大地とミエの2人でお送りします。文学のフォローではないお2人ですが、お互いに好きな作品を時には熱く、時には愉快にそれぞれの視点で紹介していく番組です。
今回紹介するのはジェニファー・リン・バーンズの相続ゲーム、エイブリーと億万長者の謎の遺言です。
大田赤子さん役で日の出出版から2025年に出た本になります。
今回ですね、意外なタイトルなんじゃないかなと思われるんですけれども、新しく始めている世界のYA文学シリーズの中でちょっと紹介させていただこうかなと思ってまして、
これはもう本当、ヤングアダルト小説、結構ど真ん中っちゃど真ん中な2冊ですね。ミステリーですと。
なんかね、聞くと世界のティーンですよね。10代に大人気で、初版の日には世界500万部突破と書かれてるんですけど、
11月に更新されて600万部をすでに突破しているという、世界の若者たちに読まれている本ですよね。
そうですね、すごいですね。500万部ってすごいね。なんかイメージできないけどね。
今回ですね、半元の日の出出版様からご提供いただきまして、おそらく我々普通に、三枝さんも私も多分普通に生活したらこの本手に取らなかった可能性が高いんですけれども、
最初はちょっとね、いただいたけれども、ちょっと紹介するかどうかみたいな話をちょっと色々知ったんですけど、読んだら面白かったっていう。
ちょっと試しにね、最初30ページくらい本いただいた時に読んでみたらめっちゃ面白くてですね。
これはさすがね、もう世界で大人気なんだ、ギャルなと思いましたね。
これはあれですね、ちょっとこれからまだ今ね、タイトルだけじゃ一体どんな話かわからないと思うので、相続ゲームってなんだみたいになってると思うんですけど、
ミステリーですね。なんだろうな、イメージね、シンデレラストーリープラスアガサクリスティーみたいな感じなんですよね。
私はね、ちょっとね、あんまりいい生活をしていなかった女の子があることをきっかけに、大富豪のね、館にちょっと招かれてというか、招かれて住むことになって、そこで色んな謎を解いていくっていう。
その館にね、いろんな仕掛けがあるんですよね。
文学ラジオっぽい感じで言うとそんな感じのあれなんですけど、ちょっと後でも話すかもしれないですけど、映像化の話も出ていて、海外ドラマを読んでいるような感覚で私は読みましたね。
で、止まらなくなるタイプのやつですよね。
いや本当ね、一気読みできてしまいますよね、これは。
ちょっとこれは年末の配信になると思うんですけど、年末年始って結構ね、我々のリスナーはきっとここぞとばかりに重いものを読むんじゃないかなと思っているんですけど、
多分その反動でちょっと軽いものを読みたくなったら、ぜひこの本をお手に取っていただけたらなと思いますね。
すごいちょうどいいと思います。
そうですかね。
いやなんか本当ね、疲れてる時とかね、やっぱこういう面白い作品は読むと癒されると思いますし。
それでですね、タイトル、相続とゲームという言葉が入ってくるので、最初イメージちょっと難しい内容かなとちょっと思ってたんですけど、全然そんなことなかったですね。
読み知識とか特にいなくてもミステリー初心者なんですけども、全然ストレスなく読んでいきまして、で謎解きとかも出てくるんですけど、
なんかね、読者にはストレスにならないようなこの謎の仕掛け方と言うんですかね。
なんかあの読者もそれを解かないと前に進めないとか全然そんなことはなくて、
なんかすごくスムーズに読んでいけて、これ変な書き方とかすごくうまいと思うんですけども。
工夫してるだろうね。
そうですね。なんか謎とかそういうミステリー要素あるんですけど、なんかそこが全然つまずかずにスイスイ読んでいけるっていうですね、
このなんかテンポの良さというか、そこもすごくあの好きなところで、
さらになんか登場人物も結構で複雑な内面抱えている人が多くて会話見えたりして、
そういう気持ちよくなんかね読んでいける、なんかねそんな話でしたね。
あとはなんかこの1話にして主人公が大富豪の遺産相続して大金持ちになるみたいなんですね。
なんかそんなちょっとシンデレラストーリーっていうのあるんですけど、キラキラしたものではなくて、
どっちかというとこの手に汗握る、このジリジリするような、なんかそっちの世界があの舞っていてですね。
まあそれをこれから話していくことになると思うんですけど、
なんかそういったところもね、あの個人的にやっぱ好きなところで、
YA小説で10代に人気みたいなんですけど、なんか大人もすごくお勧めなのかなと。
年齢問わずこれは読んでいける小説かなと思いましたね。
なんとなくね、グレイスイヤーに近い感じがするね。
ああはいはいはいはい。
グレイスイヤーはちょっと闇が深いですけど、
確かにちょっと陰と陽みたいな感じかもしれないですね。
グレイスイヤーの伝統から来るあの闇の部分がちょっとなくてみたいな、
ちょっとヒリヒリする感じが残ってるみたいな、そんな感じかな。
じゃあちょっと何を言ってもちょっとあの話を進めていかないと全然わからないと思うので、
進めていきますと、著者紹介いつも通りさせていただきますね。
ジェニファーリン・バーンズさんなんですけど、今回の盗賊ゲーム、
エイブリーと億万長者の謎の遺言っていうのが、今回初めて日本で翻訳となっているんですが、
いろんなシリーズものなどが結構多いみたいなんですけど、
20冊以上の作品を書いていて、今ももちろん書き続けている方という形になっていまして、
2012年にイエール大学で博士号を取得し、
長年にわたり心理学とプロフェッショナルライティングの教授として教名を取っていたということなので、
心理学の要素はかなりこの本感じるんで、
そのあたりは研究とかが多分役に立っている一冊なんだろうなと思いますね。
もともとこのジェニファーリン・バーンズさんという人が大人気作家なんですよね。
20冊以上で色に出していますし、中でもおそらく相当売れている作品というところですね。
じゃあ版元のホームページから読み上げたいと思います。
世界500万部突破。ロマンスミステリーの大本命ついに翻訳。
言われなき莫大な遺産の相続人に指名された不遇の少女エイブリーがその謎を追う。
映像家権をアマゾンプライムとソニーピクチャーズが獲得。
ジェニファーリン・バーンズによるロマンスミステリー相続ゲームシリーズがついに翻訳スタート。
母は亡くなり父は蒸発してどこにいるかわからない。
女子高生エイブリーのたった一つの希望は残りの高校生活を消化し、奨学金を獲得して外の世界に飛び出すことだった。
ところが、見ず知らずの大富豪の遺言上で自身が莫大な遺産の相続人に指名されたことから、エイブリーの人生は不運休を告げる。
大富豪一族を巡る陰謀。
相続人候補となるはずだった個性豊かな4人の恩蔵師たちとのスリリングかつときめく駆け引き。
そして秘密の通路や仕掛けだらけの大豪邸を舞台に遺産を巡る謎解きが展開するロマンスミステリー超大作です。
というのがですね、あらすじですね。結構重要な話はここで出てきてるんですけどね。
まあそうですね。
まあ要はですね、あの急にものすごい何十億だっけ?とんでもないね。
額の財産を相続することになった女子高生が主役という。
そうですね。何十億で何兆円レベル。
そうだね。日本にすると何兆円。
円ですると何兆円。
何十億ドルだと思う。
超えてるかもしれないですけどね。
そういうとこですね。
それで11月にちょっと話がね。
Kブックフェスティバルと思うんですけども。
韓国の文学のイベントにちょっと僕たち行ってきたんですけども。
そこで昨日出版さんもブースで出展されていてですね。
この本の編集の方ともちょっとお会いすることができまして。
相続ゲームがどうして世界的に人気になったのかというところとかちょっとお聞きしたんですけども。
海外ではやっぱりブックトッカーというですね。
TikTokですよね。
それで本を紹介するインフルエンサーから人気に火がついて。
向こうではやっぱり10代の人とかその親であったり。
そういう親子でね。
読んだりとかですね。
そういう若者から読者が多いみたい。
日本だとですね。
今のところは20代や30代の女性が読者層としては多いのかなという。
ちょっとそんなことを聞きまして。
海外で流行ったブックトッカーというのがすごく今風だなというところは一つありますし。
だから読者層がちょっとね。
海外と日本では若干違うというところも面白い点だなと思いましたし。
でもこれを聞くとやっぱり10代であろうが20代30代40代以上とかでも関係なく読者層にはなるんだろうなとはですね。
ちょっと思いましたし。
やっぱりTikTokなんですね。
そうですね。海外ではやっぱりそこが流行ってるんですかね。
どうなんだろうね。なんかね。
なんかポッドキャストで流行ったりしないのかな。
アメリカとか。
そうですね。ポッドキャスト人気はね。
ちょっとポッドキャスト海外すごいらしいんだけどな。
そうあるみたいですし。
まあね。やっぱり日本もねTikTokで火がついた本はたくさんありますんで。
そうですね。あとはちょっとね。海外で流行ったのなぜかみたいなところではTikTokっていうのはあるんですけど。
やっぱり憧れのセレブの世界ですよね。本当に。
ああなるほど。
もう何兆円クラスの資産を持つような大富豪の世界がちょっと垣間見えたりとかですね。
あとはストーリーのわかりやすさとか。
読みやすさっていうところもね。あると思うんですけども。
そういったところが人気っていうのもですね。お聞きしまして。
すごいちょっと後で話すけど、基本王道が重なっているっていうイメージなんで。
これはなんかわかりやすいというか組み合わせが結構うまいなって感じはしますけどね。
なんかもう夢中になって読ませる。そこの力はありますよね。
あとはこの相続ゲームはシリーズなんですよね。シリーズで全3巻と番外編もあるみたいでして。
ちなみに2巻は12月18日発売予定で。
この配信結構すぐ後ですね。すぐ2巻が待ってますので。
3巻は2026年春に発売予定ということで。
楽しみですね。
結構長い話になるみたいですね。
これだけボリュームがあると、漫画で言ったら20巻ぐらいの内容なのかね。
あーね。そうですよね。
それぐらいのボリュームですよね。イメージね。
ドラマとかにすると10話でいけんのかな。
いやいやもうちょっと厳しいです。1巻でも400ページぐらいあって結構なボリューム。
そうなんだよね。すごいスピード出して読めるんですけど。
まあ確かに400ページあったから。
1巻でファーストシーズン?
はいはいはい。
やっぱり7、8話ぐらいって感じですかね。
ちょっとね、完結どういうこれは最後向かうのか気になるのでちょっと読みたいですよね。
そうですね。
1巻でもね、こうわかりやすく最後謎が残るからね。
どういうことなんだーってなったんでね。
ちょっとそこも踏まえてちょっと2巻3巻は気になりますね。
じゃあちょっと行ってみましょうか。
ちょっとこの作品の特徴を触れていきたいと思います。
主人公がですね、一夜にして大富豪の遺産を相続して億万長者になるというシミュレーションですよね。
そんなちょっと妄想の世界の出来事が現実として起きてしまうっていうですね。
そんなすごく面白い設定がまずこの作品の特徴一つ目かなと思います。
これにはね、億万長者になれるんですけど、ただ条件があって結構ねそこがゲーム要素になってるんですよね。
そうですね。
これ本当に全く関係のない人が急に億万長者の人が死んだからちょっと遺言状を読むのに
あなたの名前が載っているので来てくださいって言われていくことになるんですけど
そこでね、誰よりもというか9割近い遺産をね、この女子高生が主人公のエイブリーが相続することになるんですけど
一応条件があって、一つがホーソンっていうのがこの一族の苗字なんですけど
このホーソンの家ですね、ホーソンハウスに1年間移住しなければならない。
1年間とにかく住まなければならないという条件があります。
要は1年住んだ後にその遺産が渡されるということですね。
後はもう遺産の持ち主なんで住んでる間使えるんですけど、出て行った瞬間にその相続の権利は失うということになってます。
この屋敷には本来遺産を相続するであろう家族たちが住んでいるわけですね。
彼らはそこに居続ける権利を持っているという状態になります。
さっき言った通り、エイブリーが途中で屋敷を出て行ったら遺産のすべては事前団体に寄付されるということになります。
これがですね、遺産のすべてってところが結構肝でして
この一連択勝なんですよね、この家族たちが実は。
家族たちも今いろんなものをそれぞれ相続してるんですけど
エイブリーがいなくなったりとか、もしくは彼らが墓って殺したりとか
何かしらすると彼らも相続を失うというか、全く失うわけではないんですけど
かなり今もらっているものよりもさらに低い形で相続することになるというので
ここがですね、この相続ゲームのポイントでして
エイブリーを排除すれば家族が勝ちなわけでもなくてみたいな
ここが結構肝なんですよね。これ伝わったかな?
そうですよね。でも単純なバトルみたいな構造にはならない。
そうなんだよね。そこが面白いところなんですよね。