どうもみなさんこんにちは、文学ラジオ空飛び猫たちです。この番組は、いろんな人に読んでもらいたい、いろんな人と語りたい文学作品を紹介しようコンセプトに、文学と猫が好きな二人がゆるーくトークするラジオ番組です。
お相手は、私小質が好きのカイノダイチと、質字をめぐるカフェのミエの二人でお送りします。
文学のプロではない二人ですが、東京と京都をつないで、お互いに好きな作品をそれぞれの視点で紹介していく番組です。
お互いの紹介に関しては、2021年、最初の回で話しているので、そちらを聞きください。
また、このラジオへのご質問やリクエストメッセージを随時受付しています。番組概要欄に本物のリンクを貼ってますので、そちらからお寄せください。
ご質問などある程度いただけたら、お返事をすぐ会話したいと思いますので、気軽にお寄せいただけると嬉しいです。
はい、ありがとうございます。今回はですね、蛇の言葉を話した男というエストニアのファンタジーをご紹介したいと思います。
こちらなんですけれども、私、だいちがですね、書店で見かけて気になり、もう多分発売したのが6月なんですけど、今年のちょっとこれヤバそうだなと思って、もう表紙帯タイトルからですね、もうビンビンに感じまして。
夏過ぎくらいかな。ちょっとみえさんにこれちょっとそのうちって話をしたら、まあみえさんも乗ってきてくれたので、もうそこで結構な値段がしたんですけど、
そこで購入して、今日ちょっと紹介しようという流れになりました。これ私、ひそかにこれが翻訳大賞候補になるんではないかと思って。
あの、まあというか、見た瞬間に思ったんですけど、これ、あ、これ取りそうだなみたいな。表紙とこの雰囲気から。
でも読んでみたら、どうだろうな。やっぱり去年の失われたいくつかのものの目録以上のこの強さは、まあすっごい面白かったんですけど、
ちょっとまだ何かある気がするんで、ちょっとこれから探してみたいと思います。
まあでも、すごい本でしたね、これね。 そうですね、いや本当、なんか表紙かっこいいですよね。すごく雰囲気があって。
なんかいかにもファンタジー。 ダークファンタジー感がビンビン出てますよね。
そうですね。いや去年、ボーンクロックスっていう、2段組の結構大変な長編を紹介したんですけど、それも去年の10月頃ですかね。
また1年経って同じように2段組の長編を紹介するという、去年のボーンクロックスワークですね、今回紹介するのは。
いやでも本当これ面白かったですね、すごい本だった。 ちょっとこの後ちゃんと話すけど、なんかとりあえず間違いなく今年読んだファンタジーの中では一番だと思います。
まあそんなファンタジー読んないんですけど。 うんうん、そうですね、僕ファンタジーね、そんな読んでないんですけど、なんかちょっとまた話していきますけど、
なんか普通のファンタジーではないんですよね。 うんうん、そうですね、なんかハリーポッターとかとは全然違うし、
これもともとエストニア語で書かれて、その後ある方がフランス語に訳してみたいなんですけど、たぶんそれでこのフランスの賞を取ってるっぽいんですけど、
この賞っていうのはケンリュウさん、以前物の哀れでも紹介したケンリュウさんなども取ってるらしく、すごい賞なんじゃないかなと思いました。
で、ちょっとこのイマジネール賞について調べてみたんですけど、あんまり情報が日本ではヒットしなくてですね。
もともとフランスでアポロ賞っていうものがあって、それの後継らしいんですけど、基本SFファンタジーに与えられる賞のようです。
このイマジネール賞なんですけど、海外の作品もフランス語で翻訳されればってことなのかもしれないんですけど、対象となる形になっていて賞を取ったということで注目されたのかなって感じですね。
この本なんですけどエストニアで2007年に発売されてベストセラーになったみたいです。
これエストニアの人口がですね、約132万人らしくて3万5千部売れたらしいんですね。
だからもう結構なパーセンティー…パーセンティーは何パーセントだろう?1パー…3パーセントくらいかな?
3パーセント? 3パーセントくらいか。
人が読んでるんで、日本だと125万殺送等という形になるんで、めちゃめちゃヤバい作品だなという感じになりますね。
で、さっきも話した通りフランス語に訳されて、フランスでも売れて、海外でも話題になり、その流れでようやく日本でも翻訳されたという形になってみたいですね。
今回エストニアという国が舞台で、その作家さんが書いてるんですけども、エストニアというのは地理的なところで言うと北欧にあって、フィンランドのちょっとしたスウェーデンとかとすぐ近くにあるという。
で、バルト3国と呼ばれるバルト海に面している国になります。
で、公用語はエストニア語というのがあるんですけども、もともとはソ連から独立した国でもあるので、結構ロシア語を話せる人っていうのもたくさんいると。
そういう国なんですけど、今では電子国家として知られていて、IT企業とかもすごくたくさん出ていて、実はスカイプを生んだのもエストニアというですね。
ちょっと今朝調べていったら、そこで気づいてすごいって思ったんですけども、そういう意味では電子化とかも日本より進んでいて、国民の98%が電子IDカードっていうんですかね、それを持ってて、
結構ネット上でいろんな手続きであったり、ショッピングであったり、そういったのができてしまうという、かなり最先端を走っている国でもあるというのがエストニアです。
私もちょっと調べて思ったんですけど、めっちゃエストニア今行きたいです。すごい綺麗な国です。バルト海か、に面してて、すごい綺麗な国な印象をちょっと今持ったんで、すごい行きたくなってますね。
そうですね。なんかね、小説読んだ後にエストニアを調べるとちょっとまた印象が、やり方が変わってきますよね。
なんかすごい良さそうな気がしてしまう。
そうそうそう。でね、バルト海っていう海に面してるんで、島も持ってるんですね。
そうですよね。
あとはね、エストニアのことは全く知らなくても大丈夫でしたね。
そうですね。それは間違いないですね。
そうそう。なんかね、作中の中でエストニアっていう言葉が何回か出てくるんですけども、そういう読み知識とか本当にもうゼロでも全く問題なく面白く読めるかなと思いました。
確かに。じゃあちょっとどんな話か、少し話していきたいと思います。
これ時代設定はですね、おそらく中世なんじゃないかと。
このエストニアが明確に時代とかどういう形で侵略されたとか書いてないんですけど、エストニアがですね、ドイツに侵略された時期がありまして、そのあたりの時代のことなんだろうなと。
まあすでにある程度侵略されてしまい、その異国の文化っていうのがこの国にかなり入り込んでいる状況っていう時代の話ですね。
で、主人公たちは侵略者のことを鉄の男と呼んでますね。
で、これはタイトル通りですね、主人公は蛇の言葉を話した男であるレイメットという少年が主人公になります。
レイメットは蛇のことを話す最後の人間になってしまいます。
で、これ人々は森で暮らしていた、まあ森の民みたいな感じなんですけど、森で暮らしている人たちの話なんですが、この森のすぐそばにですね、村ができて、
侵略者たちがエストニアの人たちをそこで住まわせて、キリスト教を教えたり、便利なものを渡したりして畑を耕させたりとかして暮らさせてますね。
森の方に住んでいる人たちは蛇の言葉っていうのを話すことができます。
この蛇の言葉は蛇だけに通じるものじゃなくて、これはそもそも蛇がですね、他の動物を操るために持ってた言葉で、森に住む動物たちはほとんど有効で、
いうことを聞かせることができる。彼らがその蛇の言葉で、鹿とかウサギとかに話しかけると、もうその鹿やウサギはですね、もうその言葉に従うしかないという状況になりますね。
なので、この蛇の言葉を話す森の民はですね、かなり簡単に野生動物を捕まえることができて、その動物たちの肉が手に入ります。
森の民はですね、まあ蛇と基本的には仲が良くて、蛇はもう本当に賢い生き物で、蛇たちもこの蛇の言葉を話せる人間を、
まあ自分たちの仲間として扱ってくれるという、そんな感じですね。で、この森の民はですね、ひたすら肉食ってるんですよ。
鹿とかの。そうそうそう。これ読んでる最中に、ひたすら肉を食う描写が多くて、結構私このヘラジカの肉をすごい食べたくなる。
ああ、それは思います。ことが多かったですね。そうですね。ヘラジカってあの、ネットで調べるとめっちゃでかい
鹿なんですね。なんかこれ、結構ね、もう毎日食べてるんで消失なのか、毎日食べるとかそんなの可能なのかってちょっと思ったり、
成長しきった鹿なのかね、子鹿なのかとかその辺はねわからないですけども。あの主人公のお母さんがこの鹿を毎日焼いてくれるんですけど、
まず、蛇の言葉っていうところもそうなんですけれども、
これはちょっと蛇の言葉を補足すると、基本的にはこれですね、訓練すれば誰でも操れる言葉です。
この森の民だからという特別なことじゃなくて、誰かからちゃんと教われば話すことができるものなので、
まあ私たちからした英語みたいな感じですね。ある言語みたいな感じの感覚です。
まあでもそれによって、動物たちがこういうことを聞いちゃうっていうのはファンタジーなんですけど、
それは元々彼らにずっと昔組み込まれたものの一つなので、これはもう絶対に逆らえない。
賢い動物は、まあその言葉を使ったことによって話すことができるようになりますね。
他にもですね、ちょっとなんていうか不思議な設定が多くて、例えば狼なんですけど、
森の人たちはですね、狼を飼っているんですよ。これを家畜のように飼ってて、
狼の父、ミルクを絞って飲んでます。これが結構彼らにとって必需品というか、重要な栄養素の一つなんだと思うんですけど、
これ牛じゃないんですよね。なんで、普通だったら牛がこのミルクを出す役割、牛乳を出す役割をすると思うんですけど、
森の民はですね、狼からこのミルクを取って飲んでますね。なんで狼を小屋で飼ったりするんですよ。
この辺りの設定がちょっと変わってて、これちょっと読んでる時すげー不思議だなと思ったんですけど、
よくよく考えてみれば、森の民って何かを栽培するとか育てることができないので、
牧草みたいのを育てることができないので、牛が飼えなかっただけかなってちょっと今思いましたね。
でも牛のような感じで狼をみんな家に飼ってて、父を絞ってます。
森の民は狩猟民族なイメージですよね。その日食べるものをその日買ってくるというか、ただ狼は育ててましたけど。
そうですね。狼だけちょっと例外ですよね。
で、そのミルクを神聖なものというか特別扱いにしてましたし、確かに牛出てこなかったですね。
そうですね。牛出てこなかったですね。
大地さんに聞いてそこで気づきました。
かなりですね、面白い設定が一つありまして、クマですね。クマ。クマの設定が聞くと。
森にはクマが住んでるんですけど、クマはですね、割りかし賢いので、
人間と言葉で意思疎通ができるんですけど、そこまで高度なやり取りというか、意思疎通できる、片言で話せるよぐらいの感じなのかな、現実で言うと。
まあ意思疎通ができます。
で、クマはですね、人間の女性が好きなんですよ。
男のクマはですね、人間の女性が大好きで、人間の女性に欲情するんですね。
人間の女性も、なんか知らないけど、クマに誘われると可愛いとか思ってしまうらしくて、誘いに乗ってしまって結構関係を持ちがちなんですね。森の民の女性たちは。
これでどういう行為が行われるのかよくわからないですけど、まあ乳食り合ってると。
その辺は確かに面白いですよね。
でもどうなんでしょうね、後半に出てくる主人公のおじいちゃんがすごい笑顔で、多分作中で一番ぶっ飛んだキャラだと思う。
おじいちゃんは結構笑いましたね。
そうですね、やばかったですねあいつ。
ちょっと詳しく話さないから、おじいちゃんが実は出てくるっていうくらいにしときましょうか。
じゃあちょっと登場人物の話をこれから少ししていきたいと思います。
結構この物語ですね、孤独を扱ってるっていう割にはめちゃくちゃ登場人物が多くて、結構個性的な人たちが多いですね。
まず主人公のレイメットの家族ももちろん結構変わっていて、
母と姉とレイメットの3人で暮らしてるんですけれども、
母はさっき言ったようにクマと関係を持ってしまったがゆえに、
自分の夫を失ってしまったことを悔いてるというか、もちろん大きな傷として彼女の中に残っているんですけれども、
とはいえこの息子と娘、女で一人で育てるという感じですね。
姉なんですけど、これがまた血は争えないというか、姉もですね、クマと恋に落ちちゃうんですよ。
最終的に結婚しちゃうんですけど、クマと結婚するっていう、なかなかすごい状況になるんですけど、
っていうぐらいちょっとぶっ飛んでますね。
レイメットにはボートレっていうおじさんがいまして、これは母のお兄さんにあたりますね。
ボートレっていうのがもう蛇の言葉の達人で、
ボートレからレイメットは蛇の言葉を徹底的に教え込まれます。
レイメットにとってこのボートレおじさんは父親代わりですね。
父親の記憶はもう薄れ切ってるんで、ボートレが父親みたいな感じで彼は慕って生きてますね。
結構このボートレの安心感ってありましたよね。
前半のことね。
結構ね、お母さんがヒステリックなところがちょっとあって、
やっぱりちょっと過保護なんですよね。
愛情が強いというか、レイメットがちょっとでも食欲をなくしたりすると、
そんなんじゃダメだと、もう肉全部食べなさいと。
そんな感じでしょっちゅう言うんですけども。
お姉さんはお姉さんでね、結構自分の人生を生きるみたいな感じのタイプの人だし、
このボートレおじさんが結構レイメットのことをちゃんと見守ってあげているっていうような感じですね。
すごく頼りになるおじさんですよね。
森に住むメンバーが結構多いんですけど、まずちょっとさっきも出てきた森の賢人、森の偉い人、
知識を持っている人とされるウルガスという男がいるんですけど、
このウルガスはですね、この話が始まった段階ぐらいで狂ってますね。
もともとはちゃんとしてた人なのかもしれないんですけど、
今やどんどん人が少なくなってきてるっていうのも影響してるのか、
森の精霊っていうのを信じていて、森の精霊のためならば何でもしてしまうという状態になってます。
レイメットからすると森の精霊なんていないんじゃないかっていう。
見たこともないし、それから何か影響を受けたこともないしみたいなこともあるので、
森の精霊なんていないんじゃないっていう感覚が強いんですけど、
ウルガスは森の精霊がいるからって、何かあったら森の精霊が怒ってるとか呪いだとか言い出してしまう。
ちょっとクレイジーなやつで。
自分で言い出したことを多分デタラメなことを言い出すんですけど、
それを何かいつの間にか信じてしまい、それに従って行動してしまうっていう。
なかなかヤバいやつですね。
彼も狂ってしまった要因はいくつかあるかもしれないんですけど、
もう完全にヤバいやつとしてこの小説が登場しますね。
で、そのウルガスを信じてしまってるというか、
頼ってしまっている迷信深い男でタンベットって男がいるんですけれども、
このタンベットもレイメット一家と同じように最後まで森に残る一家になります。
で、タンベットにはマルという奥さんがいるのと、
あと娘でヒイエという娘がいて3人で暮らします。
このヒイエなんですけど、ちょっとこのタンベットが結構娘に厳しく当たっていて、
ヒイエは父を恐れている状況ですね。
結構この関係もギクシャクしてるというか、
あんま良くない状況になってますね。
そうですね。主人公とヒイエは年齢的には近くて、
幼馴染でもあるので、
本当は外で子供たちで遊んだりしたいのに、
ヒイエは父さんに厳しくされているっていうのもあって、
ずっと家で仕事をさせられるんですよね。
家事とか。で、他の子供たちとなかなか遊べないと。
でも主人公はヒイエと一緒に遊びたいと思っているという。
そんな少年時代の状況ですよね。
このタンベットはですね、物語の半ばぐらいかな。
このウルガス、森の狂った賢人ウルガスに誘わされてとんでもないことをしてしまいますね。
結構これが話しながら重大事件として描かれます。
そうですね。
あと蛇ですね。森には蛇が住んでまして、
蛇も王みたいのがいるんですけど、王族がいるんですけど、
レイメットがたまたまこのハリネズミに襲われている小さい蛇、
子供の蛇インツっていうのを助けることがあったんですけど、
このインツがですね、王の血を引く蛇で、
結果的にレイメットはこのインツの父である蛇の王に気に入られ、
ぼーとりおじさんからもいろいろ蛇の言葉を教わっていたんですけれども、
インツたちからもですね、さらに蛇の言葉を教えてもらい、
蛇の言葉にどんどん詳しく。
このインツはレイメットにとって生涯を通しての親友みたいな形になっていきます。
インツの存在感、やっぱ大きいですよね。
蛇なんですけど、人間と対等というか、もしくは人間以上に、
もっと尊い存在のように描かれていて。
あとですね、メイメイですね。
メイメイとフューですね。
これちょっと説明が難しいんですけど、
人間なんですけど、人間離れした存在みたいな感じで描かれている男がいます。
寝室鬼没で急に現れるんですよ。
しかも歩いた様子がなくて、いつも伏せてて、森の中で急にパッといきなり現れて、
レイメットに話しかけてきますね。
不思議な言葉を毎回かけてきて、意味があるのかないのかみたいな、
そういう言葉をいつもレイメットに渡してくるんですけど。
彼はですね、いつもワインを持ち歩いてて、ワインを飲んでいますね。
飲んだくれてる状況でいつも現れますね。
でもね、作中途中でこのメイメイも元々すごく勇敢な戦士であって、
ただね、いろんな系があって今飲んだくれの人間になっているけども、
でもね、このメイメイがすごいっていうんですかね、
これもちょっとファンタジーな存在ですけど、
このメイメイのなんていうか、不気味さというかですね、
ちょっと人間離れした感じ、
これはでも作中の中では結構いいスパイスになったと思いますね。
そうですね。
不穏な空気が流れたりする時もあれば、
なんかちょっとコメディっぽくなったりする時もあって、面白いですよね。
ちょっと村人たちなんですけど、
村には結構いろんな人住んでいて、
結構それらにいろんな人たちが出てくるんですけど、
抑えておくべき人物としては、
ヨハネス司祭とその娘のマグダレーナという女の子ですね。
ヨハネスっていうのはこの村にキリスト教を伝えている人物で、
司祭なので、外からキリスト教の教えをこの村に伝えていっているという状況ですね。
もともとはこの村の人間なんですけど、
キリスト教を学んで戻ってきた感じですね。
だから結構村の中ではかなり地位が高い存在です。
ヨハネスはレイメットが、
ヨハネス的には森から出てきた人は全部キリスト教徒にして村に住ませようとするんだけれども、
レイメットが興味本位で来た時に、
ヘビの言葉を使ったりするとか言い出すので、
悪魔の使いなんじゃないかという話をしたりとか、
なんとかキリスト教にさせようとするんですけども、
なかなかそこがうまくいかないという状況になっています。
マグダレーナ、その娘マグダレーナはちょっとこの女の子変わっていて、
他の村人のようにキリスト教を盲目的に信じてはいるんだけれども、
その反裏で悪魔のような力も生きていくには必要だと思っていて、
このキリスト教の教えと悪魔の力2つが、
この先の世界で生きていくには必要なんじゃないかという、
ちょっとなかなか変わった視点を持った女の子で、
レイメットからそういうことを学ぼうとして、
ちょっと近づいてくるという、そういう状況になってきますね。
これが割とこの物語の、ちょっと他にも後半になって盛り上がってくる、
さっき出てきたおじいちゃんみたいな人たちもいるんですけれども、
この辺りがメインの登場人物になってきます。
そうですね、このマグダレーナはすごい美人で、
最初はレイメットも見かけですごい好きになるというかですね、