冷たい時代は終わりを告げ、温かく、命にあふれた時代がやってきました。
これからは、哺乳類たちが繁栄を極めていくでしょう。
しかし、恐竜たちが姿を消したといっても、強い者が生き残るというルールには変わりがないようです。
ところで、もう気づいているとは思いますが、何者かがこの星にクリスタルという悪しき道具をばら撒いていったようです。
いったい誰が何のために。
いずれにしてもそのせいで、この星の生物たちの進化が狂いつつあるのは事実です。
クリスタル、何か悪い予感がします。
さあ、エデンまでもう少しですよ。
第5章のタイトルは、第5章 哺乳類時代 エデンへ
2600万年から300万年前
ということで、いよいよクライマックスが近づいてきています。
5章で最初に遭遇する生き物はオオツノジカです。
オオツノジカはかつてユーラシア大陸に生息していた体重700キログラムにも達する巨大なシカで、
一番新しい化石としては、7700年前に生息していたものがシベリアから発掘されていて、
古生物の中では割と近年まで生息していた生き物なんですね。
オオツノジカとの会話イベントが発生して、南の大陸には前足で物をつかめるという生物がいるそうだ。
なんでも道具というものを使って攻撃してくるから気をつけた方がいいぞ、というアドバイスをくれます。
オオツノジカは戦う場合、巨大な角で突進されると吹っ飛ばされるので要注意です。
次のステージでは、なんと古生物とかではなく普通にラッコが登場します。
時代が現代に近づいたということを感じさせますね。
ラッコはなんと貝を投げて攻撃してくる遠距離攻撃の達人なんですね。
その先はグリズリーの縄張りになっていて、好物の魚をニコニコしながら食べてるんですが、
近づくとイキリ立って二足歩行で近づいて攻撃してきます。
その先はかくれんステゴの森というところで、
ホニュルイ全盛の時代でもまだなんとか生き残っている恐竜のステゴサウルスがひっそりと暮らしています。
会話イベントが発生して、
わぁ、また敵がやってきた。お願いだから襲わないでくれよ。
僕らはおとなしく生きてたいだけなんだ。見逃してくれよ。
ここで選択肢が出て、見逃すを選ぶと進化に関する重要なアドバイスを聞くことができます。
え、本当?ありがとう。お礼にちょっと面白い噂話を聞かせてあげるよ。
猫のような顔にウサギのような体をした動物が今まで見たこともない動物に進化して、
南の大陸にある祠に集まっているそうだよ。
という意味ありげな話をステゴサウルスから聞くことができるんですね。
猫のような顔にウサギのような体をした動物が今まで見たこともない動物に進化して、
実はこのステゴサウルスが言ってるのはこの先に住んでいる人類の祖先、エンジンのことなんですね。
そして実はこのゲーム、主人公もエンジンやさらにその先の人間に進化することができるんですよ。
実は哺乳類の体に進化してからずっと進化システムの選択肢に
体をラマピテクス型に進化するという選択肢が出てたんですけど、
グレーになっていて選ぶことができなかったんですね。
ラマピテクスというのはルイジエンの先祖と考えられている生き物なんですけど、
で実はステゴサウルスが教えてくれた通り顔のパーツを猫に体をウサギに進化させてみると、
この選べなかったラマピテクス型に進化という選択肢が選べるようになるんですね。
選んでみると大きな猿みたいな生き物に進化することができます。
これがこのゲームにおける人類への進化の第一段階になります。
このラマピテクス型の進化を選んでしまうともう元の四足歩行の哺乳類には戻れなくなります。
あとはさらに進化するを選ぶしかなくなります。
さらに進化するを選ぶとケムクジャラで原始的な武器を持った猿人に進化します。
そしてさらに進化すると体毛が少なくて一生の思った人間に進化することができるんです。
このゲーム初めてプレイしたのが僕が中学生の頃だったんですが、
普通にプレイするとだいたい人間になれないまま終わるんですね。
だいたい四足歩行の哺乳類としてクリアすることになるんですけども、
この人間になる方法を知ったのは当時販売していたゲームの裏技の大事典大義理という本でした。
大義理はちょっとした辞書よりも遥かに分厚くてでかい、
その時点で発売済みだったあらゆるゲームの裏技を収めていた本でして、
ネットが普及する以前にはゲーマーにとっての貴重な情報源だったんですね。
そこには46億年物語のページに猫の顔とウサギの体で人に進化できると書いてあって、
マジかとなってすぐに試してみた記憶がありますね。
そんななかなかなるのが難しい人間なんですが、
石斧のリーチも長く、通常の哺乳類より高い戦闘力を誇ります。
今回のプレイでは人間に進化するための進化パワーを稼ぐために、
ステゴサウルスの森の近くにいた馬の祖先のエオヒッパスという生き物をたくさん飼いましたね。
エオヒッパスは別名ヒラコテリウムとも言って、
体の高さは約30センチととても小型の馬の祖先です。
小さな馬って僕は大好きで、ポニーやアメリカンミニチュアホースとかその辺りの小型の馬が大好きなんですけども、
体高30センチはレベルが違う小柄さですね。
そんな小さな馬がいたらついつい飼いたくなっちゃいそうですね。
先に進むと有名な古生物であるサーベルタイガーと戦うことになるんですが、
ここなぜかステージが竹林なんですよ。
なんかシューですよね。サーベルタイガーと竹林って。
サーベルタイガー、タイガー、つまりトラ。
トラと竹林だと、なんというか、古しきゆかしい雰囲気になりますよね。
そこに寄せてるんですかね。
国語の教科書で習った三月旗という小説がありまして、
これは自意識の高さゆえにトラになってしまった主人公の友人が出てきたんですけど、
竹林にいるサーベルタイガーを見て、ふと、お?三月旗?ってなりましたね。
ここは竹林に隠れてサーベルタイガーの姿がよく見えなくて、結構戦いづらいステージだったりします。
さらに進むと森にいたステゴサウルスが教えてくれたエンジンが住んでいるホラーナにやってきます。
会話イベントが発生して、
オイラタチャ、エンジン、クリスタルの力によって道具が使えるようになった種族さ。
あんな便利なクリスタルを他の生物に使わせてなるものか。
みたいなことを言っています。
このエンジンもクリスタルの力によって知能を発達させて道具が使えるようになったと言うんですね。
このエンジン、他の生き物と違って道具を巧みに操るのが特徴で、
小石を投げてきたり、自分の頭より大きな石をぶん投げてきたりする危険な敵です。
エンジンとはこんな会話イベントも発生します。
オイ、すごいだろ。
それがエレベーターというものだ。
乗って行きたい方向を選ぶだけで移動できる優れものさ。
東の大陸に住む生物に作り方を教えてもらったんだぞ。
いいだろ。
ということで、なんとこのエンジンの洞窟の中にはエレベーターも完備されてるんですよ。
ケムクジャラのエンジンがエレベーターを使いこなしているっていうギャップがなかなかすごいんですけども、
エンジンの洞窟の奥には4章で戦ったイエティの子孫が待ち受けています。
この人魚なんですけど通常噛みつきで攻撃するところをチュッというボイスが入ってキスで攻撃できます。
しかも攻撃力が最高クラスなんですよね。この海には巨大ザメもいるんですが人魚で2回キスすると骨つき肉になってしまいます。
なんでキスでこんなダメージが与えられるのかなんですけどキスで生命エネルギーを吸い取ってるのかもしれないですね。
そう考えるとめちゃくちゃ怖いんですけども。
で最後の海の奥に進むとラーゴン族の親玉がいて会話が発生します。
クジラ族に協力するのはお前か。
海を支配できるのはクリスタルのご加護を得た我々ラーゴン族だけだ。
一度陸で進化し再び海に戻り我々の支配に文句をつけているクジラたちを我々は絶対許さない。
海は魚のものだ。
おい俺の言う文は正しいよな。
ここで例によって選択肢が出てきます。
なるほど一理あるとラーゴンに同調するとそうだよな。
うん気に入った。
お前を我々ラーゴン族の仲間にしてやろうじゃないか。
と言ってラーゴン族と手を組んで海の世界を支配することになります。
そして長い年月が幾千幾万年もの時間が流れるんですが
海に暮らしていたラーゴン族は知らなかったんですが
地上では人間が文明を築いていて海で漁をし始めてたんですね。
そしてラーゴン族の親玉は漁師に捕まってしまいます。
なんだこの魚は。うわ気味の悪い格好してんな。
なんでもいいさ。どうせ擦り潰してかまぼこにしちまうんだから。
ひえーお助けー。
という感じでラーゴン族の親玉はかまぼこにされてしまい
リーダーを失った主人公は一人ぼっちになり
寂しく放浪の旅に出ることになるのでしたと。
そういうオチになります。
一生のボスである親分クラドセラケも倒すとかまぼこになってましたけども
このゲームの制作人にかまぼこ好きな方がいたのかなーと想像しましたね。
でラーゴンとの選択肢でラーゴンに同調しなかった場合は
何お前は鯨族を認めるのか許さんということで戦いになります。
ラーゴンが放ってくる光の玉を食らうと一時的に視界が遮られて
自分の周囲しか確認することができなくなってしまうんですね。
鋭い爪で攻撃してくるのでうまく敵の視覚に潜り込んで戦うのが勝つためのコツになります。
ラーゴンを倒して先に進むと鯨族の王様が待っています。
ありがとう。ラーゴン族を倒してくれたんじゃね。
彼らはクリスタルの力を誤った方向に使って海を支配しようとしていたので心配しておったのじゃが
君のおかげでそれもなくなり一安心じゃ。
どうやら君は何かに見守られた選ばれし生物のようじゃな。
君ならあのクリスタルの力によって狂ってしまった世界を救うことができるじゃろう。
エデンの山の雲を我々の念力で吹き飛ばしてあげようぞ。
さあ陸に戻られ、再び地上で戦える体に戻してあげようぞ。
ということで鯨族の念力で最後の決戦の地であるエデンの山の雲も吹き飛び道は開かれました。
あとは前進あるのみです。
その先にはディアトリマという飛べない鳥の縄張りがあります。
ディアトリマはかつてヨーロッパから北アメリカに生息していた飛べない巨大な鳥で体高は2メートルもありました。
かつては肉食と考えられていたんですが最近の研究では植物食とされているそうです。
そんなディアトリマなんですがステージに入った時点で何故か悲しげな曲がかかって空を見上げて泣いてるんですね。
海外イベントが発生して、ねえ僕らの話を聞いておくれよ。
その昔僕らの先祖は天空に城を築き宇宙まで行こうとしたらしいんだ。
でも何かの力によって空を追放されたんだって。
それで僕らには羽がないのさ。
ああ空が恋しいよ。
ということでこのディアトリマは4章で主人公によって倒された超人族文明の末裔ということなんですね。
宇宙にまで進出しようとしていた先祖と翼を退化させて飛べないでいる自分を見比べて泣いているという悲しい存在なんですね。
人と自分を比較して劣等感を抱くところから不幸というのは始まるという話もありますから
このディアトリマにもそれを伝えてあげたいですね。
このステージにはストーンヘンジのような構造体がありまして
その中心部でボタンを押すと最後の目的地エデンの山がある大陸へワープすることができます。
エデンの山に向けて進んでいくと生き残りティラノの縄張りというところに来ます。
ここではティラノサウルスの群れと戦うことになります。
会話が発生して我々は一度絶滅しかけたティラノサウルスだが北の山に住むお方によって絶滅から救ってもらったんだ。
そして我々を大切な先祖と言って優しくしてくれるのだということを言うんですね。