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2022-07-25 42:01

第87回 韓国を代表する作家の詩集「引き出しに夕方をしまっておいた」ハン・ガン著

【今回の紹介本】 

 ■『引き出しに夕方をしまっておいた』ハン・ガン著 きむ ふな、斎藤真理子訳 クオン

今回ラジオで初の詩集をご紹介します。
韓国を代表する作家ハン・ガンの詩集から感じたことを自由に語っています。
少しでも詩を身近に感じてもらえたらありがたいです。
是非お聞きください。

【番組内で紹介したトピック】

『引き出しに夕方をしまっておいた』ハン・ガン著 きむ ふな、斎藤真理子訳 クオン

https://m.chekccori-bookhouse.com/product/%E5%BC%95%E3%81%8D%E5%87%BA%E3%81%97%E3%81%AB%E5%A4%95%E6%96%B9%E3%82%92%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%8A%E3%81%84%E3%81%9F/15593/category/35/display/1/

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京都の祇園で本の話ができるカフェを運営する「羊をめぐるカフェ」のミエ

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00:01
文学ラジオ空飛び猫たち 韓国を代表する作家ハン・ガンの初の詩集
引き出しに夕方をしまっておいた 彼女の人生や価値観を色濃く反映する言葉の数々は
彼女の痛みや苦しみを受け入れる強さを 我々の前に差し出してくれる
どう感じたらいいだろう どう受け取ったらいいだろう
今回はこの素晴らしい詩集から 感じたことを自由に語ります
どうも皆さんこんにちは文学ラジオ空飛び猫たちです この番組はいろんな人に読んでもらいたい
いろんな人と語りたい文学作品を紹介しようコンセプトに 文学と猫が好きな二人が緩くトークするラジオ番組です
お相手は私小説が好きのカイのダイチと 羊を巡るカフェのミエの二人でお送りします
文学のプロではない二人ですが東京と京都を繋いで お互いに好きな作品をそれぞれの視点で紹介していく番組です
番組概要欄に詳細情報を記載しているので 初めてお聞きになる方などそちらを見ていただけるとありがたいです
今回紹介するのは引き出しに夕方をしまっておいた 半岸産長 キムフナさん 斉藤麻里子さん役
クォンから2022年6月に出版された刺繍になります
この刺繍ですがクォンから出てます 韓刺っていう韓国刺繍シリーズの第一発目みたいな
第一弾みたいな位置付けのようなんですけれども これ6月に発売したばっかりなんですけど
あのツイッターでクォンさんのツイッターで 2022年上半期ベストセラーっていうのが発表されてたんですけど
もちろん1位はですねこの間日本翻訳大賞を受賞した 詩人キムソヨン一文字の辞典が1位だったんですけど
2位ですね 引き出しに夕方をしまっておいたが6月に発売したばっかりなのにランクインしてて
ちょっとね嘘でしょと思って なんか
どうなってんのって思ったんですけど まあこれ発売日は6月30日になってるんですけど
実際にはもうちょっと前に書店には並んでたと思いますし あと予約注文とかも多分その販売数の数が多分入ってるんじゃないかなと思うので
そのあたりが影響はしてると思うんですけど やっぱりハンガーさんの刺繍売れるんだなっていう
うんそうですよね 率直な印象もありましたね
確かにハンガーさんの本が翻訳されたら それはもう買いたくなるっていうのは分かりますしね
日本にもおそらくファンが多い作家ですからね 我々みたいな
我々もラジオで取り上げるのが3作目になりますね ハンガーさんは これまでラジオで一番最初に紹介した作品が
ギリシャ語の時間という作品で その後回復する人間というのも紹介したことがあって 今回がハンガーさんの作品3作目になると
03:09
私はですね 少年が来る以外はエッセイ含めて日本語に翻訳されているものを 書籍で単行本として出ているものは読んでますね
だいぶハマってますね 本は揃えてるんですけど なかなか読めてない作品がまだまだあるんで
少年が来るとかも買ったものの読めてないんで これから読んでいきたいですよね
ハンガーさんの小説エッセイ 今回私は詩集を読みましたけど 共通しているのは痛みとか苦しみみたいなものに
ちょっと後でもうちょっと詳しく話しますけど すごく真正面から捉えていらっしゃる方だなと思っていて
このラジオを今回聞いて ハンガーさんという名前初めて知ったって方 いらっしゃると思うんですけれども
ぜひですね 日々ちょっと苦しかったりとか ちょっと痛みを抱えているような人には読んでもらいたい
作家さんだなと思っております 話によっては結構読むの辛い作品もあるんですけど
でもきっとですね何か寄り添って持ち上げてくれる作家だなと 私はいつも読むたび思っておりますので
個人的にはもしなんか小説でちょっと辛いの読みたくないって方がいるんであれば 今回の詩集とか
あと同じくクオンさんが書いてるですね そっと静かにというエッセイがあるので そのエッセイもだいぶ
私読みましたけど良かったので その辺りに手を出してみたらいいんじゃないかなと思います
ハンガンさんの作品は基本的にはもうマイナス状態にいて そこからもうプラスまではなかなかいけないことが多いんですよね
ゼロ地点になんとかたどり着けるかどうかみたいな作品が多かったりするんですけど ただなんかそれにしてはすごいね
書いてる作品読んでいるとすごく美しい情景であったり なんかそういうのがね見れる時があって
この辺がもうハンガンさんの文学作品のすごいところなのではないかなと思ったりするので
本当にもうただただその作品を味わうというところだけでも感動するものはあるんじゃないかなと思いますね
プラスまでいけないっていう感覚確かに持つんですけど 回復に向かう姿勢というか回復に向かっていく感じっていうのが描かれるので
あの後でちょっともうちょっとちゃんと話したいんですけど自分が傷ついていたんだな っていうこととか自分が苦しんでいたんだなってことをなんか気づかさせてくれるんですよね
そこがなんか読んでてすごく私は救われる部分でちょっと話しちゃうと 作品映像が入る前にちょっと話しちゃうと後で話そうと思ったんですけど
日々生きてて何だろう苦しいとか痛いとか あのあるしで自分が気づかないレベルで気づいていることって結構多いなって思っていて
あと多分明確に自分傷ついてるけど押し殺してる瞬間とか 仕事をしてたりとか誰かと関わっていたりとかすると絶対あると思うんですよ
毎日毎日何かしらあると思うんですよでもそれってやっぱり無視していかないと生きて いけないし生活できないし仕事もできないしっていう
06:02
コミュニケーションも取れないしみたいなところ絶対あると思うんですけどでも ハンガーさんを読んでるとなんか私はこれ
傷ついても良かったんだとか傷ついたことを受け入れても良かったんだ 認めても良かったんだ苦しいって思ってもいいんだみたいなことを毎回感じます
なんかそれで自分はすごく救われてるなーって思うんで 作品読んでてなんかすごいポジティブなとこまで持ってけるっていうことは確かにないんですけど
でもやっぱりその毎段階の傷苦しみがあるっていうことを認めるっていうこと それはなんかすごく大切なことだと
ハンガーさんの本を読んでると感じるのでそういうことを気づかさせてくれる教えて くれる本が多いのでまぁちょっと日々ですね
無理して頑張ってる人にはぜひ読んでもらいたい本ですね なんか俺が無理してるみたいな
聞こえ方するかもしれないけど
そうですねまぁそれだけね力がある本ですよね
冒頭熱くなっちまった
じゃあちょっと行きましょうか
ではここからですね作品紹介をしていきたいとおもいます
この本の概要についてウェブサイトから引用しますと
半顔初の詩集2013年原初刊行に収められた60編の詩を 著者の小説を手掛けてきた翻訳家キムフナと斉藤麻里子の協約により
クォンの詩集シリーズセレクション漢詩第1弾として刊行
刊末に収録した翻訳家対談では韓国における詩の需要や詩人としての半顔など
広く深みのある話が繰り広げられており読者を韓国の詩の世界へ誘う格好のガイドとなっている
ちなみにあのyoutubeでは書者の半顔さんの音声朗読も公開されていてそういうのも聞くことができます
であと帯にですね翻訳者お二人のコメントが載っていて斉藤麻里子さんのコメントが
半顔の小説は美しく同時に力がある繊細さだけではなく強さがあるそのもとにあるものがこの詩に現れているという言葉が載っていて
キムフナさんのコメントが半顔にとって詩は内密な自分自身の声に正直なもの
詩を書くことで心身のバランスや問いを直視し続ける力を回復していく
ごもっともというか良いお二人の推薦文ですよね
そうですねやっぱり半顔さんの言葉の力と言いますか
そこに対しての美しさもそうだし力強さもそうだし
あとは半顔さんが心身のバランスや問いを直視し続ける力を回復していくとかすごい良いコメントだなと思いましたね
ちなみにyoutube聞きました?
聞きました
なんか割とイメージ通りの声じゃないですか?そんなことなかったですか?
09:01
思っていたよりもはちょっと低い声の朗読だなとは思いました
確かに雰囲気はねすごくピッタリだったんですけども
だからなんか結構youtubeのね正直韓国語だから全然わかんなかったんですけど
深夜寝る前かな聞いたんですけどまあ時間帯とかシチュエーションの問題と思うんですけど結構いい感じに自分の中で響いて良かったんで
もし皆さんもぜひこれ買ったら買って読んだら聞いてみるといいと思います
じゃあ具体的に行こうと思う前にですね
その前にそもそもちょっと詩を読むことについてちょっと話してから入りたいなと思っています
でなんでその話をしたいかっていうと
実はですね前もどっかこのラジオの中でお話したことがあるかもしれないんですけど
私詩がすごく苦手意識があるんですよ
大学私文学部で英米文学科だったんですけど
イギリスの詩の授業っていうのは必修でありまして受けてたんですけれども
その時ですね解釈っていうのがうまくできずになんかすごく困った記憶があって
というか実際かなり困ったんですけど
詩って難しいなっていうのが率直にその時感じたことです
その授業自体はネイティブの先生イギリス人の方が教えてくださっていて
ウィリアンブレイクですね
あのもう詩といえばイギリスの詩といえばブレイクだと思うんですけど
ブレイクの詩を朗読してくれていてすごい良かったんですよ
もう未だに授業の風景って結構忘れちゃうことってほぼ残ってないんですけど
何やったか覚えてますけど
どういう部屋の空間だったとか空気だったかっていうのは
結構もうゼミ以外は結構もうなんか朧げというかなっちゃってるんですけど
よく覚えて大学2年だったと思うんですけど
大学2年の時のこのイギリスの詩の授業は
その先生の表情とか声とか空間夏前だったと思うんですけど
結構あのカンカンデリで暑い日で
めちゃくちゃクーラー効いてる教室の中でやったの覚えてるんですけど
そういうところとかなんかすごい細部を覚えていて
で受け取った時にイメージが広がっていく感じもすごい覚えてるんですけれども
そのことをですね私は当時多分今もなんですけど言語化できなくて
でなんかすごく悔しいというか
なんか困ったっていうのは多分率直なあのその時の気持ちなんですけれど
でそれ以来私実は詩っていうのは結構苦手意識があって
文学作品好きでたまに詩も読むんですけど
なかなかこう知って言うのにどうアプローチしていいかわからないっていうのを抱えています
でこれはもうおそらくちょっと自分で分析するに
詩の解釈っていうのは幅が広いので受け取ったら受け取った人が
もう自分なりに解釈して本当人それぞれでいいと思っているんですけれども
必死で必ず自分の中に入ってきた後に広がりを見せるんですけど
その広がりをどこまで持っていっていいかよくわかんなくなるんですよいつも
なんかここそのこの解釈で合ってるのか合ってないかっていうのもあるし
この解釈のままここまで自分の何かなんだろう感想を飛ばしちゃっていいのかなとか
12:03
広がっていくことにすごく不安になるんですね
で本当言葉にしにくいなって思ってます
多分詩を読んだ時にこの感覚になる人って結構いるんじゃないかなって正直思っています
で私は結局その大学時代イギリス演劇の方に
技曲の方になんか流れていっちゃって
技曲もですねセレフトを簡単なと書しかないのですごい解釈の幅があるんですけど
でも技曲って結局人が演じるっていうことを前提に書かれているので
そこに集約できていくっていうか感覚があって
自分の中では結構落ちてくるものが割と落とし込めるところかっていうのが明確だったので
割となんかこう読めていけたんですけど
詩はやっぱりですねちょっとすげー難しいなって正直思ってます
僕もそうですね同じく詩が難しいっていうイメージをずっと持っていて
そもそも今まであまり詩には触れてこなかったというのがありますね
個人的には詩的な文章は好きで
詩的な文章で書かれた小説であったりは好みにはなるんですけど
じゃあ詩そのものはどうかというと
何かねその難しさみたいなものを感じていて
僕も同じく大地さんが言うように
やっぱりちょっと文脈であったりを意識してしまってその意味ですね
なんかその自分で自分の中でその解釈を広げていくというところに
ちょっとその怖さみたいなものを持っているかもしれないなっていうのはですね
ちょっと大地さんの話を聞いて確かにそうかもというのを思いましたね
ただちょっと今回はですねこの本の刊末に役者の対談があってですね
その中で斉藤麻里子さんが詩集読んでも全部わかるということではなくて
読んでいて今何か来たっていうですね
そう思える一辺があればもうそれでも十分じゃないかと
いうことをねようなこと言われていて
なので今回はちょっと自分の中ではかなり意識的にアンテナを広げて
何か来るかも来るものがあるかもしれないと思ってちょっと読もうと読んでいきました
そうですねなんかこの言葉にはだいぶ励まされましたね
ちょっと今話してあれなんですけど
あのやっぱりこの詩ってやっぱそのどうしても解釈の幅とか受け取り側のこの広がりみたいのが人それぞれだと思うので
まあ今回は我々これから半顔さんの詩について話させていただきますけれども
一つの解釈というか一つの広がりの様だと思っていただければなと思います
やっぱり結構この詩は話すとなると難しいものだなと
まだちょっとこれから話すからまだ何もわからないですけど
ちょっと怖さのようなものを感じてはいるんですけれども
でもあの今日ちょっと我々のこの何だろう語りを聞いていただいて
いや知ってこんな感じで読めばいいんだなみたいな
こんな感じというか我々の読み方が正解ではないと思うんですけど
でも別に正解じゃなくてもなんか読んでいいんだなみたいな感覚を持っていただけたら大変嬉しいなと思います
15:04
じゃあ行きましょうか
でその前にですね全体的なこの詩集の魅力について話したいなと思ったんですが
えっとさっきちょっと半顔さんの魅力を伝えるのに時に結構私言っちゃってですね
ちょっと重なる部分もあるかもしれないんですけどちょっとお伝えしたいと思います
やっぱり半顔さんの作品の魅力は傷ついていることを認める強さにあるんじゃないかなと私は思っています
でこの詩集にも血という言葉がたくさん出てきます
あの出血の血ですね血を流すの血ですけれども
でこの血のイメージはあの散見されて
まあそれってやっぱり損なっている状態とか傷があることとか苦しんでいることとかそういうことなんだろうなーっていうことが感じ取れます
そこをですね正面から捉えて描こうとしているように感じています
やっぱこれが我々が日々傷ついていることとか本当に些細なことでも傷を負っているということを認める強さのようなものが
もらえるんじゃないかなと思っています
あと半顔さんのこうまだちょっとうまく原稿ができてない部分ではあるんですけど
非常に私が感じてるというかあの半顔さんを多分私結構信頼してるんですけど
なぜこんなに信頼してるのかなって思った時に感じたことは小説とかもそうなんですけど
何ですかねセキララとも違う素の部分みたいのがすごく感じられる言葉とか表現とか物語が多くて
なんか表現をする時に無理をしていない感じ
背伸びをしない感じっていうのがあります
なんかこれがちょっとうまく言えてると思えないってちょっともうちょっと適切な言葉の置き所がある気がするんですけど
他の作家とかでたまにですね小説なりシナリオを出る時に表現とか
言葉の選択とかでなんかちょっと無理をしてるんじゃないかなって感じる瞬間っていうのがたまにある方がいます
全然多いわけじゃないんですけど比較的このラジオで紹介してる方々にはないんですけど
たまにいろんな作品読んでるとちょっと無理してるんじゃないかなって思う文章を見かける時があるんですね
で半顔さんのはそれとは真逆でちゃんと自分の正直な言葉というか感じたことを適切に言葉にできていて
でそれが美しいしそしてあの我々の心にですねなんかストレートに届いてくるような感じがあって
これはなんて言ったらいいんだろうっていうのはちょっとわからないんですよ
なんかセキララって言っちゃうのもなんか違うし
素の感じっていうのもなんかまたちょっと当たってるようでまだちょっと遠いような気がして
でなんかここがうまく原稿ができないんですけれども
でもこの部分で私は多分非常に半顔さんを信頼していて
自分の心の拠り所になってくれているような気がする時がありますね
なんかちょっとうまく言いながら
いやいやでもわかりますね
だからその魅力って半顔さんの小説にも重なるものだと思いますし
でもね半顔さんの本当その感じがあるっていうところは結構僕もそれはすごく魅力だなと思っていて
18:00
それがこの詩集で言うと個人的に思ったこととしては
やっぱりその日々というのは繰り返されていくんですけど
同じ日というのはなくて同じ状態の人ももちろんいないというですね
それがこの詩集だとあの夜の時間帯が書かれていることが多いんですけども
その同じ夜なんですけどただその夜を味わっているのか
それとも朝が来るのを待っているのかそれとも夜に苦しんでいるのか
読んでいて思うところが本当に詩によって様々で
一方であの夜が明けると朝が来るんですけども
そのやってきた朝の日差しにたじろぐような描き方もあったりして
朝を待ってるんじゃなかったのかなと思いきや
そこに対してもねそのちょっと日差しに対してのなんだろう
怯えていると違うかもしれないんですが本当たじろぎのようなものもあったりして
なんかねそういう詩もすごくいいんですが
そうやってやってくる朝をすんなり受け止めるような気持ちの部分もあれば
すごく劇的な気持ちで迎えるような朝もあったりしてですね
詩集全体的に夜から朝にかけてっていうところが多いんですけど
ただ読んでいると本当にいろんなそういう気持ち
いろんな状態を感じさせてくれるっていうですね
なんかそこもいいところだなと思いましたね
この詩集は本当時間帯が様々な
様々というか確かにみえさん言ってたところで夜から朝とか
日が暮れてくところとかそのあたりの時間帯が非常に多いのかなと思っていて
時間帯ってすごく大事だなってこの詩集を読んで思いましたね
私は夜か深夜かな深夜か朝に読むことが多かったんですけどこれ
その時間に読んでるとなんかスッと入ってくるものとかあって
時間帯って結構重要だなってなんか
この先に描かれてる時間帯も重要なんですけど
読む時間もそれにリンクして重要だなって非常に思いましたね
じゃあ具体的にこれからいくつか印象に残った詩をお互い話していきたいなと思います
なんですけどまずですね
ちょっとこの詩集ですね一番最初に入ってる
ある夕方遅く私はっていう詩から始まるんですけど
この詩から始まるのがですね
この詩集いいなって思うところで読み上げさせていただきたいと思います
ある夕方遅く私は白い茶碗に持ったご飯から湯気が上がるのを見ていた
その時気づいた何かが永遠に過ぎ去ってしまったと
今も永遠に過ぎ去っているところだと
ご飯を食べなくちゃ私はご飯を食べたっていう詩なんですけど
これこの本当なんですかね詩らしい詩だなっていうのを本当に思って
ご飯から湯気が出てるのを見ていて
でそれってもうまあ時刻も夕方遅くなんで夕食だと思うんですけど
夕食を食べようとしている時に湯気が上がってるのを見ていて
その時に感じたこと永遠に何かが過ぎ去ってしまった
今も何かが過ぎ去っているんだなっていうことで
21:02
イメージとして一回遠くに行くじゃないですか
あのこれこの時にこの永遠に過ぎ去ってしまったものって何なんだろうっていうのは
読んだ人それぞれの中で何かが巻き起こると思うんですよ
巻き起こったし今もこれが真っ只中にあるんだっていう感覚
まあこれ生きてることなのか
そのちょっと前の時間が戻らないことなのかとか
まあいろんなことを考えられると思うんですけど
それはもう人それだと思うんですけど
でその後にご飯を食べなくちゃ
私はご飯を食べたって言ってまたこうぐっと現実に戻ってくる
目の前の生きるってことに戻ってくるっていう
このダイナミックさがこの本当に短い中に描かれていて
ほんと知らしい詩から始まるなって思って
ちょっとこれはこういう良い詩から始まるよっていう話からしたいなと思って
ちょっと一番最初に
そうですよね
日常のワンシーンの中に突然何かが永遠に過ぎ去るっていう
なんか偉いことが書かれていてそこがすごい面白いし
でこれは夕方遅くだからこういうふうに思えたんだろうなというのは感じましたね
これが朝ご飯とか昼ご飯だと多分
そうだね
ここまで何かが過ぎ去るっていうのはなかったんじゃないかなと思うんで
じゃあこんな素晴らしい詩から始まる詩集なんですけれども行きましょうか
じゃあですねちょっと紹介するのが青い石という39ページから紹介されている詩なんですけども
どういう詩かというと10年前に夢で見た青い石の話ですね
あの川の中で青い石というのを見つけて
そこでいろいろ思ったりするんですけども
この詩が何で印象に残ったかというと
回復する人間という短編集の中に青い石という作品があってですね
でその作品でもすごく印象的なシーンがあって
それが夢の中で本当川の中で青い石を見つけるというですね
このシーンに書かれているものなんですけども
その短編にすごくリンクする詩をちょっと見つけれてですね
ちょっとそこで嬉しかったので気に留めたんですけど
ただ詩自体ねすごく良くて
その中で僕が印象に的な言葉があってですね
3ページほどの詩の本当に中盤のところなんですけども
思わず手を伸ばして拾いたかったその時気づいた
そのためにはもう一度行きなくちゃいけないということに
その時初めて辛かった
そのためにはもう一度行きなくちゃいけないということが入って
これ確かね小説の中でもね
青い石を拾ってねそういった感情が芽生えたんじゃないかなっていうのが
ちょっと記憶の中であってですね
本当そこを思い出すような言葉ですごくなんかね
あと本当言ってることが青い石に手を伸ばすと
なんかもう一度行きなくちゃいけないっていうですね
なんかそういう気持ちに気づかせてくれるというか
24:00
なんかねすごい良い言葉だなと思いましたね
なるほど
いやあのこれですね青い石なんですけど
まぁちょっとこの後の詩もそうなんですけど
我々二人お互いドキュメント共有して構成案を書いていて
二人とも上げてた詩で
で私もこれかなり好きな詩で被ったなと思ったら
もう読みたかったとこまで被ってました
そうだったんだ
俺もここがすごい好き思わず手を伸ばして拾いたかった
ここすごい好き
他に挙げるとしたらもうその後の
今まで拾ったことはあっただろうか
逃したこともあっただろうか
永遠になくしてしまったこともあるだろう
明け方の浅い眠りの中に染み込んでいた
その青い影だったのだろうかっていう
ここがすごいイメージがグッと広がって
すごい好きなところだったけど
いやでもこの詩は本当いいっすよね
なんかみんさんおっしゃった通り
回復する人間っていう短編集に入っている
小説ともリンクする部分もあるけれども
この単体だけ見てもやっぱりすごくイメージのある
青い石っていうのは何なんだろうって考えさせられるし
なんかやっぱり半岡さんが持ってる青のイメージって
多分なんか絶対あるなって
これで読んですごく感じて
それは何なんだろうなって
全然答え出てないんですけど
ちょっとまた読んだ時には
考えたいなと思っているテーマの一つですね
きっと半岡さん結構この詩集の中でも
色についてはいろいろ使っていて
もちろん他の色たくさん出てくるんですけど
青はなんか特別な意味が本当にあるそうな気がしているので
この詩はそこをすごく感じましたね
でですね 次もまたですね
ちょっと僕と大地さんどっちも
これはいいなと思った詩なんですけども
107ページから
今回全5部に分かれてるんですけども
その中の4部が
鏡の向こうの冬というですね
この鏡の向こうの冬というのが
シリーズで1から全部で12まであってですね
シリーズがですね
なんかすごく良かったのが
鏡の向こうには何か遥か遠くに行けるんじゃないかっていうですね
そういった思いと言いますか
実際ちょっと旅を感じさせてくれるような
描写がいくつもあってですね
例えばですけど
12時間の時差の向こうという
地球の反対側ですね
韓国なんでブラジルとかですね
そういったところへの思いであったりですね
あとその夢の中とか
学生時代のあなたという過去であったり
本当遠いところの都市であったりというですね
本当にどこか遠くに連れて行ってくれるような感覚を
味わえるシリーズで
すごく読んでいて面白かったと
あとはやっぱり詩ですね
これは生き死にの詩なんですけども
読んでるとすごく詩というのが
いつも近くにあるのではないかと思わせてくれるですね
ちょっとこの危うさというか
影のようなものというかですね
27:00
そういうのが交わっていてすごく魅力的で
シリーズというところで
なんか個人的な女子詩を読んでいるような
なんかそんなちょっと面白さがありましたね
確かにこれも良かったですよね
12編あるんで
それぞれいろんな人が描かれるんですけど
私ですねなぜかですね
7番の五個の美少
五個の微笑みどっちかな
分かんないですけど五個の美少かな
っていう詩がすごく印象に残って
これ多分ちょっとみなさん意外に思われたと思うんですけど
そうですねこのシリーズの中では
もしかすると一番ちょっと日常感があるような詩じゃないですかね
もしかして
ちょっと読ませていただきますと
鏡の裏側のデパートのフードコート
初老のくたびれた女が鮮やかなブルーのブラウスを着て
2本目のビールを飲んでいる
発泡スチロールの皿にポテトフライがこんぼり
ソースのビニール袋はちぎってある
ギザギザにちぎれたところに甘くて粘っこいソースがついている
虚ろな二つの目が私を見ている
あなたを攻撃するつもりはないよ
という暗号が釣り上げた口元に刻まれている
何十個もの汚いテーブルが
何十人もの疲れた買い物客が
何百ものの熱々のポテトフライが
私が攻撃しようなんて思っちゃいけない
ギザギザにちぎれた食欲を待ちながら
これなんでこんな印象残るかなっていうと
みなさんさっき言った通りすごく現実的なっていうか
割と抽象的なものが少なかったりするんですけど
でも伝えてきてこようとしているものが
結構抽象度がそれなりにあるものを
投げかけられてる気がして
このギャップに私結構やられたんですよね
明確にイメージできるし
明確にその時の感情っていうのはわかるけれども
この感情で合ってるのかなみたいなのを
すごく考えさせられてしまった一辺だったんで
このね初老のくたびれた女が
鮮やかなブルーのブラウスを着て
2本目のビールを飲んでるってさ
もう一瞬でもう頭に浮かぶじゃないですか
そうですね
明確にでポテトフライがこんもりで
ちょっと汚いビニール袋に
甘くてでばっこいソースが付いてる感じも絶対わかるし
その人が持ってる鬱陋な目ってのもわかる
でその後からあなたはこぎすまないよっていうところが
ちょっと抽象度が上がってきて
でまた具体的な光景が流れるけれども
ギザギザにちぎれた食欲を待ちながらってところで
あのそこでこうどう読み手の中に広がるのかが
また委ねられるっていう
この感じがすごくね自分好きだったんですよ
そう言われるとこれ面白いですね
あのタイトルは
うんそう
午後の微笑みが微笑っていうね
ちょっと笑ってますよというタイトルなんですよ
ただ始まりはねすごい良くて
鏡の裏側のデパートのフードコートっていうことで
鏡の裏側のって言ってることで
もう何かを暗示しているというか
メタファーかもしれないし
この雰囲気はね
その後続くのは書籠のくたびれた女が出てきて
30:02
あなたを攻撃するつもりはないよとか
私を攻撃しようなんて思っちゃいけないとか
結構ね物騒なこと
あーでもこれがそうか
だから口元に刻まれているっていうところが
そうそうこれが微笑みなんだよね
上手いんですよね
物騒なことを書いてるようでいて
実はね
なるほどなんか親しみを
全然そんなことなくてって
親しげなことを書いてるって
でもなんかすごくね
これ以上自分の解釈言うと
あれなんだけど
結構ここから広がるものがね
私は多くてすごくここはね
印象に残ったんですよねこのシーン
というところで
それだけなんですけど
ちなみに次の鏡の向こうの冬の8でも
白髪の男2人がね登場するんですけど
それがお店のドアを入っていくんですけど
ただ微笑みを浮かべて
ガラスのドアを閉めたで終わっていくですね
流れがいいですねこの789
789の流れがすごくいい
あーそうだね
まあちょっと改めて見ると
すごくなんかねリズムがいいですね
この789
でまたねちょっと10 11 12ぐらいからの
ちょっとトーンが変わってくるような気がしてですね
確かにそうだね
ここからちょっと時間帯
そうかいざより
うんそうだね
ちょっとなんかぐっと中小度が上がる感じはあるね
もうちょっとなんかじっくり読み解くと
すごいそうだねやっぱり
めっちゃ感動しそうな気がしてきましたね
ちょっとまた細かいところになっちゃいますけど
私がもう一辺ですね
あの印象に残ったところは
86ページの大丈夫っていう詩があるんですけれども
まあちょっと割と3ページぐらいで
長めの詩なんですけれども
子供とかの時
自分の人格とか意識とかまだない
自意識とかない時だと思うんですけれども
大丈夫って言葉すごいいいなって思って
これひらがなで大丈夫なんですよ
っていうタイトルの詩で
その言う言葉欲しかったし
子供に対して言いたい言葉でもある
言ってあげたい言葉でもある
っていうことだと思うんですけど
まあちょっと全部読むと長いんであれなんですけど
そういうのが書いてあって
でちょっと前段そういうところがありつつ
88ページ入ってからかな
30歳を過ぎてようやく分かった
私の中のあなたが普通に泣くとき
どうすればいいのかが
泣き叫ぶ子供の顔を覗き込むように
塩辛い泡のような涙に向かって大丈夫
どうしたのではなく大丈夫
もう大丈夫よって終わっていて
これちょっといろんな意味がもう
この詩の中でも重ねられてるんで
結構自分はですね
ちょっとこれ読み終わったと
泣きそうになってしまった詩でもありますね
両親のことも多分イメージさせてくるし
自分の子供のことも多分イメージさせてくるし
自分の中にある子供の部分っていうところにも
刺さってくるすごくいい詩だなって思ったんで
33:01
ちょっとこれは研究したいと思って
ちょっと紹介させていただきました
いやこれいいですよね
いや本当最後大志さん言われたところ
僕もすごい印象を残りましたし
この大丈夫っていう言葉がね
子供に対してでもあり
自分自身に対してでもにも言っているっていうですね
いやいやこれもすごい
読んでるとちょっと大変な状況だと思うんですけど
その中での自分を支えてくれたり
落ち着かせてくれる言葉っていうので
これいいですね
なんかねこの大丈夫って言葉自体結構
何だろう扱いが自分は難しいと思っていて
なんか人にかける時に大丈夫だよって
軽々しく言えないなって思ってるし
軽々しく使っちゃいけないなって思っている言葉の一つ
ではあったんですけど
でもこれを読んだ時に
なんとなく大丈夫って言葉はちゃんとというか
使えば返ってくるものだし
与えられるものであり
返ってくるものでもあるのかなと
なんかそういう意識にちょっと変わった詩だったので
なんか無理して使っちゃうのは良くないかもしれないけれども
でもやっぱり必要な言葉なんだなって
ちょっと思った詩でしたね
僕がですね
ちょっともう一つ好きな詩を紹介したいと思いまして
夜のソビュー3というですね
75ページの詩になります
夜のソビュー3
窓ガラスですね
短いので読みたいと思うんですけども
窓ガラス氷の紙を通過して
静かな夜が流れ込む
赤いものが一つもなくて暮れていく夜
前の家の庭の肌かぎに結んだモノホシロープで
紺色の学生用コートが時折はためく
こんな夜私の心臓は引き出しの中にあって
窓ガラス沈黙する氷の白い紙
唇を開けようとして私は密封の硬さを学ぶ
という詩で
これ何が好きかというとも
出だしの3行をですね
窓ガラス氷の紙を通過して
静かな夜が流れ込むというですね
なんかよく意味がちょっと分からないところはあるんですけど
この言葉のこのなんて言うんですかね
この並びの良さというんですかね
このちょっと静かそうな言葉がね
氷の紙とか静かな夜とか
なんかそういうね
しかも窓ガラスって言う言葉が出てきて
なんかねそれがただこの言葉が好きだなと思いましたね
うんうんうん
いいですねこうね
これとかね
あの多分なんか詩全体を通しての意味とかは
置いといてのこの出だしの3行が
なんか惹かれてしまうっていうところが
なんかこの詩の面白さかもしれないなと思ったりしましたね
あと個人的にはね
今回の詩集の中で
この夜の素描というのが
何個かシリーズで紹介されていて
あと夜の対話とか
夜の葉っていう詩もあって
なんかこの名前に夜がついていると個人的にはですね
ちょっと好みの率が高いなっていうのがありましたね
36:04
だから夜の葉っていうのも80ページなんですよ
これもすごい良い詩で
なんかね夜の葉って一体何なんだと思いつつ
まあでもすごい良いことが書いてあって
ほんとこれちょっと最後だけ読むとですね
立ち上がったらまた100年ほども
日差しの中を歩かなければならない
そこに夜の葉別の色になって身をひるがえす
黒黒と沈んでいくっていうですね
なんとなく意味わかるような気がするけど
まあただとりあえず書かれていることが
めっちゃかっこいいって言うたれですけど
すごく良いことが書かれているっていうのが
なんかそこだけ読んでもね
なんか伝わってくるという
これでもまあいいですね
ですけどね
夜の葉は確かにいいな
すごいなんか言葉はシンプルなんですけど
出だしもいいですよね
すごい良いですね
夜を待っていると思っていたのに
やってきたのは朝だった
しかもその後100年ぐらい
時が経ったようだったのにっていうですね
いやーこれすごい
どう読みたらいいのか
難しいけど
あれですね
僕とか大志さんがね
ちょっと1個取り上げて
そこでじっくり読むと
やっぱりなんかねじっくり読むとすごく
なんかどれもほんと良くてですね
いやどれも良いんですよ
それは間違いない
長い話になってしまいますよね
じゃあ最後いつも通り
どんな人に読んでもらいたいか
感想を言って終わりにしたいと思います
なんか私ちょっと繰り返しになっちゃうんですけど
やっぱりハンガーさんの言葉っていうのは
やっぱり傷ついてたりとか
苦しみを感じる人には響くと思うので
そんな人でたぶんそっと深夜とか
朝方明け方とかに
なんか言葉に浸りたいなって思う瞬間が
あると思うんですよ
そんな時にですね
この詩集を読んでみるのが
いいんじゃないかなと思います
なんか枕元に置いとくといいなって
思う本ですね
なんか全然関係ない話なんですけど
その話をしてて思い出しちゃったんですけど
高校の時に好きだった女の子が
なんか枕元に寝るための本を必ず一冊置いてる
って話をしてくれたことがあって
なぜかそれをちょっと思い出しました
なんかその子はなかなか眠れないから
難しい本を置くんだ
難しい本を読むんだって言ってて
なんか天文学の本を読むとか言ったんですけど
なんかちょっとそれとは違うかもしれないけど
なんかやっぱ気持ちが
ちょっと落ち着かなかったりする時って
やっぱ眠れない時だと思うので
なんかこの詩集を読むと
なんか心が少しふわっと飛躍させてくれて
一瞬このままでもいいのかなって
思わせてくれるところがあるかもしれないな
まぁちょっとそれに当てはまらない詩も
あると思うんですけど
そういう詩もあると思うので
ぜひちょっと枕元に置いてみるのが
いいんじゃないかなと思う一冊でございます
いいですね
僕はやっぱり半岸さんの詩は
小説と通じるところがあって
痛みとか悲しみ感じることが多かったんですけど
ただその分生きているっていうところに対しての
思いにも馳せることができたなと思いました
39:02
夜が過ぎて朝になった時の心境っていうのが
いくつかの詩では描かれていて
ソフトに書かれているものもあれば
強烈に書かれているものもあって
夜だけではなくて次に連なる
朝というところも描かれているっていうところが
またこの詩集の詩の個人的には
すごく良かったところだなと思いました
で、あと気になったのは半岸さんって
どういう時にこういう詩を書いているのかな
というのが気になりました
もう書こうと思って書いているのか
何かそういう心境
そういう心境になった時に書いているのか
っていうところです
ここはでも本当に生活に疲れている時とか
夜に何か考え事をして
もんもんとしている時とかですね
すごく読むのに適している詩集かもしれないなと思いました
何かこの詩集の中から言葉っていうのが
やってくるかもしれない
すごくいい詩集だなと思っています
そうですね
いやちょっと思いのほか
今日楽しく楽しく
あれで長くなっちゃったけど
本来ならこれ30分切るぐらいのエピソードにしようっていう話をしたんだけど
結構多分長いエピソードになってそうですよね
思ったのはやっぱり自分一人で読んで
その後こうやって喋ったり
あと大地さんの話を聞いたりすると
やっぱり自分の中でその詩への捉え方
向き合い方っていうのがちょっと意識が変わったので
面白い経験になりましたね
いやわかる私も同じですね
だからなんかすごい楽しくて
なかなかと話してしまった部分も結構あるなと思っていて
やっぱあれだね
こういうものはやっぱあれなんだね
誰かと共有するのがいいんだね
改めて思ったけど
じゃあちょっと割と新しい発見もあった
今回ですが終わりにしたいと思います
じゃあちょっと次回をよくして終わりたいと思います
次回ですが番外編を久しぶりにお届けしたいと思っております
特にゲストもお呼びしてない通常の番外編になりますので
ゆるりと楽しんでいただけたらなと思います
番組の最後になりますがサポーターを募集しております
こちらメールマガに登録してもらえるとなれる形になっておりまして
番組概要欄に詳しいこと書いてありますので
ぜひ見ていただけたらなと思います
忌み合いとしては我々をサポートしたいという方に向けてやっておりますので
ちょっと興味がある方は見ていただければなと思います
それとは別で無料版のメールマガも作っておりまして
そちらは今回も多分入るんですけど
この本編からカットしてしまった
長すぎてカットしまった部分を編集してお届けしておりますので
興味ある方はそちらもご覧ください
番組の関数やリクエスト
またこのラジオを聞いて紹介された本を読みました
読み返しましたがございましたら
ハッシュタグそろそろ猫たちをつけて教えていただけると嬉しいです
ツイッターやインスタのDMや投稿などでお待ちしております
メッセージ本も番組情報欄に載せておりますので
そちらから直接いただいても大丈夫です
積極的に拡散共有していただけると助かります
ではまた来週
ありがとうございました
42:01

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