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2023-12-18 40:39

第139回 カズオ・イシグロの娘のデビュー短編集 「逃げ道」

【今回の紹介本】
『逃げ道』ナオミ・イシグロ著、竹内要江訳、早川書房
https://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000015582/

パーソナリティ二人で作品の魅力やあらすじ、印象に残った点など、読後の感想を話し合っています。ぜひお聴きください!

西加奈子の「炎上する君」が好きな人ははまるかも/現代的な作風/カズオ・イシグロの娘は将来を期待される若手作家/現実的な悩みにさらっとファンタジーが入ってくる/パッとしない男性への共感/異色の中編「ネズミ捕りⅠ〜Ⅲ」のあらすじ紹介/王女も新王も大丈夫?/その他の短編紹介/「毛刈りの季節」を推したい/「加速せよ!」のアイデアが秀逸/次回予告

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版元サイトより
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日々の小さな孤独感を温かに描く傑作デビュー短篇集
母親と再婚相手がわかってくれないと嘆く夢見がちな男の子、新婚の妻の理解不能な一面を知ってしまった夫、悩みをまったく分かち合えない恋人たち。不器用な人々が抱くさみしさを、温かな眼差しと幻想的な表現で描く、イギリス文学界の新星による傑作短篇集!

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00:02
生きづらさを抱えた人たちに訪れる天気を、ファンタジーを絡めて鮮やかに描いた短編集、ナオミ・イシグロの逃げ道を紹介します。
どうも皆さんこんにちは。文学ラジオ空飛び猫たちです。この番組は、いろんな人に読んでもらいたい、いろんな人と語りたい文学作品を紹介しようコンセプトに、文学と猫が好きな2人がゆるーくトークするポッドキャストです。
パーソナリティは、私ダイチとミエの2人でお送りします。文学のプロではない2人ですが、お互いに好きな作品を時には熱く、時には愉快にそれぞれの視点で紹介していく番組です。
今回紹介するのは、ナオミ・イシグロさんの逃げ道です。竹内利恵さん役で、早川書房から2023年に出版された本です。
はい、あれですね。カズオ・イシグロさんの娘さんのデビュー短編集でございますね。
そうですね。びっくりしましたね。
まあでも話題になったよね。発売してから話題になったイメージだよね。発売されて、そう。
認知したのは発売してからかな。ナオミ・イシグロさんが作家になったっていうニュースは、小説出してるニュースは多分結構前にあったのを読んだことはある気がするんだけど、いつの間にか翻訳されて出てるっていう感じだった。
気にはなってましたけど、紹介しようとなって、読むことになって。結構面白かったですね。
カズオ・イシグロの娘っていうイメージがどうしても読む前あったんで、最初はやっぱりカズオ・イシグロっぽい感じの話なんじゃないかみたいな、どうしても入ってしまって読んでたんだけど、結構違うというか。
当たり前だけどね、作風が似ることはあるかもしれないけど、基本やっぱり違う個人から出てきてる物語たちなんで、やっぱり全然作風は違ったなってところと、あとファンタジー要素がある物語なので、個人的には西かなこさんの炎上する君っていう短編集を読んだ時に近い感覚を持ちましたね。
あれもちょっと変なファンタジーが入ったり入らなかったりっていうあれなんだけど、ちょっと連想しただけなんだけど、なので結構西かなこさんの炎上する君が好きな人はハマるんじゃないかなって思いました。
西かなこは私、さらばとこれと窓の魚と何だっけな、何作品しか読んでないので、西かなこさん好きからするとちょっと違うよって言われちゃうかもしれないんだけど、ちょっとイメージはしましたね。
西かなこさん読んだことなかったんで、炎上する君が気になりましたね。
面白いよあれは。風船になっちゃう動きが流行ったりする話があって、俺それすごい好きなんだよね。なんだっけな、ある風船の落下だったっけな。
03:07
面白そうにですね。
最後に入ってる短編だけど。どうですか三重さん読んでみて。
そうですね。僕は同じくなんですけど読む前はやっぱり和尾一郎の娘さんっていうイメージがあったんで、そこにちょっと引っ張られているところあったんですけど、やっぱり読んでいくとそんなことはもう忘れてしまって、
現代を描いている、言い方あれですけどちょっと今風の作家さんに出会えたなという印象はありましたね。
で、僕買ったのが役者の竹内さんのサイン本を実は買いまして、これヨヨシャさんっていうですね。
あーなるほど。
ラジオの雑誌、猫通信でも紹介させていただいた、僕の好きな本屋さんなんですけども、そこでサイン本扱うっていうので。
その前から大地さんとちょっとこれは逃げ道面白そう、注目したいなというので、ちょっとそこでせっかくなんでサイン本買って、ちょっとありがたみのある状態でやっていけたんですけど、すごい面白かったですね。
なるほど。そっかサイン本なんですね。
そうです。
いいの。
そうですね。
じゃあですね、著者紹介してみたいと思います。
著者の直美石黒さんなんですが、1992年イギリス・ロンドン生まれ、伝えている通り、和尾石黒さんの娘さんですね。
大学で英文学を学んだ後、一度ですね独立系書店で働いていたので、書店員としての経験を持ちなそうです。
その後、イースト・アングリア大学で創作を学び、20代初めから数年かけて書き上げたデビュー短編集である本書ですね、逃げ道。
こちらがですね、大手新聞、サンデータイムズや著名な作家のニール・ゲーマンなどからも高く評価される。
2021年には長編を1本、コモングラウンドという作品を発表しているそうです。
今、将来を期待される若手作家の一人ですね。
92年生まれとなるとかなり若い。
31歳ですね。
これ書いた時は多分、
20代初めから20代半ば、そんなもんですかね。
そうだよね。
ちょっとこれから話すけど、作品のレベルというか、
登場人物の心情を描くにあたってもですね、いろんな人のことを書いてるんで、なかなかすごいよね。
早熟感はあるよね、多分。
これから具体的に話しておきますが、和尾石黒の娘だから面白いんじゃなくて、
多分、直美石黒だから面白いという作品があると思うので、
作品紹介いってみましょうか。
じゃあ具体的に作品紹介入っていきたいと思います。
まずはホームページのあらすじをお話ししたいと思います。
06:01
日々の小さな孤独感を温かに描く傑作デビュー短編集。
母親と再婚相手がわかってくれないと嘆く気めみがちな男の子。
新婚の妻の理解不能な一面を知ってしまった夫と、悩みを全く分かち合えない恋人たち。
不器用な人々が抱く寂しさを温かな眼差しと幻想的な表現で描く、
イギリス文学界の神聖による傑作短編集。
となっております。
幻想的な表現っていうのは確かにその通りだなと思いますね。
結構その不器用な人々が抱く寂しさを温かく描くっていうところとか。
ここからこの短編集の特徴を話していきたいと思うんですけども、
まずはやはりその現実とこのファンタジーが混ざり合ったような、
しかも現代的な短編集であるというところがまず一つかなと思います。
出てくるのはもう登場人物は現代社会で、
決して人風万般ではなくて、
閉じこもっていたりとか、お姫を感じていたりとか、
憧れの対象があってちょっと悶々としているとかですね。
それが例えばその家族関係とか対人関係がうまくいかない少年と占い師の話になっていたり、
ロンドンで婚約者と暮らすマイルランド出身の男性なんですけど、
失業中でちょっと居場所が作れなかったり、
今の立場に不安を持っていたりという男性の話であったり。
あとはちょっと現代地区ですけど、
仕事を効率的にこなしていこうとする男性の話であったりという、
そんな人たちに天気が訪れていくんですけども、
そこにちょっとしたファンタジー要素が入っていて、
面白く読めていけるっていう、そんな特徴があるなと思いますね。
なんかね、結構さらっとファンタジーが入ってくるんで、
急に、あれ、こんなことになるの?みたいなのはちょっとあって面白かったですね。
でもそれまでが割とちゃんと現実的な悩みとか不安とか、
葛藤とかなんだろうな、憧れとかか、
そういうのが結構描かれているので、
ファンタジーになるんだけど、
共感とか、自分ごととして捉えてしまうことも結構多くて、
そこは上手いなって本当に思いましたね。
そうですよね。
結構自分は、1個弾いてみたらきっとですね、
ナオミ・イシグロの作風なんだなって思うのかもしれないんだけど、
1本1本色が違った気がして、雰囲気も結構違うので、
割とやっぱりこのバラエティ幅のある作品を描ける作家なんだなと思いました。
でも確かに1個1個の題材とかも結構違っていて、
この辺は確かにどの短編も面白かったですし、
09:00
で、やっぱりこのタイトルが逃げ道っていうのが、
表題作っていうのはないんです。
この短編集、どれをとっても、
その人たちのちょっとした逃げ道を描いていたりしていて、
そこに行き着いていったりするんですけど、
あそこがすごい、どれも、何て言うんですかね、
ちょっと統一感がありますかね。
そういうのがあって良かったですね。
面白かったよね。
短編集に出てくる主人公ですね、語り手が、
1つの作品を除いて、他は男性であるっていうところは特徴的かなと思いました。
作者は女性のミシェゴロさんなんですけども、
語り手男性ばかりっていうのは、これがちょっと意図してないのかどうかっていうのはあれですけど、
そこは面白かったです。
しかも基本的にパッとしない男性が出てくるので、
結構ですね、男性の人が読むと共感できる人って多いんじゃないかなって思いましたね。
そうですね、僕も読んでて、これはちょっと自分に近いかもなって思う主人公、やっぱりイタリさんで。
うん、確かに。
普通に読み出したら、これ男性作家が書いたかと思うぐらい、男性の心情を書くの上手いですよね。
そうですよね。
うん、確かに。占い師の男性の話とかは結構その下心を書いてたりするんですけど、
そういうのも面白おかしく共感できるところがあったりもするので。
あとは、少年が主人公の話っていうのもいくつかあってですね、
これ魔法使い達っていう作品と、毛刈りの季節っていう作品なんですけども、
自動文学好きな人とかはですね、こういった作品は結構ハマるんじゃないかなとは思いますね。
あー、確かに。
少年の成長なものになっていくので。
そうだね、俺一番好きなのは毛刈りの季節ですね、今回。
分かりますね。
一番良かったなっていうか、一番ハマったのは。
めっちゃ面白かったですね。
面白かったね。
僕もすごい好きでした。
最後にちょっと特徴として述べておきたいのが、
この短編集の中に異色とも言える中編小説が入っていて、
その存在ですね、ネズミ捕りという作品が1部から3部まで挟まっているんですけども、
これが連作中編という形で、連作なんですけど、短編集の合間に、
1部があったら次違う短編があって、また2部があって、
違う短編があってまた3部っていう一連のストーリーがあるんですけど、
面白い構成になっていて、これがもう舞台が完全にファンタジーで、
架空の王宮が舞台なんですけども、
ちょっと他の作品が現代社会っていうのを結構描いているだけあって、
中編小説の存在っていうのが際立っているなって感じました。
12:00
しかも結構ダークファンタジーでもあるんで、個人的には結構好みなタイプの作品でしたね。
なるほど。
確かに。これね普通に小説、3つに分かれちゃってるけどね、
普通に連続で読んだら絶対面白いしね。この配置も面白いんだけど。
個人的には面白いなと思ったのは構成ですね。
この本はちょっと長めの短編が入って、その後まあまあ普通の短編というか、
短めの作品が1個入って、そしてこのネズミ捕りが入って、という流れが3つ続くんですね。
なので計6本の短編と2本短編があるとネズミ捕りが1本入るっていう形で構成されてるんですけど、
なんか独特のテンポ感があって、なんか読んでて面白かったな。
波ができた感じがする。
もちろんこのネズミ捕りはですね、1,2,3と書かれてるんですけど、
それぞれ1と2の最後は続きが気になるような終わり方をしてるので、結構引きがあって面白かったですね。
そうですよね。やっぱりこのインパクトという点でもネズミ捕りが読んだ後、
やっぱり読み応えの部分とかでも結構残るものがあったなと感じましたし。
ちょっと怖い話だけどね。
ちょっとね、ダークさはありますけど。
じゃあその怖い話いきますか。
ここからストーリーの紹介したいと思うんですけど、まあ短編集ということもあって、
ネズミ捕りですね、1部から3部。
これのちょっと全体像の話での役者後書きを参考に述べた後、
軽く1,2,3がこういう話っていうのを紹介したいなと。
その後、他の短編とかもちょっと触れていきたいと思います。
まずこのネズミ捕りの舞台が架空の王宮なんですけども、
ネズミを焙いたいとする疫病が蔓延しているという。
ある王国が舞台となっていて、
主な登場人物はネズミの駆除を成り割とする男。
作中ではネズミ捕りと呼ばれるんですけど。
死んだ王様。王様はもう死んでるんですけど、
死んだ王様の娘エッセル。
そしてその弟で王の息子。
この王の息子は新王ですね。
新しい王様と書いて新王と呼んでいます。
主にこの3人です。
主が死んだということで、
宝魚を巡って王宮内では何やら思惑があるようだけど、
思惑というのが何なのかというのははっきり分からないと。
若き新王は唯一の友達である小さな犬とともに、
王宮外の小屋で暮らしていると。
どうやら疫病の発生源は巨大ネズミがばっこする王宮であるらしい。
王宮がこの疫病の発信源になっているらしい。
語り手はネズミ捕りと新王なんですけど、
信頼できなさですね。
ネズミ捕りも新王もいまいちですね。
15:01
信用できないタイプのキャラクターというところもあって、
王宮が謎に包まれたまま、
登場人物たちにとって天気となる出来事が起こっていくというですね。
そういった話になります。
ちょっとそれぞれ、まず一部の方ですね。
というのはネズミ捕りの男性が語り手なんですけども、
この人はネズミ捕りというなりわいは汚い仕事であるというですね、
自覚を持っていて、
それをちょっと追い目に持っているところはあったんですけども、
ただ王女と出会って、
この王女が結構ですね、
ネズミ捕りの人に興味を持って、
ネズミ捕りの男性がこんなに上品で優雅な女性って、
今まで見たことがないと。
とはいえでも王女でもあるしっていう、
いろいろ考えを巡らすんですけど、
ただちょっと未来に希望を持ち始めると。
しかし、ある出来事、
天気となるような出来事が待ち受けているという、
それが第一部です。
なるほど。ちょっと上手い書き方しましたね。
そうですそうです。
なるほどなるほど。
これは第一部、結構面白いんですよ。
ネズミ捕り当時のやり方とか。
話はちょっと進んで、第二部ですね。
これちょっと王という称なんで、
ブーかな、王というブーになるんですけど、
ここでもネズミ捕りが語り手になります。
この一部の後ですね、話は進んで、
親王と会います。
親王というのは王女の弟になるんですけど、
この親王は飼い犬が唯一の友達で、
高級から離れた小屋で、
すごく質素に暮らしていると。
家族に食べ物とか取らずに、
すごい痩せ細っていて、
言われないと王様と分からないような、
そんな暮らしをしているんですけど、
すごい変わり者でもあると。
この第一部で、
王女がネズミ捕りに興味を持つんですが、
ネズミ捕りの罠に興味を持っていて、
という話を聞いたら、
この新しい王様が、
弟ですね、親王が、
自分もちょっとネズミ捕りの罠を見せて欲しいと、
それに興味があると言い出します。
ネズミ捕りが、
ネズミを捕るための罠というのを、
この親王に見せるんですけども、
そこでですね、
ある事態が急変するような出来事が、
待ち構えていたというですね。
結構2部も、
やっぱり終盤のクライマックスに向けて、
一気にグンと伸びていくような、
そんな話になっています。
最後3部ですね。
3部は、新王と旧王という部になるんですけど、
新王がお父様の弟で、
旧王というのが亡くなった王様、
お父さんになるんですけども、
語り手はその新王です。
なのでちょっと第3版も完全に、
王族というか、
新王の視点で語られるんですけども、
この王宮の中に、
お父さんの亡骸があります。
それがホルマリン付けになっているのかな、確か。
18:01
一応形はなくなっているんですけど、
一応骨と肉はあるという、
体がある状態で置いてあると。
ただずっとそのままではいけないと、
仮装しないといけないと、
いうふうに言われてしまって、
それを知らされた新王は、
ちょっとお父さんに星空を見せようとしている。
このお父さんの亡骸を引っ張って、
王宮の外に出ていきます。
この新王は、
ちょっと変わっているというか、
現実離れしているというか、
そういったのもあって、
お父さんがまだ実体のあるもの、
生きているもの、意識があるもの、
というふうに捉えてしまっている。
しかもお父さんのことをすごく慕っていて、
引っ張っている間も終始、
お父さんに語りかけると。
で、その星空が広がる、
王宮の外に出た時ですね、
ここでも思わない出来事が待ち構えていたという、
これが最後、クライマックスになっていくんですけども、
という一連の話ですね。
結構ダークファンタジーという話、
前からしてますけど、さっきからしてますけど、
この登場人物誰も、
まともじゃない感があって、
この王国大丈夫かっていう。
それは実際でも話でも出てきたんですよね。
この秦、秦王がですね、
ちょっと自分が飼っている犬に不幸があった時に、
すごいリアクションするんですね。
もうこの世のものと思いないような叫び声を上げたりするっていう。
もうわみき散らすみたいなんですね。
あったね。
ネズミ捕りの男が秦王の姿を見た時に、
ちょっと皮肉を言うと、すごい声を出すんですねと。
でも考えてくださいと、王宮の外では感染が広がっていて、
疫病とか蔓延している。
そのために死んでいる人がいると。
そういう人たちに対して、
犬に不幸があった時のようなすごい声を出すんですかと。
そういうですね。
そんなことに皮肉を言ったりしているんですけども、
本当になんていうか、
この秦王とか、あとそのお姉さん、王女も、
国民のことを全く何も考えてなさそうな。
そうですね。
お父さん死んだ後、王族の2人がそれ大丈夫っていう。
それはすごい思いましたね。
なんか機能はしなさそうですよね。
そうですよね。
現実的なことを言うとね。
あとなんていうか、悪そうな人物というか。
法学博士か。
そう、弁護士か。
弁護士法なんだっけ。
なんか博士みたいな弁護士がいるんですけど、
この弁護士がこの王宮を牛耳ろうとしているのかなと思うものの、
21:06
なんか存在感は不気味なんですけど、
ただまだそうですね、この3部作の中では、
思惑を出し切っていないというか。
確かに。
何かその野望を果たそうっていう、
野望は薄々と見えるけども、
行動にはまだ出していないのかな、
そんな気がしてます。
確かにこれはまだ続きがあったら、
もうちょっとその弁護士とか出てきそうな、
そんな感じさせる話とは思いましたね。
そうですね。
ちょっとあの弁護士はなんか不完全燃焼感あったので、物語の中で。
そうそう。
確かに。
この一見の後どうなってしまうのか、この国は、
みたいなのはちょっと気になると思うんですよね。
これはなんかやっぱりこの、
ネズミ捕りの男のキャラも面白いとは思うんですけど、
神皇のキャラクターですかね。
やっぱりこの神皇が際立っているなとは思いましたね。
特にこの3部でお父さんのなけがらを引っ張っていって、
語りかけながら、
このシーンとかすごい印象的で、
神皇ってそれまでちょっとヤバいやつっていう見方だったんですけど、
こんなに人間らしいところがあったんだって思いましたね。
なんかすごく子供な感じはするよね。
そうですよね。まだ子供っていう。
お父さんにね。
ネズミが割と怖くて、でっかい。
巨大なんですよね。
巨大なんだよね。
結構大きくて。
家猫以上、家猫よりちょっと大きいのかな?
相当でかいですよね。
でかいよね。
それが群がってくるシーンとかって結構怖いと思ったけどな。
そうですよね。
疫病の元になるんですけど、
それ以前に普通に牙とか爪とかが鋭くて、
そっちの怖さも感じましたし。
これをね、このネズミたちがなんでこんな大きくなってるかっていうと、
この王宮のハウスキーパーがね、
ガツガツ餌を飼ってるっていうシーンが出てきて、
すげー怖って思ったけどね。
で、ネズミ捕りの男がそれを目撃して。
吐きそうになるっていう。
すごい嫌悪感を覚えるんですけど。
これもあれなんだろうね、
このネズミとか王国とか、
なんかの象徴だとは思うんで、
それがやっぱりこの他の短編と絡み合ってくる部分ではあるんだろうなとは思いながら読みましたけど。
結構ね、こういう人間模様とかも楽しめて、
僕すごい好きでしたね、このシリーズ。
次ですね、ちょっと軽く他の短編も触れていきたいと思います。
まず、魔法使い達ですね。
24:00
これはもう一番最初に収録されている作品なんですけども、
これはもう、舞台はロンドン近郊で、
ブライトンという都市が舞台で、
結構海辺の保有地になっているところでして、
ここにいる男の子っていうのが、
夢見がちで魔法使いとかを信じているようなタイプで、
その海辺、海岸で占いを商売にしているピーターという男がいるんですけど、
魔法使いみたいな格好をしてたんで、
男の子が本当に占い師を魔法使いと思い込んで近づこうとするんですけども、
2人は人間関係のところとか、家族とか対人関係とかにちょっとうまくいかないという悩みを持っていて、
どっちも空想癖もあるという2人で、
ちょっと近い者同士ではあるんですけども、
そんな2人がちょっと出会ったりすれ違ったりしていく中で、
結構大きな出来事をこの少年が起こしてしまうというですね。
で、そこで占い師がどうするかっていう、そんな展開になっていく。
これもすごい面白い話でしたね。
なんか割と話を整理するとシンプルなんだけど、
まあでもその繋がり方が面白かったり、
占い師の心情とかが面白くて。
占い師もなんて言うんですかね、冴えない男なんですけども、
ただその日に限って美女が目の前にやってきて、
いい感じになれそうだと。
ここも面白い心情がいろいろあって、
最初見た時すごい美女だと思って、アメリカから来た。
これはもう逃すことはできない絶好のチャンスだって思うんですけど、
よくよくでも見ていくと、あれ思ったより年齢いってるんじゃないかとかですね。
あれこれは本当に言ってよかったんだろうかとかですね。
ちょっといろいろ考えるんですけど、
まあでもやっぱりそうした心が勝ってしまって。
っていう中で、少年がやっぱりあれなんですよね。
たまにこの占い師と出会うシーンがあるんですけども、
この占い師が美女といい感じになりそうないいところで、
この少年がめっちゃ悪いタイミングで出てきて、
占い師に声かけようとしたりしてね、追い払われたりして。
このコミカルさとかすごい面白かったところでしたね。
そうですね。
まあでもそのタイミングの悪さとか占い師の行動ゆえに、
物語が進んでいくから面白かったですね。
そうですね。
結構ね、面白さもあるんですが占い師のね、
この少年の抱えているものとかものめられたりして、
なかなかこれもただ面白いだけじゃなくて、
結構読みごとがあって、最後の展開とかもすごい良かったので、
27:03
まさかそう来るとはっていう感じでね、
すごい良い短編だと思いますね。
いきなり最初に読んで。
うんうん。確かに。
次がクマという作品ですね。
これは、これも結構変わった短編で、
新婚夫婦の話なんですけど、家具のオークションに行った時に、
この奥さんの方ですね、巨大なクマのぬいぐるみを落札すると。
語り手は夫なんですけども、夫からすると、
そんな誰が買うんだって思ってたものを、
奥さんが結構他の人と競り合いながら、
思っても見ないすごい高額なお金を出してぬいぐるみを買ってしまうと。
しかもそのクマを奥さんがすごい大切にしていくというので、
なんで奥さんそんなクマに熱心になるのかっていう。
だんだん奥さんのことを疑っていくっていうですね。
相手のことが理解できなくなっていくっていう、
そんな夫婦関係を開いた話で、なかなか面白かったですね。
これね、本来なら家具を揃えるために行ったオークションで、
なぜかクマを買って戻った。
妻がクマを買ってしまうっていう、非常に理解不能な行動に出て。
このクマが家にあるせいで、妻との関係が変わってくるけれども、
クマを買わせるのは自分なんじゃないかっていう。
夫の方はそう、どんどん深読みしていろんなことを妄想していくんですけど。
個人的にはこの作品の中でもだいぶ好きな作品でしたね、私はクマは。
そうですね。次がハートの問題ですね。
これも僕が結構好きな作品で、
婚約者とロンドンに住んでいるアイルランド出身の男性が語り手なんですけど、
失業中でロンドンにも馴染めていないっていう。
そんな居場所がないような男性が、
すごい孤独感を抱えて街をフラフラしてるんですけど、
公園で出会った女性と会話をしていく中で、
自分の気持ち、婚約者のことをどう思ってるんだとかですね。
そういうことをどんどん考えていくようになるっていう。
すごいこの男性の置かれた状況とかっていうのが、
結構共感できたりするところがあってですね。
結構読んでて、心にグッとくるような作品でしたね。
これね、1人称だったのが途中で3人称になるって語られるから、
その辺の構造の面白さもあるので、
結構この作品は他とは違う面白い構造を持ってたなと思いましたね。
そうですね。
なんかすごい現代社会の中に置かれてる。
30:02
EUの話とかも出てくるし。
EU離脱の話とか。
社会的なところとのテーマになってたりっていう。
次がここからちょっとファンタジー色が出てくるんですけど。
そうか確かに。
毛刈りの季節ですね。
これはもう少年が主人公の話で。
これもすごい面白くてですね。
これは地方で羊の農場を運営している一家の少年が語り手、主人公で。
その少年はすごい田舎の中なんですけど、宇宙飛行士を夢見て、
YouTubeでそういう宇宙飛行士になるための勉強の動画とかをお熱心に見たりするような、
好奇心旺盛な男の子です。
毛刈りの季節ですね、春の。
っていう時に結構その一家が居候というか働き手の人を受け入れるんですけど、
そこに大学院生の青年がやってくると、下宿人として。
その人は航空宇宙学を学ぶ、この先宇宙産業の研究に就くような、
本当にジェイミーからすると憧れの人物で。
その青年も結構ジェイミーの勉強を助けてあげようとするんですけど、
出す課題っていうのが結構変わったことを出していて。
面白いよね。
泡を描いてっていう。
ジェイミーが頑張って泡を描いたら、実はその視点だけじゃダメというか、
宇宙のこととか考えたらこういう視点で物事考えないといけないとかですね。
そういうすごい、なるほどというような課題を出しています。
最後の課題ですね。
未知なるものを出してくれという課題を出します。
ジェイミーが未知なるものっていうのを何とか考えた末に提出するんですけど、
そこですごいことが起きるっていうですね。
そういう短編ですね。
これなんか個人的には一番推したい作品で、
少年の成長というか、自分がこういうものを目指したいからということで、
めちゃめちゃ共感しながら読みましたね。
僕もこれすごい好きな作品でしたね。
いいよね。
すごい良かったです、これは。
あとはこの何でしょうね。
ちょっと最後、3体の3部に出てきた折りたたむ次元のトラップっていうのがあるんですけども、
1事件の1枚の絵の中に宇宙を吸収してしまうみたいな。
あのトリックを思い出しましたね。
この短編を読んで。
とんでもないものが仕掛けられて。
最後にとんでもないことが起こるんで。
33:01
次に紹介するのが加速せよですね。
僕は結構ネズミ捕りとか同じくらいこの加速せよが好きになりましたね。
大学を出て働き始めた若手の新入社員ぐらいの立場ですかね。
男性の話なんですけど、
結構職場で何というか努力しないと認められないというような状況で、
なんとか仕事をうまくいきたいという時に、
たまたまコーヒーを口にして。
男性はコーヒーそれまで飲めなかったんですけど、
たまたまコーヒーをちょっと飲んでしまった時に、
すごい仕事の効率が上がる体験をして。
どんどんカフェイン依存症になっていって、
加速していくと。
加速していくというアイデアがすごい面白いなと。
コーヒー飲めば飲むほど、
他の人が1週間とか1日とかかけてやるようなことを
1時間ぐらいでパッとやってしまう。
とんでもない加速力を持って、
効率的に仕事ができてしまう。
そんな人間になって。
一方でこの主人公は記憶力が全然ない、
歌手のすごい綺麗な女性と出会って一緒に暮らすようになるんですけど、
そこから話が進んでいって、
ドラマになっていくというところなんですけども、
この主人公が加速させるというところで、
文人化というか、
跡書きでは書かれているんですけども、
自分が何人もいるような、
そういう現象ですかね。
5人にいるような、
そんな現象になって、
それで思い悩むとかそういうわけではないんですけども、
本当の自分って何だろうとかですね。
でもこれも自分なのかなとか、
いろいろ考えを巡らせていったり。
同棲している歌手の人が、
記憶力全然持ってないんで、
それってどうなんだろうっていう。
そんなこともいろいろ思いつつ、
そんな短編ですね。
そうですね。
コーヒーのレベル感もそうだけど、
人と話が合わなくなっていくというのが、
ちょっと面白いよね。
アイディアとしてもすごく面白い。
読みやすい。
文体も変わるし。
最後の方ちょっとメモばっかりになるのが、
ちょっと面白かったですよね。
そうですね。
コミュニケーションの取り方というのが、
もうすぐ加速していってるんですよね。
最初はコーヒーもともと飲めなかったんで、
飲みやすいものから始まって、
最後はエスプレッソ一気飲みとかができるようになっていくっていう。
次が蔡英吾の作品ですね。
フラットルーフという作品で、
これが唯一語り手が、主人公が女性で。
そうだったね。
あれですね、ちょっと失恋して、
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ちょっと屋根裏部屋的なとこになるのかな。
フラットっていう。
フラットルーフとか。
自分の部屋みたいなとこで。
イメージあれだけどな。
屋上みたいなイメージ。
屋上か。
そっかそっか、屋上ですね。
イメージだけどな。
屋上ですね。
屋上で主に過ごすようになっていくんですけど、
そこでいろんな鳥たちを見て、そこに癒されていくっていう。
結構10ページぐらいなんで、
短い話なんですけど、
これももう最後に想像していなかったような、
すごい展開になっていくっていうですね。
それまではちょっと淡々とした感じの、
その女性の心理描写というか、
そういうところが読んでたんですけど、
最後一気に、そうなるのかっていうですね。
ちょっとびっくりしたような作品でした。
確かに。
このフラットルーフは鳥がいっぱい出てくる作品なんで、
あれですね、ジブリの映画の君たちはどう生きるか。
ああ、なるほど。
ちょっと思い出してましたね。
それと似てるのかどうか、雰囲気近いのかどうかとか、
全然関係ない話ですけど。
ちょっとファンタジー色もあるしね。
そうですね、ファンタジー色があって鳥がいっぱい出てくるっていう。
しかも結構鳥の描写もなんでしょうね。
鳥がいっぱい描かれてるんで。
あれだね。
教師も鳥たくさんいるからね、これで。
そうなんですか。
じゃあ、今回そんなところで、
ナオミ・イシグロの逃げ道紹介してきました。
最後、感想とどんな人に読んでもらいたいか、
お話しして終わりたいと思います。
私から行きますが、今回の話なんですけど、
やっぱりファンタジーっていう部分がありながらですね、
この人々が抱える現実的な悩み不安っていうところにも、
しっかり焦点が当てられているので、
結構共感しながら読み進めることができる一冊なんではないかなと思います。
結構読みやすいので、
悩んだり不安を感じている人には刺さると思うので、
良ければ、短い作品ばかりなので、
読みやすいと思うので手に取ってもらえたらなと思います。
中編のネズミ捕りはですね、かなり面白いので、
ぜひそれも楽しみに手に取ってみたらいいんじゃないかなと思います。
そうですね、ネズミ捕りはネタバレ控えていて、
ダークファンタジーだと思うんですけど、
ダークさの部分をあんまり触れていなかったので、
これは実際に読んでみてもらえたらなと思います。
好きな人はハマると思いますね。
ダメな人いるかな?ちょっとダメな人いるのかな?
そこまでエグくはなかったと思う。
そうですね、やっぱり読みやすい短編集だったと思いますし、
ファンタジー要素あるんですけど、
それだけじゃなくて、
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現代の孤独とか社会的な不安とか、
いろいろな要素が作品に入っていて、
面白く読めました。
作中の逃げ道、
どの作品にも逃げ道っていうのが入っていると思うんですけども、
そういうのを知っていった時、
自分にとっての逃げ道っていうのを考えたりするのも、
これも面白く読める、また一つの方法かなと思いました。
ハッピーエンドな逃げ道っていうのは、
なかなかあるものではないなと。
この作品では、あんまりハッピーエンドって呼べるものっていうのは、
なかったんですけども、
ただ逃げ道ほしいなと思うような時。
そういう時にこういう本を読むと、
すごく気が紛れたりできると思うので、
そういう時はおすすめかなと思いました。
うんうんうん。
では次回予告いたします。
次回はセルバ・アルマダの吹きさらう風をご紹介します。
お楽しみに。
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ではまた来週。
ありがとうございました。
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