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2024-05-01 04:47

第十一回 中村泉の三味線・民謡ラジオ

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玉村町在住の三味線・着付け講師、中村泉がお送りする三味線・民謡ラジオ。

「みんなが知っているあの曲、どこかできいたことあるあの曲、実は民謡だった」をテーマにお届けします。



#群馬県 #伊勢崎市 #玉村町 

#いせさきFM #ラヂオななみ



LISTEN(ポッドキャスト)https://listen.style/u/isetama.fm769.fm773

※LISTENポッドキャストではAIによる文字起こしも行っています。誤表記もあるかと思いますがお試しとしてご覧ください。


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中村泉の三味線・民謡ラジオ。
こんにちは。玉村町在住の三味線着付け講師の中村泉です。
この番組は、かごめかごめ、そうらんぶしなど、
知っていた曲が実は民謡だった。
そんな身近にある民謡や三味線についてご紹介します。
今回ご紹介するのは、端唄「猫じゃ猫じゃ」です。
端唄は江戸時代幕末の頃、江戸で流行した流行り歌です。
江戸端唄とも呼ばれ、端唄は武士や町人、
一般の江戸庶民に至るまで身近な芸能として親しまれていました。
第五回放送の笠森おせんの回では、
同じ端唄の捨てでこをご紹介しましたが、
端唄は一曲の長さが短く、にぎやかで調子のいいリズムが覚えやすく楽しい歌です。
それでは早速聴いていただきますが、今回は三人の方の歌を聴いてみましょう。
まずはじめに、芸者歌手の日本橋きみ栄さんの歌です。
ネコじゃネコじゃとしちゃいますが
ネコがネコが下駄履いてしぼりの浴衣でくるものか
おっちゃこちゃいの
江戸時代にはこのような歌が流行していたんですね。
歌の最後に「おっちょこちょいのちょい」と歌っていますが、
おっちょこちょい節とも言われています。
この歌は文政11年1828年頃流行し、その後幕末から明治にかけて再び流行しました。
いろいろな歌詞がありますが、文政の頃は
ちょうちょ、とんぼや、きりぎりすの歌詞が流行り、
ネコじゃネコじゃの歌詞が流行ったのが明治の頃と言われています。
続いて聴いていただくのは音楽家の土取利行さんの歌です。
ネコじゃネコじゃとおっしゃますが
03:00
ネコがネコがげたはいてつえついてしぼりの浴衣でくるものか
おっちゃこちゃいのちょい
いかがですか。同じ歌でもこんなに感じが変わって
リズムのある楽しく面白い歌になっていますね。
最後に演歌歌手の石川さゆりさんのネコじゃネコじゃをお聞きください。
ネコがネコがげたはいてしぼりの浴衣でくるものか
おっちゃこちゃいのちょい
いかがでしたか。前の2曲とは全く違った雰囲気で
息で洗練された曲になっていますね。
江戸時代から歌われてきた歯歌も一度歌われなくなった時期があったそうです。
時代が変わり歌う人が変わってもいつまでも残ってほしい歌だと私は思っています。
中村泉の三味線民謡ラジオ。今回は歯歌ネコじゃネコじゃ3曲をご紹介しました。
この番組はラジオななみ、ポッドキャストでもお聞きいただけます。
また次回お会いしましょう。中村泉でした。
04:47

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