00:05
ここからは、いせたまボイスのコーナー。地元の様々な方をゲストにお迎えしてお話を聞いていきます。
本日は、伊勢崎市赤堀歴史民族資料館主管の河道さんとお電話がつながっています。河道さん、よろしくお願いします。
河道さん、よろしくお願いいたします。
今日は、企画展、伊勢崎藩を救え、天明3年浅間山大噴火についてお聞きしていきます。
まず、今回の企画展を行うことになった背景を教えてください。
はい。今年は、江戸時代に浅間山が噴火して240年目の節目になります。
240年前の浅間山の噴火は、実際この伊勢崎地域でも災害が発生しました。
ぜひ皆さんにこのことを知っていただきたいなと考えまして企画展を開催いたします。
なるほど。企画展はどのような内容なんですか?
はい。江戸時代、天明3年、これは西暦でいうと1783年になるんですが、
その年に噴火した浅間山は、噴火による灰の被害もこの地域はあったんですけども、
それよりも甚大な被害となったのが泥流なんですね。
なるほど。
浅間山の噴火によって発生した土石なだりがですね、
足立間川から利根川を下りまして、それは泥流となって村々を襲い、多くの人命が失われました。
伊勢崎地域で亡くなった方はいらっしゃらなかったんですが、
利根川流域の家屋ですとか水田、それから畑の多くが泥流に飲み込まれてしまいました。
この溝の災害に対して当時の伊勢崎藩は迅速な救助や救済を行いまして、
地域の人々から讃えられました。
今回の企画展では浅間山の火山災害、それだけではなくて、
伊勢崎藩がどのようにこの災害に対処したのか、
この点に焦点を当てた展示をしたいなと考えています。
なるほど。具体的にはどのような内容の展示が行われるんですか?
はい。当時の浅間山噴火が描かれた絵図を始めまして、
それから噴火や災害状況が記録された古文書、
さらに発掘調査によって明らかとなった浅間山噴火による泥流被害の資料、
約30点を展示します。
赤堀歴史民族資料館ならではの展示というのもあるんでしょうか?
この企画展では、伊勢崎の浅間山噴火被害の状況を知っていただきたい。
それだけではなく、その危機に政治を取っていた伊勢崎藩がどう対処したのか、
この点を中心としていきたいと考えていますので、
浅間山噴火に関わる展示として、当館の展示は特徴があるかなと考えています。
わかりました。では、ここはぜひ見てほしい、知ってほしいというお勧めはどんなところでしょうか?
03:04
はい。この企画展では、伊勢崎地域の浅間山噴火による
被害状況を知ることができる資料8点が展示初公開となる。
それだけではなく、市内の相川広報館さんより、伊勢崎藩の重心、関しげたかという人がいたんですけども、
その関しげたかが書き残した災害の記録、作王記という古文書なんですが、
そちらをお借りしまして、当時の伊勢崎藩の動きを紹介したいなと思っています。
この作王記をぜひ見ていただきたいなと考えています。
わかりました。では、展示期間や展示場所の案内をお願いします。
はい。期間は6月16日金曜日から8月27日の日曜日まで開催をしております。
開催場所は、伊勢崎市赤堀歴史民俗資料館1階ホールで開催いたします。
はい。では、来場の際の注意点などはありますか?
はい。開催期間中、月曜日が休館日となっておりますが、
7月17日月曜日は祝日で開催いたしますが、
翌日の7月18日火曜日が休館となりますので、ご注意ください。
それから、ホームページでも開館状況や企画展情報を掲載しておりますので、
そちらもチェックしていただければと思います。
はい。では、企画展についての問い合わせ先はどちらでしょうか?
はい。お問い合わせ先は、こちらの伊勢崎市赤堀歴史民俗資料館、
電話番号が0270-630030までお願いいたします。
はい。ありがとうございます。
最後になりますが、ラジオ名前の皆さんにメッセージをお願いします。
はい。企画展で紹介いたします浅間山噴火による泥流をはじめとした災害は、
今、私たちが現在暮らしているこの場所で240年前に起きた大災害です。
この企画展の開催を通じて、この大災害を後世に語り継ぐことができる機会となればと考えておりますので、
ぜひ、そのことを皆さんに知っていただきたいなと考えておりますので、
皆様のご来館をお待ちしております。よろしくお願いいたします。
夏休みに入りますからね、ぜひお子さんたちにも訪れてほしいなと思いますね。
そうですね。
はい。本日は伊豆作市赤堀歴史民族資料館主管の河道さんにお話を伺いました。
どうもありがとうございました。
ありがとうございました。