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2024-09-14 30:00

ゲスト:野瀬綾、片野可那恵(アートセンター「BUG」企画担当)「むんぱれTuesday / by DJナオエレーヌ」後編:2024年2月6日放送

前回に引き続き、アートセンター「BUG」で企画を担当している野瀬綾さんと片野可那恵さんをゲストにお迎えします。

株式会社リクルートホールディングスが運営するアートセンター「BUG」。東京駅八重洲南口直結という絶好のロケーションに位置し、天井高が約7mもある開放的なアートスぺ―スを有し、カフェも併設されています。

アーティストやアートワーカーが全力で挑戦できる場と機会を提供することに注力し、アワードや展覧会等の実施にとどまらず、長期的キャリア支援やアート業界の労働環境改善にも積極的に働きかけることを目指しています。

後編では、そんなBUGが制作歴10年未満のアーティストを対象として展開しているアワード「BUG Art Award」、そして、野瀬さんと片野さんのキャリア変遷と今後の抱負について掘り下げます。前編と合わせて是非、お聴きください!

■BUGweb: https://bug.art/note: https://note.com/bug_artinstagram: @bugart_tokyoYouTube: https://www.youtube.com/@bug-art

■BUG Art Awardhttps://bug.art/award/about/

制作活動歴10年以下のアーティストを対象にしたアワード。審査員からのフィードバックの提供、展示・設営に関する相談会を実施。ファイナリスト6名の作品を展示するグループ展に加え、グランプリ受賞者は決定から約1年後にBUGで個展を開催することが可能。個展開催費として上限300万円を支給し、ポスター・チラシ制作などの広報もサポート。

■番組へのリクエスト・ご意見はこちらからhttps://www.radicro.com/request/munpare.html

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サマリー

アートセンター「BUG」の活動や新たな才能を発掘する目的のBUGアートアワードが詳しく紹介されます。特に第1回目のアワードの応募状況やファイナリストの展示が強調され、審査プロセスについても言及されます。アートセンター「BUG」の企画担当者である野瀬綾さんと片野可那恵さんが、それぞれの経歴やアート業界への思いを語ります。また、アーティスト支援や地域活性化に向けた活動の重要性についても触れています。さらに、アートセンター「BUG」の企画担当である野瀬さんと片野さんが、アートの現状や女性作家の展示の少なさについて議論します。彼女たちの将来の目標や告知についても言及されます。

BUGアートアワードの紹介
皆さん、こんばんは。ナビゲーターのエレーヌです。
むんぱれTuesday、その日の天使。この番組では、私が気になる様々な分野で活躍しているゲストの方を招きして、その方たちの声をお届けしています。
今回もですね、前回に引き続き、野瀬綾さんと片野可那恵さんにお越しいただいています。こんばんは。
お二人はですね、昨年の9月にオープンしたアートセンター「BUG」で企画をご担当されています。
BUGは東京駅八重洲南口に直結している絶好のロケーションで運営しているアートセンターということで、リクルートホールにさんがやってらっしゃいます。
前回はですね、BUGの活動について、それからこの新たなスペースをオープンするまでのお話を伺ってきましたけれども、
今回はですね、お二人がご担当されている、BUGの活動の橋跡もなっているこのアートアワード、新たな才能を発掘するという趣旨のもとでやられていると思うんですけれども、このアワードについて詳しく伺っていきたいと思います。
ちょっとまた簡単にですね、BUGアワードについてご説明いただいてもよろしいですかね。
BUGアートアワードは制作活動年数10年以下のアーティストが応募可能な公募で、1次審査は書類で審査して、2次審査は審査員と応募者が一対一の対面で話す形式になっています。
今回第1回目のBUGアートアワードでは、応募総数415件の中から6名のファイナリストが選出されました。
2回目のアワードの応募者も今募集されているってことですよね。
そうなんです。ありがとうございます。
ファイナリスト展の詳細
第1回の応募で選ばれた6名のファイナリストが展示を行うファイナリストのBUG展というのを1月24日から開催するんですけど、それと同日の1月24日に第2回の募集も開始するという形です。
それが応募いつまで受け付けてるんでしたっけ?
2月21日の17時締め切りです。
それまでにこのアワードに応募したい方は、期限を守って何を出せばいいんですか?
これがですね、結構オンラインから応募をまずいただくんですけど、そこにファイナリスト展でどういう展示をしたいかっていう展示プラン、そこの作品の情報と、あとは動画がある方は動画を提出いただいたり、過去の作品がある方は過去の作品情報みたいなのをPDFにまとめて応募いただくことになります。
それなんかあれのフォーマットがあって、そこから応募すればいいんですかね?
そうなんです。基本的にA4縦で自由に広いので作っていただければ大丈夫なんです。
なるほど。制作活動歴が1年以上10年以下ということで、これだから年齢は関係なく。
そうなんです。
作品のジャンルも何でもいいわけですか?
はい。
なるほど。ってことはもう写真でも絵画でも映像でも何でもいいと。
はい。
へー。これでもなんかその10年以下っていうのはどこで判断すればいいんですかね?
これが結構そのご質問私たちもいただくことがあるんですけど、
もう自分で制作活動年数の1年目っていうのは定義いただいて大丈夫で、
なので必ずしもその初めて何かを制作し始めた時とか、学校に入った時っていうのを1年目にしなくても大丈夫で、
私はもうこの作品が作り上げられた時が1年目だっていうのを定義していただいてもいいですし。
あ、じゃあそこは結構なんかこう柔軟性があるというか、なんか最初に古典やったのが何年だからそこがとかってことは全然いいんだ。
大丈夫です。
え、なんかそんな緩んでいいんですか?
でも一応そのなぜここを1年目と数えたかっていう理由も書いていただきます。
なるほどね。ただまあ年齢は関係ないから、じゃああれですか、先ほどなんか415名の応募が第1回もあったって言ったんですけど、
なんか最高年齢いくつぐらいの方がいたんですかね?
あ、でも実際ご年齢伺ってないんですよ。
あ、そうなんだ。過去何々が、そもそもないと。
そうなんです。なんか性別とか年齢とかそういった情報はもうなくていいんじゃないかなって変なバイアスにもなっちゃうから。
そういう意味ではフェアでいいですね。
なるほど。でも結果的に第1回目で選ばれた6名の方でしたっけ、ファイナリストに今残っている方。
その方たちはだいたい年齢層的にはいくつぐらいの方が多かったんですかね?
それは見た目でしか判断できないと思うんですけど。
だいたいでも経歴で言うと皆さん大学の学部とか院を卒業して数年とかの方が多いですかね。
なるほどね。やっぱり美大生の方が多かった。
そうですね。
あれでしたっけ、最初にでもすごいですよね。415名ってすごい数だと思うんですけど、どうやってこんなに集められることができたんですか。
ありがとうございます。なんかいろいろそのアワードが始まる前にプレ企画みたいな審査員のトークイベントを企画していたり、
あとはSNSの告知とか、今回のアワードって東京の人だけじゃなくて、いろんな都道府県から応募いただきたいなと思っているので、
地方の学校に電話掛けさせてもらったりとか、いろいろやってます。
それ大変ですね。
もう何個くらい掛けたんですか、すごい数なんじゃないですか。
でももう大学一覧リストみたいなので、そんなに選別せずバーっと電話が分かるところに掛けさせてもらいました。
そこにこれぜひ告知協力してくださいみたいな感じで。
そうなんです。
すごいですね。でもその努力の結果ってこれだけ何百名の人が出してきて、これでもどう選別するんですかね。気になるとこですね。
そうですよね。先ほど申し上げたように審査自体は一時審査が書類であって、二次審査が対面であってみたいなところがあるんですけど、
それぞれ審査員が5名いらっしゃって、全部まず応募いただいた書類は読み込んで、
自分が次の二次に推薦したい方に各自が丸をつけて評価していく。
ということは一時審査ってこの先ほど言った415名分っていうのは審査員全員見るんですか。
そうです。基本的にどうしても応募要件を満たしていないとか、白紙のPDFばっかりだとかは、ちょっとはじかせてもらうこともあるんですけど、
もう全部内容が入ってたら全部見てくれてます。
それでも大変ですよね。
大変だと思います。
どういうふうにみんな見てるんですかね。400名分のPDFをわーって見て、直感的に選ぶんですかね。
皆さんどういうところ、審査員からのコメントとしてこんなのがあったっていうのはあります?
やっぱり今、過半数が学芸の方なんですけど、作品を見るということに慣れていらっしゃる職業かなと思っていて、
もうだいぶ読み込んでいただいてますね、時間をかけて。
3週間ぐらい書類を見ていただく期間を設けていて、そこでも自由に自分の時間で見ていただいてるんですけど。
すごいですね。じゃあやっぱりその中から選ばれた6名ってことで、これは結構有望なアーティストってことになりますよね。
その6名のアーティストに関しては現在、展示を見れることができるってことですよね。
そうですね。2月の18日までアワードのファイナリスト展がやっておりますので。
じゃあこれでどんな方が選ばれたのかって、アーティストを目指している方はぜひ見ていただいて、
審査プロセスの説明
どういった作品が評価されたのかっていうことを参照になるかなっていうふうにも思うんですけど、
でもこれはファイナリスト6名だからまだグランプリではないということで。
そうですね。ちょうどその、今日グランプリが決まっていると思います。
そうなんですね。はいわかりました。じゃあなんかね、どんな人が選ばれるのかっていうのも非常に楽しみですけど、グランプリになるとどういったことが起きるんでしたっけ。
グランプリになると約1年後にバグで個展を開催いただけるっていう権利がまずあるのと、
その時に制作費として300万円をこちらが支給するのと、ベッドアーティストフィーも支給するということになります。
いいですね。せっかくだからでも美術館とかでも展示とかっていうふうには繋がれないんですかね。
確かに。個展はどのくらいやるんですか。1ヶ月くらい。
でもそれだったら結構長い方ですよね。割と数週間でギャラリーとかで終わっちゃうことが多いので、
アワードとかせっかくもらってもそれだけだとなかなかニーチに繋がらないかなって思ったんですけど、
ということはじゃあグランプリの方が今度は個展をするということになるわけですね。
そうです。
この審査員の方っていうのはどういう方なんですかね。
そうですよね。私たちの方で5名選ばせていただいているんですけど、
大きく3点選定させてもらった方針みたいなのがあって、まずはこのアワードに込めた思い、
バグとかの意味に込めている思い、新しい才能を発掘するみたいなところに共感して、
一緒に新しいアワードではあるので第1回目で、
作り上げていただける気概のある方という方にお願いをしているのと、
次がアーティストと結構近しい目線でアドバイスしていただける方なので、
そんなに活動年数みたいなのが数十年とかある方ではなく、
審査員の方も結構年齢が同じくらいかなと。
なるほど。
年齢とか活動している方ですね。
最後が審査員5名のバランスみたいなのもすごく考えていて、
ジェンダーとか専門分野とか、あとは活動地域も東京に一極集中したくないというところがあるので、
バラしてバランスを見て最後決定させていただいたというところです。
なるほど。
美術館の方が3名くらいいらっしゃいましたけどね。
東京都国立近代美術館の研究員の方と、
アーティスト美術館の宇住さんと、あとは戸原市現地美術館の中川知恵子さん。
すごく素晴らしい展示をやっていらっしゃる美術館なので、
こういった方たちに知ってもらえるってこと自体もすごく大きな機会になると思うし、
今後のキャリアの上でもすごく大事ですよね。
じゃあ聞いている方は是非、
何日まででしたっけ?
2月21日の5時までに応募していただければ、
来年ファイナリスト展に展示されるかもしれない。
そしてその上でグランプリに選ばれるかもしれないということで、
いいですね。全く年齢制限を設けずに。
これでも選ぶ上でなんかそういうジェンダーパランスとかっていうのは、
なんか禁止されたりとかしたんですかね、審査員の方たちは。
でもやっぱりジェンダーを伺ってないので分からなくて。
そっか、それも分からない。
そうなんですよ。
それ全く聞かないです。いいですね。
そうなんです。で審査員は一時審査の時って名前とかも全部伏せてるんです。
どうして?
名前でバレちゃうのが、ジェンダーでバレちゃうのが。
それもちょっとずついろんなバイアスで、
まあこの人ここでやってきたよねとかも分かっちゃったりもするので。
そうか、わりと知られてる方が入ってたりとかするとね。
できる限り純粋な作品とプランだけでみたいな。
じゃあ後で選んだら、実はこの人知ってる作家だったってこともあり得るってことですね。
あると思います。
なるほどね。
野瀬さんのアートへのキャリアパス
二次審査で顔を合わせるから、その時には分かるかもしれない。
そういう時は分かるけどね。
いやでもそういうフェアなところはいいですね、とっても。
ありがとうございます。
なんかあの、私前回もちょっとお話したんですけども、
バグさんがね、ノートっていうメディアの中でいろんなもの、過去にやったイベントなんかも掲載されてるんですけれども、
その中でね、なんか実際にこう、アーティストの方のトークイベントの記録も残ってて、
それが私結構見てたら面白いなと思って、
なんかこうやっぱり落選した人たちがどうやってメンタル地面で立ち直るかって、
やっぱりこう、何を言っても褒めてくれる友人がそばにいて、何とか立ち直ってるとか、
あとまあその、何ですかね、100歳年前みたいなすごいなんか先輩で取りまくっている人からなんかアドバイスをいただいてるとか、
なんかやっぱりこうね、書類審査を通るコツってのがあるわけですかね。
ね、それあのイベントの時も結構話題に上ったんですけど、
はいはい。
必勝法ってありますかみたいな。
人によってやっぱり自分の中の型があるっていう人もいれば、
もうなくて悩み続けて私が知りたいですって人もいらっしゃったので、
いろいろかなと思うんですけど、一応トークで一つ出てたのは、コロコロコミックからヒントを得て、
もうあのレイアウトでぎっしり狭い中に情報を詰め込むみたいな戦略でやってる方もいらっしゃるらしいです。
その方それで通ってるんですかね。
通ってる時もあると。
情報が凝縮しすぎて読みづらいってないのかしら。
それもあると思います。
結構、候補の色がね、選べる。
なるほどなるほど。
でもなんだっけ、なんかちょっと面白いなと思う。
クリアファイルに入れた方がいいとかっていうアドバイスをしてる方がいて、
なんか最初に目にする、審査員が目にする最初の一点がものすごいインパクトがなきゃいけないから、
それはなんかやっぱクリアにした方がいいんだよとかなんか言ってて、
このバグさんの場合はPDFで設定しなきゃいけないから、その技も効かないなみたいな感じで思ったんですけどね。
なるほど。
わかりました。
じゃあなんかちょっとね、楽しみにしてます。
ということで、このバガーワードをお二人現在携わってることなんですけど、
そもそもちょっとお二人がどういった経緯で現在の立場にいるのかってこともちょっと興味あるんですけれども、
野瀬さんはもともとリクルートに新卒で入社されて、だから前は全然アートに関わってなかったんですよね。
そうなんです。大学も一般大学で、新卒で2015年に入社して、最初IT業界担当の法人営業みたいなのをやってて、
その後、新規サービスの開発みたいなところに携わって、今の部署には社内移動制度みたいな、自分の希望で面接を受けて好きな部署に移動できるっていう制度があって。
いいですね。
そうなんです。それを使用して、ここに来たという流れです。
なんでこっちに来たいって言ったんですか。
そうですよね。リクルートはそもそもすごい好きで、社会力に働いてたんですけど、入社してからずっと。
でも、そうやって目の前の仕事に入れ込むほど視野がめっちゃ狭くなっている自分を感じていて、
仕事上の関係者とか数字以外のことを考えられないみたいな日々を過ごしていたんですよね。
でも、私、もともと母親が美術館とか好きでよく行く習慣はあって。
そうなんですか。
でも、仕事終わりとかギリギリ遅くまでやっている美術館に駆け込んでいて、
アート作品を見ると、やっぱり自分が日々考えていることと全く違う考え方に触れられて、
自分が生きる意味とは、人生とは、みたいなすごいアート作品を見ながら考え始めて、
もうちょっとやっぱり、こうやって人の価値観を揺さぶりをかけられるみたいなところが素晴らしいなと思ったし、
自分もそっちに携わっていきたいなと思うようになったというところです。
だから、その時にはギャラリーもやられてたってことですね。リクルートさんの方で。
そうなんです。
なるほど。でも、よく通りましたね。
いや、本当に熱意。
熱意。
熱意です。
どうですか。幸せになりましたか。
楽しいです。今も。楽しいだけではないんですけども、もちろん大変なこともあるんですけど、
やっぱり社会というものを広くこれまでより見られるようになったし、
やっぱりアーティストの方がいろんなテーマを取り扱っていらっしゃるので、
それに触れるたびに自分もいろんな社会の側面について考えさせられるし、
それをまた他の人に伝えていくみたいな仕事なので、
私もちょっとなんかそれ聞いて、こういうキャリアパスあるんだとかって思って、
やっぱり私、結構アート業界で働いている方たちが多いのが、やっぱり生活していくために一般企業に勤めて、
で、例えば短期間の芸術祭とかのお手伝いとかでマネージメント関わったりとかするんだけど、
結局なんか短期雇用だから、それもなんか不安定だし、
で、一方でその一般企業の仕事とかもちょっと半端なかかり方なんで、
そうするとそっちのキャリアも伸びなくて、なんかもったいないなって思ってたので、
こういうリクルートさんみたいなところで、こういうアートの事業に携わって、
こういうキャリアの形成の仕方もあるんだなとかって思って、すごい面白い動きだなっていうふうに思ってました。
片野さんの地域活性化の取り組み
でもあれですよね、アートのお勉強はされてたんですかね。
そうですね、部署に移動してからあまりにも何も知らないなと思ったので、
もうちょっと、そうですね、普通にそういう美術大学を出た人自身のことももっと知りたいと思ったし、
そこで学べることも知りたいというところで、
武蔵野美術大学の大学院に入学した、社会人のまま入学したっていう。
すごいですね。
じゃあそこで何か学んで、それをバックグラウンドにということで。
そうですね。
片野さんは元々バックグラウンドとして、やっぱりアートとしては学んでたってことでよかったですかね。
そうですね、私は北海道の出身なんですけれども、北海道の教育大学の芸術のコースに通っていて、
そこで音楽と美術の専攻があるところにいて、私自身は音楽が好きで音楽の方の専攻にいたんですけれども、
その講義の中で芸術、美術の関わるような講義も受けたりとかして、
どちらも幅広く携わっていたというところがあって、
就職先としても札幌で就職したんですけれども、
2018年にオープンした市民交流プラザっていうアートセンターと劇場が一体となった複合施設の開設準備に携わっていまして、
そこで私はアートセンター事業の方の準備に携わったんですけれども、
そこの事業の中で札幌市の周辺以外の地方の活性化のために、
アートとか音楽を使って何かこうできないかみたいなところを自分たちで考えて、
地方でアートに携わる方向けの勉強会とか発表の場を作ったりとか、
各地に足を運んで地域と連携したイベントを実施したりしていたんですけれども、
その後分け合って上京しまして、最初リクルートの地方創生の取り組む部署に入社したんです。
そうなんですね。
前職で地域と連携したイベントとかやってる中で、
地域の活性化とか地域の課題みたいなところを結構モノトリにして、
地方を元気にするようなことができたらなと思って、地方創生のプロジェクトっていうところに入社したんですけれども、
その後リクルートでグラフィックデザインとか写真を取り扱っている2つのギャラリー、
クリエーションギャラリー事業とガーディアン・ガーデンがあるっていうことをその時に知って、
たまたま地方創生の部署の責任者がギャラリーをやってるところの部署の責任者と同じ。
両方やってたんですね、その方同活。
同活していて、アート好きなんですって話をしたら、
じゃあこっちもやってみるみたいな声掛けをいただいて移動したっていう。
そうなんですね。
地方創生ってこういうプロジェクトリクルートさんやってるって知らなかったんですけど、そういうこともやられてるんですね。
こちらもその事業の社会貢献活動、CSR活動の一環で地方創生のプロジェクトをやっていて、
これはもうアート関係なくて、私がいた時には農家さんと共同のプロジェクトで、
有田市のみかんを販売したりですとか、中野県でシャインマスカットを販売するという経路を拡大した、販路を拡大するプロジェクトっていう感じだったんですけれども。
なんかすごいですね、こんなにCSR活動を大規模にやってるんですね。
今後のアート活動の展望
なるほど、じゃあそういったところでアートの方に移動になったってことで、
でももともとパフォーマンスアートの方ですよね。
今回のバグアワードってそういう方いらっしゃったんですか、パフォーマンス系の方とか。
どちらかって言ったら平面とか映像とかそっちの方ですかね。
応募自体はあったんですけど、でも一人当たり9平方メートルしか一応使えないので、床面積が。
その中でパフォーマンスもやっていただくっていうことになったり、最終的に今ファイナリストにはいらっしゃらない。
でもそういう人も別にいいんですよね、資格はあるということで。
わかりました。どうですか、実際何かまたオープニングになっちゃったんですけども。
大変でしたけど、今もこれからもどういうふうにバグをやっていこうみたいな考え続けている日々ですけれども、
オープニングに携われてその活動方針とか位置から考えてっていうところに携われるのはすごい楽しいです。
なんかクリエイティビティがすごく発揮される職場だなと思ってたんですけど、
前回いろいろ説明してくださいました3つの活動方針っていうのを、
キャリア支援とかアート協会の労働環境の改善に向けてっていうようなことをおっしゃったんですけど、
今後ちょっとその辺どういったことを考えているのかとか、こういうことをやっていきたいとかあったらシェアしてもらってもいいですかね。
ありがとうございます。
そうですね、今年度は結構初年度っていうところで展覧会とかアワードを通じて、
アーティストの皆さんのキャリア支援に乗り出したばっかりっていうところで、
今後はやっぱりそのアーティストの皆さんがもっとどういうことに困っているかとか、
どういう機会を欲しているのかっていうのをもっともっとリサーチしていきたいっていうところがあって、
それを踏まえた上でアワードとかイベントの内容も充実させていきたいなと思っています。
あとはアートワーカーの方に向けても、さらなる共同とかキャリアの支援をしていきたいなというので、
まだ具体的に何かというところまではないんですけど、いろいろと検討している最中ではあります。
アートの現状と考察
そういうのって例えばこういうことやってみたらどうですかっていうアイディアとかって募集されたりとかするんですかね。
確かに、でも伺ってみたいですね。私たちがやっぱり見える範囲とか知れる範囲って限定的ではあるので、
こういうところからこういう声があるよとかも教えていただけると嬉しいです。
そういうのってあれですか、バグのウェブサイトに行くと問い合わせ本とかあるとか、そんな感じなのかしら。
そう、問い合わせメールアドレスがあります。
ありますか。じゃあそこにリスナーの人でこういうことやってほしいとかってあったら書いちゃってもいいんですかね。
ぜひぜひ。
すごく気になりますよね。
あと前回言ってた表現の現場調査団のレポートとかでも、やっぱり現在日本の美術館で展示されている女性作家の少なさ。
8割方が男性優位に働いているってこととか、そういったこともやっぱり今後美術館の中でも働きかけてほしいし、
バグさんの方からもそういった提言とかしていただけると嬉しいかなとか思ってるんですけど。
ありがとうございます。
そうなんですよね。自分たちだけの活動では何事においても結構局所的にはなってしまうなっていうところがあって、
本当に提言なり何かのレポートなりで、ちょっと発信していく力もつけたいなっていうのをおっしゃるとおり思います。
なんかこうまさにいい事例として、最初の前回の時に契約内容に関してもきっちりアーティストの人に理解してもらって、
なんとかフィーを公費の支払いするっていうのって大事なところじゃないですか。そこは結構今まで曖昧になってたんで、
やっぱりアーティストの人も言われるがままに、悪い環境状況で働いたりとかってこともあり得たと思うので、
そこをやっぱり非常にそういった雇用とか就労とかってことに対しての知見がある企業が率先してやっていくってことって、
とても意義深いことだなと思っているので、とても気になっています。
ちなみに、これ全然自分たちが仕事でやっていることとは別でもいいんですけど、何かお二人が生きているうちに何かこういうこと実現したいなとかおっしゃったら、
未来の目標と告知
何か教えていただけないかなと思ったんですけど。
私は仕事に関係することでちょっと考えてたんですけど、
いずれは地元に戻ろうかなと思って。
北海道、札幌。
北海道のシーン、まだまだ全然発展していなくて、というところもあると思うので、ここで学んだことを基礎の経験させてもらっているので、
取り組んだこととかは地元に還元できればなと思っていて、
個人的には音楽とか舞台芸術の興味があるので、幅広く芸術に携わるアーティストですとか、アートワーカーが働きやすいような仲間になるといいなというのは思っています。
いいですね。やっぱり地方創生やってらっしゃったから、やっぱりその知見を浮かすってことで、すごい素敵なことですね。
どうですか、野津さんは。
私は、ちょっとアート化と離れるんですけど、哲学の学校なりスクールみたいなのを作ってみたいっていうところがあって。
何それ素敵じゃないですか。
ありがとうございます。半年前くらいに、僕たちの哲学教室っていう映画を見て、それが北アイルランドに本当にある男子小学校が舞台なんですけど、
そこが校長先生が哲学の勉強された方で、哲学をベースにも全部いろんな授業をしていたりっていうところで、すごい感銘を受けて、私自身そのアートに触れるようになって哲学も関心を持つようになったというか、やっぱりその美術師とかアーティストの人で哲学に興味がある人は多いので、
そういうところで勉強していくと、やっぱり生きていく上でのベースの大事な部分、一つの物事に対してじっくり考えるとか、意見を交わし合って思考を深めるとか、
そういうのが自分も子供がいるんですけど、まだ3歳の子が。そういうのをベースに身につけられたら、きっといい人生になるんじゃないかなと思って考え始めて。
すごい楽しみです。私もぜひそれなんか参加したいです。スクロープしたら。いいですね。なんか哲学カフェとかもありますからね。ぜひその対話の場を設けるの大事です。
まだまだいろいろお話したいなと思うんですけども、そろそろ時間が来てしまったので、最後にちょっとお二人から何か告知したいことがあったらお願いいたします。
はい。2月の18日にファイナリスト展が終了するので、ぜひ皆さん遊びに来てください。また2月21日の17時に第2回のアワードの作品募集が終了しますので、
こちらもチェックしてみてください。今後もバグでは1ヶ月単位ぐらいで様々な展覧会開催していくので、ぜひ定期的にウェブサイトをチェックしてください。
バグ.アートで出てきますのでよろしくお願いします。
ありがとうございます。これからもお二人に頼もしいので、活躍を注目してみてきますので、どうも2回にわたってありがとうございました。
ありがとうございました。
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