株主総会のナレーション
おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。毎朝更新している、恋の日記です。今日も最後までお付き合いください。
この時期になると、株主総会の資料読み上げナレーションを毎年担当しています。
そもそも、なんで始まったかというと、私がまだ駆け出しの司会者だった頃で、まだ千葉に住んでいた頃に、千葉で担当した披露宴のその時の新郎が、自分の勤務する会社の周年記念パーティーの司会に、という風に言ってくれたのが、およそ10年前です。
で、およそ20年ぶりに新郎さんと再会することになって、そういったご縁でずっとこの会社とお付き合いがあります。
この会社は東京禁止庁にあるのですが、こちらで収録した音源を毎年使ってもらっています。
その際、原稿には売上とか利益とか、そういうものがありますので、数字がたくさん並んでくるのですが、数字って難しいのです。
原稿には、なんとか100万円という単位で金額が記載されてくるのです。
例えば、250250100万円という風に 原稿にありますと、このまま読んでしまうと、
25万250100万円となってしまって、一体いくらなんだと なります。
狂気は250コマ250100万円となっていますが、実際に音声で読み上げるときには、
2502億5000万円という風に、日本人が日常的にイメージしやすい単位で直して読むことになります。
これは他のナレーション原稿とは全く違うところで、そのまんま読めばいいということじゃなくて、
その返還作業が毎年一つ 仕事として 加わっているのです。
ではなぜ こうした100万円表記があるのか ということですが、
これは単なる商業の 消臭感 ということではなくて、法律で決められています。
何円 何千円 何百万円 のどれかで 記載しなさい と決められているのです。
数字が大きくなっても 誤解がないように 3けたごとに コンマを 入れています。
これはよく 見かけると 思います。
それで そのコンマごとに 単位を 統一することが 法律で 決められているのです。
ですから 円 何千円 何百万円 という 書き方になっている ということです。
それにしても この 3けたの コンマで 言うと 1千円は いいでしょう。
数字表記と法律
10千円と 言うと 少し 変換しなければ いけません。
ATMで 10千円と 押すと 1万円が 1枚 出てくるのではなくて 1千円が 10枚 出てきます。
そこは 少し 違います。
さらに 個人の生活で 言うと 100万円 100万円 というのは なかなか ありません。
少し 生活の感覚とは ちがう 表記だと 思います。
そのため 読み手としては 私たちの 生活で 一番 分かりやすい 表記が いいと 思います。
ですが この変換作業が 生まれると 法律で 決まっているとは しょうがないです。
しかし こうやって 裏で 原稿を 地味に 書きかえている という 裏舞台も あります。
この 消臭感というか 法律なのですが これを みんなで 変えれば いいのにと 生活の感覚に 近くなるのになと 思うところも あります。
これからも 戦法から 出てくる 原稿は 変わらないわけです。
だって 法律だから ということです。
しかし 毎回 すごく 気を使います。
1桁 間違っていたら 大変なことなので。
だって そうですよね。1億と 10億では 全然 違うし 10億と 100億では 全然 違うわけです。
株主さんたちにとっては 大変なことになってしまうので そこは 間違えてはいけない。
なので 本当に 気を使います。
今年も 確認しながら 第1弾 先週ですけど 納品しました。
毎年 本番前に 文言の修正を 2、3回 するかな という感じなんですけど その修正を経て 株主総会 当日に 私の声が 使われます。
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それでは また明日。
