経営理念の言語化
おはようございます、鶴岡慶子です。
この配信では、視観やナレーションを通じて日々感じたことなどをお話ししています。
ちょっと嫌だなぁと思ったことも、視点を変えて前向きに物事を捉えたり、
最終的に良かったねと思えるように考え方のコツなどをシェアしていきます。
日本の秋田県から毎朝更新しています。
昨日は、月に一度コンサルタントとして訪問している会社に行ってきました。
今日は、この会社のことについて少しご紹介します。
この会社の会計年度は、5月からスタートしていまして、
今回、会計年度は改めて経営理念や経営哲学を見直したんです。
つまり、この会社の存在意義というものを見つめ直しました。
大きな三角形をイメージしてほしいんですけど、
このピラミッドの頂点がフィロソフィー、経営哲学です。
それを支えているものとして、ミッション、
企業が果たすべき使命としました。
さらにそれを支えているものは、企業が進むべき方向性、ビジョン。
一番下で支えているのは、みんなで共有する価値観です。
いわゆる共通言語ということです。
災害支援と存在意義
バリューとしました。
上から話してきましたけど、下から行きますと、
バリューがあって、バリューの上にビジョンがあって、
ビジョンの上にミッションがあって、
ミッションの上にフィロソフィーがあるという形です。
一番下には、失敗を恐れず行動するという文言があって、
その上に、地域や社会にとってなくてはならない存在。
さらに、地域社会を笑顔で満たす。
これはほんの一部ですけれども、こんな形で表現されています。
この会社は美容ディーラーなので、
顧客というと、地域の美容サロンということになります。
今月中旬、記録的な大雨によって、
秋田のサロンは多くが被害を受けました。
本来であれば、1週間前に勉強会をするはずだったんです。
月に一度の勉強会に、私が講師ということで出かけていくのが先週だったんです。
でも、行けなかったんです。
この会社自体が被災したわけではなくて、
多くのサロンの復旧のお手伝いをしていました。
ここ2週間ずっとです。
まさに言語化した経営哲学にのっとった、
形で、自分たちが果たすべき使命や、
進むべき方向性、そして共通言語を具現化する形で活動したんだなぁと思いました。
企業の体質として、もともとそういう人たちではあったんですけど、
ちゃんと言語化していると、
自分たちがこれをやっている意味が明確になって腹落ちしていると思うんですね。
そういう意味でも、本当にこの経営理念を、
ちゃんと言語化したら、
こういったことって大きな意味があったなぁと思いました。
昨日伺った時には、社長も、そしてデジタル担当の子も、
明らかに体力が消耗していて、
さあお話を始めましょうと言って、
座った瞬間に2人ともトローンとしているんですよ。
眠そうなんですね。
昨日会社にはこの2人しかもういなくて、
他の社員はサロンさんたちのお手伝いをしているんです。
普段とは違う動きをしているだけでも、
本当に疲れる。
そういうことですし、
私って何をやってるんだっけって思う瞬間もあるかもしれないんですけど、
企業理念をしっかりと打ち立てていたっていうことで、
そこに気持ち戻れるんですよね。
私たちの軸ってここにあったんだって思い出せるんですね。
経営哲学、フィロソフィーがあって、ミッションがあって、
ビジョン、バリューがあって、
この全体をまとめた形で、
私たちは企業理念を実現するために、
社員一同、真心込めて取り組みます。
という一文もあるんです。
まさに今、社員一同、こういう形で取り組んでるなーって、
強く感じました。
昨日私は帰り道、行くときとは別の道を通ってきたんですけど、
災害廃棄物があちこちにあったんですよ。
ああここもか、ああここもかって思いながら走ってきました。
時折行政から来たであろう、
消毒をする車が止まっていたりして、
まだまだ全然復旧追いついていません。
大きな被害を受けた秋田市ですが、
秋田市の調査4割ほど進みました。
まだ4割なのに、
すでに過去最大に迫ろうとしています。
過去最大の被害があったのは、
昭和30年の大雨だったそうですけれども、
4割の調査の段階で、
すでにその時の被害と同じようなことになっているんですね。
これ全体数全部わかったら、
倍以上になるんじゃないかなと予想されます。
となると、この会社のお客様は、
やはり相当数被害に遭われたであろうと予想されるんですね。
本当に元の形に戻るには、
もう少し時間が必要だと思います。
私がお世話をしているこの会社が、
元気に前に進めるように、
私は私で、
私が最大限、
お力になれる形で関わっていきたいと思っています。
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では、また明日もお会いしましょう。
鶴岡恵子でした。