1. 鶴岡慶子/花火・天気・ことば
  2. 【0984】2025/02/11 『いっこ..
2025-02-11 04:12

【0984】2025/02/11 『いっこうに構わない』宗教 #葬儀司会

spotify apple_podcasts youtube

2025/02/11

サマリー

今日の配信では、浄土真宗の特徴や葬儀におけるともびきの習慣について話しています。特に、一向にかまわないという教えが浄土真宗の自由度の高さと関係していることに言及しています。

葬儀とともびきの習慣
おはようございます。花火鑑賞師、気象予報士の鶴岡慶子です。この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。毎朝更新している恋の日記です。今日も聞いてくださってありがとうございます。
今日は、六曜のともびきです。ともびきに葬儀をしないというのは、よく言われることなんですが、今日は葬儀の司会の依頼があって、この後出かけます。
ともびきというのは、六曜の一つで、勝負がつかず引き分ける日とされています。もともとは縁起がいい日とされているんですが、後に友を引っ張るという語呂合わせから、葬儀をしますと、亡くなった方が友人をあのように連れていくという俗信が生まれたんですね。
ということで、特に仮葬場が休業することも多くて、結果として、ともびきに葬儀をしないという習慣が定着してきました。
ただ、これはあくまで俗信なので、仏教の教えとは直接関係がありません。
なので、今日、葬儀を行うこと自体は悪くはないんですが、ともびきにこうやって葬儀を行うのは、ほぼほぼ浄土真宗です。
昨日、司会の依頼があって、資料も送られてきたんですが、やっぱり御遺族の御宗師は浄土真宗でした。
浄土真宗は別名一向宗とも呼ばれます。
一向宗は一向にかまわない宗教とも聞いたことがあります。
一向にかまわない、つまり全く気にしない、全く問題ないというのは、実は一向宗の教えにも関係があると言われているんです。
どういうことかと言いますと、浄土真宗は、阿弥陀仏の本願を信じて、念仏を唱えれば救われるという教えがあって、その教えの下、厳しい戒律を持たないという特徴があります。
浄土真宗のお寺は、特に定髪をしていません。
いわゆる坊主頭ではないということです。
そうしなければいけないということは、どうやらないようです。
他の宗教に比べて自由度が高い、形式にこだわらないといったところがあって、それが一向にかまわない宗教と表現されることもあるようです。
ただ、これもまたあくまで俗説であって、実際の教えはもっともっと奥深いものです。
ちなみに一向宗という名前は、戦国時代の一皇一騎に由来しています。
浄土真宗の門徒たちが団結して、一皇一騎という形で、武士や戦国大名と戦ったという歴史があります。
そのため、戦国時代には特に一皇宗と呼ばれていました。
ただ、今は一皇宗と呼ばれることはありますが、正式名称は浄土真宗です。
今日は、六陽のともびきですが、一皇にかまわない一皇宗、浄土真宗の葬儀を担当してきます。
浄土真宗の教え
さて、極地的に降った雪で、大変な思いをなさっている方々も多いと思います。
ほんと、除雪大変ですよね。
天気予報で天気図を見ることがありましたら、ぜひ東圧線の形を見てほしいです。
明日の予想天気図では、線が縦に並んでいるのではなくて、横に並んでいると思います。
そして、高気圧が日本の南岸にあって、おにぎりみたいな形になっているのではないかと思います。
これって、春の天気図の形なんです。
ということで、南から暖かい空気が入ってくる感じで、気温が上がりそうなんですね。
気温が上がって、雨が降るところもあると思うんですけど、雪どけが一気に進みそうなんです。
溶けた雪によって、川が増水するなどして、水害が起こるという恐れもありますので、暖かくなるのはいいんですけれどもね、どうぞ安全にお過ごしください。
この配信は、Apple Podcastを他各種プラットフォームでお届けしています。
リッスンでは、この配信のテキスト版を見ることができます。
YouTubeでは、防災に関するショート動画を配信しています。
合わせてご覧ください。
それでは、また明日。
04:12

コメント

スクロール