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2025-05-06 04:35

【1068】2025/05/06 ことばの変遷 いつの間に? #ことば

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2025/05/06

サマリー

番組では、言葉の変遷について考察し、懐かしい驚きの言い換えや世代間のギャップに関する多様な例を紹介しています。言葉の変化が社会の価値観やライフスタイルにどのように影響を与えているかについても触れています。

言葉の変遷の紹介
おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。 この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
今日も最後までお付き合いください。 今日は、ちょっと面白い言葉の変遷を見ていきたいと思います。
今、私の手元には、いつの間にか呼び方が変わったもの一覧表があります。
昔の呼び方と、今の呼び方を並べてある表なんですね。 4つの分類があって、1つ目が懐かしい驚きの言い換え。
2つ目が、社会の変化に移す言葉。 3つ目が、言葉の印象を和らげるようになったこと。
そして、4つ目が、世代を移す言い換えということで、1つずつご紹介していきますが、まず1つ目、懐かしい驚きの言い換えです。
巻き戻しって、死語なんですね。今は早戻しと言います。 これは、VHSなどのテープを巻き戻す操作が、DVDとか配信の時代になって、巻くっていう必要がなくなったことで、
2000年頃から家電メーカーが表示を変えました。 あと肌色って、今は薄橙とかペールオレンジという表記になっています。
色に先入観を持たせないように、クレヨンとか色鉛筆の名前も変わったんです。 そして2つ目、社会の変化を移す言葉。
どんなものがあるかというと、スチュワレスはもうキャビンアテンダントと言いますし、看護婦は看護師、ほぼは保育士になりました。
性別によるイメージをなくして、職業をより中立に表現するための変更が行われました。 こんなふうに言葉が変わることで、誰かを限定したりとか、排除したりしない。
そういうような配慮が見える変遷ですよね。 そして3つ目、言葉の印象を和らげるというふうに変わってきたものは、認知症は以前は痴方と言われていました。
それから知的障害ですけれども、以前は精神迫弱って言っていました。 サッカーの自殺点はオウンゴールになっています。
以前の言い方は、やっぱりネガティブな印象が含まれていたんですよね。 伝わるんだけど傷つけないという、そんな表現に移り変わってきたということがよくわかりますよね。
そして最後4つ目ですが、世代を移す言い換え。 もう世代間のギャップを感じる言い換えってやっぱりありますね。
私が子供の頃はチョッキって言ってたと思うんですけれども、今はベストとかジレと言ったりします。
プー太郎っていう言葉、知ってる人どのぐらいいるんでしょうかね。 現在はニートと言います。
あとはサッカーで言うとロスタイムって私の時は言ってたんですけれども、現在はアディショナルタイムとなっています。
失われた時間じゃなくて、加えられた時間っていう、何か形は同じなのに呼び方が違うっていうと、なんか全然違うもののように感じたりします。
今4つのカテゴリーについてお話をしてきたんですけれども、まだまだこの一覧表にはたくさんあって、興味深いものもたくさんあるんですけれども、
世代間のギャップとコミュニケーション
こうやって並べてみると、言葉ってやっぱり単なる言い換えじゃなくて、価値観が変わってきたなっていうことだったりとか、
ライフスタイルが変化してきていて、それに伴って言葉がどんどん変わってきているっていう、意味合いが違ってくるとかね、そういうことって映し出されてきてるんだなって思います。
こういう変化するっていうのは、世代間のギャップを感じる瞬間でもあるんですけれども、これは決して悪いことじゃないって思います。
その変化を私たちはしなやかに受け入れて、そして上書き保存をしていく、アップデートしていくっていうのが、世代が違っていてもコミュニケーションがうまくいくとか、
ということは、より多くの人たちとコミュニケーションがうまくいくっていう、そういうコツなのかなって思います。
身の回りの、いつの間にか変わってしまった言葉、他に見つけたら是非コメントください。
この配信はApple Podcasts他各種プラットフォームでお届けしています。それではまた明日。
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