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2025-07-04 05:47

【1127】2025/07/04 俵万智「生きる言葉」 #本

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2025/07/04

サマリー

鶴岡慶子の配信では、花火や天気、言葉に関するさまざまな話題が展開されており、特に「生きる言葉」という本について語られています。言葉の力やコミュニケーションの重要性に関する考察があり、聴衆は深い理解を促されています。

天気と花火の話題
おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。
この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。毎朝更新している声の日記です。
今日も最後までお付き合いください。 昨日はラジオの収録で薬剤師さんに会ってきました。
昨日は非常に暑い一日で、秋田県内各地で最高気温30度以上の真夏日となりました。
秋田犬で有名な大立市は34.7度、鎌倉で有名な横手市は33.6度まで上がりました。
26の観測地点中、22地点で真夏日となった秋田県内、秋田市は32.1度まで上がりました。
これは高気圧に覆われて晴れたため、日差しが非常に強く降り注いだということもあったんですが、
今日はお昼過ぎから結構なまとまった雨が降りそうでして、明日のお昼ぐらい、
ちょっと午後にかかるかなっていう感じなんですが、まで降りそうな感じです。
最新の情報をチェックなさってください。 今日は本のお話です。
田原町の生きる言葉を読みました。 田原町さんが面白いのはカッコ書きです。
カッコ書きが結構あるんですね。 そこのカッコの中に何が書いてあるかっていうと、本文から漏れた言葉がかなりあるんです。
自慢じゃないが、という本文があったとして、でもカッコ書きで、いや自慢だな、みたいな、そういう感じで、
なんていうんですかね、カフェでおしゃべりをしているのを聞いているみたいな、それでいて表現が非常に素晴らしい。
生きる言葉っていうタイトルの本なんですけど、まさにこの本の中が、生きている言葉にあふれてるなと思いました。
その本の中でお子さんの質問に答えているところがあるんですね。 それを一部ご紹介します。
説明できない、わからない気持ちがあるのはなんで? という5歳の男の子からの質問に対して、こう答えているんです。
身も蓋もないことを言うと、実は言葉で100%気持ちを説明するのは不可能だ。
でも、それは言葉が無力だということではない。 そもそも、なぜ言葉って生まれたんだろう?
何かを伝えたくて、だと思う。 その何かの中に気持ちも入っている。
自分の感じているこの気持ちを伝えたくて、 人は例えば、嬉しいとか悲しいとか怖いとかいう言葉を発明した。
でもそれは気持ちのほんの一部というか目印のようなもので、 全部を説明しているわけではない。
けれど、何もないよりはずっと助かる目印だ。
コップという言葉があって、コップと呼ばれているそれはガラスという性質で分類されることや、
花を飾るという役割で用いられることもあるだろう。 そして花を飾っている時には花瓶という言葉で呼ばれる。
物の名前を表す名詞でさえこうなのだから、まして人の心という目に見えないものを表す言葉が、
すべて言い尽くせないのは当然のことだろう。 でも目印はないよりもあった方がずっといい。
説明できないってことを分かった上で、いくつかの目印を集めて、 だいたいこんな感じなんですと伝える努力をすることが
コミュニケーションだし表現ということなのだ。 言葉の力が小さいのではなく、
人の気持ちが大きいんだっていうふうに考えてもいいかもしれない。 著作権の侵害になっても困りますので、かなり抜粋してご紹介しました。
そか、私たちが見ているものだったり聞いているもの、それから感じているもの、心の中とか、そういうことに言葉は追いついてきてないんだなっていうか、追いつけないんだなって思いました。
ラジオだったりポッドキャストだったり、こうやって発信をする時に届けるもので2つあると思っていて、性質が。
1つは情報を届けるっていうことです。 えーってそういうふうになってるんだとか、勉強になりましたっていうことが1つ。
それからもう1つは私たちの生活を言語化するってことです。 生活の中には心もあるんですけど、あーそれ懐かしいよねとか、
あーやったやったそれとか、そういうことあるよねっていう、そこを言語化するっていうことです。
発信する内容ってこの大きく2つあると思っていて、情報の発信は情報の集め方だったり、それを整理して要約して届けるっていう、そこに技術が必要だと思うんですけど、
もう1つの言語化するっていうことについては、まさにさっき子供の質問に答えていたあの内容だと思うんですね。
言葉を自分たちの生活に追いつかせていくっていう、そのどうやって言葉を紡ぐか、どういう言葉を使うのかっていうことが、もっともっと求められていくし、もっともっと追求していきたいなって強く思いました。
そういう本でした。 この配信はアップルポッドキャストを他各種プラットフォームでお届けしています。
それではまた明日。
05:47

コメント

この本、気になっていました 読んでみたいと思いました ありがとうございました

Keiko TSURUOKA
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