長岡の花火大会の初日
おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。 この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
昨夜は、日本三大花火の一つ、長岡の花火大会の初日でした。 現地に行ったわけじゃなくて、私はYouTubeライブを見ました。
長岡の花火は、毎年2日間開催されます。 残念ながら、この時期は、私は自分の花火大会が控えていまして、なかなか行くことができないんですけれど、
こうやってライブ配信を見る手があったかと、こうやって見られるんだなと思って嬉しくなりました。 こんな風にじっくり見るのは初めてでした。
三尺玉フェニックスということは、お決まりの演出というのは私も知っているんですけれど、 全体として音楽に合わせない花火が中心なのは、ちょっと驚きでした。
それでもそれがいいのは、花火の構成とか演出技術、打ち上げのリズム感が際立つんですね。 花火そのものの音とか光、
真だけで見せるものになりますので、シンプルなんだけど、それがまたすごくいいなって思いました。 そして全体としてそれが多いんですけれど、その中に織り込んでくるわけですよ。
音楽とシンクロする花火演出が、それが差し込まれると特別感がより強調されて、「おお!」っていう感情が高まる感じがあります。
その環境のバランス感覚が見事だなと思っていて、見ていて本当に飽きさせない工夫が感じられました。
そこに配信の場合ですけれども、ちょうどよく入ってくるFM長岡の解説、楽しめました。 途中から自分でも解説をしながら見てみました。
FM長岡のナビゲーターの方と、それから解説者はマルゴーの会長さん、 サイキさんだったんですけど、その2人が掛け合いながらお話をするんですね。
割と私が解説を入れようと思って喋り出したところと、お2人のどちらかが喋り出したところと割と被るんですね。
ドローンの演出
だから見どころって自然と一致してるんだなっていうことを確認できたのも自信になりました。
一つ、私は普段あんまり使う金属の種類ってあまり言わないんですね。
例えば青い花火だったら銅を使うとか、赤だったらストロンチウムだよとか、そういうことあんまり言わないんですけれども、
昨日の長岡は割と言ってたんですね。お話ししてもまあ悪くないなというふうにも思ったので、今度使おうと思いました。
実況解説みたいなことになると、あまり多いと花火を見てるのにっていう、ちょっと邪魔になっちゃうんですよね。
だからあまり喋りすぎないっていうことが鉄則だと思うんですけど、でもちょっと入ると見え方が変わるし、すっごく面白く見られるんですね。
だからそういうことも改めて実感しました。 それから場内アナウンスの声も印象的ですよね。
これは以前糸石栄里が何か特集をして、この方の喋りって聞いたことがあったんです。
でそうだわーと思い出したのは、打ち上げ開始でございます!っていう特徴的な高音で案内されるんですね。
これがだんだんと癖になってくるなぁと思いました。あれは長岡の花火の風物詩なんでしょうね。
そして昨日もう一つ印象的だったのは、花火が終わった後のドローンの演出です。
今回はドローンがショーとして演出されたというよりも、夜空にありがとうございましたと文字が浮かんだりとか、
長岡の花火のロゴをかたどったりとか、また会いましょうというようなメッセージを表示したりとか、まるでデジタルの案内版のような使い方がされていたんですね。
最近では赤川の花火だったり大曲がりの花火でも、ドローンを一つの花火プログラムというか、そのイベントプログラムの一つの演出として取り入れられているんですが、
長岡はあくまで補助的とか、なんか締めの演出みたいな形で活用されていて、こういう使い方もあるんだなぁと、とても新鮮に感じました。
花火の余韻を壊すことなく、そっと言葉で締めてくれるような静かな演出がされているっていうのは、とても好感が持てました。
今日はいよいよ2日目です。そして秋田市では秋田関東祭りが今日からスタートします。
今日も暑くなりそうですので、熱中症対策をしっかりと行ってください。
そして長岡の花火に関しては、今日もyoutube配信があるようですので、現地に残念ながらいけないという方は、そちらで楽しむのもおすすめです。
この配信はアップルポッドキャスト他各種プラットフォームでお届けしています。 それではまた明日
