00:00
おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。
この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。毎朝更新している恋の日記です。今日も最後までお付き合いください。
ラジオ体操の効果と仕組み
この春から、私の姉の家族は生活パターンが大きく変わりました。朝は家族でラジオ体操を始めたそうです。
姉っ子に話を聞いたら、早朝のリモートワークを一仕事終えた後に、朝の会として一緒に体操に参加しているそうです。
私はあんまり普段、体を動かすことがなくなっているので、久しぶりにラジオ体操をやってみると、手とか腕を上にグーッと伸ばす動き、これ思ったよりきついなって思いました。
普段、いかに上に腕を上げる機会が少ないのかっていうことを実感したりします。
ラジオ体操第一はたった3分ほどなんですけど、全身をバランスよく動かせるように設計されている体操です。
さらにラジオ体操第二も続けて行いますと、合計でおよそ6分間の運動になります。
第一と第二を合わせることで、準備運動プラスちょっと本格的な運動という構成になります。
ラジオ体操第一は、誰でも無理なくできる動きが中心になっていて、ストレッチ効果だったりリズム運動による血流の促進を目的としています。
一方の第二の方は、筋力や瞬発力を意識した動きが加わって、少し運動強度が高めになっています。
ジャンプや反動を使う動き、体を大きく反らす動きなんかがあって、普段あまり使わない筋肉にもアプローチできます。
こうやってラジオ体操の動きって実はかなり計算されているんですね。
第一の方は、体をほぐす、目覚めさせるという設計になっています。
深呼吸から始まって、肩・腰・足を順に動かすことで、全身の可動域を広げていく運動です。
第二の方は、鍛える要素もプラスされています。
手足を素早く動かしたり、力を込める動きなんかが入って、軽い筋トレのような効果があります。
呼吸を止めずにリズムよく行うことで、有酸素運動としての効果も期待できるのがラジオ体操です。
ここで気になるのが、ラジオ体操は結局一日のうちの、いつやるのが一番いいのかなということなんですね。
ラジオ体操の歴史と実践
これを調べてみました。朝・昼・晩、それぞれ効果が違いますので、
狙っているところによって、どこに取り入れたらいいのかを、自分で設計していくといいと思います。
朝、起きてから午前中を行うとすれば、期待できるのは、体と脳が目覚めること。
自律神経が交換神経に切り替わって、集中力がアップすること。
そして、一日の代謝スイッチが入ること。この3つが期待できます。
この効果を狙うとしたら、起きた後30分から1時間以内にするのがベストだそうです。
じゃあ、昼間。仕事や勉強の合間に行うと、凝り固まった体をほぐす。
午後の集中力ややる気が復活する。そして眠気対策にもOK。この3つが期待できます。
昼休みだったり、午後の小休憩に取り入れるとリフレッシュ効果が大です。
そして夜、就寝前なんですが、これは激しすぎると交換神経が優位になって寝つきにくくなるので、
この時は第一だけ軽めにやるのがいいということなんですが、夜を行うと血行促進とリラックス効果が期待できます。
ということで、どの時間帯にやるのがいいのかというのは、自分のライフスタイルに合わせて行うといいかなと思います。
そもそもこのラジオ体操の歴史なんですけど、始まりはなんと1928年です。昭和3年のことでした。
アメリカの生命保険会社が広めていた集団体操にヒントを得て、日本では郵便局の保険部門が懇願しました。
そして1931年からはラジオ放送で全国に向けて配信されるようになったんです。
先日中に一時中断されてはいたんですが、戦後NHKが再開して現在に至ります。
ちなみに現在のラジオ体操第一は1951年に制定されたもので、第二はその翌年1952年により運動効果を高める目的で作られたものです。
第一と第二と合わせるとおよそ6分ですよね。
たった6分なんですけれども、これによって体がしっかりと温まったり、頭もすっきりしたりします。
気分も前向きになりますから、これは習慣として取り入れていくってとってもいい試みだと思います。
そして何よりもちゃんと手を上に上げたりとか、ぐっと胸を広げるとか、背中を反らすというような、普段おざなりにしがちな動きを丁寧に取り戻せる時間にもなりますよね。
最近体を動かしてないという場合には、ライフスタイルに合わせたベストタイミングで、このラジオ体操を取り入れていくところから始めるといいんじゃないかなとも思いました。
私の仕事は割と時間が不規則なので、習慣化するということを考えたときに、朝やるっていうのが一番私にはいいのかなって思います。
この配信はアップルポッドキャスト他各種プラットフォームでお届けしています。
それではまた明日。
