駅弁の魅力
おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。毎朝更新している声の日記です。今日も最後までお付き合いください。
昨日は駅弁の日だったんですね。4月10日が駅弁の日だそうです。
昨日先取りで、今日は駅弁の日だそうですねっていう話ができたら一番良かったんですが、昨日はやっぱり石川選手の話をしたかったので、今日駅弁の話をしようと思います。
私がやっぱり好きなのは、秋田県の大立市の駅弁、鶏飯弁当です。
ご飯の上に甘辛いタレの鶏肉がぎっしり乗っていて、もうこれが最高なんですよね。昔からずーっと変わらない味です。
私の母が大立出身で、おそらく私幼い頃に母が里帰りするときに列車で行ったりしたんでしょうね。
なので割となじみがある駅弁だったということと、でもやっぱりちょっと特別感があるというようなことをよく覚えています。
列車の旅でいうと、お茶のボトルっていうのをとても懐かしく思っていて、今はペットボトルが当たり前なんですけど、
当時は透明なプラスチックの小さいボトルに入っていて、蓋が小さなコップになるんですよね。
それにちょこっと開けて、それを飲むのが楽しみだったなーって覚えています。
なかなかお茶が出なくって、薄い味なんですよ最初は。そんなのもよく覚えています。
もう一つすっごい買ってもらって嬉しかったのは、冷凍みかんですね。
食べる頃にはちょうどシャリッとした食感で、口の中がさっぱりするんですね。
列車の窓から景色を見ながら食べる冷凍みかんって、ちょっとした旅のご馳走だったなって思います。
そんな駅弁なんですが、最近のトレンドはどうなっているのかというのをいろいろと見てみました。
最近の駅弁のキーワードは、ご当地感、豪華さ、映えるビジュアルだそうです。
ご当地感って大事ですよね。さっきお話しした鶏めし弁当なんかは大盾、ひないじ鶏ですからね。
やっぱりご当地っていうのが特別感ありますもんね。
いくつかご紹介しますと、新潟駅のエビ千両チラシ。
これは卵焼きの下に甘エビとかうなぎ、小肌なんかが隠れていて、まさに隠れネタチラシだそうです。
インスタ映えもバッチリなので、食べ進める楽しみがあります。
金沢駅のかが野立弁当は、幻の高級弁当と言われています。
かが野菜や甘エビなど、かがの味覚が詰まった、まるで海石料理のようなお弁当です。
くたに焼き風のパッケージも美しいので、開ける前から気分が上がります。
インスタグラムでもたくさん写真が載ってるんですね。
そして、仙台駅の牛タン弁当です。
これは網焼きになっているのがまた美味しいんですけど、紐を引っ張ると温まる加熱式になっていて、できたてのような牛タンが楽しめるんです。
確か麦飯だったと思います。
気象予報士試験を終えて、このお弁当を買って新幹線に乗るのが私はやっぱり楽しみでしたね。
最近では駅弁フェアとか百貨店での販売も活発になってきていますので、遠くの駅弁を地元で買える機会も増えてきました。
旅に出なくても旅気分を味わえるっていうのがそのフェアのいいところではあるんですが、
でも一方でそこに行ったからこそ味わえるっていうのが一番いいことなので、フェアなどで食べた後は実際にそこに行って食べるっていうのがいいですよね。
空弁の進化
そしてもう一つ、駅弁じゃないんですけれども注目したいのが空弁です。
空港で買えるお弁当は今もどんどん進化しているんです。
空弁の魅力は高級感とスマートなパッケージ、そして空の旅ならではの特別感といったところですね。
羽田空港で人気なのは築地寿司製の特製握りです。
老舗寿司店のお寿司が手軽に楽しめるのはとっても嬉しいことですね。
そして同じく羽田で注目なのは賛否両論プロデュースの牛しぐれ弁当です。
料理人の笠原雅宏さん監修で、上品な味付けが旅の始まりにぴったりだと評判なんです。
伊丹空港のなにわ御前もおすすめとあります。
たこ焼き風味のかまぼこだったりだし巻き、あとは関西らしいおかずがぎゅーっと詰まっていて、ちょっとした観光気分が味わえます。
新千歳空港では海鮮丼ぶり空弁が大人気だそうです。
ウニとかイクラ、カニなど北海道の恵みを空の上でも堪能できます。
空弁はコンパクトなんですよね。コンパクトなので食べやすいです。
そして機内でも楽しめるように作られていますので、長距離移動のお供にも最適です。
駅弁が列車の旅のお供であれば空弁は空の旅を彩るグルメといったところでしょうか。
どちらも移動時間を思い出に変えてくれる存在ですよね。
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それではまた明日。
