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スピーカー 2
おはようございます。鶴岡慶子です。この配信では、司会者として、花火干渉士として、そして気象予報士として、日々感じたことなどをお話ししています。
毎週火曜日は、お仕事で100キロぐらいをドライブするんですね。 この時間がとっても良いインプットの時間なんです。
ラジオを聞いたり、あるいは音声配信を聞いたり、いずれも取りためたものを1週間分聞くという、そんな時間になっています。
スピーカー 2
私がよく聞く音声配信は、福本篤子の聞くコスメ、ケビンズイングリッシュルーム、そしてボイシーの平野ゆかりさんの明日をもっとハッピーに、というチャンネルです。
スピーカー 1
いろんな音声配信を聞きましたけど、長く聞き続けているのはこの3つかなという感じです。
スピーカー 2
さらにラジオまで手を伸ばしますと、いろいろ聞いてるんですけど、日曜日の夕方のJWAVEとか、夜のTBSラジオも取りためて聞いたりします。
夜はミュージカル俳優の井上芳生さんのラジオがあるんですね。 そのラジオは必ず1曲井上芳生さんが歌うんです。生歌です。
スピーカー 1
伴奏はピアニストの大抜き唯一郎さんで、その番組内でずっとBGMを生演奏で弾いているんですね。
スピーカー 2
そのピアノもまた素晴らしいんですけど、最近大抜き唯一郎さんもおしゃべりに加わるようになったので、また面白さが増しているんです。
そんな番組でそれを聞くんですけども、このところ2週間大相撲があったもんですから、聞くの遅くなってて、ようやく追いつきまして、
この間の日曜日は、歌った曲が中島みゆきのファイトだったんです。
スピーカー 1
ファイトという、あの部分もすごく可愛らしくもあり、そして励まされる感じもあるんですけど、
戦う君の歌を、戦わない奴らが笑うだろう。
スピーカー 2
この歌詞は、努力していない者が努力している者を笑う、そういうことを言ってるのかなぁと思います。
スピーカー 1
努力していない人っていうのは、努力することの素晴らしさを知らない、その向こうにある楽しさを知らない。
だから、なんか頑張っちゃってとか、なんかガリ弁しちゃってとか、そんな風に笑う、そんな光景が目に浮かぶような歌詞なんですよね。
スピーカー 2
私は割とガリ弁タイプだったと思うので、ラジオに対してもかなりストイックに努力したような気がするので、この曲を聞きながら思い出していました。
ラジコが世の中に出るまでは、有線放送を自宅に引っ張ってました。
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スピーカー 2
あれ、飲食店で使うなら経費として普通の値段なんでしょうけど、個人が秋田県外のラジオを聞くためだけに、その有線を引っ張るっていうのは大変な投資だったと思うんです。
月7、8千円したと思います。住んでいるところは秋田なんですけど、私の師匠が、いつでも東京見ていなさいと言っていたんです。
スピーカー 1
東京見ていなさいっていうのは、東京の文化をそのまま秋田に持ってこいっていう話ではなくて、今日本の最先端で何が起こっているのか、どういうことが流行っているのか、メディアの形はどう変化しているのか、それはよくわかっていた方がいいということで、
住むところはどこでもいいんだけど、東京を見ていなさいっていうのはそういう意味なんですよね。
秋田に戻ってきたのは25、6年前の話になりますので、東京を見る、これは意識していたんですが、今と比べるとかなり難しいことだったのかもしれません。
今はネットがあって、ラジコがあって、東京のラジオを月350円を払えば聞くことができるんですよね。
東京のみならず、全国のラジオを聞くことができます。
スピーカー 2
このラジコがスタートしたときに、月7、8千円が350円になったのですから、本当に喜びました。
スピーカー 1
私が出演している秋田放送のラジオは、ラジコがスタートしてから、ややしばらくたってからラジコに参入してるんですよね。
スピーカー 2
なので、しばらくは大学時代の同期とか、司会の仲間たち、横のつながりのみんなに、私のラジオの様子は聞いてもらうことができませんでした。
そしていよいよ参入するとなったときに、多くの友達、多くの仲間に聞いてもらうことができるようになりました。
それは一つ喜ばしいことではあったんですけど、いや待てよと思いました。
スピーカー 1
何を思ったかっていうと、私がこの3月まで担当していた朝の情報番組、7時30分から午前11時までの3時間半だったんですけど、
スピーカー 2
他県ではどういう番組をやっているんだろうというのをリサーチしてみました。
この人たちとライバルなんだと思ったら、本当に恐ろしくなりました。
東京でTBSラジオは何をやっているか、いじゅういんひかるさんのラジオをやっていました。
あのラジオの王様のいじゅういんひかるさんとライバルなんです。
これはもう大変なことだと思いました。
そこと比べて、私を選んでもらわなければならないと思ったら、ラジコの可能性をもちろん感じてはいたんですが、非常に大きな危機感を覚えました。
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スピーカー 2
東京を見ていなさいというのは、アンテナを張れということと同時に、多くのライバルがいるんだよということに、その時また肌と気づいたんですね。
スピーカー 1
それでいじゅういんひかるさんのラジオを毎日録音して、特に10時からのコーナーは必ずゲストが来るんですよね。
ゲストのコーナーって30分ぐらいあるんですけど、その30分のコーナーがどんな方が来ても必ず面白くなるんですよね。
スピーカー 2
あの魔法はどうして起こるんだろうというのをずっと聞きながら考えていました。
もう保存版になっている放送が何本もあります。
何回も聞き直して、どうしてこの難しい話をこんなにも分かりやすく、そして楽しくなっちゃうんだろうってフレーズを書き起こしてみたり、いろんなことを研究してみました。
スピーカー 1
もちろん喋り手の技術だけではなくて、どんな番組作りをすれば選んでもらえるのか。
スピーカー 2
全国の方に聞いてもらえるのか。ラジオがスタートしたあたりから、またグッと研究の深さが変わりました。
そして分かったことがあります。どんなことだったかっていうと、私たちは聞こえる部分しか聞いてないんですよね。
スピーカー 1
何が言いたいかっていうと、物事って見えない部分が見える部分を支えているものなので、
スピーカー 2
その見えない部分、表に決して出てこない部分が本物であるかどうか、それで見えるところ、表に出てくることが本物であるかどうかが変わってくるんだなぁって思ったんです。
スピーカー 1
何を思い描いて番組を作るのか。何を思い描いて言葉を綴るのか。
スピーカー 2
その言葉を使える自分であるのかどうか。その言葉に自分が追いついているのかどうかって、とっても大事なことだなぁと思うんです。
喋る、その外側は誰でもいいんですけど、内側はもちろん番組作りも含めて本物であるかどうか。これが本当に大事なことなんだなぁって思いました。
それをなんかファイトを聞きながら、こういうことを感じたなっていうことも合わせて思い出しました。
鶴岡慶子の花火と天気と言葉と、日本の秋田県から発信しています。
スピーカー 1
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鶴岡慶子でした。