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2023-11-14 05:57

【0529】2023/11/14 降水の話 雨と雪と霙と雹と霰

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2023/11/14

雨(あめ)
雪(ゆき)
霙(みぞれ)
雹(ひょう)
霰(あられ)

サマリー

今日は、降水についてお話します。降水は、雨や雪、みぞれ、あられ、ひょうなどの形で降ってきます。それぞれの違いについて説明します。また、もう一つのグループとして雹と霰についても詳しく解説します。

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おはようございます、鶴岡慶子です。この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
司会やナレーションを通じて、日々感じたことなどを語る声の日記です。日本の秋田県から毎朝更新しています。
降水の違い
今日は、降水についてお話をします。この降水は、薫るほうではなくて、空から降ってくるものです。
降水、雨や雪ということなんですが、この季節ですと、みぞれとか、あられとか、それぞれどんな違いがあるんだろう、ということを少し整理してお話をしたいと思います。
まず、グループを二つに分けたいと思いますが、一つは、雨と雪のグループにみぞれが入ります。これが一つのグループです。
そして、もう一つのグループは、ひょうとあられです。この二つのグループは、それぞれできる仮定が全く違います。
まず、最初のグループは、雨、雪、みぞれのグループです。みぞれの定義からお話をします。みぞれは、雪がとけかけた降水の粒のことです。
ただ、天気予報では、みぞれが降るでしょうとはなかなか言えなくて、雨か雪でしょうとか、雪か雨でしょうという言い方をします。
そして、みぞれが降った場合、気象庁では、どう記録しているかというと、雪と記録しています。
2016年の1月に、寒波が襲来して、沖縄で雪が降ったということで、非常に話題になったんですが、この時も実際はみぞれでした。
ということでも 分かるように、雨か雪、雪か雨の仲間に みぞれは入ります。
そもそも 上空では 雪の結晶があるのですが、これが 落下してくる途中に 大小さまざまな大きさの雪結晶が 落ちてくるのです。
大きい方が スピードが速いので、小さい方に 追いついて ぶつかっていくのです。
ぶつかった結果 くっついて 成長していきます。
こうやって 成長していった 氷の粒のことを 雪片と 言います。
漢字で書くと 雪の片方と 書きます。
雪片と 言います。
雪片は 数個の雪結晶から なっているものも あるし、数百個から なるものも あります。
これが 空から 降ってくるのですが、空から 降ってくる途中で 地表に 届く前に 気温が 零度以上のゾーンを 通ってしまうと 切片は 溶けます。
溶けた結果 地表面では 雪ではなく 水がふります。
これが いわゆる 雨がふる ということです。
一方で 途中に 零度のゾーンがなく 地上が 非常に低い気温ですと 溶けないので 雪がふる という状況に なります。
そして この雪は 氷は 温度が高いほど くっつきやすい という性質が あるので 温度が高いほど 大きな雪に なります。
ぼたん雪 なんかは そうですよね。
くっつきやすいので いうと 雪だるまを つくりやすかったり 雪合戦を しやすかったり します。
一方で 山の スキー場なんかの雪は パウダースノー なんていって 非常に 雪のつぶが 小さいですよね。
これは 温度が低いから なんです。
気温や 空気の 乾き具合によって 雨なのか 雪なのか 雪か雨 雨か雪の 溝れになるのか いずれ この3者は 同じグループに 属しています。
成り立ちが 同じ ということです。
2つ目の グループは 雹と霰の 話です。
雹と霰
雹と霰は 同じですが 大きさで 名前が ちがいます。
雹のつぶの 直径が 5ミリ以上ですと 氷。
小さいと 霰と 呼ばれます。
これは 雨の成り立ちと 全くちがう形で つくられるものなんです。
なので 雹は 冬じゃないのに ふるっていうことが あるんですね。
どうして 氷のかたまりが 夏にふるんだろうって 思ったりしますが 海外のニュースかなんかでは グレープフルーツ大の氷が ふってきたとか
その重さは 3キロ以上だったとか そんなニュースも あります。
これは 積乱雲が 関係しています。
積乱雲は 雲がもくもくと 縦に伸びる 雲です。
なぜ 縦に伸びるか というと 雲の中で 強い上昇流と 強い下降流が 入りまじっています。
この 雲の中の 氷のつぶは この上昇流によって 上に ふき上げられて いきます。
ふき上げられていく 途中で 氷同士が ぶつかります。
ぶつかると 大きく 大きく 育っていきます。
そして やがて すっごく 重くなって 強い下降流によって ドーンと 地上に落ちてきます。
これが 氷の正体です。
そして さっきも 言ったんですけれども 大きさによって 荒れと 呼ばれます。
雨 雪 霙の グループ そして 雹と霰の グループ
2つの グループは 全く ちがうんだ ということを 伝わったでしょうか。
さっき 言った中で 霙が ふった場合 気象庁では 雪として 記録をされる ということを 言ったんですけど
それに 補足すると 霰は 霰として 観測されます。
もちろん 雹は 雹として 観測されます。
なんとなく 霙と 霰と 雹って 似てるような 気がすると 思っていた方も 多いんじゃないかと 思うんですが
雹と霰は 同じですが 霙は 全く ちがうものです。
今日は 空から 降ってくる 降水について 整理してみました。
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それでは また 明日も お会いしましょう。
鶴岡 慶子でした。
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