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おはようございます。鶴岡慶子です。
この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
司会やナレーションを通じて日々感じたことなどを語る声の日記です。
日本の秋田県から毎朝更新しています。
気象庁が開催してきた防災気象情報に関する検討会の検討結果が、昨日公表されました。
この検討会は、令和4年1月から今年の令和6年5月まで8回行われてきて、多岐にわたって議論されてきたものです。
昨日公表されたのは、防災気象情報の体系整理と最適な活用に向けてという形で取りまとめられたもので、今ある警戒レベル5段階の情報はそのまま使用するのは変わらないようです。
ざっくり今の状況を言いますと、警戒レベル2相当は黄色で示されていて注意報レベル。
レベル3相当は赤で示されていて高齢者等避難警報レベル。
レベル4相当は紫色で避難指示ですが、このレベル4相当がちょっとクセものなんですね。たくさんの気象情報があります。
そしてレベル5相当ですが黒で示されて特別警報レベルです。
このクセもののレベル4相当に他のレベルみたいに注意報レベル警報レベル特別警報レベルみたいに一つ言葉を当てようという、そういう案が出たようです。
具体的には危険警報なんていう言葉が出たようなんですけど、いずれその避難情報の警戒レベルと気象情報とが横串に結びつく感じにはなるようです。
例えば土砂災害危険等を例にとってあげてみますと、レベル2は土砂災害注意報レベル3は土砂災害警報レベル4は土砂災害危険警報レベル5は土砂災害特別警報という具合です。
こうやって横串に結びついていくとシンプルでわかりやすいなっていう気がします。
そしてさらにこれが定着していった先には、この注意報とか警報とかそんな名称もなくしていく方向で土砂レベル3、4みたいになっていくことも将来的には検討していくようです。
それから防災気象情報に関しても整理されていくようです。
とにかく今の状況っていうのは729回6月1日に配信した大雨の時に発表される防災気象情報の中でもお話しした通りたくさんあって、もちろんそれぞれに意味があってどれも省けないんですよね。
どれもまとめるっていうことがなかなかできない情報です。
おさらいすると雨に関することで言うと顕著な大雨に関する気象情報、記録的短時間大雨情報、竜巻注意情報、土砂災害警戒情報だったり指定河川洪水予報、水位到達情報なんかもあります。
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これがとってもシンプルに整理されるようなんですね。
これは早くそういう風になったらいいなって思うんですけど、すべてが気象防災速報という形で伝えられて、その後に続く括弧内にキーワードとして示して報じられるっていうことです。
どういうことかっていうと、顕著な大雨に関する気象情報は、気象防災速報(線状降水帯発生)
記録的短時間大雨情報は、気象防災速報、ここは同じです。気象防災速報(記録的短時間大雨)。
竜巻注意情報も、気象防災速報、ここは同じなんですけど、(竜巻注意/竜巻目撃)という形です。
すべてが気象防災速報とまずは伝えられると、そしてその後の括弧書きでキーワードをつけるということです。
もしこれだけだったら、なんかあんまり変わらないなって思うかもしれないんですけど、これを聞いたら、おお!と思うと思うんです。
何かっていうと、台風については、全般台風情報って今言っているんですけれども、
これを「気象解説情報(台風第○号)」という形で解説する情報だよっていうふうに示した上で、括弧内にキーワードを付与するという形に整理されるということなんです。
つまり、「気象防災速報」なのか、「気象解説情報」なのかっていうこと。
まずはこれをもって、極端な現象を「速報」で伝える、そんな情報なのか、はたまた「解説」する情報なのか、だけをまずは分けるってことなんです。
今は本当にたくさんの情報の名称があって、どっちなのかなって分からないと思うんですけど、それがまず2つだよっていうことであれば、私たち市民もすごく分かりやすいんじゃないかなっていうふうに思います。
いずれ情報の名称の最終決定っていうのは、法制度だったりとか、実際の情報の運用とか、伝え方なども踏まえて気象庁とか国土交通省が行うということで、切り替わるのはもう少し先のようなんですけれども、
どうやら5段階の色はレベル2の黄色から赤、紫、黒という具合に変わらないようなので、この色だけはどうぞ今から押さえていただいて、この後の雨のシーズンに備えていきましょう。
この配信はアップルポッドキャスト他各種プラットフォームでお届けしています。ではまた明日もお会いしましょう。鶴岡慶子でした。