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2023-02-07 07:09

【0249】2023/02/07 教員免許取得年数を減らすニュースをうけて(辛口)

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2023/02/07

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おはようございます。鶴岡慶子です。この配信では、司会やナレーションを通じて、また花火鑑賞し、気象予報士として日々感じたことなどをお話ししています。
日本の秋田県から発信しています。教員免許、4年生大学でも最短2年で取得可能に、そして短大向け2種免許の教職課程を新設というニュースがありました。
これは昨日のニュースなんですけれど、教員の成り手不足が深刻化していることで、たくさんの方に教員免許を取得させようという動きなんですね。
人と関わる仕事という面だけを切り取ると、逆行しているように思うんです。
薬剤師が4年生から6年生になりました。医師も看護師も学ぶことが非常に増えているんです。
病気が多様化していることもその一つの原因なんですけれど、一方でこの教員免許がなぜ短縮される方向になるんだろうというのが、私は理解ができないです。
読売新聞の記事によりますと、教育学部以外の学生が教職に関心を持っていても、留学とか他の資格の勉強などとの両立が難しいということを理由に、教員免許取得を断念するケースが多々あったと書かれています。
ごめんなさい、私教育学部じゃないんですけれど、教職免許を取りました。教職に関心があったら目指せばいいんですよね。取得のために単位が取れる、そういう大学のカリキュラマがあるとしたら、取得するための努力をすればいいと思うんです。
たまがわ大学とか、文教大学とか、通信教育もあります。もっと言うと、学校現場の教員の負担はもっともっと軽くすべきだと思います。この軽くすべきだという議論は長く行われていて、いろんな人材が学校に入るようになりました。
なんとかカウンセラーとか、なんとかサポーターとか、いろんな人が学校の中にいろんな働き方でいるようになったんです。ただ、それでは本質的な軽減につながらないんですね。なぜかというと、その人たちは教育に携われないからです。なんとかサポーターという人たちは授業ができません。
医師や看護師でいうところの医療行為というようなこと、教育行為というのができません。そうなると、やっぱり教員負担って変わらないんですよね。ですから本当に軽減しようと思ったら、教諭を投入するということが必要だと思います。
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だから結局教員不足だから、教員免許を持っている人をたくさん増やすってことでしょっていう議論になっちゃうかもしれないんですけど、この免許制度については私一つ案があって、何かっていうと、教員免許を国家資格にしたらいいとずっと思っています。
私の友達で岩手県で学校の先生、教諭をしていた方が結婚して秋田にやってきた、そんな友達がいるんですね。非常に優秀な先生です。ただその方が秋田でまた教諭をやろうとすれば、あの難関の教員採用試験を受け直さなければいけなくなるんですね。
非常に優秀な先生で、秋田県での身分は講師ということでしたけれど、その辺の教諭よりもずっと優秀だったんですね。何年も秋田県の教諭採用試験を受けていましたけれど、それこそ月80時間以上の残業時間を抱えるようなその現場、しかも残業手当はつきません。
その現場、その環境の中で勉強との両立って非常に難しかったと思います。現在は試験年齢は撤廃されてるんですけれど、秋田県の場合は。でもその当時は年齢制限35歳というのがあったので受けられなくなりました。
これが免許制度の仕組みとして国家資格ということであれば、秋田県に空きがあれば移動という形でまた共有として秋田県で働くことができるというそんな道も開けてくると思います。特に秋田県は教員採用試験の倍率が非常に高いのでなかなか受からないんですよね。
秋田大学の教育文化学部を卒業した学生も多くが首都圏で教員をやっていたりします。それは秋田県では受からないけれども首都圏では受かるということがあるからです。実際その先ほどご紹介した岩手からお嫁さんでやってきた講師だった彼女、そのお子さんも秋田県では受からず首都圏で先生をしていました。
その後、結婚で秋田に帰ってくることになって秋田県の教員採用試験を受けているんですけれどもやっぱり難しい。首都圏では一発採用だったそのお子さんですがどのぐらい難しいかというと一人の枠に40何人か受けてるんですよ。そして二次試験になった時に6人になりました。その中の一人には残っているんですけれども結局受かってない。そのぐらい厳しいんですよね。
で、その後、教員の勉強の仕組みを医師や看護師、薬剤師、歯科衛生師などなど同じように教員も国家資格にすることで人事の交流が図れます。また、恐れずに結婚することもお子さんを持つこともできます。そして何よりも教員免許の質が担保されると思います。
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諸外国では大学院以上、いわゆる修士を持っていなければ教員になれないという国もたくさんあります。それを今文科省では逆行した形で2年に短縮するとしています。
免許の質を担保すること、そして現場の環境、働く環境を整えること、この2本柱でいくことで教育の質、教員を目指す人たちが増えてくるはずだと私は考えています。免許を取るのが簡単になれば人が増えるのではないと私は思っています。
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