2025/08/29
サマリー
8月29日は秋田県民の日であり、秋田県の誕生を記念する日です。この日には様々な行事が開催され、県の施設が無料で開放されており、県民の意識向上に向けた取り組みが進められています。
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おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。
この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
秋田県民の日の概要
今日、8月29日は秋田県民の日。正式には、秋田県の県の記念日とされています。
1871年の廃藩地権によって、秋田県が誕生したことを記念して、1965年に制定されたものです。
この8月29日には、県の施設が無料開放されたり、知事表彰が行われたりします。
例えば、スポーツ施設だったり、科学館、山小屋の宿泊料が無料になったこともあります。
ただ、正直に言いますと、秋田県民歌のようにみんなが歌えるほど浸透しているかというと、そこまでではないように思います。
私自身も秋田に生まれて育ってはいるんですが、秋田県民の日があることをあまり意識して生きてはいきませんでした。
さて、この県民の日ですが、全国にどれくらいあるかと言いますと、およそ20の都道府県にあります。
全ての都道府県にあるわけではないということなんですね。
県民の日があって、さらにその県民の日が公立学校お休みになる県というのもあります。
千葉県、東京都、群馬県、茨城県、埼玉県、山梨県では学校が休みになります。
その他に、愛知県などは一部の地域で休校になります。
ということで、県民の日イコール休みというのが当たり前ということで育つ子どもたちもいます。
カレンダーには赤く印刷はされてはいませんが、地域の子どもたちにとってはもう一つの祝日みたいな感覚でしょうね。
その一つ、私は千葉県に6年間住んでいたんですが、大学進学とともに千葉に行った時に千葉県民の日というのがあるというので、
すんごく驚きました。そんな日があるんだということと、しかも学校が休みになるのっていうのでびっくりしたんですね。
しかもそれが子どもから大人まで当たり前のように生活しているということに衝撃を受けました。
もっと言うと、大学はその日休みじゃなかったんです。千葉県民の日というのは6月15日なんですけど、
その6月15日は学校が休みということで千葉の人たちは浸透しているわけですね。
でもその日は大学はお休みではなかったということで不満げに話す人もいたんです。
6月15日は学校が休みになりますので千葉の子どもたちは一斉にレジャー施設に出かけます。
ということで東京ディズニーランドって千葉にあるんですけれども、ディズニーが大混雑するというので千葉県民にとっては県民の日はディズニーに行かない日っていう半分冗談みたいなそんなお話があるくらいでした。
じゃあお隣の東京都はどうか。都民の日というのは10月1日です。やっぱり学校が休みになります。
ここもまた子どもたちにとってはカレンダーには載っていない特別なお休みになります。
都内の動物園だったり美術館が無料開放されますので家族連れでにぎわうわけですね。
県民の日の影響と取り組み
東京の子どもにとっては都民の日のお出かけっていうのが年中行事の一つになっているわけですね。
一方で同じ関東でも例えば栃木県なんかは学校は休みになっていません。
学習活動への影響が大きいという理由からあえて通常通り授業をすると決めているそうです。
秋田もそうなんですけどね。今日は県民の日だよと聞いてもそうなんだって終わっちゃいますよね。
やっぱり休みじゃないと子どもたちの記憶には残りにくいというわけですね。
こうやって比べてくると休みになるかどうかっていうのがその県民の日の浸透度を大きく分けているなって思います。
じゃあもし秋田でも8月29日が学校お休みだったらどうなるか。
まず考えられるのは観光とか経済へのプラス効果ということです。
8月29日ちょうどお盆が終わって観光が落ち着く時期でもありますよね。
県民の日というお休みができてくるとどうなるか。
家族で温泉とか観光施設に出かける人も増えるのかもしれません。
地域の飲食店とか宿泊施設にとっても新しい動きが生まれるんじゃないかなって思うんです。
一方で子どもたちにとっては夏休みがちょっと延長された特別な日でもあります。
秋田の夏休みは短いですからね。もう一つ休みが8月中にあるっていうのはちょっと嬉しいんじゃないでしょうかね。
そんな時にお出かけした楽しい日として蓄積されていったらすごくいいということと、
でもその一方で宿題が進まないという悲鳴も聞こえてきそうではあります。
それでもやっぱりもしも本当に休みになったら秋田県民の日の存在感ってぐっと増して、
県民家と同じくらい自然に浸透していくんじゃないかなっていう気がします。
実際には休校にはなっていませんが、県有施設の無料開放だったり表彰なんかが行われて、
秋田なりの取り組みはしっかりとあります。
せっかくの県の誕生日ですから観光とか経済の視点でも暮らしの小さな思い出の視点でも
ちょっと立ち止まって自分のふるさとって考えてみる日にしてもいいのかもしれないなっていうそんな気がしました。
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それではまた明日。
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