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おはようございます。鶴岡慶子です。
この配信では、司会者として、花火鑑賞師として、そして気象予報士として、日々感じたことなどをお話ししています。
昨日は、気象防災アドバイザーのズーム演習の日でした。
午後1時半から始まって、4時45分まで3時間という予定だったんですが、6時ぐらいまでやってました。
本編はもうちょっと早く終わってたんですけど、その後自由タイムということで、気象庁の方がお話しなさるというので、これはもう居残りするしかないですよね。
その話がまた面白いんですよ。
1回目の演習の時は、あまりにも他の方と自分との実力の差に打ちのめされて、気象予報士としての技量を上げなければ、到底無理だと思ったんですよね。
だからといって辞めるという選択にはならないんですけど、これは困ったぞと思いました。
2回目のズーム演習でも、やっぱりグループ闘技になった時に、4人グループだったんですけど、他の3人の方があまりにも凄すぎて、
なんでこんなにポンポンポンポン、いろんな知識が口から出てくるのっていうぐらい、私はちょっと考えなければ出てこないようなこととか、
思っても見ないところからボールがいっぱい飛んできて、到底それを掴み取ることもできないし、もちろん投げ返すことなんて掴んでいないんですからね。
もちろんキャッチボールなんかできる状態じゃなかったんですよ。
昨日のグループは6人グループだったんですね。やっぱり皆さん素晴らしい方々ばかりだったんですが、今回は私係がなかったんです。
係って何かっていうと、第1回目の時も第2回目の時も記録とか司会とか発表する係がいたんですよ。
第1回目の時は司会と記録を一緒にやったんです。記録はキーボードを打つっていうことだったんですけど、発表資料を作りながら進行しながらっていうことを忙しくやってたんですよね。
そして2回目の時は記録をやりました。記録をしているとみんなのお話をまとめているうちに自分の意見はちょっと考えてられなくて、
みんなのグループ闘技の時に、はい鶴岡さんはって言われた時に、えっと何でしたっけっていう感じになることが多かったんですよね。
でも昨日は何の係にもならなかったので、目の前の気象状況と災害の状況を把握して、今自治体は何をすべきか、この先どういう対策をしたらいいかっていうような演習をしたんですけど、
その全体像をゆっくりと掴むことができたんです。私の思考のスピードがグループ闘技の中でリズムがピタッと合った感じがあったんです。
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前回や前々回の時にはこの回をどうやって進めていこうとか、どうやって人の発言をまとめようとか、そういうことを中心に考えていたので、
なんか自分が演習するという感じにならなかったんだなって振り返ると思います。
昨日の場合は自分の思考がどんどん災害対策モードになっていって、すごくわかりやすく感じました。
そこで疑問も出てきたので、本編が終わった後の自由時間に気象庁の方に質問をしました。
何を質問したかというと、安否確認について質問をしました。
災害が起きることを発災と言いますが、その発災後、まず安否不明者の安否を確認することってとても大事なんですよね。
まず間違っちゃいけないのは、行方不明者と安否不明者は全く違うものだということです。
安否不明者は安否が確認できていない人のことなんですよね。
だからそこの場所にいなくて、ただ旅行に出かけてましたっていう人も安否不明者だったりするわけですよね。
それをスピード感を持って正確に確認をするということがとても大事なんですが、
行政側からすると、マイナンバーと紐づくと早く正確に確認ができるのではないか、
そういう未来は描いているのかいないのか、そんな質問をしました。
回答としては、マイナンバーカード自体がまだ普及率が半分だということもあるし、
あとマイナンバーカードを持って避難所に行った場合は把握できるけど、
自宅で避難しているとなると、そこはやっぱり把握は今までと同じようになってしまう。
そこにもう一つ仕組みが必要だというお話でした。
ソフトバンクとヤフーが試験的に安否確認のテストをして、
あなたは無事ですかという通知をいろんな方のスマートフォンに出して、
無事ですというボタンを押して送り返す、そんなテストをしたそうです。
これだと位置情報が分かって、無事だということも分かって、
所有者が分かって、安否確認がそれでできるということのようですね。
なるほど、それは簡単かもしれない、広がりやすい、今すぐ使えるかもしれませんね。
私がマイナンバーカードにこだわるのは、というかマイナンバーカードがいいんじゃないかと思うのは、
理財証明書を早く発行できるからなんです。
これが行政とつながっていれば、それがスピーディーにできますよね。
確定申告の時にはマイナンバーカードをスマートフォンで読み取るという作業がありますけれども、
そんな感じで、あなたの安否といった時に、
マイナンバーカードにスマホをかざすことで、無事ですということを証明できる。
スマホを使っているので、その時だけは位置情報も一緒に送る。
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そうなると、もしかして地元、被災した地元にいなくても、
安否確認ができるということにつながるのかなって、
思ったんです。
さらに大きく被災していれば、理財証明書がすぐ発行できるということにもつながる。
それが、役所に行って、何時間も待ってということにならないっていうのがいいと思ったし、
そういう未来が描けていたらいいなっていうか、描いていきたいものだなと思いました。
いずれ、昨日のズーム演習の中で、グループ討議の内容がよく理解できたし、
こうじゃないかっていう意見もたくさん言えたし、
その中で出てきた疑問について質問もできたので、
これまでやってきたズーム演習は何だったのかっていうぐらい、
昨日は楽しかったです。
いよいよ、あさって15日が秋田地方気象台で、
模擬講座をやるんですね。
気象台の皆さんを住民に見立てて、気象の出前講座をします。
もう相手は皆さんプロなので、
釈迦に説法的な出前講座になるのが本当にプレッシャーなんですけど、
しっかり準備して臨みたいと思います。
鶴岳渓湖の花火と天気と言葉と、
日本の秋田県から発信しています。
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鶴岳渓湖でした。