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おはようございます。鶴岡慶子です。この配信では、歯科医者として、花火干渉士として、そして気象予報士として日々感じたことなどをお話ししています。
昨日はラジオの収録で放送局に行ってきました。 歯医者さんとの対談番組で、その先生は一般歯科治療ももちろん行うんですが、専門としているのは1日インプラントです。
インプラント治療というのは、半年、1年、長い期間かかるというのが従来のインプラントの形なんですけれど、この先生は1日インプラントというのを行っています。
もともとこのインプラント治療というのは、1日インプラントの考え方からスタートしているんです。
ただ、いろんな人がこの治療を行うといった時には、時間を置いた方が失敗しませんよねっていう形で世界中に広まったんですね。
もともとは1日インプラントの形なんです。ですから、その1日インプラントの手法をしっかりと身につければ、何も不思議な話ではないということでもあるんです。
ただ残念ながら、多くの歯医者さんでインプラント治療を行っているところは、私の師匠が半年置けと言ったから半年患者さんに待たせている。
残念ながらそういう歯医者さんが多いということなんですね。ちゃんと基本を学べば、もともとのインプラント治療の形っていうのはそうではなかったわけですから、
そこの基本に立ち返る、ちゃんと技術として身につけるっていうことをしていけば、患者さんの負担も減るのになぁっていう、そんなこともお話ししてたんです。
でも実際1日インプラント治療を始めるっていう、そういう意味が決して多くはないというのは、知ることと実行することでは違うからだと思うんですね。
なるほど、理論ではそういうことかと知っている。でもそれをじゃあ実際やるかって言ったら、やるところまで到達する人ってものすごく少なくなるんじゃないかなと思うんです。
ここで思い出す言葉があって、雨の日には傘をさすでしょっていう言葉です。
松下幸之助の、「あんた、雨の日には傘をさすやろ?」という言葉があるんです。これあってますかね、イントネーション。
これどんな時に松下幸之助が話したのかっていうと、どうしたら松下さんのように成功できるんですか?と聞かれて、こう答えたんです。
あんた、雨の日には傘をさすやろ?
これ、じゃあ傘をさせば誰でも松下幸之助のようになるのかって、そういう意味ではないんですよ、もちろん。松下幸之助が日本中の母親を家事から解放してあげたい、そういう思いで松下電機、後のナショナルパナソニックを立ち上げていくんですね。
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もちろん、自分のお母さんとか自分の奥さんを家事から解放してあげたい、そう思った人はたくさんいたんだと思うんです。でも、こうやって思うこと、アイディアを出すこと、誰でもできるんですね。
でもそれを普通の人と松下幸之助が違うのは、松下幸之助はそれを実現するために目標を設定してやり遂げたところ。これが全く違うことなんです。
知ることと実行することはまるで違うんですね。
ちょっと松下幸之助の話をすると、小さい時からデッチ暴行に出されて非常に苦労をなさった人なんですよね。もう育ち盛りなのにすっごいお腹が空いていて、でも時々実家からせんべいが送られてくるんですよ。
でもそのせんべいは、同じ部屋にたくさんのデッチ暴行の人たちが寝ている中で、一人きりになる時間なんかありませんから、食べるときにパリッと音がしたら困るので、他のデッチ暴行に見つかってはいけないので、一旦口に含んで唾液で溶かしながら静かに静かに食べたんです。
もうこんな風に大変な苦労をして年末年始に帰省するのが本当に楽しみだったそうです。
お母様に思いっきりその時は甘えたいですよね。でもお母さんが家事で忙しくて、そういう姿を見ているとやっぱり思うようには甘えられないと。
そういうところからお母さんを楽にさせてあげたい。自分は甘えたい甘えたいからお母さんを楽にさせたい。そういうふうに思ったんですよね。
雨が降ったら傘をさすように、お腹が空いたら食事を取る、電話が鳴ったら出る。そんな風に誰でも普通のことを普通にする。
それと同じようにいいと思ったこと、それからやらなきゃいけないって思ったことを本当にやった人が成功するんだ。
そういう意味があるんですよね。あんた雨の日には傘をさすやろう。
これは当たり前のことを当たり前に実行する。普通のことを最後までやりきる。こうして始めて成功するんだということなんですね。
知っていることと実行することは大きな開きがある。でも実行することっていうのはごくごくその当たり前のことをやっていくこと、やりきることなんだとも思います。
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