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おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。 この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
今日も最後までお付き合いください。 昨日は、令和7年新春談話会の司会をしてきました。
過去回の12月8日の配信、919回で、今は一体いつなんだっていうのを配信したんですが、ここでもお話ししたように、やっぱり今日がいつなのかわからなくなりますよね。
昨日は年明け紙面に載せるための談話会でして、それを今年やってるわけですね。 1月のものを12月にやってるわけなので、一体いつなんだっけってなります。
年明け紙面を見て、初めて時間がリセットされるのかもしれないなって思っています。 この談話会は音声とか映像を残すわけでもないので、質問に対して、なんかアンケートみたいに返してもいいのにって、参加者の一人は笑いながら言ってましたけど、
やっぱり顔を合わせてお話をするっていうのは、有意義な時間だったんじゃないかなって思います。 終わった後の、なんか清々しい皆さんの表情を見ていたら、
やっぱりこの時間はこれで良かったって思いました。 テーマは持続可能な農業振興というもので、ここまでの成果だったり、現在の取り組み、そしてこれからの施策なんかを話していくんですけど、
私はファシリテーター役で、参加するお話をするのは4名、私を入れると5人でした。 主催は農業共同組合、JAだったんですけど、
まず会場にあるお花を見て、組合員は皆さん、「誰の花?」って言うんですよ。 そして花の近くまで行くわけですね。
これとっても新鮮に感じました。 会場の様子を少しお話をすると、会場には金屏風があって、その両脇にスタンド花があります。
他にアレンジ花も置いてあるんですけど、アレンジ花を中心に参加者の4名はそれを取り囲むようにテーブルが置いてあるんですね。
いずれも生産者のダリアなんですよ。 これがまた立派なんですけど、いや立派だなーって私は思って終わっちゃうと思うんですけど、
みんなが誰の花かって言った後に、あの人はセンスがいいもんねって言ってるんです。 JAの方々はそういうところを見るんだなとか、そういうところに目が行くんだなと思って、
本当に新鮮に感じました。 パシリテータ役ってどういうことをするかっていうと、発言を引き出すこととそれを丁寧に拾い上げること、
そして発言に対して中立であるっていうことが何よりも大事なことだなって思っています。 でもこれ、いたすらにお話をしてもらうだけじゃダメで、この時間の道筋を作る役割がありますので、
あまりにもオープンクエッションだと、このオープンクエッションっていうのはイエスノーで答えられないタイプの質問っていうことなんですね。
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このあまりにもオープンクエッション、例えばこれについてはどう考えますかというような質問をしちゃうと、何が返ってくるのかわからない。
そしてその何が返ってくるかわからないというその内容って、最初の発言の方に引っ張られるんですね。
最初にオープンクエッションすぎる質問をしてしまうと、最初に発言した人が道筋を作ってしまうということになってしまうんです。
そうではなくて、やはりファシリテーター役が道筋を作っていくべきなので、質問に工夫が必要です。
もちろん何が飛んでくるかわからない。これはどの場面でも同じなんですけど、どの方向かっていうのは質問によって絞ることができると思っています。
この活動についてどう考えていますかではなくて、この活動について手応えをどう感じていますかというふうに言うと、手応えを中心にお話をしてもらえます。
そしてもし最初に発言する人が手応えだけではなくて話を広げたとしても、2番目の方にも手応えについてではあなたはどう考えていますかというふうに、また手応えということに戻ってこられるんですね。
そうやって修正していけます。そして手応え手応え手応えってずっとプラスの答えを中心にお話が進んでいくんですね。
で、プラスのお話をいったん全部出してもらった後で、じゃあ一方でマイナス面はどうでしょうかという話ができていきます。
あまりにもオープンクエッションで始まるよりもずっと整理された形で時間が進んでいくことになります。
それは討論している、談話している参加者の皆さんの頭の中も整理されながらその時間が過ごしていけるんじゃないかなって思うんです。
ファシリテータ役としては、このどう考えていますかの部分をそうやって道筋を作っていきながら組み立てていくっていうことになります。
ファシリテータ役ってあくまでも中立なのでどんなお話も受け止めるんですけれども、
中立であるならばプラスも出し切る、マイナスも出し切る。
そうやってやっとこれからの話ができる、これからの方向性を整理できるなっていうふうに思っています。
談話会とか討論会もそうかもしれませんけど、そうやってその時間を組み立てていくっていうことがコツの一つかなっていうふうにも思います。
今回はものすごいまたなんていうか細い細い糸を手繰りながらこのお仕事が私に来たんですけど、
リーダー同士の談話会だったので、そのリーダーの考えをじっくりと聞く時間をちょっと先に私が独り占めしたような感じで、とってもありがたいお仕事でした。
昨日のこの時間が指名になって、その配布先ってJAの組合員のようなんですが、私も欲しいって言ってあります。
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おそらく私もいただけるんだと思うんですけど、いただくことによってきっと私の時間はリセットされると思いますので、
ぜひいただきたいと思っているんですが、どんなふうにまとまるのかを楽しみにしたいと思います。
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それではまた明日。