2026/02/27
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おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。 この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
今日はインタビュー記事の発行日です。 10日に一度、7のつく日にウェブマガジンを発行しているもので、人生の素敵に会いに行くシリーズ、いわゆるライフシリーズと、花火を作る人に会いに行くシリーズ、いわゆる花火シリーズを交互にお届けしているものです。
今回は花火シリーズで、登場いただくのは東京都鈴生電算株式会社代表取締役、由井洋さんです。 長年花火の安全を支え続けてきた方です。
会社は品川にあります。昨年12月、実際に私出かけて行ってお話を伺ってきました。
花火はただきれいなだけじゃなくて、その一瞬の輝きの裏側には、火薬と向き合い続けてきた人の確かな技術と判断があるわけですね。
由井さんは、電気制御製品の設計、製造に携わるいわゆるエンジニアです。
火薬庫の盗難防止装置をきっかけに、花火業界との縁が広がっていって、やがて火薬から離れて点火をするという遠隔点火の仕組みを花火業界にも広げていきました。
かつて花火業界は、直接点火が主流だったんです。事故のリスクと隣り合わせだったんです。
花火は人を喜ばせるものです。その現場で怪我をしてはならない。そういう思いが遠隔点火、電気点火という流れを後押ししていきました。
由井さんは、秋田県で行われる全国花火競技大会、いわゆる大曲りの花火、ここの尺玉競演の点火を30年以上任されてきました。
尺玉というのは、花火玉は大体バスケットボールぐらいの大きさです。尺ですからね。30センチぐらいです。直径が。
その花火玉を丸く打ち上げるっていう競技があるんですけど、その点火を任されているのが由井さんです。
大曲りの花火は競技大会なので、やっぱり地元の花火屋さんが他の花火屋さんの点火をするっていうと、なんかちょっと嫌な感じがあるじゃないですか。
なので全く花火屋ではない方が点火をするっていう形にしているんですね。
30年以上由井さんが点火をしているんですが、その点火の記録も見せてもらいました。
回路の抵抗値を0.1オム単位で確認していて、数値をずっと書いているんですね。
そういった数値の裏付けとか万が一に備える確実な停止操作、それはアナログの手押し点火器だからこそ安全に停止ができるということでもあるんですね。
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デジタル制御が主流となった今も由井さんは、その尺玉競演ではアナログの手押し点火器を使っています。
花火師さんたちは花火大会の裏方、黒子だと言われますけれども、その花火師さんをさらに支えるのが由井さんなんです。
全国の打ち上げ従事者はおよそ2万人います。
毎年火薬の講習を受けるんですけれども、その講師をなさっているのも由井さんです。
その講習なんかで安全意識を共有し続けた結果、平成18年以降死亡事故は0件です。
これは現場での確認と講習を地道に続けてきた結果と言えると思います。
火薬を消費しているっていう意識を決して忘れちゃいけないよという、その言葉を由井さんは何度も何度も口にしていました。
花火は一瞬の芸術です。
ですが、その一瞬のためにどれだけの確認と準備が積み重ねられているのか、ぜひ記事全文でその言葉の重みを感じてください。
記事は今日正午公開です。
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リッスンではこの配信のテキスト版を公開しています。合わせてご覧ください。
それではまた明日。
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