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2024-10-27 05:18

【0877】2024/10/27 屋外イベントに気象の知識を生かせ

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2024/10/27

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おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。
この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。 毎朝更新している恋の日記です。今日も最後までお付き合いください。
昨日はイベントの司会をしたんですが、そのイベントが3時スタートの夜7時30分までというお仕事だったんです。
すごくすがすがしい、気持ちのいい天気だったんですね。青空がスカーンと見えて、絶好のイベント日和だわって思ったんですけど、夜になるとこれが冷えてくるわけですね。
ここに落とし穴がありました。 何があったかっていうと、夜露に悩まされました。
日中は気温が高かったので、気温が高い、温度が高いということは、その空気の中にたくさん水蒸気を含むことができるということです。
気温が低くなると、水蒸気をたくさん含むことができなくなるので、その含むことができなくなった水蒸気はどうなるかというと、水滴として現れてきます。
空気が冷やされることで、空気中の水蒸気が水滴となって発生する現象、これがまさしく夜露です。
夜露はちょうど今ぐらい、秋ごろから冬にかけて発生しやすくなるんですね。
夜露が発生する、つまり水がたくさん、水滴がたくさん現れるということはどういうことかというと、イベントで使っている音響機器にダメージがあるということなんです。
昨日、司会したイベントはステージイベントだったんです。
野外ステージのイベントだったんですね。
子どもたちの吹奏楽部から始まって、バンドの演奏があったり、演舞があったり、あとは秋田の関東祭りなんかの実演もありました。
フィナーレは打ち上げ花火でした。
日没を迎える頃、バンドの演奏が始まります。
バンドについては暖かい日中にリハーサルをしっかりと行っていたのに、そこに置いていたアンプがやっぱりダメージを受けてたんですね。
そこに設置していたキーボードもドラムも夜露にまみれていて、タオルでまず拭くところからスタートしたんですけど、やっぱりすでにダメージを受けてたんでしょうね。
マイクもアンプも、そして楽器もダメージを受けているということで、リハーサルのようになかなかいかないんですね。
音響屋さんもなぜそういうふうになるのか、どこに原因があるのか、いろんなコードを抜きさししていたらその度にボンって音がしたりとか、
本番になってからその調整を行ったりしたので、入念にリハーサルをしたはずなんですけれども、本番でバタバタするというようなことがありました。
日中からスタートしたイベントが夜まで続く。しかもこの季節のステージイベント、屋外ステージのイベントというのは、思えばちゃんと夜露に対する対策をしていたなって思い出しました。
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例えばビニールをかけるとか、ブルーシートかけるとか、本番直前になってそのカバーを取るというようなことが行われていたなというのを思い出しました。
それでも私が担当する夜のイベントって、春先だったり夏だったりするんですね。花火ってそうですよね。
だからこの時期気をつけること、この夜露に対する対策っていうのは、私もスカーンと抜けていたので、もし私が気づけていたのであれば配慮できたのになぁと思って、
自分の仕事以外のことであると言っちゃえばそれまでのことなんですけど、例えばなぜその時にカバーをかけるのか、なぜこのことが行われているのかということをちゃんとわかっている人でありたいなって、昨日は強く思いました。
あわせて気象予報士としては、天気についてはテレビやラジオで言っている天気予報でいいんですけれども、いつも私はもっと細かく見ていて、具体的には風向風速、これを時間単位で見ていきます。
この時間単位は南東の風何メートルだなぁとか、そうやって見ていくんですね。それから気温も細かく見ていきます。
この時に急激に下がるだろうなって見ていくんです。見ていくんですけれども、それは割と私自身が気持ちよく視界ができるようにっていう自分の環境を作るためだったりするわけです。
でも今回みたいに楽器だったり電子機器だったり、いろんなところに影響があるんだっていう自分のことだけじゃなくて、このイベント全体としてどういうところに入るが必要なんだろうっていうことで、気象をもっと具体的に見ていく必要があるなって強く思いました。
この配信はアップルポッドキャスト他各種プラットフォームでお届けしています。ではまた明日もお会いしましょう。鶴岡慶子でした。
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