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おはようございます。鶴岡慶子です。
この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
司会やナレーションを通じて、日々感じたことなどを語る声の日記です。
日本の秋田県から毎朝更新しています。
相撲の伊勢賀浜親方が解説で、「何にもしないで黙ってるんですよ。黙ってたらやられますよね。」と話しました。
このコメントで違和感を感じないのは、もしかしたら東北人かもしれません。
エッセイストで相撲2の農町美音子さんが、このことについて、「もしかして何もしないでいることを黙るって表現するのは東北だけ?」
つがるべんというか、東北でも北海道でも言う気がするけれど、関西でも言うのかな?とSNSに投稿していました。
あんまり私は違和感なく聞き流しちゃったんですけれども、なるほどそうかと。
黙るということをこんな形で使うのは共通語じゃないのかと思いました。
黙るって辞書を引きますと、「物を言うのをやめて口を閉じる。」、「物を言わない。」、「泣くのをやめる。」、「沈黙する。」、「音がしなくなる。」などと書いてあるんです。
使い方としては、「黙って人の話を聞く。」、「急に黙ってしまった。」、「泣く子も黙る。」という具合です。
でも伊勢神浜親方は青森出身なんですけどね、親方が言う黙ってっていうのは何もしないっていう意味で使っているんですよね。
喋らないっていう意味ではないわけです。動かない、何もしないという意味で使っています。
共通語では黙っていても収入がある、なんていう言い方はするかもしれないなと思ったので、親方が言う何もしないっていう意味で使う黙るっていうことは意味通じると思うんですけどね。
ちょっと話は変わるんですが、昨日こんなニュースを聞きました。皆さんも聞いたでしょうか。
20億年前、地球最古の微生物、生命の起源に迫る重要な発見かというニュースを聞きました。
どういうものだったかっていうと、南アフリカの地下に広がる20億年前の地層から微生物を採取することに東京大学の研究チームが成功したというものなんです。
しかもその微生物は生きていると見られるということなんです。その発見について専門家はまるでたま手箱を開けるような感覚に近いとコメントしていたんです。
これも非常に印象的なコメントでした。
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これまで見つかった最も古い生きた微生物はおよそ1億年前のものということで、今回の解析が20億年前の生物と確定されたならば、科学界最大の謎の一つともいわれる地球の生命の起源であるとか、進化に迫る重要な発見になるという、そんな可能性もあるということなんですね。
このニュース、すごいのが2つあって、1つは20億年前であること。もう1つは生きていると見られる微生物の発見っていうことなんですよね。ずっと生きていたって20億年歳っていうことですか。
地下の微生物のほとんどは増殖する速度が非常に遅いんだそうですね。少なくとも1億年程度では進化しないこともわかっているそうです。今回見つかった微生物もほとんど進化せずに20億年前の当時の姿をとどめている可能性が高いという。
いやーびっくりしましたね。これもっともっと解析が進んでいって、その先どんなことがわかってきたのかっていうのを注目したいなと思うんですけど、この微生物はもうずっと黙っていたんでしょうね。
この配信はアップルポッドキャスト他各種プラットフォームでお届けしています。ではまた明日もお会いしましょう。
鶴岡慶子でした。