2026-02-12 02:29

ニセ広告「栃木レザー」にも…年末頃から本家に苦情相次ぐ “勝手に記念モデル”や「病気の父を助けるため」と情に訴える手法も

「ニセ広告「栃木レザー」にも…年末頃から本家に苦情相次ぐ “勝手に記念モデル”や「病気の父を助けるため」と情に訴える手法も」 取材班が向かったのは栃木市の工場。そこでは巨大な牛革が一枚一枚、手作業で厚みを整えられていました。熟練の職人が時間と手間をかけ、昔ながらの20工程を経て仕上げる「栃木レザー」です。創業は1937年。栃木レザーは天然皮革の魅力を最大限に生かし、丈夫でハリがあることが特徴です。栃木駅前のアンテナショップには多くの愛用者が訪れていました。栃木レザーの愛用者:なじんでくる感じとか、革の良さをそのまま出したような製品なので、そういったところが好きです。しかし、老舗のご当地ブランドである栃木レザーが今、SNSで問題化する偽広告の新たなターゲットとなっていました。偽広告:100年続く革工房の技で一枚革を丁寧に仕立てました。10年使っても剥がれず型崩れしない防水仕上げ。「栃木レザー100周年記念商品限定販売」などとうたった広告動画。“防水仕上げ”を強調し、水筒やコップの水を何度もバッグに浴びせています。動画を見た栃木レザーの担当者は「これは偽広告だ」と怒りに震えていました。栃木レザー株式会社 井上陽児取締役:ふざけるなという感じ。弊社だとすれば、まず100周年じゃないし勝手に記念モデルを出すなという感じです。さらに、革製のかばんに水をかける行為についても「こんなに水をバシャバシャ掛けるなんてあり得ない」と話します。そして「最も許しがたい」というのが、あまりにも露骨な情に訴える販売方法でした。偽広告:みなさん、どうか私の父を助けて下さい。このような方法でお願いするのは本当に心苦しいのですが…。“病気の父を助けるためにバッグを買って欲しい”という偽広告。さらに、別の動画では…。偽広告:大変申し訳ございません。120年の伝統を受け継いできた栃木レザーの工房が、ついにその扉を閉ざさざるを得ない時が来ました。職人たちへの最後の給与を全額支払い、この歴史に終止符を打つための“最後のカーテンコール”なのです。
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