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2024-08-21 11:09

#906 幕末に欧米を漫遊して歩いた福島県出身の高野広八さんの話

『海を渡った幕末の曲芸団 高野広八の米欧漫遊記』宮永孝著(1999年)を読みました。幕末に日本で始めて欧米に曲芸団を率いて興行で出かけた高野広八さんについての本です。現在の福島県飯野町の出身の人物。一般人としてはじめてパスポートを持って海外に出かけた人だそうです。3年間の旅でさまざまなものを観て日記に残しております。恥ずかしながら、そんな先輩がいるのぜんぜん知りませんでした。とても面白かったです。

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はい、おはようございまーす。本日の放送は2024年の8月21日、水曜日です。本日は第906回目のお話となりまーす。
このチャンネルは福島県郡山市在住の特撮アニメ漫画大津久井氏のピョン吉が響きになったことをダラダラと話をしていくという番組です。
よろしくお願いいたします。
昨日はですね、福島県出身ですごい人物について調べた本を読んでワクワクとしておりました。
その本はですね、海を渡った幕末の曲芸団、高野広八、米欧漫遊記という本です。
海を渡った幕末の曲芸団、高野広八、米欧漫遊記です。中古新書がね、1999年の2月に出た本なんですね。
今回はですね、この本に出てくる高野広八という人についてね、お話をしたいと思っております。
数日前にですね、ネット検索していたらですね、川上おとじろうよりですね、早くですね、世界に興行で出ていった人物がね、福島県出身者にいるってことを知ったんですよ。
その人物はね、高野広八という人物でね。というわけで、その方についての本を早速ね、調べて買ったわけですね。
この、海を渡った幕末の曲芸団、高野広八、米欧漫遊記のこの本ね、法政大学にいらしたですね、宮永孝志さんという方、その方に書いた本ですね。
川上おとじろうさんといえばですね、幕末、オッペケ米武士、オッペケ米武士ね、これで有名な方ですね。
世田谷百貨さんと一緒にね、海外の興行したってことね。で、進撃の地と呼ばれるような人物ですね。
中村雅人さんがですね、大河ドラマ、春の波動でですね、川上おとじろうさんを演じておりました。
えー、あの川上おとじろうよりも早くですね、世界に出ていった福島県人がいたの?というので驚いたわけですね。
高野広八さんについてはですね、安岡翔太郎さん、小説家の安岡翔太郎さんがですね、大世紀末サーカスという小説ですね、題材にしているそうです。
残念ながら私読んだことないんですけどね。サーカスって言葉が出てきましたね。高野広八さん、曲芸、軽技師をする人なんですね。
確かにですね、曲芸ならばですね、言語の壁を容易く突破しますからね。というので3つの曲芸師、軽技師、それと手品師などを集めましてね、帝国日本曲芸一座と名乗って興行したそうです。
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出身はですね、福島県の福島市、合併する前ですね、飯野町ですね。
生きていた期間は1820年から1896年だそうです。ですから76歳くらいで何だったんでしょうかね。
幕末、かつ海州裏側、海輪丸を使ってね、太平洋を横断しましてね、わずか6年後ですね、慶応2年です。
1866年、17人のですね、曲芸師たちを連れ行きましてね、日本の曲芸団として初めてね、欧米に渡った。
そしてあと約3年間渡りですね、興行を続けたらしいんですよ。
そしてですね、その見聞録、それをね、記録で取っておりまして、それを広八日記としてね、残したそうなんですね。
この広八日記はですね、単に各地に回った記録だけでなくですね、当時の日本と欧米諸国との生活とか文化の違いとかね、
欧米諸国の様子を知ることができる貴重な資料となっています。
蒸気機関車を見るのも初めてだったらね、水道も見るのも初めて、ガス棟、ガス缶も見るのも初めてという状態でね、
それまで見たことのないものを見たことをね、それを書いてあるんですね。
またですね、造兵局とかそういったところに行って、金融関係の仕組みとかもよく見学したりしているようですね。
今回自分が読んだ本の著者の宮永様はですね、その海外の当時の新聞記事、
その記者の方がですね、追跡調査していったみたいですね。
当時から新聞記事がたくさん残っていたんですね。
日本からサーカス団が来たというので、各国の新聞にたくさん記録が残っていったみたいなんですね。
というわけで、ひろはちさんのひろはち日記とですね、各国の新聞記事、その2つを比較しながらまとめていったみたいですね。
各国と言いましょうかね、アメリカ、イギリス、フランス、オランダ、スペイン、ポルトガルを巡業したらしいんです。
それぞれの国の様子、そういうのが出ています。
南アメリカも回っていますね、その新聞などもありますね。
出発したのはですね、慶応2年というので江戸時代だったんですね。
民間人として初めて江戸幕府へ現在で言うパスポートをもらって出発したらしいんですよ。
そして戻ってきた時には明治2年になっているんですね。
つまり江戸幕府は終わって明治政府に変わっていったんですよ。
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時代が変わったのがまたれちゃったんですね。
日本では作曲家ということもありまして、日本独自の見分かれた曲芸、これは海外で非常に珍しかったみたいで高い評価を得たらしいです。
それでアメリカのジョンソン大統領にホワイトハウスに一見などをしたそうなんですね。
その後各国に行きまして日本人とかも会っているんですね。
この当時歴史の許可書に載らないような西洋の知識を持ち帰ろうとするたくさんのたくましい日本人が欧米に行ったことがわかるわけですよ。
そしてこれはあまり公の本には載らないことなんですが、
この広八日記の面白いところは各国の誘客に遊びに出かけているというわけですね。
要するに女を買いに出かけているんですよ。
広八祭、当時45歳、46歳だったのにすごい元気なんですね。
いつの時代でも同じだなあなんて思いますね。
近代文明の驚きを記憶するですね。
どちらかというとこちらの方の詳しく書いているような気がしますね。
金額だとか場所だとかそれを書いているんですよ。
なかなか面白いです。
客バナナの巡業は全然順調ではないんですね。
途中で大金を盗まれたりとか病気にならない人が出たりとかね。
また最後の方で翻訳してくれる翻訳者がお金を持って逃げ出したりとかね。
いろいろトラブルに巻き込まれるんですね。
広八祭も筒持たせ、女性と会いましてね。
それでホテルに誘われまして、それに引っかかってお金を盗まれたりとかしています。
広八祭は言葉が伝わらないので泣きに入りそうなんですがね。
そこで警察に訴えてまして犯人を見つけたりして牢獄に入れたりとかしてるんですね。
裁判に出た時の記憶なども残っているんですね。
そこまで調べたらすごいですよね。
海外のドラマでお馴染みの神様への宣誓があるわけですよ。
でも仏教とか宣誓ができないということでね。
そこは議論になったりとかしてるんですね。
日本人は嘘をつくと未来英語を罰せられると思っているので
嘘はつけないという説明で認められたりしているんですね。
西洋の方も当時大らかな感じにしますね。
そんないろんなアクシデントにありながら無事に日本に帰ってきましてね。
明治3年に故郷の猪野町に戻ってきたらしいです。
そこは故郷で失踪な生活をしながら晩年を過ごして
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現在もお墓が残っているそうです。
猪野町というと猪野の里で有名ですけどね。
そのついでにお墓参りしてみたくなっちゃいますね。
というわけで今回は幕末に欧米を見てもらった福島賢治がいたよという話でした。
福島市の劇団120円という劇団があるんですよ。
そこが2018年に高野裕八さんを題材にしました
幕末アリスという演劇を講演したそうなんですね。
この劇見てみたかったですね。
それではまた次回よろしくはペン吉のお宝の話をお付けくださいね。
本日もお聞きくださいまして誠にありがとうございました。
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