2023-05-12 11:14

#439 福島の震災被害をアニメや紙芝居として残しているいくまさ鉄平さんの話

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広島市の紙芝居作家のいくまさ鉄平(福本英伸)さん。東日本大震災におそわれた東北を元気づけようと、東北の物語を紙芝居にするプロジェクトを進めていて、現在170作を超える作品を作っています。そのうち、福島県を題材にした8作品をアニメ化しています。海外でも上映されている浪江町の消防団を題材にした「無念」。今年3月に完成した新地町の漁民を描いた「ふながだの海」。これからも、忘れてはいけない震災の記憶を形として残していってほしいですね。

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はい、おはようございます。本日の放送は2023年の5月12日金曜日です。 本日は第439回目のお話となりまーす。
このチャンネルは福島県郡山市在住の特撮アニメ漫画大好き親父のピョン吉が響きになったことをたらたら楽し押していくという番組です。
そんな親父の人々をお気になりまして、もしもあなたの心に何かが残ってしまったら、ごめんなさい、悪意はなかったんです。
ここにこの番組に興味を持ってしまったら、ぜひ今後もご協力のほどよろしくお願い致します。
福島県についてですね、アニメにした数が一番多い人ってね、たぶんですね、生駒さてっぺいさんじゃないでしょうかね。
生駒さてっぺいさん、本名ね、福本秀信さんという方です。
広島市の紙芝居作家の方なんですね。
2011年の時ですね、広島市の職員として働いていたんですけどね、東日本大震災が発生しまして、支援団体ボランテデボ広島を立ち上げましてね、
東北の被災地の復興支援に取り組んだんですね。 そしてですね、その年の12月、心の支援としましてね、
東北町物語紙芝居家100本プロジェクトというのを立ち上げたんですよ。 東北町物語紙芝居家100本プロジェクト。
東北の方でね、民話だとかね、町の祝われなどね、そういったのを紙芝居にしていこうという計画なんですね。
この活動によってですね、東北に元気をもたらそうという取り組みなんですね。
100本って言ってましたよね。4年後の2015年にはですね、100本を軽くオーバーしてたんですね。
そして現在ですね、170本以上の紙芝居ができているわけです。 紙芝居を作りたいというのはですね、その紙芝居を行うイベント、そういったのをやっていらっしゃるんですね。
それと紙芝居と音楽と演奏、それから歌などね、そういった組み合わせた絵、音、芝居というのも行っているんですね。
当初ですね、紙芝居を作るときにですね、計画通りですね、民話だとかね、歴史の物語だとかね、京都の偉人の話だとかね、そういったのを行っていたんですがね、
だんだんですね、民話を語る語り部の人のね、その人が経験した震災の話が多くなっていったんですね。
東北って言ってますね、福島県だけではないんですけどね、福島県の沿岸部の話がね、比率的に多いんですね。
2016年3月にですね、紙芝居として作った一つの作品をね、アニメ化するんですよ。 「なめえ町消防団物語 無念」
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それをですね、アニメ化したんですね。 そして作った術製作映画なんですかね、異例の注目を集めましてね、
17年末までにですね、術製上映会の回数は400回以上を超えたんですね。 この「なめえ町消防団物語 無念」の物語ですけどね、
2011年3月11日に起こった東日本大震災ですけども、その後にですね、起きた東京電力福島第一原発、その爆発事故がありましたよね。
それによって事故のあった原発から約8キロメートルの距離に位置する福島県のなめえ町の消防団の人たちが描かれてたんですね。
立ち入り禁止区域にね、死体捨てたことによってですね、立ち入ることができなくて、それによって救助ができなかった命。
それをね、無念に思う消防団の人々の苦悩を描くアニメーションなんですね。 多くの無念な思いをね、伝えたいと思うですね。
なめえ町物語伝えたいの人々とね、新生から5年間ですね、紙芝居を通してね、支援活動してきたね、広島のね、町物語制作委員会がね、共に作った作品になってますね。
この時ですね、非常にですね、新聞で話題になりましてね、
イクマサテッペイさんのね、活動をね、それを読みましてね、 興味を持ちまして、YouTubeでですね、そのCMをね、見たんですね。
見た感想はですね、 これはアニメーションというですね、ごく絵本だなぁという感じだったんですね。
CMなんでね、自分内容の方よりですね、アニメーションの方ね、そちらの方に目に入ってしまったんですね。
で、これでですね、これをアニメーションというのはいかなるものか、なんていうふうに思ってたんですね。
自分自身ですね、当時ね、そういった事件、そういった事態の話をよく聞いてたんでね、感覚が麻痺していたんでしょうね。
なんでそれを題材にしたんだろうと思ったんですね。 当時ですね、福島ガイナックスがありましてね、2015年の時にですね、
津波弊害にあった女の子がね、スケートを選手を目指すという思いの欠片だったとかね。
また、福島県内のあちこちのところのお話、それを集めたですね、未来への思いとか作ってたんですね。
それらに比べるとですね、ちょっと垢抜けてないなぁなんていうふうに思ったんですね。 ちょっとやっぱり未来の方ですね、向いている方向の先の方がいいなぁなんて思ったんですね。
ですけども、その無念の方ですけどね、2017年3月にフランスに公開されてね、そしてフランス各地を巡ってですね、原発事故の実装を伝えたと。
海外でもですね、あちこちで上演されまして評価が高くなっているんですね。 今はですね、紙芝居から7本の作品をアニメ化しているんですね。
例えば、ナミエチチ牛物語という作品ですね。 その作品ではですね、原発事故によって汚染された福島の牛たちがね、殺処分命令が出たんですね。
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落死させられた牛の数は3000頭を超えたんですよ。 というわけで、人に運命を似合えた牛たちなんでね、機械的に処分されたらどうやら物多い。
しかし精神を病むほどですね、悩み苦しんだ落農家たちもいたという感じで、牛目線でね、落農家たちの悲しみを伝えてるんですね。
そういった作品だとか、大好きな人東日本大震災先制奮闘機という作品ではですね、
翌年には新校舎へ移転が決まっていて、地区50年の小学校なんですが、そこで地震が起きた。 天井が落ち、校舎から子どもたちを逃がす教師。
避難した校庭には雪まじりの寒風が吹き、教師たちはビニールシートを掲げ、子どもたちをさまざま守った、というような震災時における学校の先生たちの頑張りを伝えるお話。
だとか、命のおにぎり東日本大震災避難生活物語というのであればですね、避難生活が続く2014年の新春、東高を襲った突如の大雪。
雨の豪雨節にですね、車は立ち往生しまして、閉じ込められて数日ドライバーがね、命の危機感が迫っていた。
その時立ち上がったのは、道沿いの仮設住宅に住む飯舘村の避難者の人たちだった、というね、小学校の教科書でも紹介されたようなエピソード、こういったのがね、アニメとして作られたんですね。
やっぱり地味なんですね。だけどもやっぱり実話だし、またいろんな人、実際に震災、津波、原発事故に被害があった時にですね、経験したこと、
そういったことを形として残していてね、活動としては非常に素晴らしいんですね。
またアニメにするとですね、紙芝居と違って、目に触れる機会がね、格段に多くなったわけですね。
2022年の2月にはですね、7作目の作品を作るんですね。福島原発始まり物語、峠、という作品です。
これはですね、福島に原子力発電所が作らないまでを描いた物語なんですね。
原爆投下から原発事故までですね、間ですね、各国を巡る出来事、そのね、福島の被災者の人生においてみた作品です。
原発建設の歴史を調べていったらですね、広島がですね、頻繁に登場していくんですね。
広島っていうのはですね、原発建設に利用されてね、それによって原発が推進されまして、建てられた原発が事故を起きたと。
というわけで、広島出身の作者としてはね、この作品は作らざるを得ない使命を感じたという作品らしいです。
そして今年の3月に8本目のね、長畑の海っていう作品を完成させたんですね。
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これは津波とね、原発の被害に苦悩する漁民の人たちの話をアニメ化したものです。
大津波が来るっていうので、船が壊れないようにですね、沖に船に出しに行ったんですね。
これちょっとした差でですね、早めに出た人は問題なかったんですが、遅れた人はですね、津波に被害があっちゃって、転覆してしまった。
で、なんとかですね、船がね、無事に戻ったところがですね、船があってもですね、原発事故のためですね、漁業ができないんですよね。
そのため苦悩する漁民たちを描いています。モデルとしてね、本人もね、声優として出演されてるんですね。
そしてですね、今回のこのお話ですね、さらに先の話も書かれてるんですね。
今問題になっている原発で発生された処理水、それが海に放流するとね、そうすると漁民たちはどうなるかというですね、未来に向けてのね、問いかけ、それを作品中に表してるんですね。
というわけで今回ですね、全部、というわけでね、今回ですね、全部見たことのない作品ばっかりなんですかね。
ぜひ見てみたいなと思ってるんですね。 そんなわけでですね、8本も福島県を題材にしてアニメーションを作ったね、
池本哲平さん、さらにまだまだね、作っていきそうな感じですね。 だんだん原発事故がね、時間が経つにつれてですね、消えていく話、それをね、こういうふうに感じて紙芝居として残すという活動をしているのは非常に素晴らしいことですね。
こういうですね、福島県を題材にしてね、アニメを作る人、県内にもですね、どんどんね、増えてくれるといいなと思ってるんですけどね。
はい、それではまた次回よろしくは、ペンキションお宅の話をつけてくださいね。 本日もお聞きくださいまして、本当にありがとうございました。
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