2022-10-23 11:53

#238 白河市出身で東映動画で子どものためのアニメを作った矢吹公郎監督の話

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現在も東映アニメーションのシンボルマークはペロという猫です。1969年の劇場用アニメ「長靴をはいた猫」の主人公です。その映画の監督が白河市出身の矢吹公郎監督です。東映動画を中心に、映画やテレビなどで数多くのアニメ作品の演出、監修、監督を務めた方です。関係してきた作品を見ると、子どもにウケるではなく、子どもに見て欲しいアニメを目指していたのかな、という気がします。

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はい、おはようございます。本日の放送は、2022年の10月23日、日曜日です。
本日は、第238回目のお話となります。
このチャンネルは、福島県郡山市在住の特撮アニメ漫画大好き親父のピョン吉が響きになったことをだらだら話をしていくという番組です。
そんな親父の一言を聞きなりまして、もしもあなたの心に何かが残ってしまったら、ごめんなさい。我気がなかったんです。
不幸にもこの番組に興味を持ってしまったら、ぜひ今後もご引きのほどよろしくお願いいたします。
昨日10月22日はですね、アニメの日だったんですね。
東映動画、現在の東映アニメーションがですね、1958年10月22日にですね、公開しました日本初のオールカラー長編劇場用アニメーション
白蛇伝、これを公開したことからですね、2017年に一般社団法人日本記念日協会よりですね、アニメの日としてですね、正式に登録されたんですね。
この白蛇伝から始まりまして、少年サルトビサスケ、西遊記、アンジュとジュシオオオマルと毎年ですね、東映動画はですね、劇場アニメを公開してきましてね。
アニメ映画といえばですね、東映動画っていう時代が長く続いたんですよね。
いや、今だってですね、ワンピース、プリキュアという形でですね、劇場版アニメの歴史は続いているんですよ。
アニメの日に関係した話っていうね、何かないかなーと思ったらですね、東映の劇場用アニメでね、多数の作品を監督した福島県出身の矢吹君男監督のね、話をまだしていないなぁと思ったんで今回はその話です。
自分ですけどね、大学時代自主制作でね、アニメ制作をしていたんですよね。
セルにですね、アニメカラーっていうのを使ってね、色を塗っていくんですけどね。
そのアニメカラーにはですね、猫の顔が書いてあったんですよね。
このアニメカラーっていうのはね、東映動画が販売していたんですよ。
というわけで、東映動画がですね、1969年に公開した長靴を履いた猫の主人公ペロの顔が書いてあるんですね。
このペロが活躍するアニメ映画はですね、長靴三十四、長靴を履いた猫80日間世界一周の3本が存在するんですね。
東映動画を象徴するキャラってことでね、このようにアニメの制作グッズにね、あちこちにこのペロの絵が書いてあったんですね。
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当時ですけどね、都会の方にはね、アニメポリスペロっていうですね、アニメショップの元祖もあったらしいんですね。
このキャラクターがね、やっぱり名前の由来らしいです。
その長靴を履いた猫を監督したのがですね、矢吹清夫さんなんですよ。
ちなみにスタジオジブリのね、宮崎駿さんもこの作品に深く関わっていましてね、原画を担当していたんですが、それだけじゃなくてね、PR用の漫画も書いていたんですね。
というわけで、後にですね、その漫画ね、アニメージュ文庫でね、復刻されまして、発刊されていましたね。
というので、見たこともある人も多いかもしれませんけどね。
宮崎駿さんがね、ナウシカの前にね、書いていた漫画っていうので、非常に貴重な漫画なんですね。
矢吹清夫さんはね、1934年生まれってことでね、現在88歳ですね。
白川市のご出身。福島県立白川高等学校を卒業した後ですね、東京芸術大学美術部、都勤課を入学されたそうです。
そして1958年に大学卒業とともにですね、東映京都撮影所に入社。
そこでですね、映画の助監督を務めていたんですね。
そして1962年に東映動画演出部へ転属。
1963年の1月にですね、虫プロがですね、テレビアニメで鉄腕アトムを放映するんですよ。
そこで大人気になってしまうんですね。
当初、東映動画の関係者はですね、鉄腕アトムみたいなテレビの放映の、テレビのアニメーションを低いものと思ってみたんですが、
あまりにもですね、鉄腕アトムが高い視聴率を獲得したんでね、その存在を無視できなくなっちゃうんですね。
というので、東映動画でもね、テレビアニメの制作が検討されるんですよ。
というわけで、アトムに続いてですね、遅れて11か月後にですね、放映開始したのが狼少年剣なんですね。
その狼少年剣の第7話でですね、初めてアニメーションの演出を手掛けます。
ちなみにですね、その第7話の前の第6話の演出はですね、スタジオジブリの高畑勲監督なんですよ。
というわけで、その高畑さんとね、競うような感じでね、交互な状態で演出をしていくんですね。
そして続いて、東映動画のアニメの第2作目、少年忍者風の藤丸。
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これに向けてね、作画監督してね、有名な楠部大輝郎さんという方にね、
その方にですね、演出の技術の指導を受けるんですね。
そして演出の大切さというのを学びます。
この楠部大輝郎さんというのは、後にですね、ドラえもんとかクレヨンしんちゃんを制作する新映動画をね、作った方なんですよね。
ちなみに少年忍者風の藤丸はね、元はシアト・サンペイさんの忍者漫画だったんですがね、
原作がすぐなくなってしまったので、オリジナルの作品ばっかりになったんでね。
シアト・サンペイさんが降りたということで有名な作品ですね。
そしてその1968年にはですね、映画の方でね、アンデルセン物語を演出するんですよ。
有名なね、アンデルセンの物語なんですが、
これはですね、3年後の71年ね、水曜制作。
虫プロがね、実際は制作したわけですけども、TVアニメとしてね、アイディアをパクられちゃうんですね。
そしたらあの虫プロのね、アンデルセン物語もね、私好きですからね。
そして1968年にね、先ほど言った映画、長靴を履いた猫。これを監督するんですね。
というわけで、先ほど言いましたように、東映動画のね、アニメの顔。
その顔となる作品となりました。
ですがこの年ですけどもね、1969年は秘密のアコちゃんとかね、タイガーマスク。
こういったテレビ作品でもね、演出家として活躍していたんですね。
1972年にね、東映動画を退社しまして、フリーランスとして活動します。
この年はですね、東映動画の方で、イタリアの漫画家の作品をですね、日本でテレビアニメ化したんですね。
それがカリメロなんですね。
先にですね、オランダなどね、海外の方でね、放映されまして。
1974年になったら日本で放映された、という変わった経歴のアニメです。
そして1973年にはね、長江郷さんのドローン円幕が放映されました。
そして1973年にはね、長江郷さんのドローン円幕、こちらの方で監督を務めます。
それから1975年にはね、一休さん、こちらの方の監督、演出されるんですよ。
非常に一休さんはね、大人気だったんで、7年間も放映されたんですね。
東映漫画祭にもね、よくですね、一休さんの話が入っていましたね。
世界各国でね、この一休さんはね、人気でね、現在でもですね、中国ではね、大人気なんですよね。
というので、2年前にですね、中国でね、一休さんの新作アニメ、これが作られてるんですよね。
権利とかどうなったのかちょっと不思議なんですけどね。
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1977年にはバーバパパの監修をしています。
これはフランス人とアメリカ人の夫婦が作った絵本ですね。
これを元にして企画、監修したみたいですね。
1982年にはですね、ザ・カボチャワインのチーフプロデューサーを務めております。
なんかね、ちょっとあの、毛色が変わった感じがしますけども、実は一休さんのね、後番組がザ・カボチャワインだったんですね。
この1982年にはですね、井上ひさしさんのね、どんまつごろの生活だとか、
あと1983年にはね、北森雄さんのね、ドクトルマンボー&怪盗ジバコ。
これをですね、日清ファミリー劇場というですね、映画のようにですね、長いアニメ作品を流す番組があったんですね。
そこののでね、監督として発表しております。
その後ですが、例えばオリジナルビデオアニメーションでね、1988年には宇宙家族カール・ヴィンソンなどをね、監督したりとかね、いろんな活躍された方ですね。
まあこのように、一般的に目に触れるところとは逆、裏のところですね、教育用のね、アニメーションも作っておりまして、
80年代にね、ゴンギツネ、ベロダシチョンマなどですね、数多くのアニメ映画などを作成しています。
1990年からね、もうアニメ界からは引退しておりましたけれども、非常に素晴らしい活躍をしたということですね。
2014年にはね、東京アニメアワードフェスティバル2014。
東京アニメアワードフェスティバル2014、そちらの方でアニメ功労賞の監督部門を受賞しております。
このようにね、東映動画でね、非常に大活躍された方で、東映漫画祭にもね、たくさんの作品を発表された方です。
また1930年とかね、カリーメロ、バーバーパパなどですね、世界で通用するね、子供向けのお話をですね、たくさん作ってきた方なんですね。
その方がですね、福島県の白川出身ということですね。もっと知られて良いと思うんですけどね。
是非ね、皆さんに知ってもらいたいと思っております。
はい、それではまた次回、吉岡ぷん吉の宝の話をお付き合いくださいね。
本日にもお聞き下さいまして、誠にありがとうございました。
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