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こんにちは。こんにちは。今回はですね、送ってくださった方と一緒に、ある個人クリエイターさんのすごくリアルな活動記録を深掘りしていきたいなと。
はい、リアルな記録ですね。そうなんです。今回のミッションなんですけど、イベントの熱狂とか、迫りくる締め切りに追われる、その創作活動のカオスと魅力ですね。
それを解き明かしていこうと思います。なかなかカオスな状況が明らかに書かれていて、面白いんですよね、この資料。
はい、あの著者はですね、ポッドキャストウィークエンドっていうイベントを全力で満喫したすぐ翌日に、ものすごい仕事の山場に直面するんです。
まるで脳内でミッションインポッシブルのテーマが流れるような状態だったとか。
ああ、あの浮かれていた分の人生の請求書が届いたって表現しているところですね。これすごく唯一ですよね。
いや、本当に楽しんだよね、じゃあ働こうかって現実にきっちり取り立てられるあの感じ、私も痛いほどわかります。送ってくださった方にもそんな経験ありませんか?
ありますよね、そういうこと。
ただですね、現実に取り立てられて、普通ならここで反省するじゃないですか。
ええ、少し休もうとか思いますよね。
なのにですよ、クリエイターのせいなのか、懲りずにそのわずか6日後ですね、ジンフェス福島っていう別の大きなイベントに飛び込んでいくんですよ。
しかもこれ申し込んだの半年前なんですよね。
あ、そうそう、そこがすごく興味深くて、なんか人間って半年後の未来の私は絶対に暇なはずだって謎の自信を持っちゃうじゃないですか。
ええ、持ちますね。
これってもう一種のタイムトラベル的錯覚だなって思うんですけど、なぜ人間ってここまで自分を追い込むまで動けないんでしょうか?
あの、その錯覚って実は心理学的にも説明がつくというか、理にかなってるんですよ。
え、理にかなってるんですか?
はい。人間って数ヶ月先の予定を立てるときに脳が未来の自分をまるで全く別の他人みたいに処理しちゃうんです。
全く別の他人ですか、なるほど。
だから、自分ごととして捉えられなくて、平気で過酷なタスクを未来の自分に押しつけてしまうっていう、まあ面白そうなことへの情熱が論理とかスケジュール管理を凌駕しちゃうんですね。
ああ、未来の私は今の私とは違う超人だって思い込んでるわけですね。すごく腑に落ちました。
ええ、充実感と背中合わせの早々感の正体はそこにあるんです。
で、そのジンフェスに向けてなんですが、結局新刊は間に合わなかったんですよね。それで1年半前の在庫を出品することになると。
はい。でも著者はそれをロングセラー作品ってポジティブに呼んでいて。
見事な言い換えですよね。でも、いやいやちょっと待ってください。これって完全に矛盾してませんか?
矛盾と言いますと?
だって忙しいのになぜかフリーペーパーを作ろうとか、缶バッジも作ろうって自ら仕事を増やしているんですよ。
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ああ、確かにそうですね。
古い在庫を出すのはある種の妥協なのに、なんで全く別のところで無駄に仕事を増やしちゃうんでしょうか。
ここが人間の脳の面白いところでして、本業とか絶対的な締め切りという強いプレッシャーを感じているときほど、人間はそこからの逃避として自分で完全にコントロールできる小さなタスクに手を出したくなるんです。
ああ、テスト勉強の前にいきなり部屋の掃除を始めちゃうあの現象ですか。
まさにそれのクリエイティブ版ですね。義務じゃない無駄なクリエイティビティっていうのが、極限状態におけるある種の精神安定剤になっているんです。
手ぶらで行くのは悔しいっていう作り手としてのプライドと純粋な遊び心が生み出した逃避行動だったんですね。
その通りです。そして当日になるとさらに面白いコントラストが生まれるんです。
あ、庁舎のブースのA-10でしたっけ。そのお隣さんがすごく洗練されたクリエイターさんだったっていう。
そうなんです。それで自分のブースとのギャップをおしゃれカフェの横に急に昭和の駄菓子屋が出現したみたいだって自称しているんですよね。
登録名をぴょん岸アットマーク福島県って間違えちゃったりとか、あと氷山から福島への遠征間隔がバグっている、あの泥臭さも最高ですよね。
でもですね、その昭和の駄菓子屋館こそがジンフェスの醍醐味でもあるんですよ。
というと?
ウミネコ書房さんのような保本市で活躍する方もいれば、日々いろいろさんのような旅行記を作る方もいる。
ジンフェスというのは綺麗に整ったカフェだけが並ぶ場所じゃないんです。
著者は旅行に行っても写真を見返すとラーメンばかりになっているそうですけどね。
ははは、でもそういうラーメンばかりの写真に象徴されるような、人間の泥臭さとか変害の収積個所が、人、つまり人類の好きが集結する場所の最大の価値なんですよね。
なるほど。カレンダーが締め切りとか作業で埋まっていて、のんびりコーヒーを飲む時間もない、でも著者はインスタントコーヒーを片手に、人生って多分そういうのでできてるんでしょうねって、このカオスな日々を全肯定しています。
送ってくださった方の日常にも、きっと似たような愛すべきカオスとか情熱が論理を凌駕してしまう瞬間があるんじゃないでしょうか。
そうですね。そこで最後に送ってくださった方に一つ問いかけてみたいと思います。
もし今送ってくださった方の変害だけで一冊のジンを作るとしたら、どんな昭和の駄菓子屋のような味のあるテーマを選びますか?
綺麗に整ったカフェじゃなくて、あえて泥臭い情熱を何に向けるのか、考えるだけでもワクワクしますね。
本当ですね。人生の請求書が届いてもまた面白そうなことに飛び込んでしまう。そんなタイムトラベル的錯覚をこれからも楽しんでいきたいですね。
本当にそう思います。
次回の配信もお楽しみに。さようなら。