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コンニチハー! 今回は、資料を送ってくださった方に向けて、ある徹底分析をお届けします。
テーマは、福島県のZINE、つまり自主制作出版物ですね。 そのコミュニティにおける、あるクリエイターの熱狂と決断のプロセスについてです。
一人の人間が地域の点と点をつなぐ、いわゆるハブになろうとするまでのリアルな葛藤を紐解いていく形ですね。
そうなんです。で、資料を読んでてすごく共感したのが、祭りの熱狂が冷めた翌日についての描写でして。
あー、SNSを見て後悔するやつですよね。
そう。えっとこんなすごい作品あったの?もっと話しかければよかった。って激発しく後悔する、いわゆる祭りの後症候群のお話から始まります。
ZINEフェス福島というイベントへのその没入ぶりが本当に凄ましいですよね。
いやー、熱量がすごかったです。お祭りの高揚感と終わってからようやく全体像が見えるっていうこのギャップ、私も経験があるから痛いほどわかりますよ。
わかります。ただここで重要なのは、なぜイベントが終わってからネット上でその存在に気付くのかっていうちょっと構造的な問題なんですよ。
構造的ですか?
はい。ZINE作家の方々ってやっぱり印刷とか紙の質感、あとレイアウトや製本みたいな、その作る作業に全部魂を持っていかれがちなんですよね。
あーなるほど。制作の方に全不利しちゃうわけですね。
そうなんです。なのでどうしても事前のネットの情報発信が後回しになるというそういう法則みたいなものがありまして。
あーなんかそれって例えるなら、究極に美味しい料理を作るんだけど絶対に看板を出さない隠れ街レストランみたいな。
はいはい。まさにそんな感じです。
そういうお店が県内のあちこちに散らばっているような状態ですよね。
えー。それぞれの店が味に全不利しているからこそ、面白い作品とか人は確実に存在しているのに、全体像が外からは見えない状態になっているんです。
だからこそ誰かが外からここに美味しいお店があるよって地図を作る、つまり情報のハブになることで初めてそのエコシステムが回り始めるわけですね。
そういうことです。
でもちょっと意地悪な見方をすると、誰もその地図を作らないならそれは自然消滅するだけの文化なんじゃないかと思うんですが、なぜ筆者はそこまでしてハブの必要性を感じたんでしょうか。
そこでポイントになってくるのが福島県特有の地理的な条件なんです。
あー資料にもありましたね。県内イベントって言いながら車で2時間半かかるのは普通だって。
えーもはやちょっとしたロードムーリー状態だと。
確かに福島県の広さって規格外ですからね。
そうなんですよ。これだけ物理的な距離があると自然発生的な交流ってやっぱり生まれにくくて、情報をまとめるための労力も桁違いになります。
はい。
距離があるからこそ意識的に点と点をつなぐ、いわゆる交通整理の役割がどうしても不可欠になってくるわけです。
なるほどな。物理的な距離がそのまま情報の分断につながっちゃっているんですね。
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だからこそ筆者も最初は本当は体力のある若い人がやるべきだって2年間も足踏みしてしまったと。
気力はオタクでも肉体は昭和でツイヤのダメージが3日残るって言う間交えてましたけど。
あれはリアルですよね。
この心理的ハードル相当ですよ。私ももうツイヤとか絶対無理なんでめちゃくちゃ共感しました。
今回資料を送ってくださった方も、もしかしたら職場とか趣味のコミュニティで誰かがやってくれればいいのになって傍観してしまった経験あるんじゃないでしょうか。
ありますよね、そういうこと。誰かがやるだろうって待っちゃう気持ち。
筆者のこの葛藤は非常に普遍的です。でも待っているだけでは何も変わらなかった。
他の県では全員のイベントが増えて盛り上がっているのに福島では点と点がつながらないからですね。
はい。ここで筆者は大きなパラダイムシフトを起こすんです。
誰かがハブになるべきだという多席の視点から点と点をつなぐ線そのものに自分自身がなろうって。
当事者としての覚悟を決めたわけですね。ここが今回の最大のインサイトですよね。
ええ。
自分の時間がさらに消えることを覚悟の上で、どんなに不恰好でも、あの昭和の肉体に鞭打ってでも、自ら動く決意をしたっていう。
本当にそうですね。この不恰好でも自分で動くという姿勢は、単なる在院文化の枠を超えたすごく本質的な教訓だと思うんです。
なるほど。
状況を変えたいなら誰かを待つんじゃなくて、自ら地図を描いてハブになるしかない時がある。
これは資料を送ってくださった方の日々の仕事やプロジェクトにも通じるメッセージですよね。
本当にその当時ですね。では最後に、これは資料にはなかったんですが、少し想像してみていただきたいんです。
もし送ってくださった方が、今ご自身の周りに散らばっている点と点を、自らの手で繋いだとしたら、そこに一体どんな新しい熱狂やコミュニティーが生まれるでしょうか。
ご自身の環境に置き換えて、ぜひ探求してみていただきたいとおりですね。
次回の配信もお楽しみに。さようなら。