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2025-08-26 12:48

#107 著作権侵害しているポッドキャスト番組をみつけたらどうするか

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ピョン吉の航星日誌「#1276 他人の著作物の音楽を配信しているポッドキャスト番組を見つけた話」をNotebookLMでポッドキャスト化したものです。

サマリー

ポッドキャスト番組では、リスナーのピョン吉さんからのメッセージをもとに音楽利用の著作権侵害について議論が深まります。特に、プロの演奏家が無断で他者の音楽を使用する事例を通じて、著作権の倫理とポッドキャストの現状が考察されます。また、著作権侵害の問題が掘り下げられ、直接のコミュニケーションや中立的な第三者の重要性が強調されます。さらに、プラットフォームの責任やクリエイター、消費者それぞれの役割についても考察されます。

著作権の問題提起
こんにちは。こんにちは。さて、今回はですね、リスナーのピョン吉さんからメッセージをいただきまして、これがまた非常に考えさせられる、正直ちょっと驚くような内容だったんですね。ピョン吉さん、この詳細なメッセージ本当にありがとうございます。
ありがとうございます。これは確かに、著作権という点からも、あとクリエイターとしての倫理みたいな点からも、すごく興味深いケースですね。
そうなんです。普段この番組だと、いくつかの資料を元に多角的に掘り下げるってことが多いんですけど、今回はピョン吉さんのこの具体的な体験なんですね。
その一つのケーススタディって言ったらいいのかな。これに焦点を当てて、ポッドキャストでの音楽利用のグレーゾーン、いや、もしかしたらもうブラックかもしれない問題について、ちょっと深く考えていきたいなと思ってます。
承知しました。一つの事例からね、のっと大きな普遍的な問題が見えてくるってこともありますからね。
で、具体的にはどういう状況なんでしょうか。
ピョン吉さんのメッセージによるとですね、あるポッドキャスト番組を見つけられたそうなんです。
その番組では、普通に売られているCDとかレコードの音源、つまりその他の人が作った音楽ですよね。それを曲名とかアーティスト名を紹介しながら、そのまま流してるっていうことらしいんです。
それはかなり、なんというか、際どいですね。BGMとしてほんの数秒使うだけでも、あるいは鼻歌でメロディーを歌うだけでも、権利関係が問題になることって結構ありますよね、この世界。
それを楽曲そのまま、しかも紹介付きで配信するっていうのは、これはもう原則として著作権の侵害にあたる可能性が極めて高いと言わざるを得ないですね。
ですよね。
そして、ここからがさらにちょっと驚きというか、その配信してる方がですね、ご自身の本名で活動されてるプロの演奏家の方で。
あ、プロの方。
そうなんです。ご自身のCDも作って販売もされてる方だと。だからピョン吉さんも、え?プロの人が著作権で守られてる側の人が、なんで?ってかなり混乱されてる様子がすごく伝わってくるんです。
なるほど。それは非常に、なんていうか、皮肉な状況ですよね。ご自身もクリエイターで、その権利の大事さっていうのは誰よりも分かっているはずと普通は思いますけど、それでいて他の人の権利を侵害しているかもしれないと。
これは単に知識が足りないのか?それとも何かまた別の意図があるのか?あるいは業界の中での監修みたいなものに対する何か誤解があるのか?なんかすごく複雑な背景がありそうですね。
そうですね。今回はピョン吉さんがご目の当たりにしているこの状況、これを手がかりにして、ポッドキャストと音楽著作権の問題、それからこういう状況を見つけちゃった、その第三者が抱えるジレンマみたいなことについてじっくり考察していきましょうか。
はい、ぜひ。
まずこの状況なんですけど、もう少し詳しく見ていきましょう。ピョン吉さんがこの番組に気づいたのって、なんともう1年以上も前だそうなんですよ。
1年以上ですか?結構前ですね。
はい。最初はこれはさすがにまずいだろうから、すぐプラットフォームの運営とか、権利者の人から指摘が入って配信停止になるんじゃないかなってそう思ってたそうなんです。
うーん、それは自然な感覚かもしれませんね。多くのプラットフォームって今アップロードされたコンテンツに対して、その著作権侵害がないか自動で検知するシステムを入れてたりとか、あとは権利者からの申し立てに対応する仕組みを持ってますからね。だから普通なら何らかのアクションが割と早く起こるって考えるのが普通かなと。
ところがどっこい、現実は違ったと。1年以上経った今でもその番組はずっと配信され続けていると。で、ぴょん吉さんのメモによると、1回の配信で平気で5曲以上流れてることもあるらしくて、累計すると少なくとも250曲以上が無断で配信されてる可能性があるんじゃないかとのことなんです。
250曲以上ですか。これはちょっと個人の趣味の範囲っていうのをかなり超えてますね。日本の著作権法では、権利者に無断でインターネット上に著作物をアップロードする行為っていうのは、いわゆる公衆送信権の侵害にあたりますよね。
これは非営利目的であっても違法ですし、場合によっては刑事罰の対象にもなり得る行為なんですよ。ぴょん吉さんのメッセージにもあった罰則、10年以下の懇金刑、または1000万円以下の罰金、あるいはその両方っていうのは、これ決して大げさな話ではないんです。
かなり重いですよね。そこでぴょん吉さんは配信されているプラットフォーム、メッセージでは例としてスポティファイの名前が上がってましたけど、そこの通報フォームっていうのを調べてみたそうなんです。
すると、どうもですね、著作権者本人またはそのダリリ人じゃないと、侵害の報告っていうのは正式には受け付けてもらえないような、そういう仕組みになっているみたいだと感じたと。レコード会社とかも含めて、権利者じゃない第三者が動くのって結構難しいんじゃないかなって推測されてるんですね。
そこがこの問題の一つ大きな壁になっている部分ですよね。いわゆる権利侵害コンテンツを見つけたとしても、当事者以外の第三者からの通報だけだと、プラットフォーム側もなかなか具体的な措置、例えばコンテンツ削除とかにはちょっと踏み込みにくいっていう実情があるのかもしれないですね。
まあ、誤報のリスクとか、あるいは嫌がらせ目的の通報っていう可能性も考えないといけないでしょうし、その権利関係の確認っていうのはやっぱり慎重さが求められますから、ただ結果として明らかに侵害だと思われるものが見過ごされてしまう可能性っていうのは制度上の課題と言えるかもしれないですね。
その結果としてピョン吉さんがすごく心配されているのが、この状態が放置されることで一部でちょっと無法地帯化しているとも言われるYouTubeチャンネルとかSNSみたいに、ポッドキャストの世界でも音楽の無断利用が当たり前みたいな、そういう雰囲気ができちゃうんじゃないかっていうことなんです。
人間関係のジレンマ
最近はほらビデオポッドキャストも増えてますし、映像と音楽が組み合わさるとますます権利処理って複雑になるはずなのに、逆になんかこう意識が緩んじゃうんじゃないかって。
その危機感は私もすごく共有しますね。大多数の配信者の方は、本当に誠実にルールを守ろうとしてるって信じたいですけど、でも一部の確信犯的な行為とか、あるいはこれくらいなら大丈夫だろうみたいな、そういう無自覚な侵害がなお方針にされちゃうと、全体のモラルハザードみたいなものを引き起こしかねない。
あの人がやってるなら自分もっていう心理って働きやすいですからね。コンテンツの量が増えて多様化している今だからこそ、そのルールの周知とそれをちゃんと守る文化の醸成っていうのが、プラットフォームも配信者も、そして私たちリスナーも含めたコミュニティ全体の課題なんだろうなと思いますね。
本当にそうですね。そしてこの問題をピョン吉さんにとってさらに悩ましいものにしてるのが、実はその問題の配信者の方とピョン吉さんご自身に面識があるということなんですよ。
それは行動をちょっと躊躇させる大きな要因になりますね。
友人っていうことは親しいわけじゃないんだけど、知人ではあって共通の友人もいると。
なるほど。
だから何かことを改てて、人間関係に波風を立てたくないなっていう気持ちもすごく強くあるみたいで、これは本当に難しい立場ですよね。正義感とその個人的な感情とか関係性の間で痛さめになっちゃう。
それは非常によくわかります。直接あなたのやってることってちょっと問題ですよって指摘するのって、相手が誰であっても勇気がいることだと思うんですけど、それが知人ってなるとその後の関係性への影響とかを考えちゃって、心理的なハードルはもう格段に上がりますよね。
へたをすれば自分が面倒な人って思われちゃったりとか、共通の友人との関係にまで影響が出るかもとか考えてしまうでしょうし。
いろいろ悩まれた結果、ピョン吉さんは最終手段として、まずはご自身で直接相手の方にメールでこの状況を伝えてみることにしたと書かれています。
直接コンタクト?
これで配信が停止されれば良いのですがっていう一文に、なんかピョン吉さんの複雑な心境が滲み出てるなって感じて、そして最後にこういうのを誰かがそっと注意してくれるような組織があればいいのにとも書かれていて、この言葉すごく響きましたね。
まずはその直接のコミュニケーションで、おんびんな解決に至ることを願うばかりですね。そしてそのそっと注意してくれる組織、これも非常に重要な視点だと思います。
著作権みたいなこういう専門的な問題って、当事者同士だけで解決しようとすると、どうしても感情的な対立を招いたり、そもそも知識が足りなくて話が噛み合わなかったりってことも結構多いんですよね。
ええ、ありますね。
だから中立的な第三者が客観的な事実に基づいて、穏やかにでも明確に問題を指摘して改善を促すような、そういう仕組みがあれば救われるケースって多いかもしれない。
現状そういう機能を持つ公的な機関とか業界団体って限定的ですけど、今後プラットフォーム自身がそういう役割の一部を担うこととか、あるいは独立した相談窓口みたいなものがもっと求められてくる可能性はありますよね。
というわけで今回は、ぴょん吉さんからいただいたメッセージをもとに、ポッドキャストにおける音楽著作権侵害の問題、特にプロの音楽家自身による配信という、非常に感慨させられるケースについて掘り下げてきました。
発見しても第三者からは通報しにくいプラットフォームの仕組み、それが放置されることによるポッドキャスト文化全体への悪影響の懸念、そして発見者であるぴょん吉さんが抱える個人的なジレンマ。一つの事例から本当にたくさんの側面が見えてきましたね。
ルールと責任について考える
ええ、著作権というのはクリエイターが安心して創作活動を続けて、その対価を得るための基盤となる極めて重要な権利ですよね。
でもデジタル技術が進んでコンテンツの複製とか配信がすごく簡単になった現代において、その権利をどう効果的に保護して侵害に対してどう対応していくかというのは常にアップデートが求められる難しい課題です。
今回のケースは特にポッドキャストという比較的新しいメディアにおけるルールの浸透度とか、プラットフォームの責任派に、そして私たち一人一人の意識について改めて考えるきっかけを与えてくれたように思いますね。
そうですね。ピョン吉さんのこの経験とそこから生まれた疑問というのは決して他人事じゃなくて、コンテンツを作る側、プラットフォームを提供する側、そして私たちみたいにコンテンツを楽しむ側、そのもう全てに関わる問題提起だと感じます。
皆さんと一緒に考えてみたいなと思う問いがあります。これだけ簡単に誰でもクリエイティブな作品を発信して共有できるようになった時代において、その創作者の権利を守って健全な創作のエコシステムを維持していくためのルール、その責任というのは最終的に誰がどういうふうになっていくべきなんでしょうか。
それは巨大な影響力を持つプラットフォーム企業なんでしょうか。それとも発信するクリエイター個々の倫理観とか自覚に委ねられるべきなんでしょうか。あるいは私たち聞き手、コンテンツの消費者一人一人にも、例えば明らかにこれ違法だなって思うコンテンツは聞かないとか支持しないとか、そういった形で何かできること、果たすべき役割があるんでしょうか。
この問いに対する明確な答えって一つじゃないのかもしれないですけど、少し立ち止まって考えてみる、そんな時間を持つのも時には大切なのかもしれないですね。
キョンギさん、今回は本当に貴重な問題提起、そしてご自身の経験を共有してくださりありがとうございました。私たちも非常に深く考えさせられました。
ありがとうございました。
それでは今日の考察はここまでとしましょう。
次回の配信もお楽しみに。
さようなら。
さようなら。
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